アーカイブ - 2008年 6月 - car

6月 13日

NDL、NDLSH2007年度版を公開

国立国会図書館(NDL)が、国立国会図書館件名標目表(NDLSH)の2007年度版(2008年3月31日現在)をウェブサイトで公開しました。あわせて、非営利の研究のために無償提供しているテキストデータも同版に更新されました。

国立国会図書館件名標目表2007年度版
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/ndl_ndlsh.html

参考:
E666 - NDL,NDLSH2006年度版を公開
http://current.ndl.go.jp/e666
E553 - NDL,NDLSHテキストデータを実験的に提供
http://current.ndl.go.jp/e553

カナダの医学図書館、iPhoneで利用できる医師向け情報ツールを紹介するWikiを開始

日本でもApple社のiPhoneが発売されることになり注目を集めていますが、同じく2008年7月11日にiPhoneが発売されるカナダで、ブリティッシュ・コロンビア大学のヘルスサイエンス系図書館(※同大学には複数のヘルスサイエンス・ライフサイエンス関係の図書館があり、それらの分館だけのネットワークを形成しています)が医師向けに、どのようなデータベースやウェブサイト(図書館OPACを含む)がiPhoneで利用できるのか、どのような制約があるのかをWiki形式で紹介しています。

Apple iPhone for physicians - UBC Health Library Wiki
http://hlwiki.slais.ubc.ca/index.php?title=Apple_iPhone_for_physicians

ProQuest、Thomson ReutersからDialog事業を取得

Thomson Reuters社が提供している、総データ量15テラバイトを超えるオンライン情報検索サービス“Dialog”を、ProQuest社が取得することで合意したと発表されています。

PROQUEST SIGNS AGREEMENT TO ACQUIRE DIALOG BUSINESS FROM THOMSON REUTERS
http://proquest.com/pressroom/pressrelease/08/20080612.shtml

Dialog, A Thomson Reuters Business
http://www.dialog.com/

Dialog
http://database.g-search.or.jp/service/dialog.html
(日本での提供元ジー・サーチ社による紹介ページ)

多摩美術大学図書館が日本免震構造協会賞作品賞を授賞

多摩美術大学図書館が、2008年度の日本免震構造協会賞作品賞を授賞しています。

「図書館という重いイメージの建物をハイヒールのように細くくびれた足で支えたい」という意匠デザインを免震構造で実現しているところが評価されました。

多摩美術大学図書館など5件に作品賞、日本免震構造協会賞 - nikkei BPnet
http://www.nikkeibp.co.jp/news/const08q2/573460/

第9回日本免震構造協会賞-2008- 受賞者一覧
http://www.jssi.or.jp/award/aw-0.htm

多摩美術大学図書館
http://www.tamabi.ac.jp/prof/library.htm

多摩美術大学新図書館/伊東豊雄/architecturephoto.net

6月 12日

LCなど、大容量デジタルコンテンツ転送を簡便化するフォーマットを開発

 米国議会図書館(LC)とカリフォルニア・デジタル・ライブラリーが共同で、図書館・博物館・文書館などの文化施設(cultural institutions)間で、大容量デジタルコンテンツ転送を簡便化するフォーマット“BagIt”を開発しました。
 BagItでは、複数のデジタルコンテンツをひとまとめ(bag)にして、荷札代わりのテキストファイル(tag)とともに、ネットワーク(もしくはディスク)で転送します。テキストファイルには転送コンテンツの一覧やチェックサムが機械可読式で収められており、受領先機関でのファイルの検収、ディスクへの格納、検索といった作業の自動化を支援する仕組みになっています。転送コンテンツ一覧のかわりに、メタデータを送付することもできるそうです。

大学キャンパスに隣接するカフェ、参考図書提供サービスを開始(米国)

米国サウスアラバマ大学の図書館は、図書館内での飲食を禁止しています。これに対し(これを受けて?)、大学キャンパスに隣接するカフェが、店内で参考図書(辞典・事典等)を貸し出すサービスを始めたとのことです。このニュースを、同館のライブラリアンは「うまいことやった」と好意的に紹介しています。

Coffee shop near campus
http://www.flickr.com/photos/theknittinglibrarian/2570704134/
http://www.drjava.com/store.htm
(※下は、上のブログで紹介されているカフェのページです)

University of South Alabama - University Library Homepage
http://library.southalabama.edu/

図書館協会の刊行物のオープンアクセス度合いは?(米国・カナダ)

カナダ図書館協会(CLA)がオープンアクセスを支持・推進する立場を表明していますが、その当の協会の刊行物へのアクセスはどうなっているのかを、ブログ“Digital Koans”のベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が調べています。また同時に、米国図書館協会(ALA)の例も調べています。

カナダ図書館協会、オープンアクセスに関する立場声明を発表

カナダ図書館協会(CLA)が2008年5月21日、オープンアクセスに関する声明を発表しました。これは、「利用者と、利用者が必要としている情報を結びつけることは図書館の最も根本的な機能の一つであり、情報へのアクセスはライブラリアンシップの最も大事な価値の一つである。それゆえ、CLAはカナダの全館種の図書館に対し、オープンアクセスの支持・促進を強く勧告する」というもので、

・公的助成を受けた研究のオープンアクセス化を求める政策を支持・促進するべき
・エンバーゴ(公開猶予)に関しては出版社が求める場合に、短くする、またはなくす措置を施すまでの暫定的な措置としてのみ、しかも期間限定で認めるべき
・図書館利用者や他のステークホルダーのオープンアクセスへの認識を喚起する

IT戦略本部、「重点計画-2008(案)」のパブリック・コメントを募集

 内閣に設置されている「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)」が、6月11日付けで「重点計画-2008(案)」へのパブリック・コメントの募集を開始しています。意見募集期限は7月10日(木曜日)となっています。

 「重点計画-2008(案)」中の、図書館に特に関連する項目として、下記の内容が取り上げられています。

・地域公共ネットワークの整備及び全国的な接続の推進、民間開放の推進
・図書館等公共施設のIT化(47ページ)
 ・「これからの図書館像」の普及による図書館の情報化の必要の啓発。
 ・図書館長や司書に対する研修を通じた、図書館の情報化の必要性等を普及・啓発。
 ・今後の図書館司書養成の在り方などの検討。
・字幕放送、文字情報の音声化等の推進、コンテンツ高度変換技術の実現(51ページ)

LC、災害に対する備え/災害後の資料修復に関する情報源を集約

米国議会図書館(LC)が、洪水・火災・地震の各災害への備えと、災害後の資料修復に関する各種情報源を集約したウェブサイトを、資料保存のページの中に作成しています。ハリケーン「カトリーナ」後の資料修復に初動した人々へのインタビュー音声も公開されています。

Emergency Preparedness (Preservation, Library of Congress)
http://www.loc.gov/preserv/emergprep/prepare.html

ウェブ資源の保存に関する短期プロジェクト(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)が助成し、英国バース大学のUKOLNとロンドン大学コンピュータセンターが実施する、ウェブ資源の保存に関するプロジェクト“JISC-PoWR(Preservation of Web Resources)”が2008年4月28日に始まりました。このプロジェクトは、3回のワークショップと、英国の高等教育/継続教育コミュニティに関するウェブ上のデジタル情報の保存に関する問題を扱ったハンドブックの作成を目標としており、2008年9月に終了予定となっています。

JISC-PoWR
Preservation of Web Resources: a JISC-sponsored project
http://jiscpowr.jiscinvolve.org/

「公共図書館の経営に関する調査」結果報告(日本)

筑波大学大学院図書館情報メディア研究科の寄附講座研究プロジェクト「公共図書館の制度的枠組みと基盤機能の研究:先導的経営モデルの設定を目指して」の一環として、2007年2月に行われた「公共図書館の経営に関する調査」の結果が報告されています。

OAI-OREを利用してJSTORのデータを機関リポジトリに取り込む“FORESITE”

オープンアーカイブのオブジェクトの再利用・交換に関するプロトコル“OAI-ORE”を利用して、JSTORに収録されている雑誌・所蔵情報をリソースマップ化し、それを機関リポジトリ(試験的にDSpace)に取り込む試験的プロジェクト“FORESITE(Functional Object Re-use and Exchange: Supporting Information Topology Experiments)”が、英国情報システム合同委員会(JISC)の助成で行われています。このほど、このFORESITEから、ATOM、RDF/XMLなどの形式のファイル等を処理するライブラリ“foresite-toolkit”が公開されました。

FORESITE
http://foresite.cheshire3.org/

foresite-toolkit

「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律案」が可決・成立

「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律案」が2008年6月11日、参議院で賛成多数により可決成立しました。なお衆議院では6月6日に全会一致で可決しています。

衆法 第169回国会 30 青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律案
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g16901030.htm

議案審議経過情報(衆議院ウェブサイト)
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/keika/1DA43C6.htm
議案審議情報(参議院ウェブサイト)

「学位論文電子化の諸問題に関するワーキング・グループ」中間報告

国立国会図書館と大学図書館との連絡会が、「学位論文電子化の諸問題に関するワーキング・グループ」中間報告を公表しています。

これまでの学位論文の電子化・公開、これからの学位論文の電子的公開に向けて、解決すべき課題についてまとめています。国立国会図書館(NDL)、国立・公立・私立大学図書館、国立情報学研究所(NII)、文部科学省がメンバーとなり議論が進められてきました。学位規則など制度面の改正、全ての学位論文を網羅する台帳ポータルサイトの整備、電子化の推進・分担体制、メタデータの標準化、著作権許諾の課題等々について論点がまとめられています。

国立国会図書館と大学図書館との連絡会
「学位論文電子化の諸問題に関するワーキング・グループ」中間報告
http://www.jaspul.org/event/08gakuiwg.pdf

6月 11日

鳥取県立図書館、県政パブリックコメント支援サービスを開始

鳥取県立図書館が、県が募集しているパブリックコメントに対し、住民がコメントを考えるために必要な資料・情報を紹介する「県政パブリックコメント支援サービス」を開始しています。

鳥取県政パブリックコメント支援サービス - 鳥取県立図書館
http://www.library.pref.tottori.jp/publiccomment/publiccomment.html

「オンライン学術資源の持続可能性と収益モデル」調査報告書

英国情報システム合同委員会(JISC)の委託によりIthakaが実施した「オンライン学術資源の持続可能性と収益モデル」の調査報告書が公表されています。オンライン学術資源が直面している課題、持続可能な構造・文化を築くためにすべきこと、価値を創造し活用すること、収益モデルのパターン(直接受益/間接受益あわせて8パターン)の紹介(代表事例、メリット、成功の鍵など)、という構成になっています。

Sustainability and Revenue Models for Online Academic Resources: An Ithaka Report
http://sca.jiscinvolve.org/files/2008/06/sca_ithaka_sustainability_report-final.pdf

June 3, 2008付けSCA Blogの記事

研究データの出版、アクセス、品質管理に関する調査報告書(英国)

英国の研究情報ネットワーク(RIN)が、研究データの出版、アクセス、品質管理に関し、古典、社会・公共健康科学、天文学、化学結晶学、ゲノム学、システム生物学、地方経済・土地利用、気象学の8分野の実態を調査・分析し、提言をまとめた報告書“To Share or not to Share: Publication and Quality Assurance of Research Data Outputs”を刊行しています。

To Share or not to Share: Publication and Quality Assurance of Research Data Outputs
http://www.rin.ac.uk/files/Data%20publication%20report,%20main%20-%20final.pdf
(※報告書本体)

「知の情報拠点としての北海道における公共図書館の現状と役割」研究報告書

釧路公立大学地域経済研究センターが、2007年度に実施した「知の情報拠点としての北海道における公共図書館の現状と役割」の研究報告書と概要を公開しています。公表されている統計データの収集分析と、道内の市町村立図書館を対象にしたアンケート調査(86館が回答)からなっています。

釧路公立大学地域経済研究センター 共同研究プロジェクト 知の情報拠点としての北海道における公共図書館の現状と役割
http://www.kushiro-pu.ac.jp/center/research/020.html

2008年6月10日付け「北の図書館」の記事
http://homepage2.nifty.com/kitanotosyokan/newpage107.html

BnFのデジタル情報保存プロジェクト“SPAR”

フランス国立図書館(BnF)は、デジタル情報の保存プロジェクト“SPAR”に着手したということです。SPARはリポジトリ用ソフトFedoraを採用しており、またOAIS参照モデルに準拠しています。

SPAR Projectの概要(英語版)
http://www.bnf.fr/pages/version_anglaise/numerisation/num_spar_eng.htm

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