アーカイブ - 2008年 6月 - car

6月 16日

第1回「国際アーカイブズの日」記念日本大会アピール

国際公文書館会議(ICA)は、設立60周年の2008年から設立日の6月9日を「国際アーカイブズの日」と定め、加盟国に記念行事等の開催を呼びかけていましたが、日本では同日、「国際アーカイブズの日」記念講演会が東京で開催されました。この講演会の場で、アーカイブズの位置づけ、役割、アーキビストの使命などを再認識し、アーカイブズ文化の発展を期すとともに、アーカイブズの機能と役割について国民の認識を深めることを求める「第1回「国際アーカイブズの日」記念日本大会アピール」が採択されています。

第1回「国際アーカイブズの日」記念日本大会アピール - 国立公文書館
http://www.archives.go.jp/news/pdf/080613_03.pdf

「国際アーカイブズの日」記念講演会報告 - 国立公文書館
http://www.archives.go.jp/news/pdf/080613_02.pdf

千代田Web図書館、2008年7月から対象を区在勤・在学者にも拡大

千代田区立千代田図書館が行っている、インターネットでの電子書籍サービス「千代田Web図書館」が、2008年7月から、千代田区在住者に加え、千代田区在勤・在学者にも提供を開始すると発表しています。

「千代田Web図書館 利用ガイダンス」のお知らせ
http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/guidance/weblibguidance.html

千代田Web図書館
http://weblibrary-chiyoda.com/

『ハリー・ポッターと死の秘宝』の予約順位を抽選で決定(日本)

ハリー・ポッターシリーズの最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝』の日本語版が、2008年7月23日に発売される予定ですが、この作品への予約の集中が予想される中、同時刻受付等もあり得るとして、抽選により予約順位を決める公共図書館が存在します。またその他の公共図書館でも、ウェブサイト内に予約方法を説明する特設ページを設けているところが数多く存在します。

抽選により予約順位を決める公共図書館の例

「ハリー・ポッターと死の秘宝」事前予約受付および抽選についてのお知らせ - 尼崎市立図書館
http://www.amagasaki-library.jp/Ama/newpage.harry.html
『ハリー・ポッターと死の秘宝』事前予約受付(抽選)のお知らせ - 朝霞市立図書館
http://lib.city.asaka.saitama.jp/haripota.htm

NDL、新しい「国際目録原則覚書」の草案を翻訳公開

2008年5月に国際図書館連盟(IFLA)目録分科会が発表し、2008年6月30日までワールドワイド・レビューが行われている「国際目録原則覚書」草案の最新版について、国立国会図書館(NDL)が日本語訳を作成・公開しました。

国際目録原則覚書(2008年4月10日版)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/kokusaimokuroku20080410.html

Statement of International Cataloguing Principles - World-wide review - IFLA Cataloguing Section
http://www.ifla.org/VII/s13/icc/principles_review_200804.htm

オランダの図書館もSCOAP3に加盟

オランダの13大学の図書館コンソーシアム(UKB)、オランダ王立図書館(KB)、オランダ王立原子物理学研究所(NIKHEF)の3者が、SCOAP3に加わると、SCOAP3が発表しています。

The Netherlands joins SCOAP3
http://www.scoap3.org/news/news41.html

KB
http://www.kb.nl/

UKB
http://www.ukb.nl/index.html

NIKHEF
http://www.nikhef.nl/

過去の大学新聞デジタル化で過去の悪事が明るみに。名誉毀損にあたるか?

コーネル大学が図書館のデジタルアーカイブのコンテンツとして公開していた大学新聞のバックナンバーの記事により、過去の窃盗事件が明るみに出、名誉が毀損されたとして、現在は弁護士を開業する卒業生が、大学に対して100万ドルの賠償を求める訴えを起こしていました。
この訴えに対し、連邦地方裁判所は、「記事は公共の利益に関するものであり、個人に対する刑事訴訟に関して、公的な記録のなかで真実である情報を報告することは、米国憲法修正第1項(言論の自由、表現の自由などに関する条項)によって保障されている」として、男性の訴えを退ける判決を下しました。

情報大航海プロジェクトで開発中の基盤/サービス技術紹介資料

経済産業省主導で行われている、次世代の情報活用基盤を創出するためのプロジェクト「情報大航海プロジェクト」が、現在開発中の共通技術(基盤/サービス技術)を紹介する資料を公開しています。

情報大航海プロジェクト:共通技術
http://www.igvpj.jp/tech_map/index.html

また、同プロジェクトの新しいウェブサイトも公開されています。

情報大航海プロジェクト
http://www2.igvpj.jp/

読書相談に役立つツール集(米国)

2006年から、情報技術の進展に対応した読書相談サービスの再構築を特集シリーズとしているLibrary Journal誌が、読書相談サービスに役立つツール集を作成しています。

LJ Series "Redefining RA": The RA Tool Kit - Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6566472.html

「目録の将来」に関するPALINETシンポジウムの資料がウェブで公開

2008年5月29日に開催されたPALINETのシンポジウム“The Future of Cataloging”のドキュメント、音声資料が公開されています。シンポジウムでは、「FRBRとRDA開発状況」「書誌コントロールの将来」「次代の目録のアーキテクチャ」といったテーマについて、米国議会図書館(LC)や大学図書館の図書館員たちにより、講演が行われました。

The Future of Cataloging: A PALINET Symposium
http://www.palinet.org/futurecatsym.aspx

参考:
CA1650(No.295)書誌コントロールの将来に向けたLCの取り組み
http://current.ndl.go.jp/ca1650
E749(No.122)書誌コントロールの将来WG,LCに最終報告書を提出

34票差の住民投票で図書館が閉鎖(米国)

米国マサチューセッツ州のHubbardston公共図書館が、2008年6月28日をもって閉鎖されることになりました。Hubbardstonの町は財政難が深刻で、このほど行われた住民投票により、図書館を含む町の公共サービス全体を最小限保障する新年度予算案(第1の案)が34票差で否決されました。町はこの新年度予算案の対案として、図書館の閉鎖を含む公共サービスを削減する予算案(第2の案)を作成しており、第1案が否決されたときは第2案で運営する旨を宣言して住民投票を実施しており、図書館は閉鎖されることになってしまいました。2008年6月現在、図書館はすでに週22時間しか開館していませんが、6月28日以後は閉館となり、認定図書館の資格を失います。これにより、住民は他地域の図書館からの相互貸借サービスも受けられなくなるとのことです。

カナダでデジタル時代に対応した著作権法改正の動き

カナダのJim Prentice工業大臣は2008年6月12日、現行の著作権法をウェブ上での情報共有などが進む現状に対応できるよう改正する案を、議会へ提出しました。

Government of Canada Proposes Update to Copyright Law: Balanced Approach to Truly Benefit Canadians
http://www.ic.gc.ca/epic/site/crp-prda.nsf/en/h_rp01149e.html

Bill C-61(カナダの著作権法)
http://www2.parl.gc.ca/HousePublications/Publication.aspx?DocId=3570473&Mode=1&Language=E

「患者図書室 みんなの医療情報情報AからZまで」プロジェクト(日本)

NPO「医療の質に関する研究会」による、病院における患者図書室の普及と発展を進めるプロジェクト「患者図書室 みんなの医療情報情報AからZまで」(患者図書室プロジェクト)がウェブサイトを立ち上げています。

このプロジェクトは、患者向け医療情報提供を目的とした図書室機能を研究・開発するとともに、全国50の医療施設に患者図書室に普及させることを目指しています。このパイロットケースとして、2008年4月11日に昭和大学病院に患者図書室がオープンしています。

患者図書室プロジェクト
http://kanjatoshoshitsu.org/

AZスクエア
http://kanjatoshoshitsu.com/contents/preview/index_h.html

米国のOrphan Worksに関する法制化の最新状況

米国では上下両院に、著作権保護期間内であるが著作権者が見つからない“Orphan Works”を許諾なく利用できるようにする法案が提出されています。この法制化の試みの最新状況について、北米研究図書館協会(ARL)がまとめています。

ORPHAN WORKS LEGISLATION
http://www.arl.org/bm~doc/owlegislation.pdf

H.R.5889
To provide a limitation on judicial remedies in copyright infringement cases involving orphan works.
http://thomas.loc.gov/cgi-bin/bdquery/z?d110:h.r.05889:

S.2913

英Times紙、1785年以来のコンテンツを期間限定無料公開

英国のTimes紙とその日曜版であるSunday Times紙を提供しているウェブサイトTimes Onlineが、1785年の創刊以来のコンテンツをデジタルアーカイブとしてウェブで一般公開しました。2008年6月16日現在のところ、1985年までの本文の全文を検索することができます。1985年以後の記事は、来月以後追加していくとのことです。

表示されるのは、画像データおよび記事の全文テキストデータで、画像データはドラッグすることで隣の記事等も見られます。終了時期は明示されていませんが、期間限定での無料公開とのことです。

Times Archive
http://archive.timesonline.co.uk/tol/archive/

What is the Times Archive?: Frequently asked questions

6月 13日

社会教育法、図書館法、博物館法が改正される

社会教育法、図書館法及び博物館法の一部改正を含む「社会教育法等の一部を改正する法律案」が、5月27日に衆議院、6月4日に参議院で可決され、成立しました。6月11日に公布・施行されています。

社会教育法等の一部を改正する法律の概要(社会教育法、図書館法及び博物館法の一部改正)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/kakutei/08040703/080611/001.pdf

社会教育法等の一部を改正する法律
http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/kakutei/08040703/080611/002.pdf

社会教育法等の一部を改正する法律(平成20年法律第51号)の施行に伴う関係省令・告示の整備

デジタル時代の全国書誌ガイドライン草案、IFLAが公表

IFLA書誌分科会が設置している全国書誌ガイドラインワーキンググループが、“Guidelines for National Bibliographies in the Electronic Age”を公表しています。利用とユーザーからみた全国書誌の価値、全国書誌作成の対象に関する選定原則、目録作業、機能性とインターフェイス、組織と運営、出版社との共同活動など、9章で構成されています。また巻末には用語集と参考文献リストが添付されています。
2008年8月30日までの予定でパブリックコメントを募集していますが、8月10日~14日に開催されるIFLAケベック大会開催までに、WGメンバーがコメントを精査できるように、7月15日までに提出してほしいと呼びかけています。

政府機関に属する図書館員向けに、IFLAがガイドラインを刊行

政府機関の図書館で働く図書館員向けに、IFLAの政府図書館分科会と政府刊行物分科会が共同でプロフェッショナル・レポート“Guidelines for Libraries of Government Departments”を刊行しています。政府図書館の総合的なマネジメント、ユーザーニーズの把握とそれに沿ったサービスの提供、蔵書構築、電子媒体を含む資料の組織化、人材の育成など、17章にわたりアドバイスや実例、モデルとなる活動やサービス、ベストプラクティスが紹介されています。
“Guidelines for Libraries of Government Departments”の対象となる政府機関の図書館とは、司法・立法・行政各部門に属する各図書館をはじめ、国立図書館、各地方自治体の図書館、さらには大使館の図書館をも含むとのことです。

産総研、インターネット上の音声データを全文検索できるサービスを開始

産業技術総合研究所が2008年6月12日、インターネット上にある日本語の音声データ(ポッドキャスト)を対象とした全文検索サービス「PodCastle」を一般公開し、実証実験を開始しています。

Podcastle
http://podcastle.jp/

産総研:プレス・リリース ユーザーが協力すると性能が向上する音声情報検索システムを実現
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2008/pr20080612/pr20080612.html

国際数学連合、学術文献の引用を統計学的に分析したレポートを発表

国際数学連合(IMU)が応用数理国際会議(ICIAM)、数理統計研究所(IMS)と合同で、学術文献の引用を統計学的に分析したレポート“Citation Statistics”を発表しています。これは、インパクトファクターやh指数など、引用を用いて論文の質を評価する試みの有効性について、十分に理解・研究されていないとして作成されたものです。レポートは数式を使わず、平易な言葉で、引用分析の実効性・限界について説明しています。

Citation Statistics
http://www.mathunion.org/Publications/Report/CitationStatistics

International Mathematical Union announces Citation Statistics report

図書館システム-ERMS間の費用データの交換の標準化に向けて-NISOがプロジェクト開始

米国情報標準化機構(NISO)が、統合図書館システム(ILS)や電子資源管理システム(ERMS)などの間での、費用・ファンド・ベンダー・インボイスなどにかかわる情報の交換を促進すべく、新しい標準を策定するプロジェクト“CORE(Cost of Resource Exchange)”を始めると発表しました。これにより、1利用あたりの費用をリアルタイムに知ることができるようになることなどが期待されています。

NISO Announces CORE Initiative
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=cf864b64c85f36c3692178685f719f345d70ccdd

June 12, 2008付けWeekly News Digestの記事

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