アーカイブ - 2008年 4月 - car

4月 7日

サイエンス映像学会が発足(日本)

「科学リテラシーの向上・発展のために、教育現場などにおける映像・イメージ等の利用を促進し、生命・地球・宇宙の持続可能な発展と創造的で豊かな個人と社会づくりに貢献する」ことを目的としたサイエンス映像学会が、2008年4月6日に発足しています。この学会の事業の中には、以下のようなデジタルアーカイブ関連事業も含まれています。

・サイエンス映像学会のポータルサイトを開き、国境を越えたネット放送局を運営、学会誌やニュースレター等を発行し、サイエンス映像に関する文字や映像情報のアーカイブ化と互換性を促進する
・サイエンス映像のイメージデータバンクを構築し、活用を促進するアーカイブス事業を運営する

4月 4日

農林水産関係試験研究機関総合目録、OpenSearch Descriptionファイルを公開

農林水産研究情報センター(国立国会図書館支部農林水産省図書館 農林水産技術会議事務局筑波事務所分館)が運営する農林水産関係試験研究機関総合目録が4月3日、OpenSearch Descriptionファイルを公開するとともに、MARCXML形式での出力を開始しました。
これにより、同総合目録は、

・ISSN、ISBN、同総合目録の書誌IDのいずれかのコードによる検索に対し、RSS1.0、MODS、MARCXMLのいずれかの形式で当該データを出力
・キーワードによる検索に対し、RSS1.0、RSS2.0、MODS、MARCXML等の形式で検索結果データを出力
・図書/雑誌の新着情報の出力指示に対し、RSS1.0、HTMLのいずれかの形式で当該データを出力

の3つの機能を実現しています。

図書館週間を記念した図書館PR動画集(米国)

米国では、2008年は4月13日~19日が図書館週間(National Library Week)に当たっています。これを記念して、図書館をPRする動画が、米国図書館協会(ALA)の動画サイト“AL Focus”で何本か公開されています。

Videos in National Library Week | AL Focus
http://alfocus.ala.org/categories/national-library-week

PREMISのデータディクショナリ、バージョン2.0が公開

PREMIS(Preservation
Metadata: Implementation Strategies)が、「保存用メタデータのためのデータディクショナリ」バージョン2.0を公開しています。

PREMIS Data Dictionary for Preservation Metadata version 2.0
http://www.loc.gov/premis/v2/premis-2-0.pdf

PREMIS: Preservation Metadata Maintenance Activity (Library of Congress)
http://www.loc.gov/standards/premis/index.html

Microsoftのリポジトリ用ソフトに関するプレゼンなど、Open Repository 2008資料が公開

Microsoft社が開発中の機関リポジトリ用ソフトに関するプレゼンテーション資料を含む、リポジトリの国際会議“Open Repository 2008”(2008年4月1日~4日)の資料が、専用のリポジトリで公開されています。

なおMicrosoft社は、リポジトリ用ソフトに関し意見交換などを行うためのウェブフォーラムを立ち上げています。

Welcome to OR08 Publications
http://pubs.or08.ecs.soton.ac.uk/

Research-Output Repositories - An Overview of Microsoft Initiatives - OR08 Publications
http://pubs.or08.ecs.soton.ac.uk/84/
(Microsoftのプレゼンテーション資料)

「JISCが助成した情報資源探索に関するプロジェクト」の成果物を探すためのツール

英国情報システム合同委員会(JISC)が助成した、情報資源探索(Resource Discovery)に関する諸プロジェクトの成果物(最終報告書、ケーススタディ、ダウンロード可能なソフトウェアなど)を、統合的に検索できるツール“Resouce Discovery iKit”のベータ版が公開されています。通常の単語による検索だけではなく、図示されている情報環境概念マップからクリックしてアクセスすることも可能になっています。

Resource Discovery iKit
http://cdlr.strath.ac.uk/rdinfokit/service/index.cfm

デジタル岡山大百科で昔話の音声を公開

岡山県立図書館が、岡山県立博物館が所蔵するレコード「岡山の昔話」をデジタル化し、デジタル岡山大百科で公開しています。1960-70年代に県内のお年寄りから収録した昔話約120話を聞くことができます。

岡山昔話の音声をHPで公開 お年寄りから採集 岡山県立図書館 - 山陽新聞
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2008/03/28/2008032808474062002.html

岡山県立図書館
http://www.libnet.pref.okayama.jp/

参考:
第2回デジタル岡山グランプリの受賞作品
http://current.ndl.go.jp/node/6932

CiteSeerX alpha

コンピュータ・サイエンス分野の論文の検索エンジン/文献データベースCiteSeerの次世代版CiteSeerX Alpha版が公開されています。

CiteSeerX alpha
http://citeseerx.ist.psu.edu/

4月 3日

図書館スタッフがウェブの新技術を身につけるための“Learning 2.0 Program”

米国ノースカロライナ州シャーロット&メクレンブルグ郡公共図書館では、スタッフがWeb2.0に代表されるウェブの新技術を身につけ、図書館業務に役立てられるようにするためのオンライン研修プロジェクト“Learning 2.0 Program”を実施しています。研修の参加者は23の課題(ブログを使いこなす、Flickrを使いこなす、RSSを使いこなす、Wikiを使いこなす、など)をクリアすることが求められます。図書館が設定した期限までに全ての課題をクリアすると、USB/MP3プレーヤーがもらえます。なお、このプロジェクトのウェブサイト自体が、図書館スタッフの手により、無料で利用可能なウェブのサービスを利用して作成されています。また、このオンライン研修を複製して自分の図書館で活用することも可能で、“Learning 2.0 Program”が開始して以来、世界中で利用されているということです。

NII、2008年度教育研修事業要綱を発表

国立情報学研究所(NII)が、2008(平成20)年度の教育研修事業要綱を発表しています。

平成20年度教育研修事業要綱 - 国立情報学研究所
http://www.nii.ac.jp/hrd/ja/apply/index.html

NII、「次世代目録所在情報サービスの在り方について(中間報告)」を公表

国立情報学研究所(NII)が2008年3月31日、「次世代目録所在情報サービスの在り方について(中間報告)」を公表しています。5月30日までの意見募集も行われています。

「次世代目録所在情報サービスの在り方について(中間報告)」の公開
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/archive/project/catwg_interim.html

文書をデジタル化してウェブで共有可能な“iPaper”へ

個人所有の文書や資料をデジタル化し、ウェブで共有できる“iPaper”にするサービスの構築を目指している米国のScribd社が、文書のスキャニング、ウェブへの公開を無料で行うプロジェクトを開始しました。このプロジェクトへの参加を希望する人は、文書をメールでScribd社へ送信するだけでよいそうです。スキャニングなどにかかる費用は、公開される文書に付された広告によって相殺される仕組みだということです。

Scribd
http://www.scribd.com/

Convert Your Paper to iPaper
http://www.scribd.com/paper

LCの108条研究グループ、検討報告書を提出

デジタル技術の進展に伴う著作物の創作、流通、図書館における保存のあり方の変化などを踏まえ、著作権法(主に図書館・文書館のための権利制限を規定した米国著作権法第108条)の改正を勧告するべく、米国議会図書館(LC)に設けられていた108条研究グループ(The Section 108 Study Group)が、2008年3月31日に検討報告書をLCに提出しました。以下のような勧告がなされています。

・108条による権利制限の対象機関に博物館も含めるべきである。
・特定の図書館・文書館において、危機に瀕した(at risk)著作物を複製して保存できるとすべきである。
・ウェブサイトなど一般公開されているオンラインコンテンツを保存目的で収集・複製し、その複製物を研究目的の利用者に提供することができるとするべきである。この場合、権利者にはオプトアウトを行使できるようにすべきである。

デジタル時代に生まれた世代“Digital Naitives”に関する講演(LC)

情報収集や知識へのアクセスの仕方がこれまでの世代とは異なっている、デジタル時代に生まれた世代“Digital Naitives”とは何か、また彼らが何を考え、どのようにテクノロジーを用いているのか、そしてITの専門家たちは彼らに対し適切に対処しているのか-こうした問いをテーマにした講演が、全4回の予定で、米国議会図書館(LC)で開催されます。初回は2008年4月7日に行われ、ウェブキャストで生中継されるということです。初回の講師はフランス、エクス・マルセイユ大学の発達心理学名誉教授であるアカーマン(Edith Ackerman)氏です。

LCのニュースリリース
http://www.loc.gov/today/pr/2008/08-057.html

参考:
E745(No.122) 研究図書館の未来を考えるために−「Google世代」は真実か?

機関リポジトリに登録されたレコードの推移をグラフで表示(英国)

英国サウザンプトン大学が運営するオープンリポジトリのダイレクトリ“ROAR(Registry of Open Access Repositories)”に登録されている67の機関リポジトリについて、2006年夏から毎週のレコード登録数をグラフ・表で示す“UK Repository Records Statistics”を、サセックス大学が始めました。

UK Repository Records Statistics
http://researchonline.lib.sussex.ac.uk/ir_stat/index.php

March 31st, 2008付けDigitalKoansの記事

LC、書誌コントロールの将来WG報告書草案に寄せられた意見を公開

米国議会図書館(LC)が、「書誌コントロールの将来WG」報告書草案に対して行った意見募集の結果を公開しています。米国図書館協会(ALA)の図書館資料およびテクニカル・サービス協会(ALCTS)や大学・研究図書館協会(ACRL)の部会、LC職員組合、カナダ国立図書館・文書館、国立農学図書館(NAL)、国立医学図書館(NLM)、国立印刷局(GPO)といった10の組織・機関のほか、29名の個人から意見が寄せられています。

Testimony Submitted to the LC Working Group on the Future of Bibliographic Control (December 15, 2007)
Part I - Organizational and Institutional Submissions

ARL、研究図書館における出版事業の調査報告を発表

北米研究図書館協会(ARL)が、2007年末に参加館を対象に実施した、研究図書館における出版事業に関する調査の報告をウェブサイトで公開しています。回答した80館のうち、出版事業を行っているという館が43%、計画中という館が21%と、出版事業に取り組む図書館が増加してきていることがわかったとのことです。また出版形態としては電子版のみで刊行する場合が多いといった結果も出ています。

Research Library Publishing Services: New Options for University Publishing
http://www.arl.org/bm~doc/research-library-publishing-services.pdf

オリコン、“本”ランキングを開始

音楽ヒットチャートの提供などで知られるオリコン株式会社が、全国の書店およびウェブ通販の週間売上を元に一般書籍、コミック、文庫、新書、ビジネス書の全国推定売上部数を算出し、ランキングして発表する“本”ランキングを4月3日から開始しました。

書籍セールス 週間ランキング-ORICON STYLE ランキング
http://www.oricon.co.jp/rank/bk/

「オリコン“本”ランキング」、本日より発表開始 - ORICON STYLE
http://www.oricon.co.jp/news/confidence/53385/full/

4月 2日

英米が協同でシェークスピアの全戯曲をデジタル化へ

英国の情報システム合同委員会(JISC)と米国の全米人文基金(NEH)とが今年から創設した大西洋横断(transatlantic)デジタル化共同基金の助成を経て、英国オックスフォード大学ボドリヤン図書館と米国フォルガー・シェークスピア図書館(実業家フォルガー氏の寄付による研究/教育図書館)とが協同して、1641年以前に刊行されたシェークスピアの全戯曲75点を2008年4月から1年間でデジタル化し、無料公開すると両館から発表されました。

The worldwide collection of Shakespeare Quartos will become available online - Oxford University Library Service
http://www.ouls.ox.ac.uk/news/2008_mar_26

NIHパブリックアクセス方針を遵守するための著作権戦略は?

2008年4月7日から、米国国立衛生研究所(NIH)の新しいパブリックアクセス方針が施行されます。これを前に、北米研究図書館協会(ARL)が、このパブリックアクセス方針を遵守するために著者が取るべき3つの戦略について述べた論文“Managing Copyright for NIH Public Access”を公開しました。この論文は本来、2008年6月に刊行予定の“ARL: A Bimonthly Report, no. 258”に掲載される予定のものですが、時宜を考慮してプレプリントを先に公開したとのことです。本文は6ページで、巻末に出版社への手紙のサンプルがつくなど、実践的な内容となっています。

Preprint article from ARL: A Bimonthly Report, no. 258 (June 2008)

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