アーカイブ - 2008年 10月 7日 - car

ボストンでユニバーサル・アクセス・デジタル図書館サミットが開催

米国北東部の4州にある20の大学・研究図書館からなるボストン図書館コンソーシアム(BLC)が2008年9月24~25日、ユニバーサル・アクセス・デジタル図書館サミットを開催しました。このサミットには、図書館蔵書のデジタル化に関係する図書館関係者・研究者のほか、デジタル化事業を行っているGoogle社、Internet Archive、また出版社などからも参加者がありました。

このサミットでは、図書館蔵書から商用目的でスキャニングされているパブリックドメインの作品を利用するのに、制限を加えるデジタル化事業、とりわけGoogle社の事業に対し、市民の権利を侵害することであると批判・懸念を表明する意見が数多く上がったとのことです。

米国公共図書館の「格付け」2008年版が発表

米国では、ウィスコンシン州ワウケシャ郡統合図書館システムのディレクター兼図書館コンサルタントのヘンネン(Thomas J. Hennen Jr.)氏が、1999年から米国の公共図書館の格付け(rating)を行い、“Hennen's American Public Library Ratings(HAPLR)”としてAmerican Libraries誌・Library Journal誌等で発表し、また頒布もしています。これは、全米教育統計センター(NCES)が取りまとめている公共図書館統計を元に、15の指標を策定し、指標ごとに重み付けを行って得た数値で、図書館の規模ごとにランキングをつけるというものです。このほど、この2008年版(数値そのものは、NCESの2005年の統計による)が発表されました。

京都大学図書館機構、京都大学の研究活動を紹介するマンガを機関リポジトリで公開

京都大学と京都精華大学の協同プロジェクトにより作成された「マンガによる京都大学紹介冊子」、『MANGA Kyoto University』が、京都大学図書館機構の運営する学術機関リポジトリで公開されています。

MANGA Kyoto University
http://hdl.handle.net/2433/66065

京都大学図書館機構 - マンガによる京都大学紹介冊子「MANGA Kyoto University」をデジタル版で公開
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/bulletin/article.php?storyid=359

「MANGA Kyoto University」が京都大学学術情報リポジトリで公開されました。(2008年10月3日) - 京都大学

OAを批判してきた米国人類学会、2誌をOA化-エンバーゴは35年

2006年にオープンアクセスに賛意を示す出版部門を解散させるなど、オープンアクセスに批判的な立場を取ってきた米国人類学会(American Anthropological Association:AAA)が、Wiley-Blackwell社の協力を得て、同学会の主要誌である“American Anthropologist”および“Anthropology News”の2誌を、2009年から35年間のエンバーゴ(猶予期間)の後、オープンアクセス化することとした、と発表しています。AAAは、この種の取り組みは人文科学・社会科学分野の出版業界では初めてのものだとしています。また2010年の総会にてこの取り組みを再評価する、さらに、将来的には拡大することもあり得る、とも述べています。

ユネスコ、国連識字の10年(2003年~2012年)の中間報告を発表

2003年から2012年にかけての10年は、国連識字の10年(United Nations Literacy Decade)に指定されており、全世界で識字率を高めるための取組みがなされています。2008年10月6日、第63回国連総会の場でユネスコは、取り組みの成果の中間報告をまとめた報告書を発表しました。報告書によると、世界の成人識字率は、1985年から1994年の期間と2000年から2006年の期間とを比較すると、76%から83.6%へと上昇しており、このペースでいくと、2015年には成人識字率は87%に到達すると予想されています。しかし、南アジア、西アジア、サハラ以南のアフリカでは、上昇がスローペースとなっていること、識字問題に対する財政的支援が依然として不十分であることなどが、懸案事項となっているということです。

新潟市立中央図書館、「ほんぽーとマンガ大学」を開校

新潟市立中央図書館は、開館1周年記念企画として、「ほんぽーとマンガ大学」を開校しています。

新潟市ゆかりのマンガ家の原画展や、シンポジウム、親子マンガ教室などが開かれています。

「ほんぽーとマンガ大学」を開校します!
http://www.niigatacitylib.jp/modules/news/article.php?storyid=146

マンガ大学が来月開校、新潟 - 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=113542

ヴァーチャル図書館機能にこだわったケンブリッジ大学図書館の新サービス

ケンブリッジ大学図書館は、「科学分野の研究者にとって、図書館は今や、概して“ヴァーチャル資源”である」という認識に立ち、科学分野の研究者向けに、利用者が自分の使っているパソコンから十分なサービスを享受できるヴァーチャル図書館としての機能を充実させたウェブサイト“Science@cambridge”を開始しました。このウェブサイトは、科学に関する電子資源へのアクセスと、そういった資源に関するメタ情報を充実させており、利用者が膨大な数の情報源から、必要な情報へたどり着くことをサポートするとともに、各主題に通じた図書館職員の支援をリアルタイムで受けられるサービスも合わせて提供しています。

Science@cambridge
http://www.lib.cam.ac.uk/scienceportal/

ミシガン大学図書館、テレビゲームを収集・公開

ミシガン大学の芸術・建築・科学技術関連資料を収集・提供する図書館である「ドゥデルスタット・センター(Duderstadt Center)」が、約2年前から収集していたテレビゲームの提供を開始したと、地元の新聞が報じています。
記事によると、テレビゲームは学術的な研究のために収集したもので、20機種、約400点程度のタイトルを所蔵しているとのことです。
すでに正式オープン済みですが、11月にオープニング・イベントの開催を予定しているとのことです。

Library opens video game archive
(Michigan Daily紙 2008年9月29日記事)
http://michigandaily.com/content/campus-life/library-opens-video-game-archive