アーカイブ - 2008年 4月 9日 - car

Googleのインフラ上でウェブアプリケーションを稼動させるためのツール“ Google App Engine”

Google社が4月7日、同社の所有するインフラ上で、利用者が作成したウェブアプリケーションを動作させることができるようにするためのツール“Google App Engine”のプレビュー版を公開しました。最初の段階では先着1万人だけに利用が限定されていますが、今後拡大していくことが予定されています。Googleの大規模なデータベースシステム“BigTable”など、Google社のインフラを利用できるようになるということで、日本のIT系雑誌・ウェブサイトでも注目を集めています。

Google App Engine
http://appengine.google.com/

Developers, start your engines - Official Google Blog

お気に入りの本・著者についてのラブソング動画コンテスト(米国)

Gale社が、4月13日から始まる全米図書館週間(National Library Week)を記念して、YouTubeを利用した動画ビデオコンテストを行うことを発表しています。同社は昨年度、図書館への愛を表現した動画ビデオコンテストを行い注目を集めました(E661参照)が、今年度のテーマは、本・著者への愛です。本・著者への愛を表現したラブソング動画を5月31日まで募集し、Gale社が選んだ上位5作品に対し、6月9~13日の期間、ウェブサイトを通じて一般の人が投票します。最優秀賞は、米国図書館協会(ALA)アナハイム大会(6月26日~7月2日)で発表され、演者に2,500ドル、演者が選んだ図書館に2,500ドルが授与されます。

新しい学術コミュニケーションモデルとしての“SCOAP3”の意義

高エネルギー物理学分野のコアジャーナルの予約購読にかかっていた費用を転用してオープンアクセス化することを目ざす、研究助成機関・研究図書館によるコンソーシアム“SCOAP3”の意義を論じた論考が、北米研究図書館協会(ARL)の“ARL: A Bimonthly Report” no. 257に掲載されています。このプレプリントが、ARLのウェブサイトで公開されています。

ARL: A Bimonthly Report, no. 257 (April 2008)
http://www.arl.org/resources/pubs/br/br257.shtml

SCOAP3: A New Model for Scholarly Communication
http://www.arl.org/news/pr/scoap3-8apr08.shtml

JISC、BL、DPCによるデジタル保存ワークショップの資料

英国情報システム合同委員会(JISC)、英国図書館(BL)、デジタル保存連合(DPC)による合同ワークショップ“What to preserve? Significant Properties of Digital Objects”の資料が公開されています。各デジタルオブジェクトの重要属性(significant properties)に焦点を当て、各機関のデジタル保存プロジェクトの進捗と課題について報告した発表資料が多く掲載されています。

What to preserve?
Significant Properties of Digital Objects
http://www.dpconline.org/graphics/events/080407workshop.html

April 8th, 2008付けDigitalKoansの記事

京都大学がYouTubeで講義などを公開

京都大学が、同大学進めるオープンコースウェアプロジェクトの一環として、講義内容などの“YouTube”での公開を開始したということです。日本の国公立大学が講義内容を“YouTube”で公開するという取組は、今回が初めてです。

YouTube 京都大学オープンコースウェア
http://jp.youtube.com/KyoDaiOcw

京都大学がYouTubeで講義の動画を配信―「YouTube 京都大学オープンコースウェア」開設 – INTERNET magazine 2.0 2008/4/8付けの記事

京大がYouTubeで講義公開 国立大学で初
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0804/08/news117.html
- ITmedia News 2008/4/8付けの記事

参考:

研究者はウェブで公開されている成果の知的財産権をどう考えているか?(英国)

英国図書館(BL)は、オンラインで公開されている研究成果の知的財産権に対し、研究者たちがどのような意識を持っているのかを調査し、その結果をこのほど公開しました。複製や剽窃が容易となったデジタル時代が到来し、著作権のバランスが崩れてきており、現状把握が必要であるという問題意識が調査の動機です。主な結果には以下のようなものがあります。

・93%の回答者が、デジタル形式の成果にも紙媒体と同様に知的財産権が存すると考えている。
・87%の回答者が、非営利の調査、私的な研究、レビューなどを行う際には、権利所有者の許諾を得ることなく、知的財産権が保護されている業績を複製して利用できるなど、公正な使用(fair dealing)という例外を認めるべきだと考えている。
・68%の回答者が、紙媒体とデジタルフォーマットにそれぞれ異なる公正使用のための法律を設けることに反対している。