アーカイブ - 2008年 3月 - car

3月 10日

eラーニング等のICTを活用した教育に関する調査報告書(2007年度)

メディア教育開発センター(NIME)が、「eラーニング等のICTを活用した教育に関する調査報告書(2007年度)」を公開しています。ICT活用教育の導入状況、効果、課題(著作権許諾処理、個人情報の扱いなど)、教員の教育力向上のためのファカルティ・ディベロップメント(FD)、eラーニング/インターネットを用いた遠隔教育、ラーニング・マネジメント・システム(LMS)など、多岐に渡る調査がなされています。

eラーニング等のICTを活用した
教育に関する調査報告書
(2007年度)
http://www.nime.ac.jp/reports/001/main/eLearning07-jp.pdf

CLIR、ミーティング「21世紀の研究図書館のコア機能」の資料を公開

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が2月27日に開催したミーティング「21世紀の研究図書館のコア機能」のディスカッション用エッセイ8編を公開しました。今後、ディスカッションの記録・まとめなどとともに、正式に刊行する予定とのことです。

Core Functions of the Research Library in the 21st Century
February 27, 2008
http://www.clir.org/activities/registration/08R21.html

March 9th, 2008付けDigitalKoansの記事

英Talis社、英国の総合目録データをOpen Libraryに提供すると発表

英国で総合目録システムを提供しているベンダー、Talis社が、OCA(Open Content Alliance)およびその中核メンバーのInternet Archiveによるデジタル化書籍提供プロジェクト“Open Library”に対し、総合目録データを無償提供すると発表しました。なおこの旨を発表したブログには、「OCLCも追随するかしら?」などと、今後のOCLCの関与をほのめかすような記述もなされています。

Talis Shares Bibliographic Records With The OpenLibrary - will others follow?
http://blogs.talis.com/panlibus/archives/2008/02/talis_shares_bi.php

The Open Library

Blackwell社長、500万ポンドをオックスフォード大学図書館に寄付

英国オックスフォード大学図書館は、英国で最大の大学図書館であり、全体でも英国図書館に次ぐ第2の大きさを誇る同大学のボドリアン(Bodleian)図書館の改築に際し、近隣で長い間取引を行ってきたBlackwell社の社長Julian Blackwell氏から、500万ポンド(約10億円)の寄付を受けたと発表しました。これは英国の大学図書館に対する単一の寄付としては、史上最高額になるそうです。この寄付等をもとに、ボドリアン図書館は同館所蔵の貴重書等を一般公開するそうです。

£5m donation will open the Bodleian Library’s collections
http://www.ouls.ox.ac.uk/news/2008_mar_07

March 08, 2008付けPeter Scott's Library Blogの記事

スコットランド国立図書館、World Book Dayに世界最大の刊行本を展示

スコットランド国立図書館は、山/登山及び極(北極・南極)に関するコレクションを構築していますが、このほど3月6日のWorld Book Dayにちなみ、同コレクションの中から世界最大の刊行本である“Bhutan: a visual odyssey across the last Himalayan kingdom”を展示すると発表しました。

同書は、ブータンの写真などを含むもので、マサチューセッツ工科大学から2004年に出版されました。開いたときのサイズは5×7フィート(約1.52×2.13メートル)、重さは60キロ、サッカー場より長い紙と1ガロンものインクを使って24時間印刷してできあがるというものです。今回の展示期間は1週間ですが、同館は将来、もっと長い期間展示したいと考えているようです。

LCSHに関する事前結合/事後結合方式の是非を論じたレポート

米国議会図書館(LC)の目録政策・支援局(Cataloging Policy and Support Office)が、LC収集・書誌アクセス部長の指示に基づいて米国議会図書館件名標目表(LCSH)に関する事前結合/事後結合方式の是非に関する検討を行い、その成果をレポートとして公表しました。

UKSGとNISOが電子リソースのナレッジベースに関する共同WGを発足

英国逐次刊行物グループ(UKSG)と米国情報標準化機構(NISO)は、リンクリゾルバや電子情報資源管理システム(ERMS)の中核となるナレッジベース(Knowledge Base)の品質向上を目指して、Knowledge Base And Related Tools (KBART) ワーキンググループを立ち上げています。

KBARTワーキンググループは、電子リソースの流通過程に関連する、出版社、図書館、ベンダーから構成され、まずは、OpenURLによるリンキングの成否を決めるナレッジベースの重要性を各関係機関に認識・理解してもらうために、実務ガイドラインの作成やワークショップの開催、関連情報のポータル構築に取り組むとしています。

NISO and UKSG Partner to Tackle Inefficiencies in OpenURL Supply Chain

オーディオテープのデジタル化手順書

欧州連合(EU)の“Culture 2000”プログラムのもとで行われている、「欧州における視聴覚資料保存のための研修(Training for Audiovisual Preservation in Europe:TAPE)」プロジェクトが、先行するガイドライン等をもとに、オーディオテープのデジタル化手順書をまとめ、ウェブサイトで刊行しました。主対象はオープンリールテープとなっていますが、手順のほとんどはオーディオカセットテープにも当てはまるものである、とされています。

Audio Tape Digitisation Workflow
http://www.jazzpoparkisto.net/audio/

TAPE - Training for Audiovisual Preservation in Europe
http://www.tape-online.net/

2008年のParaprofessional(非専門職図書館員) of the Year、選ばれる(米国)

Library Journal誌が、活躍した非専門職図書館員(paraprofessional)を表彰する“Paraprofessional of the Year”の2008年受賞者を発表しました。

受賞したのは米国オレゴン州マルトノマ郡図書館のロスコスキー氏で、1995年から郡内のすべての公共図書館(17館)を渡り歩き、読書相談、レファレンス、利用者教育、チャットレファレンス、マネージャーの代理、ストーリーテリング、新規採用職員のメンタリング、ILL、職員採用、オンラインレファレンスのためのオレゴン州全体の委員会の委員など、図書館の様々な業務をこなしてきたとのことです。同氏は現在30歳で、来年には大学の学位を取得見込みであるとのことですが、図書館情報学の修士号(MLS/MLIS)を取るか否かについてのインタビューには、「今の境遇がとても幸せなので、わからない」と答えています。

3月 7日

IMLS、博物館・公共図書館の利用に対するインターネットの影響に関する調査報告書を刊行

米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、博物館・公共図書館の利用に対するインターネットの影響に関する全国調査レポート“InterConnections: A National Study of Users and Potential Users of Online Information”を刊行しました。

この調査は2006年に、成人を対象に行ったもので、5つの調査に1,000~1,600名が回答しています。(1)図書館・博物館はインターネット全盛の時代においても人々から信頼に足る情報源だと考えられていること、(2)インターネットを利用する人は利用しない人よりも図書館・博物館に来館していること、(3)インターネットでのサービスとオンサイトでのサービスは相互補完的であること、の3つが結論として挙げられています。

筑波大学附属図書館の使い方をアニメーションで解説"Tulips tutorial"

筑波大学図書館情報メディア研究科の宇陀則彦研究室が、筑波大学附属図書館のチュートリアルTulips tutorialを作成し、公開しています。

FlashとJavaScriptによるアニメーション仕立てで、OPACやMetaLib、SFXの使い方を解説しています。

Tulips tutorial
http://www.ipe.tsukuba.ac.jp/~s0412115/tutorial2/frame.htm

エルゼビア社、出版倫理に関する資料を収集したウェブサイトを開始

エルゼビア社は、編集者が出版倫理が濫用されたケースに遭遇した際の対処の仕方に役立てることのできる参考資料を収集したウェブサイト、“Publishing Ethics Resource Kit(PERK)”を立ち上げました。“PERK”には、エルゼビア社とそれ以外の社の出版倫理に関するポリシー、出版倫理の濫用を処理する際のフローチャート、出版倫理に関するQ&Aなどのコンテンツが含まれています。

Publishing Ethics Resource Kit(PERK)
http://www.elsevier.com/wps/find/editorshome.editors/Introduction

Max Planck、Springer社とOpen Choice含みで電子ジャーナル購読契約継続へ

78の研究機関を抱えるドイツのMax Planck Societyは、昨年10月にSpringer社の電子ジャーナル購読契約を中止すると発表していましたが、長い交渉の結果、購読契約を継続することとなったと発表しています。

また、合わせてMax Planckの研究者の論文はOpen Choiceが適用され、ジャーナルの発行とともにオープンアクセスとなります。

Max Planck Society and Springer reach agreement
http://www.mpg.de/english/illustrationsDocumentation/documentation/pressReleases/2008/pressRelease20080204/index.html

Planck cheque - max. access

独立行政法人、民間法人のウェブサイト全ページクオリティ実態調査

アライド・ブレインズ社は先日発表した、官公庁のウェブサイト全ページクオリティ実態調査の結果に続き、独立行政法人、民間法人の結果も発表しました。これによると、AからDまでのランクのうち、独立行政法人のサイトはDレベルが最も多く、民間法人サイトではEレベルが最も多いという結果になったということです。

官公庁・独立行政法人ウェブサイト全ページクオリティ実態調査 独立行政法人・民間法人集計結果発表
アライド・ブレインズ
http://www.aao.ne.jp/service/research/cronos2/2008_gov/result2.html

独立行政法人や民間法人サイトのアクセシビリティ調査--「対応十分」なのは約1割
- 2008/3/6付けCNET Japanの記事

「安全なウェブサイトの作り方 改訂第3版」が公開

独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)はこのほど、「安全なウェブサイトの作り方 改訂第3版」を公開しました。ウェブサイトから無償でダウンロードすることが可能です。

安全なウェブサイトの作り方 改訂第3版
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/websecurity.html

「安全なウェブサイトの作り方 改訂第3版」を公開--IPA/ISEC
- 2008/3/16付けCNET Japanの記事
http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20368867,00.htm

3月 6日

NII、学術機関リポジトリ構築連携支援事業のページをリニューアル

国立情報学研究所(NII)が、学術機関リポジトリ構築連携支援事業のウェブページをリニューアルしました。日本国内で公開されている機関リポジトリの一覧、機関リポジトリに関するイベント情報、機関リポジトリに関するドキュメント(海外文献の翻訳も含む)などが公開されています。

学術機関リポジトリ構築連携支援事業
http://www.nii.ac.jp/irp/

2008年日本図書館情報学会春季研究集会

2008年日本図書館情報学会春季研究集会が、3月29日に東京大学で開かれます。プログラムと研究発表要旨が公開されています。

2008年日本図書館情報学会春季研究集会(ご案内)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/events/spring_2008_2.html

その本のターゲット層は? - OCLC Audience Level Betaを公開

OCLCは、研究プロジェクトの一環として、WorldCatのデータを利用して、ある本の対象者層を測定するAudience Levelというサービスのベータ版を公開しています。

これは、MARC書誌レコード中の"Target Audience"indicatorと、所蔵館のタイプ(大学図書館なのか公共図書館なのか等)によって計算され、ISBNやISSNから検索するとその本の対象者が0.01(子ども向け)-1.00(学術的)の間の数字で表現されます。

Audience Level - OCLC Research Project
http://www.oclc.org/research/projects/audience/default.htm

Audience Level Beta

携帯電話で医学雑誌?(中国)

中国のPresenter Inc.は、医学雑誌のアブストラクト(テキストおよび図表)を携帯電話で読めるようにするサービスを試験的に開始しています。

Medical Journal on Mobile Phone?
http://www.emediawire.com/releases/2008/2/prweb704983.htm

人文科学分野のOAジャーナル・コンテンツを統合検索"Search Pigeon"

人文科学分野のオープンアクセス・ジャーナルの論文をGoogle Custom Searchを使って統合検索できるようにしたサイト"Search Pigeon"が登場しています。

Search Pigeon
http://www.searchpigeon.org/

Searching OA journals in the humanities - Open Access News
http://www.earlham.edu/~peters/fos/2008/02/searching-oa-journals-in-humanities.html

参考:
オープンアクセスジャーナルを図書館はどのようにサービスするか?(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/7043

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