アーカイブ - 2008年 3月 25日 - car

イリノイ大学アーバナ・シャンパーン校の貴重書図書館、カビのため休館

米国のイリノイ大学アーバナ・シャンパーン校の貴重書図書館が、カビのため2月25日から休館しています。カビが発生していることが目に見える資料は30万点の資料のうち5%未満ということですが、1980年代半ばに導入した、旧式で湿度管理が十分にできていなかった空調システム(エアコン)のせいで、カビの胞子が貴重書庫に充満してしまっているとのことです。事態は2007年の晩秋には発見されていたのですが、状況調査、人体への影響、対策の検討などに時間を費やしてしまい、せっかくの乾燥した冬の気候を無駄にしてしまったと同館の職員はAmerican Libraries誌のインタビューに答えています。修復不可能なレベルまで汚損している資料はありませんが、長期的な影響を考え、10週間、80万ドル以下の金額で専門業者にカビの除去を行ってもらっているところとのことです。

CILIP、図書館向け商品/サービスを提供している企業のダイレクトリを公開

英国の図書館情報専門家協会(CILIP)が、英国で図書館向け商品/サービスを提供している企業のダイレクトリ“Buyers Guide”のオンライン版を公開しました。400以上の企業について、どのようなサービスを行っているか、どのようなブランド名を使っているか、またウェブサイトのURLや連絡先を知ることができます。

Buyers Guide Online
http://www.buyersguideonline.co.uk/

Microsoft、NLM DTDに対応したWord用アドインのTechnology Previewを公開

米国医学図書館(NLM)が雑誌論文の電子的な出版・保存・交換に係る標準モデルとして定めたNLM DTDに対応したオーサリング・ツールを、Microsoft社がMicrosoft Word用アドインとして作成しています。このほど、そのTechonology Previewが同社のウェブサイトで公開されました。

Article Authoring Add-in for Microsoft Office Word 2007
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=09C55527-0759-4D6D-AE02-51E90131997E&displaylang=en

March 22nd, 2008付けDigitalKoansの記事

Microsoftが機関リポジトリ用ソフトを開発中

Microsoft社が機関リポジトリ用ソフトを開発中であり、2008年4月1~4日に英国サウザンプトンで開催されるリポジトリの国際会議“Open Repository 2008”で公式発表に先駆けてお披露目すると、同社の技術者がブログで発表しています。Windows ServerやSQL Serverなど、プラットフォームとなるソフトウェア類にはライセンスが必要となりますが、機関リポジトリ用ソフト自体は無料で、オープンソース化もあり得るとされています。

Microsoft and "Research-Output" Repositories - <savas:weblog/>
http://savas.parastatidis.name/2008/03/24/19a7fa4a-560d-47b4-bbea-9a22e9824bb8.aspx

国立大学協会九州地区支部、リポジトリを活用した研究論文集を創刊

国立大学協会九州地区支部が、機関リポジトリを活用した新たな学術論文集の刊行を開始しました。各大学が協力して査読と編集を行い、論文の本文は各大学のリポジトリに収録される形態となっています。

研究論文集 - 教育系・文系の九州地区国立大学間連携論文集 -
http://wwwsoc.nii.ac.jp/ecrk/

参考:
北大、HUSCAPでオンライン・ジャーナルを創刊
http://current.ndl.go.jp/node/5577

ARL、研究図書館の資料保存に関する統計2005/2006年版を公表

北米研究図書館協会(ARL)が、参加館の2005/2006会計年度の資料保存に関する統計を発表しています。回答館は111館で、

・専任スタッフ・予算がついている資料保存プログラムの数は合計77(近年の最高は80)
・合計の資料保存の費用は約1億800万ドルで、10年前と比べるとインフレ率とほぼ同比率で増加している。
・専任スタッフの合計はフルタイム換算で1,800人弱で、2004/2005年から5.4%の増。
・修復された資料の数は、昨年度から5万点以上増加と、この4年間で最も多かった。
・マイクロフィルム作成数は154,857と2004/2005年より11,000あまり減少したが、この3年間の増減は、米国議会図書館(LC)の事業に大きく拠っている。