アーカイブ - 2008年 6月 - car

6月 30日

KB、2007年の年次報告書を公表

オランダ王立図書館(KB)が、2007年の年次報告書を公表しています。

Jaarverslag Koninklijke Bibliotheek 2007
http://www.kb.nl/bst/jaar/kb2007/index.html

(html版はオランダ語のみですが、上記ウェブサイトの最下部に、英語版pdfファイルへのリンクがあります。)

参考: E549 - オランダ王立図書館の戦略計画2006-2009
http://current.ndl.go.jp/e549

2010年の“World Book Capital”はリュブリャナ(スロベニア)

ユネスコ、国際図書館連盟(IFLA)など4機関が毎年選んでいる“World Book Capital(本の首都)”の2010年の都市が、スロベニアのリュブリャナに決まりました。

Ljubljana named “World Book Capital 2010”
http://portal.unesco.org/en/ev.php-URL_ID=42668&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html

参考:
“World Book Capital”2008年はアムステルダムに
http://current.ndl.go.jp/node/4123

ALA、1億円の助成を受けてリテラシー能力とゲームの関係の調査を開始

米国図書館協会(ALA)がカリフォルニア州アナハイムで開催中の年次大会で、ベライゾン財団(Verizon Foundation)から100万ドル(約1億円)の助成を受けて、リテラシー能力におけるゲームのインパクトに関する追跡調査と、図書館におけるゲームの全米的な展開に向けたモデル構築をおこなうプロジェクトを開始すると発表しています。

American Library Association Receives $1 Million Grant from Verizon Foundation to Study How Gaming Can Be Used to Improve Problem-Solving and Literacy Skills
http://www.ala.org/ala/pressreleases2008/june2008/verizon08.cfm

NISOとALPSP、共同で雑誌論文の“Version”に関する勧告を公表

米国情報標準化機構(NISO)と学会・専門協会出版協会(ALPSP)が共同で、雑誌論文のVersion(版)に関する勧告“Journal Article Versions (JAV):Recommendations of theNISO/ALPSP JAV Technical Working Group”を公表しています。

テレビゲーム大会は「著作権」を侵害!?

 図書館におけるテレビゲームと著作権に関する話題を、“School Library Journal”誌の連載記事“Carrie on Copyright”が取り上げています(2008年6月1日号)。
 テレビゲームソフトは、開封してゲームを楽しむ前に、「利用条件(licensing agreements)」に同意することが求められていますが、その利用条件には「家庭で非商用的に」使用することが明記されています。そこで図書館がビデオゲーム大会を開催することは、この「利用条件」を侵害することになるのでは、との質問が提起されています。

NDLTDとエルゼビア社、アドビ社が電子学位論文賞を発表

電子学位論文(ETDs)の国際的ネットワークNDLTD(Networked Digital Library of Theses and Dissertations)とエルゼビア(Elsevier)社が、第1回の電子学位論文賞(NDLTD-ETD Awards)を発表しています。

これは、Scirusを通して多く検索されたNDLTD収録の学位論文を分野ごとに表彰するもので、こうした取り組みは、これまで埋もれていた良質の学術コンテンツを広く届けることができるとともに、新しい研究者を発見する機会ともなるとしています。

また、NDLTDはアドビ(Adobe)社とも、2008年の電子学位論文賞を発表しています。こちらは、写真や動画ファイル、音声ファイル等と組み合わせた革新的な学位論文を表彰しています。

ETD2008開催される

6月に英国スコットランドのRobert Gordon Universityで、電子学位論文(ETDs)の国際的ネットワークNDLTD(Networked Digital Library of Theses and Dissertations)が主催する電子学位論文国際会議2008(ETD2008)が開催されました。

プログラムや会議の様子が公式ブログやレポートで伝えられています。

ETD2008: Spreading the Light
11th International Symposium on Electronic Theses and Dissertations
http://www.rgu.ac.uk/etd/home/

ETD2008: Spreading the Light
http://etd2008.blogspot.com/

大学生・大学教員・大学職員合計2万人の電子書籍利用動向調査(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)が実施している、高等教育機関における電子書籍の利用動向調査プロジェクト“National e-books observatory project”の一環として、高等教育機関に所属する大学生・大学教員・大学職員合計2万人以上を対象としたベンチマーク調査が実施されました。この調査を受託したユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのCIBER(Centre for Information Behaviour and the Evaluation of Research)から、結果が報告されています。

・調査対象者の60%以上が電子書籍を利用していた。男性、大学院生以上の学生の利用が顕著に高かったが、フルタイムの学生であるか否かによる差、年齢による差は見られなかった。

6月 27日

ユネスコ、高等教育機関のポータルを開設

ユネスコ(UNESCO)が、大学など世界中の高等教育機関のポータルサイトを開設しています。

UNESCO Portal on Higher Education Institutions
http://portal.unesco.org/education/en/ev.php-URL_ID=49864&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html

「34票差で閉鎖」予定だった図書館に「執行猶予」(米国)

住民投票の結果、34票差で予算案が承認されなかったことから、2008年6月で閉鎖する予定になっていた米国マサチューセッツ州のHubbardston公共図書館ですが、住民投票の方法(公共事業の予算全額に対しての賛否を問う方法)が問題であるという声が多く挙がったことから、7月29日に再度、今度は公共事業の種別ごとの予算案を編成して住民投票を行うことになりました。新しい投票方法では、図書館の運営費60,868ドルを認めるか否か、という単独の設問が設けられました。同館は、7月29日までの運営費は工面できるということで、閉鎖は猶予されました。ただし開館時間は、毎週水曜日の9時~16時、木曜日の13時~19時と週13時間に短縮されました。

Services Given a Second Chance - Hubbardston Public Library

LC-Flickrの写真公開プロジェクトにスミソニアンも参加

米国議会図書館(LC)と画像共有ウェブサイト"Flickr"が始めた歴史的写真の公開プロジェクト"The Commons"に、18の博物館等からなるスミソニアン協会(Smithsonian Institution)も参加すると発表しています。

すでに、アインシュタインの写真など800点を公開済みで、近く1200点追加する予定としています。

Smithsonian adds photos to Flickr Commons
http://news.cnet.com/8301-13580_3-9973041-39.html

Flickr: The Commons
http://flickr.com/commons/

スミソニアン協会の歴史的写真も「Flickr」で公開 - 「The Commons」計画 - マイコミジャーナル

第一次世界大戦の記憶・記録、6月30日まで募集中!(英国)

英国では情報システム合同委員会(JISC)の助成によりオックスフォード大学が、第一次世界大戦の記憶・記録のデジタルアーカイブ“The Great War Archive”の構築作業を行っています。このアーカイブのコンテンツとして、家族から聞いた話や関連する遺品・写真などが2008年6月30日まで募集されています。英国外からも登録可能です。完成したアーカイブは、1918年11月11日11時の連合軍-ドイツ帝国間の休戦協定(休戦記念日:The Armistice)から90年にあたる2008年11月11日に一般に無料公開される予定です。

The Great War Archive
http://www.thegreatwararchive.org/

The Great War Archive: Editor's Pick

東京都北区立中央図書館のRFID導入事例の紹介記事

2008年6月28日に開館する東京都北区立中央図書館は、30万冊の蔵書に2.45GHzのRFID(電子タグ、ICタグ)を付与してサービスを行います。このRFIDの導入事例について、IT系ニュースサイト@ITが、紹介記事を掲載しています。RFIDを導入している日本の公共図書館の多くは13.56MHzのRFIDを用いており、北区立中央図書館が導入した2.45GHzのRFIDは、通信距離、価格の面で優れているとのことです。

日本初の「ミューチップ」図書館、50冊を3秒で読み取り可能に - @IT
http://www.atmarkit.co.jp/news/200806/26/ic.html

参考:
E678 - 出版業界における電子タグ実証実験の動向(日本)
http://current.ndl.go.jp/e678

リポジトリの立ち上げ、コンテンツ拡大、利用拡大のためのチェックリスト(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)の助成により、SHERPA、ノッティンガム大学などにより運営されているリポジトリ・サポート・プロジェクトが、リポジトリの立ち上げ、コンテンツ拡大、利用拡大のための計画用チェックリストを作成、公開しています。「~はしましたか?」という形式で、リポジトリ運営者に各々のトピックについて考えさせるように作られています。

Planning Checklists Index
http://www.rsp.ac.uk/pubs/checklist-index

RSP Launch Planning Checklists
http://www.rsp.ac.uk/news/news2008-06-26-checklists.php

June 26th, 2008付けDigitalKoansの記事

ソーシャルメディアは研究生活を変える?

エルゼビア(Elsevier)社が、研究者向けソーシャルブックマークサービス"2collab"で、研究者1800人に対してソーシャルメディア・アプリケーション(social media applications)についてのアンケートを行い、その結果を発表しています。

結果によると、ブログやwikiやソーシャルブックマークといったソーシャルメディア・アプリケーションはすでに研究活動の中で活用されており、また、50%以上の回答者は今後は研究活動の中で重要な役割を果たすであろうと答えています。特に、研究データの分析・評価、新たな研究者ネットワークの開拓といった部分で高い影響が望めるとしています。

日本学術会議が「新公益法人制度における学術団体のあり方」を提言

日本学術会議が、提言「新公益法人制度における学術団体のあり方」を公表しています。

現在、内閣府の公益認定等委員会で進められている公益法人認定作業を背景に、学会など学術団体の公益的機能を確認し、新公益法人制度における学術団体のあり方について検討する内容となっています。

中でも、学術的ジャーナルの刊行を学術団体の最も重要な機能として、公益目的事業として位置づけるよう提言しています。

新公益法人制度における学術団体のあり方
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-g57-1.pdf

内閣府 公益認定等委員会
http://www.cao.go.jp/picc/index.html

参考:
日本学術会議、学会誌の査読機能強化や電子出版推進を提言

オンライン宿題支援サービス大手のTutor.com社、サービス対象を幼児/成人にも拡大

公共図書館の利用者カードIDでログインできるオンライン宿題支援サービスを提供しているTutor.com社が、宿題支援と同様の、マンツーマンのチュートリアルサービスの対象を、幼児~小学校3年生、および、成人に拡大すると発表した、とLibrary Journal誌が報じています。幼児まで拡大する理由としては、小さな子どもでもコンピュータを使うようになってきていることを挙げています。また成人に対しては、GED資格試験(日本で言う高等学校卒業程度認定試験に相当するもの)や履歴書の書き方など、さまざまなことを教え支援するとのことです。

InfoTech: Tutor.com Extends Ages for Live Homework Help - Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6573547.html

NDLの講演と対談「インターネットアーカイブの制度化に向けて」、7/29に日程変更

国立国会図書館(NDL)が、カナダ国立図書館・文書館のイアン・ウィルソン(Ian E. Wilson)館長を招いて実施する講演と対談「インターネットアーカイブの制度化に向けて」の日程が、2008年7月29日に変更されました。

講演と対談「インターネットアーカイブの制度化に向けて」
http://www.ndl.go.jp/jp/service/event/ca_archive.html

参考:
E729 - カナダ国立図書館・文書館が政府ウェブサイトのアーカイブ公開
http://current.ndl.go.jp/e729
E606 - カナダ,オンライン出版物を納本対象へ
http://current.ndl.go.jp/e606
第49回科学技術関係資料整備審議会議事録
http://current.ndl.go.jp/node/7907

シンガポール発のオープンソースOPAC“Rapi”

シンガポール国立大学コンピューティングスクールが、オープンソースのOPAC“Rupi”を開発、公開しています。

Rapi: An open-source OPAC package
http://linc.comp.nus.edu.sg/code/

NUS Library Online Public Access Catalogue
http://linc.comp.nus.edu.sg/
(※Rupiを利用した同大学図書館OPAC(試行版))

June 25, 2008付けCatalogablogの記事
http://catalogablog.blogspot.com/2008/06/open-source-opac.html

ebrary社、大学生約6,500人を対象とした電子書籍調査の結果を発表

電子書籍・電子コンテンツを提供しているebrary社が、世界各国の150以上の大学・カレッジに所属する大学生・大学院生等6,492人を対象とした電子書籍に関する調査の結果を発表しています。同社は2007年に、図書館員、大学教員を対象とした電子書籍調査を行っていますが、大学生を対象としたのは今回が初めてとのことです。

・回答者のおよそ3分の1が、自分の所属する大学が電子書籍を提供しているかどうか「知らない」と回答した。
・図書館が提供している電子書籍の利用頻度を「ゼロ」と回答した人が約49%いた。ただしこの中には、そもそも図書館が電子書籍を提供していない、という人が含まれている。週10時間以上利用していると回答した人は約2%。
・研究や宿題で「電子書籍を利用する」と回答した人は、「紙の書籍を利用する」と回答した人とほぼ同数であった。

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