アーカイブ - 2008年 10月 - car

10月 29日

ユタ大学図書館、OCLCの電子図書館用ソフトを機関リポジトリ用に拡張するOSSを開発

米国ユタ大学のマリオット図書館が、OCLCが開発した電子図書館用デジタルコレクション管理ソフト“CONTENTdm”を機関リポジトリ用に拡張するオープンソースソフトウェア“U-SKIS”を開発し、導入しています。同ソフトはすでにダウンロード可能となっており、紹介記事をOCLCがウェブサイトに掲載しています。

University of Utah’s open source workflow software [OCLC]
http://www.oclc.org/news/announcements/announcement306.htm

Institutional Repository | The University of Utah
http://uspace.utah.edu/

クラウドコンピューティングが高等教育に与える影響は?-EDUCAUSEの研究書『塔と雲』

情報技術の活用を推進し高等教育の向上を目指している米国のNPO・EDUCAUSEが、ネットワーク情報経済の登場、とりわけクラウド・コンピューティングの登場により、高等教育がどのような影響を受けているのかについて考察した研究書『塔と雲(The Tower and The Cloud)』を刊行しています。電子書籍版もあり、オンラインで読むことができます。

The Tower and The Cloud | EDUCAUSE
http://www.educause.edu/thetowerandthecloud/133998

October 28th, 2008付けDigitalKoansの記事

ハロウィン特別企画「幽霊の出る図書館」(米国)

Encyclopaedia Britannicaのブログで、米国図書館協会(ALA)のエバーハート(George Eberhart)氏が、ハロウィン特別企画として「幽霊の出る図書館(Haunted Libraries/Library Ghosts)」を紹介する連載を行っています。連載期間は2008年10月27日から31日までの1週間で、順に米国各地域(北東部、中西部、南部、西部)と紹介した後、31日には世界の「幽霊の出る図書館」が紹介されます。ちなみにこの企画、昨年も行われ好評を博したため、再度、情報を新規に追加・更新して行われることになったとのことです。

Ghosts in the Library! (The Haunted Library Series is Back) | Britannica Blog

10月 28日

連邦政府寄託図書館評議会(DLC)2008年秋季会議の会議録

米国の連邦政府寄託図書館評議会(DLC)の2008年秋季会議(10月20日〜22日、ヴァージニア州・アーリントンで開催)の会議録として、62の発表資料のファイルが公開されています。

Downloads | 2008 | Depository Library Council (DLC) Meetings | Events - FDLP Desktop
http://www.fdlp.gov/repository/fall-dlc-meeting-arlington-va/3.html
会議案内
http://www.fdlp.gov/events/falldlc08.html

ちなみに春季会議(3月31日〜4月2日、コロラド州デンバーで開催)の会議録も公開されています。

会議録

Library Journal誌、ライブラリー・スクール卒業生の就職先、給与、職位調査2008年版を発表

Library Journal誌が、2007年にライブラリー・スクールを卒業した人の就職先(館種・職種と地域)、給与、職位に関する調査の2008年版の結果を発表しています。

・ライブラリー・スクール(Information Scienceという名称のところも含む)の卒業生、推計5,300名のうち1,768名(約33%)が回答。このうち1,189名が、図書館関係の専門職に就いた。
・初任給は42,361ドルと、前年比3.1%の増加。なかでもミシガン大学の卒業生は平均55,869ドルと、群を抜いて多かった。また学校図書館メディアスペシャリストは44,935ドルと、前年比5.6%の増であった。
・就職先は公共図書館が30%、大学図書館が26%、学校図書館が16%、専門図書館が8%、政府系図書館が3%であった。

ハロウィンに図書館員の扮装をする人へ

“LIBRARIAN ON THE RUN”という現役図書館員が運営しているブログに、ハロウィンに「図書館員の扮装」をする人に向けてのアドバイスが載っています。それによると、ステレオタイプに偏り過ぎず図書館員のファッションの実態を考慮に入れた上で、図書館員っぽい服装をするには、

・通行証や鍵をつけたストラップを首から提げる。
・おしゃれな、またヴィンテージのデザインの眼鏡ではなく、フレームが大きめの眼鏡をかける。
・本をテーマにしたアクセサリーを身につける。
・実用本位の靴を履く。

といった点に注意すればよいということです。

Costume Advice: How to Dress Like a Librarian
- Librarian on the Run 2008/10/22付けの記事

マサチューセッツ州の公共図書館、経済不況につれ利用が急増

米国マサチューセッツ州北部地域の図書館で、経済不況につれ利用が急増しているという記事が、Boston Globe紙に掲載されています。この記事は図書館員への取材から得た利用統計の数値を元に書かれていますが、昨年度と比べて貸出数が15~36%増加している公共図書館がいくつか取り上げられています。図書の利用だけでなく、CD、DVD、インターネット端末の利用も増加しており、ある図書館員は、利用者の可処分所得の減少をこの理由と察しています。このように利用が増加している一方で、図書館の予算は引き続き厳しいことが予想されることから、「経済状況が厳しくても、人々が利用できるよう、図書館サービスを続けていくことが重要だと認識してもらいたい」という図書館員の言葉で、記事は締められています。

「欧州図書館(TEL)におけるFRBR」ワークショップの発表資料

2008年10月9日にポルトガル国立図書館で開催された、欧州図書館(TEL)におけるFRBRについてのワークショップの発表資料が公開されています。欧州レベルでの目録構築におけるFRBR化の課題のほか、OCLCにおける取り組みの状況についても発表されています。

Workshop on FRBR in The European Library
http://www.bn.pt/workshop_telplus/index.html

22 October 2008付けFRBR Blogの記事
http://www.frbr.org/2008/10/22/workshop-on-frbr-in-the-european-library

ケータイ小説、ネット規制など10代のネット利用事情

INTERNET Watch誌に、10代のネット利用に関する特集記事が2回に渡って特集されています。無料ホームページ作成サービス「魔法のiらんど」の担当者が語るケータイ小説の利用事情や同社の安全なネット利用のための取り組み、また、青少年のネット利用に対する規制について当事者の10代がどう感じているか、などがまとめられています。

10代のネット利用を追う
子どもはわからないから問題を起こしているだけ -「魔法のiらんど」に聞く<前編>
INTERNET Watch 2008/10/23付けの記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/teens/2008/10/23/21288.html

10代のネット利用を追う
ケータイ小説は新時代の“源氏物語”- 魔法のiらんど」に聞く<後編>

著者の権利早わかり

学術情報のデジタル出版に関する膨大な書誌サイト“Scholarly Electronic Publishing Bibliography”や学術情報に関するブログ“DigitalKoans”を作成しているベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が、「著者の権利早わかり(Authorʹs Rights, Tout de Suite)」と題するペーパーを公開しています。これは、著作権、セルフアーカイビング、オープンアクセス誌、クリエイティブコモンズなど、著者の権利に関連する事項の要点を説明するとともに、有益な情報源(たとえばSHERPA/RoMEOの著作権ポリシーデータベース)などの使い方、見方も説明されています。

Authorʹs Rights, Tout de Suite 
Charles W.  Bailey, Jr.

米Amazon、ウェブブラウザでの「ウィンドウショッピング」用サイトを試験公開

米Amazon社が、ウェブブラウザを用いて、毎週のベストセラー商品・新着商品・同社おすすめ商品(editor's pick)の「ウィンドウショッピング」ができるウェブサイト“Amazon Windowshop”をベータ版として公開しています。これは、キーボードの上下左右キーを使って、書籍・DVD等の表紙画像を選択していくというインターフェースとなっています。検索機能はないようです。表紙画像を選択すると、書籍の場合はあらすじを読み上げ、音楽CDや映画DVD、ゲームの場合はサンプルが流れます。購入ボタンをクリックすると、購入できるという形です。書籍や音楽とは別のカテゴリーとして「オーディオブック」が存在している点も注目されます。

Amazon Windowshop Beta
http://windowshop.com/

『図書館ねこデューイ』日本語版刊行

本サイトで追い続けてきた図書館ネコ「デューイ」の伝記"Dewey: The Small Town Library Cat Who Touched the World"の日本語版『図書館ねこデューイ:町を幸せにしたトラねこの物語』が刊行されています。

原著は全米でベストセラーになっているそうです。

図書館ねこ デューイ - hayakawa online
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/114543.html

図書館ねこデューイ
http://blog.hayakawa-online.co.jp/dewey/

Hardcover Nonfiction Best Sellers - NYTimes

10月 27日

NII、Open Access Day 特別セミナー「日本における最適なオープンアクセスとは何か?」の講演映像も公開

国立情報学研究所(NII)が2008年10月14日に開催した、SPARC Japanセミナー2008【Open Access Day 特別セミナー】「日本における最適なオープンアクセスとは何か?」の講演映像が、公開されています。

SPARC Japan セミナー【Open Access Day 特別セミナー】
「日本における最適なオープンアクセスとは何か?」
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2008/20081014.html

参考:
NII、Open Access Day 特別セミナー「日本における最適なオープンアクセスとは何か?」の講演資料を公開
http://current.ndl.go.jp/node/9090

NII、UPKIシングルサインオン実証実験中間報告会を開催

国立情報学研究所(NII)が中心となって進めてきた全国大学電子認証基盤(UPKI)事業の一環であるシングルサインオン実証実験(2008年8月~)の中間成果報告会が、2008年11月10日に東京で開催されます。「図書館を対象としたシングルサインオンに関する調査結果について」「図書館におけるシングルサインオン利用の現状等について」と題する発表も行われます。

UPKIシングルサインオン実証実験 ~Shibbolethを利用した大学間認証連携の実現~
https://upki-portal.nii.ac.jp/SSO

参考:
UPKI認証連携基盤によるシングルサインオン実証実験始まる(日本)
http://current.ndl.go.jp/node/8428
E536 - NIIの全国大学電子認証基盤(UPKI)事業

米国情報科学技術協会(ASIS&T)2008年年次大会のプログラム

2008年10月24日~29日の日程でオハイオ州コロンバスで開催されている、米国情報科学技術協会(ASIS&T)2008年年次大会のプログラムとその要旨が公開されています。2008年のテーマは「人々が情報を変える-情報が人々を変える」です。

2008 Annual Meeting
People Transforming Information - Information Transforming People
http://www.asis.org/Conferences/AM08/index.html
同、Wiki
http://www.asis.org/wiki/AM08/index.php/Main_Page

大学の学部学生を対象とした情報技術に関する調査(米国)

情報技術の活用を推進し高等教育の向上を目指している米国のNPO・EDUCAUSEの中で、応用研究を担当しているECAR(EDUCAUSE Center for Applied Research)は2004年から毎年、大学の学部学生を対象とした情報技術に関する調査を行っています。この2008年版がこのほど公開されました。ちなみに、過去のものもウェブサイトで公開されています。

2008年版では、90の4年制大学、8の2年制カレッジの新入生・最上級生、あわせて27,317人に、情報機器の所有、情報技術の利用経験、情報行動、選好、スキル、SNSへの参加等についての質問紙調査を行っています。

The ECAR Study of Undergraduate Students and Information Technology, 2008

ROARのリポジトリのレコード登録数統計に日本のデータも追加

オープンリポジトリのダイレクトリ“ROAR(Registry of Open Access Repositories)”に登録されているリポジトリのレコード登録数を週次でグラフ・表で示す“Repository Records Statistics”が、収録対象を海外に広げました。日本の機関リポジトリのデータは、2008年7月最終週からのものが、47機関分収録されています。

Japan Respositories : table of record totals
http://www.nostuff.org/ircount/table.php?country=jp

Repository Records Statistics
http://www.nostuff.org/ircount/

October 21st, 2008付けDigitalKoansの記事

ミシガン大学図書館と出版会、デジタル文化に関する研究書シリーズを共同でOA出版

米国ミシガン大学図書館とミシガン大学出版会が共同で、デジタル文化に関する研究書シリーズ“digitalculturebooks”をオープンアクセスで出版しています。現在7点が出版されていますが、剽窃、ゲーム、北京オリンピックなど、取り扱われているテーマはさまざまです。同時に印刷版も販売するということで、両者はこの試みから新しい出版・読書モデルについて考える際のデータを収集したいとしています。

digital culture books
http://www.digitalculture.org/

October 24th, 2008付けDigitalKoansの記事

MedlinePlusが10周年

米国医学図書館(NLM)が提供する一般向け医療・健康情報サイト“MedlinePlus”が、1998年10月22日の開設から10周年を迎えました。NLMが、この10年のサイトの進化を総括しています。

・これまで200か国以上、総計5億人を越えるアクセスがあった。
・開設当初は22の、健康トピック(部位や症状、性別・年齢などから引ける疾病・健康に関する情報や治療法などの情報)を提供していたが、10年間で770以上に増えた。
・2002年からスペイン語版を提供し、好評を博している。
・2003年から地域に特化した健康サービスの情報を提供し、好評を博している。
・疾病・症状等の名称について、40以上の言語での対訳を提供し、好評を博している。

このほか、薬やサプリメントの情報、病院・医師等のダイレクトリー、辞書、外科手術のビデオ、教育用教材なども提供されています。

ドイツ教育研究省など、世界各国の読書推進・支援活動を紹介するポータルサイトを開設

2008年10月15日、フランクフルト国際ブックフェアにおいて、ドイツ連邦教育研究省、読書財団(Stiftung Lesen)、ドイツ国際教育研究研究所が共同で、世界各国の読書推進・支援活動(キャンペーン、プロジェクト)を紹介するウェブサイト“Lesen weltweit”を開設したと発表しました。英語版も同時に“Reading Worldwide”という名称で開設されています。

これは、世界各国で国家レベルの読書推進プログラムがスタンダードになってきているにも関わらず、それらの情報を一覧できるポータルサイトが未だ作られていないことから開設されたもので、情報の交換・共有と国際比較が企図されています。各国の活動の紹介のほか、読書推進のキーパーソンへのインタビューも掲載されています。

Lesen weltweit
http://www.lesen-weltweit.de/

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