アーカイブ - 2008年 8月 20日 - car

オープンソースの目録作成ソフト“‡biblios”

2007年の“Google Summer of Code”(Google社がスポンサードしているオープンソース開発支援プログラム)により開発され、現在はLibLime社と開発コミュニティが維持しているオープンソースの目録作成ソフト“‡biblios”が、バージョン0.9として一般公開されました。

同ソフトは主にコピーカタロギングを対象としており、メタサーチ機能、MARC21/MARCXMLフォーマットのレコード取り込み機能等を有しています。動作には、ブラウザと、ウェブサービスをオフラインでも使うことができるようにするGoogle Gearsのインストールが必要です。

‡biblios.org | Open Source Cataloging
http://biblios.org/

同ソフトのデモンストレーション
http://biblios.org/demo

情報の専門家たちの推理小説コンテスト

カナダの専門図書館等の協会“Canadian Association of Special Libraries and Information Services(CASLIS)”が、司書、アーキビスト、ナレッジマネジメント・コンサルタントといった情報の専門家たちに対し、その推理能力を競うコンテストを開催するということです。具体的には、推理小説の「タイトル」「構想」「あらすじ」を500字程度にまとめてコンテストにエントリーするというものです。優勝者には50ドル分の商品券が、ミステリー専門書店から贈られます。締め切りは2008年9月15日で、すべてのエントリー作品がCASLISの会報の10月号に掲載されます。

CASLIS asks "How much of a detective are you?"

RDA策定に関する今後のスケジュール

2008年8月8日に、国際図書館連盟(IFLA)ケベック大会のサテライト・ミーティングとして、ケベックでRDAに関する会議が開催されました。この会議で発表されたという、今後のRDAに関するスケジュールが、目録関係の複数のブログで紹介されています。
(サテライトミーティング自体の資料は公開されていません。)

これによると、

・2008年10月13日:ドラフト版全体をオンライン公開し、最終レビュー(コメントの受付)を開始
・2009年1月19日:コメントの〆切
・2009年3月初め:シカゴで開発運営委員会(JSC)会議を開催し、寄せられたコメントを検討・RDAに反映
・2009年第3四半期:正式公開
・2009年第4四半期~2010年初め:米国議会図書館(LC)、カナダ国立図書館・文書館等の国立図書館が導入前評価を実施

地方図書館の資源もEuropeanaで提供できるようにするプロジェクト“EuropeanaLocal”

欧州デジタル図書館“Europeana”で、地方の図書館、美術館、文書館などで保管されている資源にもアクセス可能にすることを支援し、促進するプロジェクトとして、“EuropeanaLocal”が始動しています。プロジェクトの開始は2008年6月1日で、6月後半にはキックオフミーティングが開催されました。このプロジェクトは欧州委員会(EC)の資金援助を受けており、また、27か国の代表が参加しています。プロジェクトでは、達成したい目標として、(1)Europeanaと高い相互運用性を備えた地方リポジトリのネットワークを構築すること、(2)EuropeanaとEuropeanaLocalのプロトタイプサービスを統合すること、(3)国家レベルと地方レベルのコンテンツを統合するEuropeanaのセマンティック領域の開発を進めること、を挙げています。

EuropeanaLocal

リポジトリに関するブログ集(英・米)

英国情報システム合同委員会(JISC)が運営しているリポジトリ支援プロジェクトが、リポジトリに関するブログ(英語のみで、英米中心)をまとめたダイレクトリを作成しています。リポジトリに関係するニュースを発信しているサイト、オンライン雑誌から、大学等の学術機関による公式ブログ、リポジトリに関する各種の共同プロジェクトのブログ、個人のブログ、リポジトリ用ソフトウェアのブログ、リポジトリの統計・データに関するブログ、さらには関連する領域として、オープンアクセス、デジタルキュレーションに関するブログもリストアップされています。

RSP Blog Directory
http://rsp.ac.uk/blogs/

August 19th, 2008付けDigitalKoansの記事

LIFE2 Conferenceのプレゼン資料とビデオが公開

2008年6月23日に英国図書館(BL)で開催された、電子資源のライフサイクルのモデル化とその各過程におけるコストの算定を目指すプロジェクト“LIFE(Life Cycle Information for E-Literature)”の第2フェーズの報告会“LIFE2 Conference”のプレゼン資料とプレゼンの様子を撮影したビデオが、LIFEプロジェクトのウェブサイトで公開されています。

LIFE2 Conference Presentations
http://www.life.ac.uk/2/doc-lifeconf.shtml

参考:
電子資源のライフサイクルコストに関するケーススタディ(英国)
http://current.ndl.go.jp/node/8188

ARL、研究図書館でのソーシャル・ソフトウェア利用を調査

SNS、メディア共有サイト(YouTube、Flickr等)、ソーシャルブックマーク・ソーシャルタギング、Wiki、ブログ、RSS、インスタント・メッセンジャーといったソーシャルソフトウェアを、研究図書館がどの程度、どのように利用しているか、またどのように運営・管理し、スタッフのトレーニングを行い、利用者に宣伝し、評価しているか、利点や課題は何か、プライバシーの問題はどうか、について、北米研究図書館協会(ARL)が参加館を対象に調査し、その結果を“SPEC Kit”として刊行しています。全文の閲覧は有料ですが、エグゼクティブ・サマリーは無料で見られます。

Social Software in Libraries: SPEC Kit 304 Published by ARL
http://www.arl.org/news/pr/spec304-19aug08.shtml

大統領候補を正式に選出する党全国大会を前に-開催地の公共図書館が選挙特集ページを開設(米国)

米国では、大統領選挙前の共和・民主両党の候補者を正式に選出する党大会が、8月末から9月初めにかけて開催されます。これに際し、共和党の党大会開催地であるミネソタ州セントポール(実際には双子都市のミネアポリスでも開催)の公共図書館が、党大会および選挙に関する情報を提供する特設ウェブサイト“Saint Paul-itics”を開設しています。カレンダー、イベント、(選挙や意思決定に関する)推薦図書の紹介がなされています。もちろん共和党だけでなく、民主党に関する情報も掲載されています。

Saint Paul-itics: Be informed and gain confidence in your political decisions that impact your future
http://saintpaulitics.org/