アーカイブ - 2008年 6月 16日 - car

アジア経済研究所図書館、出版物アーカイブを公開

日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所図書館が2008年6月12日、同研究所の出版物を公開する「アジア経済研究所出版物アーカイブ 『AIDE - Archive of IDE Publications』」の提供を開始しました。

アジア経済研究所では、1960年の創設以来、1,700点を超える出版物を刊行しており、このうち、1990年以後に刊行された全494冊6,092論文のうち、4,574論文が全文公開されています。刊行後、10年以上経過したものについては、インターネット経由で無料で利用でき、その他のものは賛助会法人会員、または同館およびJETROビジネスライブラリー内のみ無料で利用できます。今後も準備が整ったものから順次公開していくとされています。

『AIDEアジア経済研究所出版物アーカイブ』約500冊に及ぶ出版図書の全文を一挙公開 - アジア経済研究所図書館

第1回「国際アーカイブズの日」記念日本大会アピール

国際公文書館会議(ICA)は、設立60周年の2008年から設立日の6月9日を「国際アーカイブズの日」と定め、加盟国に記念行事等の開催を呼びかけていましたが、日本では同日、「国際アーカイブズの日」記念講演会が東京で開催されました。この講演会の場で、アーカイブズの位置づけ、役割、アーキビストの使命などを再認識し、アーカイブズ文化の発展を期すとともに、アーカイブズの機能と役割について国民の認識を深めることを求める「第1回「国際アーカイブズの日」記念日本大会アピール」が採択されています。

第1回「国際アーカイブズの日」記念日本大会アピール - 国立公文書館
http://www.archives.go.jp/news/pdf/080613_03.pdf

「国際アーカイブズの日」記念講演会報告 - 国立公文書館
http://www.archives.go.jp/news/pdf/080613_02.pdf

千代田Web図書館、2008年7月から対象を区在勤・在学者にも拡大

千代田区立千代田図書館が行っている、インターネットでの電子書籍サービス「千代田Web図書館」が、2008年7月から、千代田区在住者に加え、千代田区在勤・在学者にも提供を開始すると発表しています。

「千代田Web図書館 利用ガイダンス」のお知らせ
http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/guidance/weblibguidance.html

千代田Web図書館
http://weblibrary-chiyoda.com/

『ハリー・ポッターと死の秘宝』の予約順位を抽選で決定(日本)

ハリー・ポッターシリーズの最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝』の日本語版が、2008年7月23日に発売される予定ですが、この作品への予約の集中が予想される中、同時刻受付等もあり得るとして、抽選により予約順位を決める公共図書館が存在します。またその他の公共図書館でも、ウェブサイト内に予約方法を説明する特設ページを設けているところが数多く存在します。

抽選により予約順位を決める公共図書館の例

「ハリー・ポッターと死の秘宝」事前予約受付および抽選についてのお知らせ - 尼崎市立図書館
http://www.amagasaki-library.jp/Ama/newpage.harry.html
『ハリー・ポッターと死の秘宝』事前予約受付(抽選)のお知らせ - 朝霞市立図書館
http://lib.city.asaka.saitama.jp/haripota.htm

NDL、新しい「国際目録原則覚書」の草案を翻訳公開

2008年5月に国際図書館連盟(IFLA)目録分科会が発表し、2008年6月30日までワールドワイド・レビューが行われている「国際目録原則覚書」草案の最新版について、国立国会図書館(NDL)が日本語訳を作成・公開しました。

国際目録原則覚書(2008年4月10日版)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/kokusaimokuroku20080410.html

Statement of International Cataloguing Principles - World-wide review - IFLA Cataloguing Section
http://www.ifla.org/VII/s13/icc/principles_review_200804.htm

オランダの図書館もSCOAP3に加盟

オランダの13大学の図書館コンソーシアム(UKB)、オランダ王立図書館(KB)、オランダ王立原子物理学研究所(NIKHEF)の3者が、SCOAP3に加わると、SCOAP3が発表しています。

The Netherlands joins SCOAP3
http://www.scoap3.org/news/news41.html

KB
http://www.kb.nl/

UKB
http://www.ukb.nl/index.html

NIKHEF
http://www.nikhef.nl/

過去の大学新聞デジタル化で過去の悪事が明るみに。名誉毀損にあたるか?

コーネル大学が図書館のデジタルアーカイブのコンテンツとして公開していた大学新聞のバックナンバーの記事により、過去の窃盗事件が明るみに出、名誉が毀損されたとして、現在は弁護士を開業する卒業生が、大学に対して100万ドルの賠償を求める訴えを起こしていました。
この訴えに対し、連邦地方裁判所は、「記事は公共の利益に関するものであり、個人に対する刑事訴訟に関して、公的な記録のなかで真実である情報を報告することは、米国憲法修正第1項(言論の自由、表現の自由などに関する条項)によって保障されている」として、男性の訴えを退ける判決を下しました。

情報大航海プロジェクトで開発中の基盤/サービス技術紹介資料

経済産業省主導で行われている、次世代の情報活用基盤を創出するためのプロジェクト「情報大航海プロジェクト」が、現在開発中の共通技術(基盤/サービス技術)を紹介する資料を公開しています。

情報大航海プロジェクト:共通技術
http://www.igvpj.jp/tech_map/index.html

また、同プロジェクトの新しいウェブサイトも公開されています。

情報大航海プロジェクト
http://www2.igvpj.jp/

読書相談に役立つツール集(米国)

2006年から、情報技術の進展に対応した読書相談サービスの再構築を特集シリーズとしているLibrary Journal誌が、読書相談サービスに役立つツール集を作成しています。

LJ Series "Redefining RA": The RA Tool Kit - Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6566472.html

「目録の将来」に関するPALINETシンポジウムの資料がウェブで公開

2008年5月29日に開催されたPALINETのシンポジウム“The Future of Cataloging”のドキュメント、音声資料が公開されています。シンポジウムでは、「FRBRとRDA開発状況」「書誌コントロールの将来」「次代の目録のアーキテクチャ」といったテーマについて、米国議会図書館(LC)や大学図書館の図書館員たちにより、講演が行われました。

The Future of Cataloging: A PALINET Symposium
http://www.palinet.org/futurecatsym.aspx

参考:
CA1650(No.295)書誌コントロールの将来に向けたLCの取り組み
http://current.ndl.go.jp/ca1650
E749(No.122)書誌コントロールの将来WG,LCに最終報告書を提出

34票差の住民投票で図書館が閉鎖(米国)

米国マサチューセッツ州のHubbardston公共図書館が、2008年6月28日をもって閉鎖されることになりました。Hubbardstonの町は財政難が深刻で、このほど行われた住民投票により、図書館を含む町の公共サービス全体を最小限保障する新年度予算案(第1の案)が34票差で否決されました。町はこの新年度予算案の対案として、図書館の閉鎖を含む公共サービスを削減する予算案(第2の案)を作成しており、第1案が否決されたときは第2案で運営する旨を宣言して住民投票を実施しており、図書館は閉鎖されることになってしまいました。2008年6月現在、図書館はすでに週22時間しか開館していませんが、6月28日以後は閉館となり、認定図書館の資格を失います。これにより、住民は他地域の図書館からの相互貸借サービスも受けられなくなるとのことです。

カナダでデジタル時代に対応した著作権法改正の動き

カナダのJim Prentice工業大臣は2008年6月12日、現行の著作権法をウェブ上での情報共有などが進む現状に対応できるよう改正する案を、議会へ提出しました。

Government of Canada Proposes Update to Copyright Law: Balanced Approach to Truly Benefit Canadians
http://www.ic.gc.ca/epic/site/crp-prda.nsf/en/h_rp01149e.html

Bill C-61(カナダの著作権法)
http://www2.parl.gc.ca/HousePublications/Publication.aspx?DocId=3570473&Mode=1&Language=E

「患者図書室 みんなの医療情報情報AからZまで」プロジェクト(日本)

NPO「医療の質に関する研究会」による、病院における患者図書室の普及と発展を進めるプロジェクト「患者図書室 みんなの医療情報情報AからZまで」(患者図書室プロジェクト)がウェブサイトを立ち上げています。

このプロジェクトは、患者向け医療情報提供を目的とした図書室機能を研究・開発するとともに、全国50の医療施設に患者図書室に普及させることを目指しています。このパイロットケースとして、2008年4月11日に昭和大学病院に患者図書室がオープンしています。

患者図書室プロジェクト
http://kanjatoshoshitsu.org/

AZスクエア
http://kanjatoshoshitsu.com/contents/preview/index_h.html

米国のOrphan Worksに関する法制化の最新状況

米国では上下両院に、著作権保護期間内であるが著作権者が見つからない“Orphan Works”を許諾なく利用できるようにする法案が提出されています。この法制化の試みの最新状況について、北米研究図書館協会(ARL)がまとめています。

ORPHAN WORKS LEGISLATION
http://www.arl.org/bm~doc/owlegislation.pdf

H.R.5889
To provide a limitation on judicial remedies in copyright infringement cases involving orphan works.
http://thomas.loc.gov/cgi-bin/bdquery/z?d110:h.r.05889:

S.2913

英Times紙、1785年以来のコンテンツを期間限定無料公開

英国のTimes紙とその日曜版であるSunday Times紙を提供しているウェブサイトTimes Onlineが、1785年の創刊以来のコンテンツをデジタルアーカイブとしてウェブで一般公開しました。2008年6月16日現在のところ、1985年までの本文の全文を検索することができます。1985年以後の記事は、来月以後追加していくとのことです。

表示されるのは、画像データおよび記事の全文テキストデータで、画像データはドラッグすることで隣の記事等も見られます。終了時期は明示されていませんが、期間限定での無料公開とのことです。

Times Archive
http://archive.timesonline.co.uk/tol/archive/

What is the Times Archive?: Frequently asked questions