アーカイブ - 2008年 3月 - car

3月 12日

文部科学省、「子どもの読書活動推進に関する基本的な計画」(第二次)が閣議決定

文部科学省は、2008年2月28日までの期限で「子どもの読書活動に関する基本的な計画」(第二次)の案に対するパブリックコメントを受け付けていましたが、2008年3月11日、閣議決定され、国会へ報告されました。

「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」の変更について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/03/08031005.htm

参考:
文部科学省、「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画【第二次】(案)」に関する意見募集を実施
http://current.ndl.go.jp/node/7332

1939~1959年のペーパーバック表紙画像をスキャンして集める試み

1939~1959年に米国で刊行されたペーパーバックの表紙画像(書影)をスキャンしてデータベース化する試みが、個人の手によって行われています。もっとも、個人のコレクションでは限りがあることから、他のコレクターに協力を呼びかけています。2008年2月時点で、26,500を超えるタイトルの表紙画像が収録されています。同タイトルだが表紙が違うもの、違うタイトルだが表紙が同じもの、版や刷の違いによる表紙の変遷などの事例もいくつか紹介されています。

BookScans
http://www.bookscans.com/

February 22, 2008付けPeter Scott's Library Blogの記事
http://xrefer.blogspot.com/2008/02/bookscans-project.html

“質にこだわった”古典作品の無料電子書籍サイト“Planet eBook”

Nitro PDF社が、「ウェブ上で見ることができる既存の電子書籍は読みづらく、読んでいて楽しくない」として、パブリック・ドメインになっている古典作品を、数は少ないが高品質で無料提供するサイト“Planet eBook”を開始しました。

Free eBooks at Planet eBook - Classic Novels and Literature You're Free to Share
http://www.planetebook.com/

February 23, 2008付けPeter Scott's Library Blogの記事
http://xrefer.blogspot.com/2008/02/planet-ebook.html

Portico、エジンバラ大学出版とアーカイブ契約締結

米国の電子ジャーナルアーカイビング事業であるPorticoはこのほど、英国のエジンバラ大学出版とアーカイブ契約を締結したことを発表しました。対象となるのは、エジンバラ大学出版の30の雑誌のオンラインコレクションだということです。この契約の一部として、エジンバラ大学出版は毎年Porticoに資金援助を行い、また購読契約を中止した雑誌へのアクセスをPorticoが補填することになる、ということです。

Porticoのニュースリリース
http://www.portico.org/news/030408.html

参考:
CA1645(No.294)電子ジャーナルのアーカイビングの現状:レポートE-Journal Archiving Metes and Boundsを中心に
http://current.ndl.go.jp/ca1645

OA誌+開発途上国向け特別プログラム誌のダイレクトリ“Open Science Directory”

ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)の国際海洋データ・情報交換プログラム(IODE)の依頼に基づき、EBSCO社とベルギーのハッセルト大学図書館が協同で、オープンアクセス誌とHINARI、AGORAなど開発途上国向けの特別プログラムに参加している雑誌のダイレクトリ“Open Science Directory”を立ち上げました。当初は1万3,000タイトルから始め、将来的には2万タイトルをめざすとのことです。なお、データは以下のコレクションから取得しているとのことです。

オープンアクセス誌
・Directory of Open Access Journals(DOAJ)
・BioMed Central
・HighWire Press
・PubMed Central(PMC)

特別プログラム誌

CrossRefが医師のオンラインコミュニティサイトと提携

論文のリンキングサービスを提供しているCrossRefが、米国で最大の医師のオンラインコミュニティサイト“Sermo”と提携することを発表しました。“Sermo”では最新研究に関する医師たちのディスカッションと情報源となっている医学雑誌論文を関連付けるため、DOIを利用するということです。

SERMO PARTNERS WITH CROSSREF TO USE DOIS AS LINKING STANDARD FOR PHYSICIAN DISCUSSION OF MEDICAL RESEARCH
http://www.crossref.org/crweblog/2008/03/sermo_partners_with_crossref_t.html

Sermo
http://www.sermo.com/

Penguin Books社、自社刊行のすべての小説の第1章を無料ダウンロード可能に

英国の出版社Penguin Books社は現在、最近6か月に刊行した小説の第1章をPDFフォーマットで無料ダウンロードできるようにするサービス“Penguin Tasters”を試行していますが、このほどこれをすべての小説に拡大して行うことに決定した、と報じられています。

Fiction for free from Penguin - theBookseller.com
http://thebookseller.com/news/54558-fiction-for-free-from-penguin.html

Penguin Tasters
http://www.penguin.co.uk/static/cs/uk/0/penguin_tasters/index.html

March 11, 2008付けPeter Scott's Library Blogの記事

画面にメモを書き込める電子書籍リーダー“iLiad ebook reader”

オランダのiRex社が、余白にアンダーラインやメモをスタイラスペンで書き込むことができる電子書籍リーダー、“iLiad ebook reader”を開発、販売しています。

iRex Iliad E-Book Reader AND Writer(使い方の動画もあり)
http://www.technovelgy.com/ct/Science-Fiction-News.asp?NewsNum=1500

The iLiad and the Odyssey
http://arstechnica.com/reviews/hardware/iliad-review.ars

参考:
米アマゾン、電子ブックリーダー“Kindle”を発表
http://current.ndl.go.jp/node/6862

Elsevier社、マサチューセッツ工科大学のOCWに自社雑誌コンテンツの掲載を許可

マサチューセッツ工科大学(MIT)とElsevier社が、Elsevier社刊行の雑誌に掲載された図・テキストなどを、MITが提供しているオープンアクセスのオープンコースウェア(OCW)に掲載可能とすることで合意したと発表しています。1論文あたり図・表は3つ(1雑誌あたりなら10)まで、文は100語(一連の文章なら300語)までと、掲載可能な量に制約はありますが、誰でも自由にダウンロードでき、クリエイティブ・コモンズのライセンスで利用・配布できるとのことです。

MIT, Elsevier Offer Free Content From More Than 2,000 Journals - MIT OpenCourseWare

“Ask.com”が図書館員を含む40人を解雇

検索ウェブサイトの1つ、“Ask.com”が、GoogleやYahoo!が優勢を誇っている検索エンジン市場で、対抗馬として打って出ようという計画を中止することを発表しました。これに伴ない、約40人が解雇されることになりました。このなかには、図書館界で“Ask.com”の存在感をアピールするために雇われた、図書館ニュースブログ“ResourceShelf”の編集で知られる図書館員プライス(Gary Price)氏も含まれているということです。

Retreating, Ask.com Lays Off 40 Employees, Including Librarian
http://www.libraryjournal.com/article/CA6539625.html

参考:
Ask.com、『AskCity』の提供を開始

SPARC Japan、ウェブサイトをリニューアル

国立情報学研究所(NII)の国際学術情報流通基盤整備事業・SPARC Japanが、ウェブサイトをリニューアルしています。ニュースのRSS配信、パートナー誌一覧、イベント情報の案内、関連ドキュメントなどがコンテンツとして掲載されています。

国際学術情報流通基盤整備事業
http://www.nii.ac.jp/sparc/

3月 11日

シマンテック社『ノートン・オンライン生活レポート』第1 号を発行

シマンテック社が成人/子どものオンラインライフスタイルを、米・英・豪・独・仏・ブラジル・中・日の8か国を対象に総合的に調査し、その結果を『ノートン・オンライン生活レポート』としてまとめ、公表しました。このレポートによると、インターネットは世代を問わず人びとの生活に入り込んでいること、親が考えている子どものオンライン行動と、子どもの回答に乖離がみられることなどが分かったということです。親が子どもに対して安全なオンライン行動について話をしている割合は、日本が22%で8か国中最下位となったそうです。

シマンテック社のニュースリリース(日本語)
http://www.symantec.com/ja/jp/about/news/release/article.jsp?prid=20080221_01

報告書(英語)

どの段階の原稿をリポジトリへ登録すればよいか、等の疑問に答える“VERSIONS Toolkit”

機関リポジトリの普及に伴ない、さまざまな課題が浮かび上がっているところですが、そういった課題の1つである、学術論文の版をめぐる問題(どの段階のものをリポジトリへ登録すべきか、著作権に関する問題等)にどのように対処すればよいかの手引きとなるツールキット、“Versions Toolkit”が公開されました。内容は著者向け、読者向け、リポジトリのスタッフ向けの3種類に分かれています。このツールキットを作成したのは、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(London School of Economics and Political Science)をはじめとするプロジェクトチームだということです。

Versions Toolkit
http://www.lse.ac.uk/library/versions/VERSIONS_Toolkit_v1_final.pdf

リポジトリ用ソフト“FEDORA”に関するニュースレターが創刊

リポジトリ用ソフト“FEDORA”を扱う非営利団体“Fedora Commons”が、“FEDORA”に関する情報を集めたニュースレター“HATCHECK”を創刊しました。このニュースレターは季刊で発行されるということです。

HATCHECK
http://www.fedora-commons.org/resources/newsletter.php

Fedora Commons
http://www.fedora-commons.org/

NISOに機関IDに関するWGが発足

米国情報標準化機構(NISO)は、電子ジャーナルの流通過程に関連する機関・組織のID体系・メタデータを構築するためのワーキンググループを発足させています。

これは、Ringold社や英国図書館(BL)が中心となって進めていた"Journal Supply Chain Efficiency Improvement Pilot"を発展させたものです。

NISO to Develop Standard Identification for Institutions
http://www.niso.org/news/releases/pr-instid-1-08.html

NISO Proposed Work Item on Institutional Identifiers

情報処理学会がSecond Life会場で招待講演をストリーミング中継

第70回情報処理学会全国大会が3月13-15日に開催されますが、このうち招待講演をセカンドライフ(Second Life)会場でストリーミング中継すると発表しています。

招待講演には、IEEE Computer Society会長、リンデンラボ社の副社長とともに、長尾真・国立国会図書館長が登壇する予定です。

第70回情報処理学会全国大会セカンドライフ会場について
http://www.image.esys.tsukuba.ac.jp/~kitahara/ipsj-sl/

第70回情報処理学会全国大会でセカンドライフ仮想会場が開設される - セカンドライフマガジン
http://sl.impressrd.jp/e/2008/03/03/688

参考:
慶應義塾大学、Second Lifeに進出

3月 10日

最も引用された論文トップ20を一覧できる“Scopus TopCited”

Elsevier社が、学術情報データベース“Scopus”のデータを利用して、最も引用された論文トップ20を分野別に一覧できるウェブサービス“Scopus TopCited”を立ち上げました。26の分野、および、全分野合計のそれぞれで、過去5年間・4年間・3年間に引用された論文のランキングトップ20について、書誌情報を見られるようになっています。RSSでの配信、第一著者の所属機関をGoogle Mapsで表示する機能などもついています。ただし、当該論文の要約や、当該論文を引用した論文のリストの参照は、購読契約者に限られています。

Scopus TopCited
http://www.topcited.com/

博物館コレクションのウェブ展示用オープンソースソフト“Omeka”、ソースコードを公開

小規模博物館のコレクションを管理し、ウェブ上で展示できるようにするオープンソースソフトウェア“omeka”のソースコードが公開されました。バージョン0.9.0というベータ版の位置付けです。

Download Omeka
http://omeka.org/download/

Omeka
http://current.ndl.go.jp/node/6630
(※画面右下の「Featured Site」から、導入事例を見ることができます。)

参考:
小規模博物館の所蔵品をウェブ上で展示・公開・活用するシステム“omeka”
http://current.ndl.go.jp/node/6630

OAI-OREの仕様・ユーザガイドのアルファ0.2版が公開される

オープンアーカイブイニシアチブが3月2日、オープンアーカイブのオブジェクトの再利用・交換に関するプロトコル“Open Archives Initiative – Object Reuse and Exchange(OAI-ORE)”の仕様およびユーザガイドのアルファ0.2版を公開しました。

ORE Specification and User Guide - Table of Contents
http://www.openarchives.org/ore/0.2/toc

参考:
OAI-OREの仕様アルファ版が公開される
http://current.ndl.go.jp/node/6990

JLA、「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画【第二次】(案)」に関する意見を公表

日本図書館協会(JLA)が、文部科学省による「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画【第二次】(案)」への意見募集に送った意見を公表しています。

子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画[第二次](案)に関する意見
http://www.jla.or.jp/kenkai/20080228.pdf

参考:
文部科学省、「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画【第二次】(案)」に関する意見募集を実施
http://current.ndl.go.jp/node/7332

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