アーカイブ - 2020年 - book

9月 17日

E2303 - 図書館構築システム上の利用者データへのリスク評価ガイド

米国の電子図書館連合(DLF)が2020年5月21日に“A Practical Guide to Performing a Library User Data Risk Assessment in Library-Built Systems”を公開した。これは,図書館が構築したシステムが収集する利用者データへのリスクを理解するための定義,収集データのリスク評価に関するガイドである。

E2304 - フランスの図書館ではどのような本が読まれているのか?

2020年6月5日,フランス文化省は2019年版の“ Baromètre des prêts et des acquisitions dans les bibliothèques de lecture publique”を発表した。これは,公共図書館における資料の貸出・購入実績の年次動向調査の報告書であり,2014年に開始された同調査の6回目にあたる。なお,本稿では「公読書のための図書館(les bibliothèques de lecture publique)」を便宜上「公共図書館」と意訳した。「公読書(lecture publique)」とは,市民の読書の機会保障を国や自治体の責務として位置づけるフランス行政独自の概念であり,その主な担い手は公共図書館である。

E2301 - オープンな画像の利活用を開拓するIIIF Curation Platform

IIIF(E1989参照)はライブラリやミュージアムにおける画像配信形式として,ここ数年の間に国際的にも急速に普及が進んだ技術である。画像配信形式をIIIFで共通化できれば,画像の公開や閲覧に必要なソフトウェアを共通化でき,利活用に伴う学習コストも低下することが期待できる。しかしIIIFがもともと画像提供者側の問題意識から提案されたこともあり,現在のIIIF仕様は提供者側のニーズに焦点を合わせており,利用者側のニーズを反映しているとは言えない。このギャップに着目し,IIIF画像の新たな利活用を開拓するのが本稿で紹介するIIIF Curation Platform (ICP)の目標である。

9月 16日

9月 3日

E2293 - 八王子市(東京都)のオーディオブック配信サービスについて

八王子市(東京都)では,2020年3月に「第4次読書のまち八王子推進計画 2020年度~2024年度」を策定し,「いつでも,どこでも,だれでも」読書に親しめるまち八王子の実現を基本指針に掲げている。図書館を中心として,家庭,地域,市民・市民団体,事業者,教育機関,行政などが連携した取組や,「いつでも,どこでも,だれでも」読書に親しめる環境を整備するとともに,全ての市民の読書活動を切れ目なく支援し,市民が,生涯にわたって,“読書”を楽しめる,知的好奇心あふれるまちをめざしている。

E2295 - 「京都大学研究データ管理・公開ポリシー」採択の経緯

京都大学では,2020年3月19日に「京都大学研究データ管理・公開ポリシー」(以下「ポリシー」)を採択した。ポリシーは,本学における研究データの取り扱いについて基本的な方針を示すものである。具体的には,本学の研究者が各分野の特性に応じた研究データ管理を行うこと,研究データを可能な限り公開して利活用を促進することを原則として定めている。ポリシーの目的は,研究データの適切な管理・保存・公開を促進することで,本学の理念でもある学術研究の発展と地球社会の調和ある共存に貢献することである。ポリシーの各文言の意図については,ポリシー本文と共に公開されている「ポリシーの解説・補足」で詳述している。よって本稿は,ポリシー採択までの経緯を中心に扱う。

E2298 - 南欧の国立図書館における複写貸出サービス

2019年の晩秋,南欧4か国の国立図書館や大学図書館を実地に訪ね,利用者サービスについて調査を行う機会を得た。訪ねたのはポルトガル,スペイン,イタリアそしてギリシャの4か国である。本稿ではイタリア以外の3か国の国立図書館について職員へのインタビューによって得た見聞をもとに,複写および貸出サービスの実態を紹介したい。イタリアの国立図書館における複写サービスについては同僚の伊藤暁子が2018年にローマとフィレンツェの2館を訪問し(E2165参照),『国立国会図書館月報』第706号に豊富な写真つきでまとめている。イタリア以外の欧州の国立図書館についても知ることができる。ぜひ参照されたい。

E2294 - フロッピーディスク保存の新デバイス「ポリーヌ」について

1970年代に登場したフロッピーディスク(FD)は,初期の8インチ,5.25インチそして21世紀まで活躍した3.5インチまで,デジタルデータの保存メディアとして広く使われてきた。だがこれらFDは,カセットテープなどと同じ磁気媒体で,経年劣化により近い将来データの読み込みが完全に不可能となる。筆者が理事長を務める特定非営利活動法人ゲーム保存協会は,日本のPCゲーム作品を歴史的文化資料として収集し,長期的にアーカイブする日本唯一の機関だが,1980年代の資料の多くはFDに記録されており,データのマイグレーションが喫緊の課題であった。

E2296 - データリポジトリの信頼性に関するTRUST原則

データリポジトリの信頼性に関するTRUST原則(The TRUST Principles for digital repositories:以下「TRUST原則」)は, 2020年5月に公表された,デジタルリポジトリの信頼性を実証するための一連の指針である。本稿では,公表までの経緯や要件の概要,他の基準との関わりを紹介する。

9月 2日

8月 20日

E2290 - 英国の子どもの読書傾向に関する調査レポート

 

 E2290

英国の子どもの読書傾向に関する調査レポート

国際子ども図書館企画協力課・繁元康太(しげもとこうた)

 

   子どもたちはどのような本を読んでいるのだろうか――本稿では,子どもの読書に関する英国の調査レポート“What Kids Are Reading”を紹介する。この調査は,英国ダンディー大学教授のトッピング(Keith Topping)氏が毎年実施しているもので,レポートは学習支援ソフトウェアの開発等を行っている米国企業Renaissance Learning社(以下「ルネッサンス社」)の英国支社から刊行されている。

E2289 - Code4Lib JAPANカンファレンス2020,オンラインにて開催

2020年6月20日から21日にかけて,Code4Lib JAPANカンファレンス2020が開催された。8回目の開催(E2198ほか参照)となる本カンファレンスは,当初は愛知大学(愛知県豊橋市)で開催される予定であったが,新型コロナウイルス感染症の影響により現地開催を行わず,オンライン会議システムZoomを用いた開催となった。カンファレンスには過去最高となる148人の参加があり,例年以上の活発な議論や質疑応答が行われた。筆者は本カンファレンスに実行委員として参加しており,カンファレンスの発表に加えて,オンライン開催という運営面の話題においても本報告で触れたい。

E2288 - 研究成果公開の新たな国際標準に向けた筑波大学の取組

2020年4月1日に,国立大学法人筑波大学とオープンアクセス(OA)出版プラットフォームの提供を行うF1000 Research社は,研究分野にとってより適した言語を英語・日本語から選び,研究成果を公開することが出来る,世界初の「オープンリサーチ出版ゲートウェイ」(以下「筑波大学ゲートウェイ」)の開発に向けた契約を締結した。2020年11月の公開を予定している。

E2287 - 城西大学水田記念図書館の利用者支援RPG『TOSHOKAN QUEST』

城西大学水田記念図書館のウェブサイト上で2020年5月11日から公開している『TOSHOKAN QUEST』は,新入生オリエンテーションの1コンテンツとして制作した,ブラウザ上でプレイできる図書館紹介ゲームである。

E2291 - ACRL「アクセスサービス図書館員の枠組み」の紹介

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)は,「アクセスサービス図書館員の枠組み」(A Framework for Access Services Librarianship)が承認されたことを2020年5月7日に発表した。本稿では,その概要を紹介する。

E2292 - 阪神・淡路大震災から25年目を迎えた図書館等の取組

1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生してから,2020年で25年が経過した。節目の年を迎えるにあたり,各地で阪神・淡路大震災の経験や教訓を伝える動きが見られた。本稿では,被災地域を中心に,2019年10月から2020年6月にかけての図書館等の阪神・淡路大震災に関する動きについて主な情報を紹介する。

8月 19日

7月 30日

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