アーカイブ - 2008年 8月 27日 - car

BL、戦後の劇場史に関するアーカイブの構築を記念した展示を開催(英国)

英国図書館(BL)は2003年からシェフィールド大学とともに、芸術人文科学研究委員会(AHRC)の助成を受けて、華やかだった戦後(1945~1968)の英国の劇場史に、観客/実践者(演じ手・作り手等)の両方の視点から再び光を当てるべく、劇場関連資料の整備、(BLに納本されていない)台本の発掘、オーラルヒストリーの記録の3点を柱としたプロジェクト“Theatre Archive Project”を行ってきました。このほどBLが、このプロジェクトが5年の期限を終えるにあたっての記念展示“The Golden Generation British Theatre 1945 – 1968”を行うことを発表しました。

The Golden Generation British Theatre 1945 – 1968

紙もデータも混在している個人文書に、オックスフォード大はどのように立ち向かうのか?

現代の政治家・作家・科学者・知識人の個人文書は、紙媒体によるノートや手紙ばかりでなく、電子メールやワープロのデータ、画像データなど、デジタル形式の記録が混在しています。
英国オックスフォード大学のボードリアン図書館(Bodleian Library)は、アンドリュー・メロン財団(Andrew W. Mellon Foundation)から50万ポンド(約1億円)の資金援助を得て、電子と紙が混在する「ハイブリッド」な個人資料の収集・管理・保存・利用をおこなうシステムを開発するプロジェクト“futureArch”を、3年計画で開始すると発表しています。
このプロジェクトでは、利用者提供サービスの改善も検討しており、具体的に、デジタル化とアーカイブへのアクセスによる資料の提供、紙媒体とデジタル資料の統合検索、資料のメタデータ提供を計画しています。

南アフリカ国立図書館、行政首都プレトリアに新館をオープン

南アフリカ国立図書館が2008年8月1日、従来から立法首都のケープタウンに設置していた旧館に加え、新たに行政首都プレトリアに新館をオープンさせました。新館建設には3億ランド(約42億円)を超える資金が投じられたほか、IT設備にはカーネギー社からの資金200万ドル(約2億2千万円)が充てられたとのことです。

New building official opening - National Library of South Africa
http://www.nlsa.ac.za/NLSA/News/Events/new-building-official-opening

allAfrica.com: South Africa: National Library to Open in August

この6年間にみる、ヒューストン大学図書館ライブラリアンの人的な流動性

ウェブサイト“Digital Scholarship”を主宰するベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が、2007年までの勤務先であるヒューストン大学図書館におけるライブラリアンの転職状況について、2003年から2008年までのウェブサイトの記録をもとに分析し、同氏のブログ“DigitalKoans”に結果を公表しています。
ベイリーによると、次の変化が起こっているとのことです。

・2003年1月7日時点で、42名のライブラリアンが勤務
・2003年から現在まで、引き続き勤務しているのは18名
・1名は在任中に死亡し、残る23名はすでに退職した
・ただし、2003年以降就職して、すでに退職したライブラリアンが、14名いる
・従って、2003年以降ヒューストン大学を退職したライブラリアンは、37名になる

図書館員のためのスクリーンキャスト・クイックガイド(米国)

PCの画面上での操作を動画として記録する「スクリーンキャスト」について、利用者教育等の場で用いる図書館員向けのわかりやすい説明資料、フリーソフト、事例等を紹介するクイックガイドを、ブログ“iLibrarian”が作成しています。

A Quick Guide to Screencasting for Libraries - iLibrarian
http://oedb.org/blogs/ilibrarian/2008/a-quick-guide-to-screencasting-for-libraries/

アイルランドも、公的助成による研究成果をOA化へ

アイルランド高等教育局(Higher Education Authority;HEA)は、同局または州から財政支援を受けた研究の成果物について、オープンアクセス化を義務付けると発表しました。主要な条件は、次の通りです。

・著者は各機関の学術機関リポジトリに、査読済み(もしくは出版社版原稿)論文とともに、掲載される論文のメタデータを登録する
・論文は雑誌や会議録に受理された時点で登録し、ただちにメタデータを公開する。
・実際の刊行もしくはオンラインでの公開後6か月以内に、全文をオープンアクセス化する
・研究成果が図書や図書の一部分の場合は、図書の絶版か刊行4年後かのいずれか早い次期に、出版者が増刷もしくは6か月以内のオンライン化を予定していない場合、著者は研究成果を、オンラインでオープンアクセス化する。

BLの2008‐2011のデジタル化戦略が公表

英国図書館(BL)が、2008年から2011年にかけてのデジタル化戦略を公表しています。
下記の6点について、簡潔にまとめられています。

1. イントロダクション
2. 今後3年のわれわれの活動の動因と優先順位
3. 指針となる原則
4. 実施上の留意点
5. 戦略の見直し
6. 成果の評価

Digitisation Strategy 2008-2011
http://www.bl.uk/aboutus/stratpolprog/digi/digitisation/digistrategy/index.html

Amazon.com、LibraryThingの株式取得に続き、LibraryThingのライバルも買収

2008年8月1日、Amazon.comは、LibraryThingの株式の40%を保有するAbeBooks(古書や稀覯本専門のオンライン書店)を買収したのに引き続き、8月25日には、LibraryThingと競合関係を築いている読書家向けSNS“Shelfari”を買収したということです。

Shelfari joins the Amazon.com family(Shelfariの発表)
http://shelfari.typepad.com/my_weblog/2008/08/shelfari-joins-the-amazoncom-family.html

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- LibraryThing Blog 2008/8/26付けの記事