アーカイブ - 2008年 6月 27日 - car

ユネスコ、高等教育機関のポータルを開設

ユネスコ(UNESCO)が、大学など世界中の高等教育機関のポータルサイトを開設しています。

UNESCO Portal on Higher Education Institutions
http://portal.unesco.org/education/en/ev.php-URL_ID=49864&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html

「34票差で閉鎖」予定だった図書館に「執行猶予」(米国)

住民投票の結果、34票差で予算案が承認されなかったことから、2008年6月で閉鎖する予定になっていた米国マサチューセッツ州のHubbardston公共図書館ですが、住民投票の方法(公共事業の予算全額に対しての賛否を問う方法)が問題であるという声が多く挙がったことから、7月29日に再度、今度は公共事業の種別ごとの予算案を編成して住民投票を行うことになりました。新しい投票方法では、図書館の運営費60,868ドルを認めるか否か、という単独の設問が設けられました。同館は、7月29日までの運営費は工面できるということで、閉鎖は猶予されました。ただし開館時間は、毎週水曜日の9時~16時、木曜日の13時~19時と週13時間に短縮されました。

Services Given a Second Chance - Hubbardston Public Library

LC-Flickrの写真公開プロジェクトにスミソニアンも参加

米国議会図書館(LC)と画像共有ウェブサイト"Flickr"が始めた歴史的写真の公開プロジェクト"The Commons"に、18の博物館等からなるスミソニアン協会(Smithsonian Institution)も参加すると発表しています。

すでに、アインシュタインの写真など800点を公開済みで、近く1200点追加する予定としています。

Smithsonian adds photos to Flickr Commons
http://news.cnet.com/8301-13580_3-9973041-39.html

Flickr: The Commons
http://flickr.com/commons/

スミソニアン協会の歴史的写真も「Flickr」で公開 - 「The Commons」計画 - マイコミジャーナル

第一次世界大戦の記憶・記録、6月30日まで募集中!(英国)

英国では情報システム合同委員会(JISC)の助成によりオックスフォード大学が、第一次世界大戦の記憶・記録のデジタルアーカイブ“The Great War Archive”の構築作業を行っています。このアーカイブのコンテンツとして、家族から聞いた話や関連する遺品・写真などが2008年6月30日まで募集されています。英国外からも登録可能です。完成したアーカイブは、1918年11月11日11時の連合軍-ドイツ帝国間の休戦協定(休戦記念日:The Armistice)から90年にあたる2008年11月11日に一般に無料公開される予定です。

The Great War Archive
http://www.thegreatwararchive.org/

The Great War Archive: Editor's Pick

東京都北区立中央図書館のRFID導入事例の紹介記事

2008年6月28日に開館する東京都北区立中央図書館は、30万冊の蔵書に2.45GHzのRFID(電子タグ、ICタグ)を付与してサービスを行います。このRFIDの導入事例について、IT系ニュースサイト@ITが、紹介記事を掲載しています。RFIDを導入している日本の公共図書館の多くは13.56MHzのRFIDを用いており、北区立中央図書館が導入した2.45GHzのRFIDは、通信距離、価格の面で優れているとのことです。

日本初の「ミューチップ」図書館、50冊を3秒で読み取り可能に - @IT
http://www.atmarkit.co.jp/news/200806/26/ic.html

参考:
E678 - 出版業界における電子タグ実証実験の動向(日本)
http://current.ndl.go.jp/e678

リポジトリの立ち上げ、コンテンツ拡大、利用拡大のためのチェックリスト(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)の助成により、SHERPA、ノッティンガム大学などにより運営されているリポジトリ・サポート・プロジェクトが、リポジトリの立ち上げ、コンテンツ拡大、利用拡大のための計画用チェックリストを作成、公開しています。「~はしましたか?」という形式で、リポジトリ運営者に各々のトピックについて考えさせるように作られています。

Planning Checklists Index
http://www.rsp.ac.uk/pubs/checklist-index

RSP Launch Planning Checklists
http://www.rsp.ac.uk/news/news2008-06-26-checklists.php

June 26th, 2008付けDigitalKoansの記事

ソーシャルメディアは研究生活を変える?

エルゼビア(Elsevier)社が、研究者向けソーシャルブックマークサービス"2collab"で、研究者1800人に対してソーシャルメディア・アプリケーション(social media applications)についてのアンケートを行い、その結果を発表しています。

結果によると、ブログやwikiやソーシャルブックマークといったソーシャルメディア・アプリケーションはすでに研究活動の中で活用されており、また、50%以上の回答者は今後は研究活動の中で重要な役割を果たすであろうと答えています。特に、研究データの分析・評価、新たな研究者ネットワークの開拓といった部分で高い影響が望めるとしています。

日本学術会議が「新公益法人制度における学術団体のあり方」を提言

日本学術会議が、提言「新公益法人制度における学術団体のあり方」を公表しています。

現在、内閣府の公益認定等委員会で進められている公益法人認定作業を背景に、学会など学術団体の公益的機能を確認し、新公益法人制度における学術団体のあり方について検討する内容となっています。

中でも、学術的ジャーナルの刊行を学術団体の最も重要な機能として、公益目的事業として位置づけるよう提言しています。

新公益法人制度における学術団体のあり方
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-g57-1.pdf

内閣府 公益認定等委員会
http://www.cao.go.jp/picc/index.html

参考:
日本学術会議、学会誌の査読機能強化や電子出版推進を提言

オンライン宿題支援サービス大手のTutor.com社、サービス対象を幼児/成人にも拡大

公共図書館の利用者カードIDでログインできるオンライン宿題支援サービスを提供しているTutor.com社が、宿題支援と同様の、マンツーマンのチュートリアルサービスの対象を、幼児~小学校3年生、および、成人に拡大すると発表した、とLibrary Journal誌が報じています。幼児まで拡大する理由としては、小さな子どもでもコンピュータを使うようになってきていることを挙げています。また成人に対しては、GED資格試験(日本で言う高等学校卒業程度認定試験に相当するもの)や履歴書の書き方など、さまざまなことを教え支援するとのことです。

InfoTech: Tutor.com Extends Ages for Live Homework Help - Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6573547.html

NDLの講演と対談「インターネットアーカイブの制度化に向けて」、7/29に日程変更

国立国会図書館(NDL)が、カナダ国立図書館・文書館のイアン・ウィルソン(Ian E. Wilson)館長を招いて実施する講演と対談「インターネットアーカイブの制度化に向けて」の日程が、2008年7月29日に変更されました。

講演と対談「インターネットアーカイブの制度化に向けて」
http://www.ndl.go.jp/jp/service/event/ca_archive.html

参考:
E729 - カナダ国立図書館・文書館が政府ウェブサイトのアーカイブ公開
http://current.ndl.go.jp/e729
E606 - カナダ,オンライン出版物を納本対象へ
http://current.ndl.go.jp/e606
第49回科学技術関係資料整備審議会議事録
http://current.ndl.go.jp/node/7907

シンガポール発のオープンソースOPAC“Rapi”

シンガポール国立大学コンピューティングスクールが、オープンソースのOPAC“Rupi”を開発、公開しています。

Rapi: An open-source OPAC package
http://linc.comp.nus.edu.sg/code/

NUS Library Online Public Access Catalogue
http://linc.comp.nus.edu.sg/
(※Rupiを利用した同大学図書館OPAC(試行版))

June 25, 2008付けCatalogablogの記事
http://catalogablog.blogspot.com/2008/06/open-source-opac.html

ebrary社、大学生約6,500人を対象とした電子書籍調査の結果を発表

電子書籍・電子コンテンツを提供しているebrary社が、世界各国の150以上の大学・カレッジに所属する大学生・大学院生等6,492人を対象とした電子書籍に関する調査の結果を発表しています。同社は2007年に、図書館員、大学教員を対象とした電子書籍調査を行っていますが、大学生を対象としたのは今回が初めてとのことです。

・回答者のおよそ3分の1が、自分の所属する大学が電子書籍を提供しているかどうか「知らない」と回答した。
・図書館が提供している電子書籍の利用頻度を「ゼロ」と回答した人が約49%いた。ただしこの中には、そもそも図書館が電子書籍を提供していない、という人が含まれている。週10時間以上利用していると回答した人は約2%。
・研究や宿題で「電子書籍を利用する」と回答した人は、「紙の書籍を利用する」と回答した人とほぼ同数であった。

エルゼビア社とPortico、e-bookの保存で合意

エルゼビア社が“Science Direct”で提供している電子ブック(e-book)約4,400点について、電子ジャーナルアーカイビング事業“Portico”で保存することに合意したと発表しています。本年第3四半期に開始するようです。

Elsevier Announces Agreement with Portico
http://www.elsevier.com/wps/find/authored_newsitem.cws_home/companynews05_00960

参考
CA1597 - 動向レビュー:電子ジャーナルのアーカイビング−海外の代表的事例から購読契約に与える影響まで− / 後藤敏行
http://current.ndl.go.jp/ca1597

CA1648 - 動向レビュー:大学図書館と電子ブック / 加藤信哉

聖学院大学、「ケータイ小説」を配信

聖学院大学が、大学公式の携帯電話向けサイトから、SNSから生まれたリレー小説『虹色プリズム』を配信すると発表しています。

携帯小説購読申込 - 聖学院大学
http://m.seigakuin.jp/index.php?objID=422

聖学院大学が公式サイトから「ケータイ小説」配信スタート - 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=261

シアトル公共図書館長、ゲイツ財団のディレクターに

マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長は、2008年6月27日をもって同社の一線から離れ、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の運営に注力していくことを発表しています。これと機を合わせて、2008年8月10日から、現シアトル公共図書館長のジェイコブス(Deborah L. Jacobs)氏が、同財団のグローバル図書館プログラムのディレクターに着任します。ジェイコブス館長は7月2日をもってシアトル公共図書館長を辞することになっており、シアトル市長やシアトル公共図書館委員会委員長が、館長の偉大な功績に感謝するとともに、今後も図書館の支援者であり続けてくれることに喜び、活躍を期待するメッセージを寄せています。