アーカイブ - 2008年 3月 - car

3月 21日

ARL、2005-06年の統計資料を無料でオンライン公開

北米研究図書館協会(ARL)が、2005-06年の統計資料を、オンラインで無料公開しています。この統計からは、雑誌価格が引き続き高騰していること、図書館コレクションのなかにデジタル資源が多く取り入れられるようになり、図書館が扱う資料が複雑化していること、図書館利用者は図書館が提供する教育的サービスをよく利用しており、図書館が一層教育プロセスに関与し、大学の教育・学習インフラの一部となっていること、などが確認できるということです。

ARL STATISTICS 2005-06
http://www.arl.org/bm~doc/arlstats06.pdf

総務省、「日本のICTインフラに関する国際比較評価レポート」を公表

総務省は2008年3月18日、「日本のICTインフラに関する国際比較評価レポート」を公表しました。このレポートによると、日本は、総合評価では第1位であるものの、ICTインフラの普及度、社会基盤性については低調な結果となっており、今後はこうした分野への集中的な資源配分の必要性があるということです。

「日本のICTインフラに関する国際比較評価レポート」の公表(総務省の報道資料)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080318_3.html

NII、NACSIS-CAT/ILLのウェブサイトをリニューアル

国立情報学研究所(NII)が、目録所在情報サービス(NACSIS-CAT/ILL)のウェブサイトをリニューアルしています。

目録所在情報サービス
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/

3月 19日

CLIRの「隠れた特別コレクションの目録作成」プログラムに427万ドルの助成

米国のアンドリュー・メロン財団が、図書館情報資源振興財団(CLIR)の「隠れた特別コレクション・アーカイブの目録作成」プログラムに対し、427万ドル(約4億2,700万円)の助成を行うと発表されています。同プログラムは、学術的価値の高いコレクションを所有しているが、その目録を作成するための費用を捻出・獲得するのが困難な図書館・博物館・文書館等を公募して、その作成費用を助成するもので、今後5年に渡り、拡大していく予定であるとのことです。

Mellon Grants CLIR $4.27 Million for Program to Catalog Hidden Collections
http://www.clir.org/news/pressrelease/08hiddenpr.html

xISBNとThingISBN、LCのパーマリンクに対応

米国議会図書館(LC)がOPACで提供する書誌レコードのパーマリンクを実装したことに伴い、OCLCとLibraryThingがそれぞれ提供している、ISBNをキーとして関連する書誌を抽出する仕組み“xISBN”“ThingISBN”が、LCコントロール番号(LCCN)にも対応するよう改良されました。

xISBN (Web service)
http://xisbn.worldcat.org/xisbnadmin/index.htm
xISBN API
http://xisbn.worldcat.org/xisbnadmin/doc/api.htm

ThingISBN adds LCCNs, OCLC numbers - Thingology

DCMI/RDAタスクグループ、RDAの語彙とFRBRの関係概念で目録作業を説明

コーネル大学のヒルマン(Diane Hillmann)氏らをメンバーとする、RDAの幅広い利用・普及のためのタスクグループ“DCMI/RDA”が、RDAの語彙とFRBRの関係概念で目録作業のフローを説明した資料“Cataloger Scenarios”を公開しています。

Cataloger Scenarios - Dublin Core Metadata Initiative
http://www.dublincore.org/dcmirdataskgroup/Scenarios

11 March 2008付けFRBR Blogの記事
http://www.frbr.org/2008/03/11/dcmirda-task-group-cataloguer-scenarios

RIN、論文に謝辞を記す際のガイドラインを発表

英国の研究情報ネットワーク(RIN)が、学術論文に研究助成への謝辞(Acknowledgement)を記す際のガイドラインを作成、発表しています。

Acknowledgement of funders in journal articles
http://www.rin.ac.uk/funders-acknowledgement

英国RIN、論文の謝辞の書き方ガイドラインを発表 - 情報管理Web ニュース(β版)
http://johokanri.jp/news/?p=250

Ex Libris社、図書館向けパッケージにGoogle Book Searchへのリンクを組み込んだと発表

Ex Libris社が、自社の図書館向けパッケージ製品(Primo、SFX、Aleph、Voyager)に、Google Book Searchの“Book Viewability API”を組み込んだことを発表しました。

Ex Libris Integrates Direct Links to Google "About this book" Pages in its Products
http://www.exlibrisgroup.com/?catid=%7B916AFF5B-CA4A-48FD-AD54-9AD2ADADEB88%7D&itemid=%7B353D13D7-1CB5-4D7A-BEED-0501FF92763C%7D

March 18, 2008付けPeter Scott's Library Blogの記事

欧州図書館、利用者諮問委員会を設置

欧州図書館(The European Library: TEL)は、これまで以上に利用者ニーズに応えるため、図書館や学術コミュニティのメンバーからなる利用者諮問員会を設置しました。諮問委員会のアドバイスは、TELのポータルサイト開発と戦略構築に役立てられる予定です。また、諮問員会のメンバー9名のうちの1人として、“Open Access News”を運営する米アラハム大学のズーバー(Peter Suber)氏が含まれています。

The European Library Users Advisory Board
http://www.theeuropeanlibrary.org/portal/index.html

Users Get Their Say Developing the European Library(BLによるニュースリリース)

UCBに東アジア資料の専門図書館が開設

カリフォルニア大学バークレー校(UCB)に、日本語、中国語、韓国語の資料45万点を所蔵する東アジア図書館(C.V. Starr East Asian Library)が開設されました。この図書館は4,640万ドル(約46億円)をかけて建設された4階建ての建物で、研究者、学生、メンバーとなった一般人が利用可能だということです。

What's New in the Library: East Asian Library opens
http://blogs.lib.berkeley.edu/whats-new.php/2008/03/17/east_asian_library_opens

The C.V. Starr East Asian Library
http://www.lib.berkeley.edu/EAL/

栃木県小山市立中央図書館で「としょかん朝市」開催

栃木県小山市立中央図書館では、文部科学省の「地域の図書館サービス充実支援事業」の一環として、図書館の入口で地元農産品を販売する「としょかん朝市」を開催しました。朝市を通じて、図書館利用の促進と農業振興を図っているということです。なお、「地域の図書館サービス充実支援事業」として、農業支援サービスを行っているのはこの図書館が初めてだということです。朝市の評判は上々で、次回の開催も検討されています。

図書館で朝市、地域農業PR/栃木・小山市【関東】
- 日本農業新聞 2007/3/17付けの記事
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin8/article.php?storyid=5187

参考:
文部科学省、「地域の図書館サービス充実支援事業」を公募

NIH、パブリックアクセスに関する公開ミーティング開催

2007年12月、米国国立衛生研究所(NIH)の助成による研究成果のパブリックアクセス化を含んだ予算案が成立しましたが、NIHではその施行に関する公開ミーティングを2008年3月20日に開催するということです。このミーティングに先立ち、主に当日参加できない人を対象として、オンラインでコメントを受け付けていました。現在、そのコメントがNIHのウェブサイトで公開されています。SPARC、北米研究図書館協会(ARL)、ワイリー(Wiley)社、PLoSをはじめ、多くの図書館、大学、出版社、学会などがコメントを寄せています。

NIH Seeks Your Input
http://publicaccess.nih.gov/comments.htm

参考:
E741(No.121)NIHパブリックアクセス方針義務化等を含む予算案が成立

3月 18日

歴史資料や文化遺産をデジタル化する意義とは?

2007年3月10日付の“New York Times”紙に、デジタル化される資料/されない資料という振り分けが、将来の世代への歴史的資料や文化遺産の継承において与える影響について、紹介している記事が掲載されています。現時点では、貴重な資料であっても、技術や著作権や資金などの問題で、デジタル化できる資料の量には限りがあり、デジタル化されなかった貴重な資料が、「なかったもの」として将来へ継承されない危険があると指摘しています。例えば米国議会図書館(LC)では、資金の問題から、1億3,200万点ある資料のうち、近い将来デジタル化が見込まれているのはほんの10%に過ぎないとうことです。こうした苦境に対し、LCはGoogleと提携してデジタル化を進めるなど、対処していますが、専門家は事態はそう簡単に打開できないとしています。

MIT図書館、DRMを解除した電子ジャーナルを再契約

マサチューセッツ工科大学(MIT)図書館は、昨年3月にDRM付きの電子ジャーナルの購読契約をキャンセルしましたが、この度、DRMが解除されたことで、購読契約を再開したと発表しています。

Following Removal of DRM, MIT Resubscribes to SAE Database
http://news-libraries.mit.edu/blog/following-removal/1024/

参考:
MIT図書館、DRMを採用した電子ジャーナルの講読をキャンセル
http://current.ndl.go.jp/node/5614

CAS登録番号をWikipediaに使うことはできるか?

米国化学会(ACS)の一部門であるChemical Abstracts Service(CAS)は、化学物質を特定するためのCAS登録番号(CAS Registry Numbers)をWikipediaに使うことを禁止していましたが、この度、その方針を変更し、CAS登録番号をWikipediaに使うことを許可すると発表しました。

ACS blocks use of industry-standard chemical numbers in Wikipedia
http://www.earlham.edu/~peters/fos/2008/03/acs-blocks-use-of-industry-standard.html

3月 17日

「知的財産推進計画2007」の見直しに関する意見募集

内閣に設置された知的財産戦略本部が、「知的財産推進計画2007」の見直しに関する意見募集を行っています。期限は4月3日となっています。
なお、3月13日に開催された、知的財産戦略本部会合の配布資料も公開されています。著作権法の見直し、国立国会図書館(NDL)所蔵資料のデジタル化と図書館での利活用などの内容を含む、知的財産戦略本部コンテンツ・日本ブランド専門調査会による「デジタル時代におけるコンテンツ振興のための総合的な方策について」などが掲載されています。

「知的財産推進計画2007」の見直しに関する意見募集
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/pc/080313comment.html

知的財産戦略本部会合(第19回)議事次第

Google Book Searchへのリンクを実装した図書館、続々と

Google Book Searchのブログ“Inside Google Book Search”が、“Book Viewability API”を実装した図書館を紹介しています。公共図書館、大学図書館のほか、LibraryThing、Open Library、Scriblioなどでも実装されています。ExLibris社のリンクリゾルバ“SFX”経由で実装している大学図書館もあるようです。

Preview books anywhere with the new Google Book Search API - Inside Google Book Search
http://booksearch.blogspot.com/2008/03/preview-books-anywhere-with-new-google.html

参考:

LCの職員組合、書誌コントロールの将来WG報告書を批判

米国議会図書館(LC)の職員組合“Professional Guild”のマン(Thomas Mann)が、LCの書誌コントロールの将来WGの報告書“On the Record:Report of The Library of Congress Working Group on the Future of Bibliographic Control”を批判したレポート““On the Record” but Off the Track”を発表しました。

・研究者による研究のための情報探索と、すばやく情報を手に入れたい人の情報探索とを区別していない。
・LC件名標目表(LCSH)はWeb 2.0の検索技術では代替できない、当該分野の関連文献についての概観を提供するものである。

貴重書の目録作成のためのガイドライン(CILIP)

英国の図書館情報専門家協会(CILIP)の、貴重書・特別コレクショングループ(Rare Books and Special Collections Group)は、「貴重書の目録作成のためのガイドライン(Guidelines for the Cataloguing of Rare Books)」を改訂し、2007年版として出版しました。これは、1997年にガイドラインの初版が出版され、1999年に改訂されて以来となります。今回の改訂は、目録作成の技術の進歩や、Marc21がここ10年の間に図書館や書誌ユーティリティの間で支持されてきたことなどを踏まえているということです。

Guidelines for the Cataloguing of Rare Books

英国大学図書館コンソーシアムの総合目録、Google Book Searchへのリンクを実装

英国とアイルランドの主要な大学図書館のほか、英国図書館(BL)、スコットランド国立図書館、ウェールズ国立図書館がデータを提供している英国大学図書館コンソーシアム(Consortium of University Research Libraries: CURL)の総合目録“COPAC”が、このほどGoogle Book Searchが公開した“Book Viewability API”を実装し、Google Book Searchへのリンクを実現したと発表しました。

Copac links to Google Book Search - Copac News
http://copac.ac.uk/blog/2008/03/copac-links-to-google-book-search.html

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