アーカイブ - 2015年 - book

3月 25日

E1660 - あやかりの杜図書館 冬の特別企画「夜の図書館」

 2015年1月・2月の毎週金曜日に,あやかりの杜図書館(沖縄県北中城村)において,冬の特別企画として「夜の図書館」を開催した。この企画は,開催期間中に地元紙や一部報道番組に取り上げられたこともあり注目を集めた。小さな村の図書館のひとつの取り組みとしてここに紹介したい。

3月 19日

CA1846 - 研究文献レビュー:地域資料サービス / 竹田芳則

本レビューは、公立図書館における地域資料サービスに関する文献を主な対象とする。従来、地域資料、郷土資料、(地方)行政資料といった用語の定義があいまいであったものが、1999年に日本図書館協会の図書館員選書として出版された『地域資料入門』(1)において、後述のとおり、概念が明確化され、以降「地域資料サービス」といった用語が定着化してきたと考えられる。同書の巻末には、地域資料に関する先行文献の一覧が掲載されていることから、本レビューでは1999年以降に国内で発表されたものを対象とした。...

CA1845 - ResourceSync:OAI-PMHの後継規格 / 林 豊

 本稿では、米国情報標準化機構(NISO)とOpen Archives Initiative(OAI)によって策定が進められているResourceSync(1)の概要を紹介する。

 ResourceSyncは、2つのウェブサーバの間でコンテンツの同期(2)を行うためのプロトコルである。2011年にOAI-PMH(CA1513参照)の後継規格として検討が始まった。ワーキンググループにはOAI-PMHの策定に深く関わったロスアラモス国立研究所のソンペル(Herbert van de Sompel)も名を連ねている。一連の規格のなかでコアとなるResourceSync Framework Specification(ANSI/NISO Z39.99-2014)(3)のバージョン1.0が2014年4月にリリースされた。...

 

CA1844 - フランスにおける書籍デジタル化の動向 / 服部有希

フランスは、文化・通信省の主導の下、フランス国立図書館(BnF)が中心となり、書籍等のデジタル化を推進している。その対象は、パブリック・ドメインの資料から始まり、著作権保護期間内にある著作物へと拡大しつつある。

 本稿では、フランスにおける書籍等のデジタル化の進展を概観した上で、最新の動向である絶版書籍及び孤児著作物のデジタル化について紹介する。...

CA1843 - ベトナムの図書館における目録作成ツール / 木村麻衣子

 ベトナムの図書館に関して、日本語ではGiem Trinh(1)、黒古(2)、Nguyen Hoa Binh(CA1615参照)、松村(3)などにより散発的に短い報告がなされてきたものの、依然としてよく知られていないのが実情である。特に、目録作成に際してどのような目録規則や分類表が用いられているのか、現状を報告する文献はほとんど見当たらない。筆者は、漢字文化圏の典拠コントロールについて研究を進めていることから、2014年4月に、ベトナム国家図書館(The National Library of Vietnam: NLV)および国立科学技術図書館(National Library for Science & Technology)に対して、目録作成の状況に関する訪問調査を行い、通訳を介してそれぞれ3時間程度のインタビューを行った(4)。さらに2014年10月に、ホーチミン市総合科学図書館に対して質問紙調査を行い、回答を得た。その概要を、ベトナムの図書館における目録作成ツールに関するいくつかの先行研究とともにここに報告する。

CA1842 - 大学図書館と特殊コレクション -名古屋大学の西洋古典籍特殊コレクション / 中井えり子

 日本国内の大学図書館に文庫やコレクションがいくつ、どこに存在し、それらがどのようなものであるのか、文献をさがしてみた。国立国会図書館刊行の『全国特殊コレクション要覧』(1)は、所蔵機関やコレクションの種別・テーマを問わず調査されたもので、これを更新して、オンライン化して公開したものが「全国特殊コレクションリスト」(2)である。このサイトに、2015年1月28日現在6,272件とある。また、関係リンクとしてり、日本国内の大学図書館関係個人文庫(3)と日本の大学所蔵特殊文庫データベース(4)が紹介されている。後者は『日本の大学所蔵特殊文庫解題目録』(5)をオンライン化したものである。そのほか、少し古いが大学図書館の情報を含む文献があり(6)、これらの文献やデータベースで、大学図書館が所蔵するだいたいの特殊コレクションを知ることができる。

CA1841 - 読書通帳の静かなブーム / 和知 剛

 ここ数年、公共図書館で「読書通帳」(1)が静かなブームになっている。どこかで導入するたびに、全国紙の地域面や地方紙などの報道に取り上げられている。しかし、図書館業界の外における注目度に比べて、図書館業界ではカレントアウェアネス・ポータル(2)以外の主要な媒体において、読書通帳単独では記事として取り上げられてこなかった(3)。それ故、「静かなブーム」と筆者は受け止めている。...

CA1840 - 読書条例制定の動きについて / 日置将之

 2001年に制定された「子どもの読書活動の推進に関する法律」(1)は、読書活動の推進を主目的にした日本では初めての法律である。その後、2005年には「文字・活字文化振興法」(2)も制定され、読書も含めた文字・活字文化という大きな枠組みの中で、その振興がうたわれている。...

3月 5日

E1659 - 第11回レファレンス協同データベース事業フォーラム<報告>

 2015年2月19日,第11回レファレンス協同データベース事業(レファ協)フォーラム「つながる図書館の情報サービス:『調べる方法』の公共性」が国立国会図書館関西館で開催された。本フォーラムは,専門家の講演,参加館の実践報告等を通じて事業への認識を深め,併せて関係者相互の情報交換,交流の場とすることを目的として毎年開催されているものである。今年のフォーラムはインターナショナルオープンデータデイ2015の関連イベントに登録されており,これまでのフォーラムで議論されてきたデータの公開だけでなく,二次利用可能な形でのデータ提供(オープンデータ化)も視野に入れた議論が行われた。...

E1658 - 千葉大学アカデミック・リンク・シンポジウム<報告>

 2014年12月22日,千葉大学アカデミック・リンク・センターはアカデミック・リンク・シンポジウム「つながる学び:アカデミック・リンクのこれまでとこれから」を開催した。アカデミック・リンクとは,「考える学生」の創造を目指す千葉大学の新しい学習環境コンセプトであり,附属図書館,統合情報センター,普遍教育センターが協力して,2011年度から取り組んできたものである。今回のシンポジウムでは,センターの教職員がこれまでの活動成果を講演とポスターセッションにて報告した後,学外の有識者を交え,これからの大学改革の中でどのような役割を担っていくのか,議論を行った。...

E1657 - デジタル・アーカイブズによる琉球政府文書の利用促進

 沖縄県は,2013(平成25)年度から琉球政府文書デジタル・アーカイブズ推進事業(琉球政府文書をデジタル化し,ネット公開を目指す事業)の取り組みを開始した。2015(平成27)年度からの一部公開に向けて,現在準備を進めている。...

E1656 - 長崎市立図書館「がん情報サービス」PV作成に込めた想い

 長崎市立図書館(長崎県)では,「がん情報サービス」を紹介するプロモーションビデオ(PV)を作成し,2014年10月から広報に活用してきた。“「らしく」いてほしい”という想いが,今回のPVを作る上でのコンセプトである。これまで「がん情報サービス」に携わり,様々な経験をする中で市民ひとりひとりが「自分らしく生きる」ことの大切さを感じたからだ。

 そもそも,PV作成のきっかけには,当館で行っている「がん情報サービス」の存在が市民になかなか浸透しないという状況があった。図書 館に訪れる市民でもサービスの存在を「知らなかった」という声が多く,「図書館でがん情報を提供しているとは思いつかない」 と言われることもあった。そこで,市民にサービスを広め活用につなげるため,PRの一環としてPVを作成した。...

3月 4日

2月 19日

E1655 - 「忘れられる権利」の適用範囲-EUとGoogleの見解

 2014年5月13日の欧州連合(EU)の欧州司法裁判所(Court of Justice)の裁定により,検索エンジンの検索結果に関して,検索エンジン運営者にEUデータ保護指令第12条第2条(d)で定義される「管理者」(controller)としての削除義務があることが認められた。そして,データ主体(識別又は識別可能な自然人のことで,ここでは,個人名での検索により自らの情報を含むデータへのリンクが表示される個人)には削除を要求する権利があることが認められた(E1572E1585参照)。...

E1654 - 愛知教育大学 図書館『種』プロジェクト

 愛知教育大学附属図書館では,文部科学省に採択された「環境研究と環境教育の融合によるエコキャンパスづくり」事業の一環として,図書館『種』プロジェクトを2013年5月よりスタートさせた。...

E1653 - 震災20年:神戸市立図書館が震災関連資料室をリニューアル

 2015年1月4日,神戸市立図書館(兵庫県)では神戸市の「震災20年継承・発信事業」の一環として,中央図書館にある「震災関連資料室」の展示内容を一新した。...

E1652 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2015年2月12日現在)

東日本大震災後の図書館等をめぐる状況について,本誌での既報(E1629ほか参照)に続き,2014年11月下旬から2015年2月上旬にかけての主な情報をまとめた。...

ページ