アーカイブ - 2008年 8月 5日 - car

IFLAと米国の図書館5団体、WIPOの委員会に図書館界の懸念を表明

国際図書館連盟(IFLA)と、米国図書館協会(ALA)・米国法律図書館協会(AALL)・北米研究図書館協会(ARL)・医学図書館協会(MLA)・専門図書館協会(SLA)の5団体からなる“Library Copyright Alliance”が、2008年7月7~11日にジュネーブで開催された世界知的所有権機関(WIPO)開発と知的所有権委員会の第2セッションにおいて、知的所有権に関する図書館界の懸念を表明する文書を提出するというアドヴォカシー活動を行っています。図書館が著作権教育、コンテンツの購入、コンテンツへのアクセス権等の交渉、利用者への提供といったさまざまな場面で知的所有権と深くかかわる活動を行っていることを挙げた上で、知的所有権の保護とアクセス性、とりわけ開発途上国におけるアクセスの保障について懸念している、と訴えています。

"British Library Direct"の登録利用者5万人を突破

英国図書館(BL)が、同館の電子的ドキュメント・デリバリー・サービス"British Library Direct"の登録利用者が、サービス開始から3年で5万人を突破したと発表しています。

Over 50,000 researchers now registered with British Library Direct
http://www.bl.uk/reshelp/atyourdesk/docsupply/new/index.html#Over50000researchersnowregisteredwithBritishLibraryDirect

参考:
E337 - BLの新しい電子ドキュメント・デリバリー・サービス
http://current.ndl.go.jp/e337
英国図書館、雑誌記事即時提供サービスの対象誌を拡大

LC、米国各州の「メモリー」プロジェクト、オンライン百科事典等を紹介するガイドを公開

米国議会図書館(LC)が、米国各州の「メモリー」プロジェクト(LCのアメリカン・メモリー同様、州の歴史・文化遺産をデジタル化して保存するプロジェクト)、オンライン百科事典、歴史的・文化的資料のデジタルアーカイブを紹介するウェブガイドを公開しています。

State Digital Resources: Memory Projects, Online Encyclopedias, Historical & Cultural Materials Collections
http://www.loc.gov/rr/program/bib/statememory/

色覚異常の人にウェブサイトはどう見えるか?が検証できるツール

色覚異常の人には、どのようにウェブサイトが見えているのか、を検証できるツール“Colorblind Web Page Filter”が公開されています。URLを入力し、色覚異常のパターン(赤を認識する錐体細胞に異常がある(第1色覚異常)、緑を認識する錐体細胞に異常がある(第2色覚異常)、等)を選択すると、ウェブサイトの見え方(画像アイコン等も含む)が検証できます。

Color Blind Web Page Filter
http://colorfilter.wickline.org/

Color + Design Blog / As Seen By The Color Blind by COLOURlovers
http://www.colourlovers.com/blog/2008/07/24/as-seen-by-the-color-blind/

ナイジェリアの新国立図書館計画

読書文化の涵養と、インターネット利用環境の提供を目的に、ナイジェリアで新国立図書館建設が進められています。2010年までに完成する予定とのことです。また、各州に1つずつの分館、合計25館を作る予定とのことで、11館は目途が立っているとのことです。なお、国は州、自治体にも、図書館の拡充を進めるよう働きかけているとされています。

Nigeria: Multi Billion Naira Library Complex to Be Commissioned in 2010 - allAfrica.com
http://allafrica.com/stories/200807290310.html

July 29th, 2008付けResourceShelfの記事

チェコ新国立図書館の必要性を館長・職員組合がアピール

国際コンペを行ってデザインを選定したチェコ国立図書館新館の建設が見送りになったことに対し、同館の図書館長・同館職員組合が、新館建設の必要性を文化大臣・プラハ市長等に文書で申し入れたと報じられています。また司法の場に訴えることも検討中とのことです。

チェコの新聞ČeskéNoviny紙によると、

・文化大臣は現在の国立図書館の再生と、現在の書庫(※国立図書館本館とは別にプラハ市内にある書庫)の活用を提案しているが、新館を建てないと資料が収蔵しきれなくなる。また現在の国立図書館の資料保存環境は良くない。本館と書庫が分かれていることで利用者に資料を迅速に提供できていない。本館は川沿いにあり、洪水の被害に遭う恐れがある。

中世・ルネッサンス期の英国王室の彩色写本、初めての詳細調査へ

英国図書館(BL)はこのほど、芸術人文科学研究委員会(AHRC)から26万5千ポンド(約5,600万円)の助成を受け、所蔵している中世・ルネッサンス期の王室の彩色写本を詳しく調査し、発注者は誰か、発注の理由、作成者に関する情報などを明らかにするということです。なお、このコレクションに対する詳細な調査は初めてとなります。このプロジェクトは、最終的に、2011年から2012年にかけてのBLのメインの展示として結実する予定となっています。

£265,000 research grant awarded to the British Library
ROYAL: Illuminated Manuscripts of the Kings and Queens of England
(BLのプレスリリース)

著作権分科会過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会(第3回)の議事録・配付資料

5月に開催された、文化審議会著作権分科会過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会(第3回)の議事録と配付資料が公開されています。

これまでの議論をまとめた中間総括案「過去の著作物等の利用の円滑化のための方策について」も公表されています。

著作権分科会 過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会(第3回)議事録・配付資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/024/08051902.htm

参考:
「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会」第8期第1回、第2回資料
http://current.ndl.go.jp/node/7839

FictionDBにLibrary Thingのタグクラウド表示等の機能が加わる

小説のあらすじ、シリーズ情報、ジャンル、レビューなど、小説に関するさまざまな情報を提供しているデータベースFictionDBにおいて、小説の詳細表示の画面に、Library Thingのタグクラウドが表示されるようになりました。これにより、これまで提供してきた小説に関する様々な情報に、それに関連のあるキーワードによってもたらされる情報という広がりも加わったということです。

LibraryThing for Libraries now found in FictionDB
- Library Thing Blog 2008/7/31付けの記事
http://www.librarything.com/blog/2008/07/librarything-for-libraries-now-found-in.php

FictionDB Welcomes LibraryThing Recommendations and Tag Clouds
- FictionDB Blog 2008/7/31付けの記事
http://fictiondb.blogspot.com/2008/07/fictiondb-welcomes-librarything.html

参考:
E616(No.102)ソーシャルネットワークでつながる愛書家たちの本棚