アーカイブ - 2008年 4月 - car

4月 21日

北欧諸国の図書館の協同による人文科学の主題リポジトリ“hprints”

デンマークから王立図書館やコペンハーゲン大学人文学部、ノルウェーからオスロ大学図書館、スウェーデンからルンド大学図書館などが参加して、人文科学の主題リポジトリ“hprints”を立ち上げました。プラットフォームは、フランスの研究機関が協同で運営しているHAL(Hyper Articles en Ligne)を利用しているとのことです。

hprints & humanities
http://www.hprints.org/

HAL
http://hal.archives-ouvertes.fr/

April 19, 2008付けPeter Scott's Library Blogの記事
http://xrefer.blogspot.com/2008/04/hprints.html

人文科学のOAコンソーシアム“Open Humanities Press”

人文科学の研究に不可欠な批判的資料へのアクセシビリティの不平等さが拡大していっている現状を打破すべく、哲学、カルチュラル・スタディーズ、ニューメディア、映画、文芸批評などの分野のオープンアクセス誌がコンソーシアム“Open Humanities Press”を立ち上げました。現在雑誌は刊行準備中とのことで、ウェブサイトには主旨・概要・FAQとともに、編集委員会のメンバーの名前が記されています。なお、このOpen Humanities Pressは、読者のみならず、著者からも費用を徴収しない形で運営するとのことです。

Open Humanities Press
http://openhumanitiespress.org/

April 18, 2008付けPeter Scott's Library Blogの記事

アースデーを前にLCがレファレンス・ガイドを公開

米国議会図書館(LC)が、4月22日の「地球環境を考える日」アースデー(Earth Day)を前に、地球環境や生態系に関するオンライン情報源を集めたレファレンス・ガイドを公開しました。LCでこれまで開催された、関連するトピックの講演会のウェブキャストもリストアップされています。

Earth Day. Science Reference Guide, Library of Congress
http://www.loc.gov/rr/scitech/SciRefGuides/earthday.html

Science Reference Guides
http://www.loc.gov/rr/scitech/sci-ref-guides.html

Encyclopædia Britannicaの項目を無料で提供するウィジェット

百科事典“Encyclopædia Britannica”を提供しているEncyclopædia Britannica社が、ブロガー、ウェブマスターを含むインターネットで執筆活動を行っているウェブ出版者に対し、無料の利用者登録により、Encyclopædia Britannicaの項目の全文を閲覧できるウィジェットを提供するサービス“Britannica WebShare”を開始しました。このウィジェットにより、一般のブログ読者もEncyclopædia Britannicaの項目の記事を全文、見ることができます。

Encyclopædia Britannica WebShare
http://britannicanet.com/

Britannica Widgets
http://britannicanet.com/?page_id=26

東京大学図書館情報学研究室、学園祭で“Libook cafe”を開店

東京大学図書館情報学研究室が、2008年5月24~25日に開催される大学の学園祭で、「場所としての図書館」をコンセプトとしたブックカフェ“Libook cafe”を開店すると発表しています。それと連動した企画として、「あなたの好きな図書館の風景」の写真(画像データ)も募集しています。

Libook cafe 2008
http://panflute.p.u-tokyo.ac.jp/libookcafe08/

参考:
CA1580 - 動向レビュー:「場所としての図書館」をめぐる議論 / 根本彰
http://current.ndl.go.jp/ca1580

新しいメタデータスキーマ“textMD”

テキストベースのデジタルオブジェクトを対象とする技術メタデータの新しいスキーマとして“textMD”が登場しました。“textMD”は主に、METSの管理メタデータの拡張スキーマとして役立てることができます。一方で単独でも存在可能で、将来的にはPREMISが策定する保存メタデータスキーマの要素として利用できるものとされています。“textMD”はもともとニューヨーク大学の電子図書館チームにより開発され、現在のバージョン2.2までは同大学で管理されてきましたが、2007年の10月より、米国議会図書館(LC)がその役を引き継いだということです。

New metadata schema – textMD
- Cataloging Futures 2008/4/18付け記事

米アリゾナ州メサでメディアスペシャリストのポストが廃止?

米国アリゾナ州メサの公立学校で、今後3年間学校図書館メディアスペシャリストのポジションが廃止され、その代わりに「サポートスタッフ」を置くという決定がなされようとしています。これは、生徒数の減少と赤字改善のため大幅に削減された予算への対応策の一環だということです。今回、公立学校担当当局によって打ち出されたこの方向性は図書館関係者に驚きを持って迎えられ、アリゾナ図書館協会の元会長などをはじめとして、メサの学校図書館員への支援を呼びかけ、次回教育委員会でのリストラの決定に対抗しようという動きが高まっています。

Mesa Schools to Eliminate All Certified Librarians
- American Libraries 2008/4/18付け記事

物質・材料研究機構とMax Planckがデジタルリポジトリシステムの共同研究開発協定を締結

独立行政法人物質・材料研究機構(NIMS)とMax Planck Digital Libraryが、デジタルリポジトリシステム構築についての共同研究協定を締結したと発表しています。

3年間の共同研究を通じて、著作権利管理や利用管理を包含しながら、研究成果を登録と同時に世界に向けてダイナミックに発信できる、「見える」デジタルライブラリーの仕組みをオープンソースとして開発するとしています。

NIMSとMax Planck Digital Libraryがデジタルリポジトリシステム開発について研究協力協定を締結 - 物質・材料研究機構
http://www.nims.go.jp/jpn/news/press/press229.html

日本出版インフラセンター、コミックの万引き防止に電子タグの導入を提言

日本出版インフラセンターは、書店における電子タグ(ICタグ、RFID)の導入の効果とコストについて調査・実験を行い、結果を発表しています。

書店と古書店に電子タグを導入するシュミレーションから、換金目的の万引きを阻止する効果が期待できると結論付けられ、まずは万引き被害の大きいコミックから電子タグを装着していくべきと提言されています。

書店万引き調査等結果概要 - 日本出版インフラセンター
http://www.jpo.or.jp/topics/20080326-jpoinfo.pdf

「書店での万引き防止にぜひICタグ張り付けを」、大手書店など15社が表明 - ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080327/297305/?ST=system

参考:

4月 18日

STM出版社はどのように付加価値を提供しているか

国際STM出版社協会が、STM分野の学術出版社が科学界にどのような付加価値を提供しているか、そのためにどのような働きをしているか、オープンアクセスにどのように対応しているか、などを説明したレポートを公開しています。

STM issues paper on STM industry, publishers and valued added
http://www.stm-assoc.org/home/stm-issues-paper-on-stm-industry-publishers-and-valued-added.html

An Overview of Scientific, Technical, and Medical Publishing and the Value it Adds to Research Outputs

NISOのデジタル保存フォーラムのプレゼンテーション資料

米国情報標準化機構(NISO)が3月に開催したフォーラム「デジタル保存:明日の資源のために今日を計画する(NISO Digital Preservation Forum : Planning Today for Tomorrow's Resources)」のプレゼンテーション資料が公開されています。

電子ジャーナルのアーカイビング"Portico"や"LOCKSS""CLOCKSS"、新聞のアーカイビング"NDNP"、全米科学基金(NSF)やSan Diego Supercomputer Centerが取り組むデータ保存プロジェクト等について取り上げられています。

NISO Digital Preservation Forum: Planning Today for Tomorrow's Resources

ALAによる「デジタル保存」の定義

米国図書館協会(ALA)が「デジタル保存の定義(Definitions of Digital Preservation)」を公表しました。2007年のALA冬季大会からワーキンググループによって検討が加えられ、今回の定義発表となったということです。この定義によって、図書館・関連する専門家・利用者のコミュニティにおけるデジタル保存への理解を高めていくことが目的です。なお、この定義はあくまで「現時点での」ものであり、今後この概念への理解が一層深められていくことも期待されています。

Definitions of Digital Preservation
http://www.ala.org/ala/alcts/newslinks/digipres/index.cfm

欧米における機関/主題リポジトリのケーススタディ

2008年4月1~4日に行われたリポジトリの国際会議“Open Repositories 2008”中のリポジトリ管理者のミーティングのためにまとめられた、欧米の機関/主題リポジトリのケーススタディが、英国情報システム合同委員会(JISC)が助成する“Repositories Support Project”のウェブサイトで、一般にも公開されました。

RSP - Building Repositories - Case Studies
http://www.rsp.ac.uk/repos/cases

April 14th, 2008付けDigitalKoansの記事
http://digital-scholarship.org/digitalkoans/2008/04/14/digital-repository-case-studies/

JISC、OAI-OREの小規模テストプロジェクトに助成

英国情報システム合同委員会(JISC)が、OAI-ORE(オープンアーカイブのオブジェクトの再利用・交換に関するプロトコル)を実装し、その課題等を検証する2つの小規模テストプログラムに助成すると発表しています。助成対象は、ケンブリッジ大学の“TheOREM”(学位論文に適用)と、リバプール大学の“FORESITE”(JSTORと機関リポジトリをSWORDプロトコルで連携)です。

Small-Scale OAI Object Re-Use and Exchange Experiments - JISC
http://www.jisc.ac.uk/whatwedo/programmes/digitalrepositories2007/oaiore_demonstrators.aspx

April 13th, 2008付けDigitalKoansの記事

オープンソースの電子情報資源管理システム“reSearcher”

カナダのサイモン・フレーザー大学図書館が、オープンソースの電子情報資源管理システム(ERMS)“reSearcher”を公開しています。以下の4つのモジュールを提供しており、すでにカナダ西部の大学図書館では広く利用されているそうです。

・逐次刊行物管理システム「CUFTS」
・リンクリゾルバ「GODOT」
・統合検索システム「dbWiz」
・参照文献形式でレコードを提供する「Citation Manager」

reSearcher - Simon Fraser University Library
http://researcher.sfu.ca/

http://researcher.sfu.ca/screencasts
(※各モジュールの動作デモ動画)

April 11th, 2008付けDigitalKoansの記事

4月 17日

225億ドルにのぼる図書館市場の動向とは?

Outsell社は、全世界の図書館市場の動向についてのレポート2008年版を刊行しています(有料)。伝統的な図書館だけでなく、デジタル情報を扱う情報センターも対象に含み、市場は225億ドル(約2兆2500億円)にのぼるそうです。

2008 Library Market Size, Share & Forecast Report
http://outsellinc.com/store/products/719?refid=pr719

"Open Library"の開発者ミーティング

Internet ArchiveとYahoo!が主導するデジタル図書館プロジェクト“Open Content Alliance(OCA)”の開発者ミーティングが2月にサンフランシスコで行われました。その模様がノートルダム大学図書館のサイトで伝えられています。

Open Library Developer's Meeting
http://www.library.nd.edu/daiad/morgan/travel/open-library/

参考:
E714 - 図書館蔵書デジタル化の「パートナー」をどう選ぶか?
http://current.ndl.go.jp/e714
英Talis社、英国の総合目録データをOpen Libraryに提供すると発表
http://current.ndl.go.jp/node/7409

カリフォルニア大学図書館、3つの蔵書大規模デジタル化プロジェクトと交わした契約書を公開

Google Book Search、Microsoft Live Book Search、Open Content Allianceと、3つの図書館蔵書大規模デジタル化プロジェクトに参加しているカリフォルニア大学図書館が、大規模デジタル化プロジェクトに関するウェブページを立ち上げました。FAQ、各々のプロジェクトと交わした契約書などが公開されています。

UC Libraries Mass Digitization Projects
http://www.cdlib.org/inside/projects/massdig/

April 15th, 2008付けDigitalKoansの記事

OCLC、図書館向けデジタルアーカイブサービスを開始

OCLCが4月15日、図書館のデジタルコンテンツのワークフロー全体をサポートし、デジタルコンテンツのオリジナルファイル/マスターファイルを長期保存するデジタルアーカイブサービスを開始すると発表しました。

Digital Archive - OCLC
http://www.oclc.org/digitalarchive/default.htm

OCLC offers Digital Archive service for long-term storage of libraries' digital collections
http://www.oclc.org/news/releases/200810.htm

LC、ケーブルテレビの歴史チャンネルで歴史コンテンツを配信

米国議会図書館(LC)が、ケーブルテレビの歴史チャンネル“History Channel”で、歴史コンテンツを非排他的に配信することに合意したと発表しています。このチャンネルは教育現場でも視聴されており、より多くの利用者にアクセスしてもらうことが目標とのことです。

Library of Congress and History™ Announce Multimedia Partnership To Help Make Library’s Collections More Broadly Accessible, More Compelling
http://www.loc.gov/today/pr/2008/08-075.html

History Channel
http://www.history.com/

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