アーカイブ - 2014年 - book

11月 27日

E1632 - 「オープン世代」のScience<報告>

2014年10月21日,国立情報学研究所(NII)において第3回SPARC Japanセミナー2014「「オープン世代」のScience」が開催された。同セミナーはオープンアクセス・サミット2014の第1部であると同時に,世界各地でオープンアクセス(OA)に関連するイベントが開催されるオープンアクセスウィーク(OAW)にあわせて行われたものでもあった。2014年のOAWのテーマは“Generation Open”で,若手研究者のOAへの参加に焦点をあてていくとしていた。筆者は本セミナーの企画に参加し,他の企画者とも話し合い,OAWというある種の「祭り」に際して,日本国内で科学,研究のあり方を変えるような取り組みを行っている若手研究者にその活動を紹介してもらうとともに,図書館員と彼らの架け橋となる場を設けたいと考えた。以下、概要を報告する。...

E1631 - 米国の公共図書館における高等学校の卒業資格取得プログラム

米国の公共図書館において,高等学校の卒業資格を取得できるプログラムが設置される事例が増えつつある。例えば,オハイオ州のシンシナティ・ハミルトン郡公共図書館では“Career Online High School”というプログラムを設置し,8学年(日本の中学2年生相当)を修了した,21歳以上の住民に対して,高等学校卒業時に付与される資格等を取得するプログラムを提供している。また,ニュージャージー州においては,週内の複数の図書館が, “Online High School Completion Program”を実施している。住民を対象とする点では,オハイオ州の事例と同様であるが,こちらは対象者が異なっており,高等学校に1年以上通学し,別の高等学校卒業資格取得制度である一般教育修了検定(General Educational Development Test:GED)を受けていない19歳以上の住民とされている。他にも,ロサンゼルスやサクラメントの公共図書館でも同様のサービスを提供している。これらのサービスは全てGale社と“Career Online High School”(COHS)が提携して開設されているプログラムである。...

 

E1630 - ウェブ展示「描かれた日清戦争」:アジ歴とBLの共同企画

2014年5月に国立公文書館アジア歴史資料センター(以下,アジ歴)と大英図書館(The British Library:BL)が共同企画として公開したウェブ展示「描かれた日清戦争 ~錦絵・年画と公文書~」(“The Sino-JapaneseWar of 1894-1895 : as seen in prints and archives”)は,BLが所蔵する日清戦争(1894年~1895年)に関する版画類のコレクション全235点と,アジ歴が公開している関連公文書とをあわせて紹介し,日清戦争という出来事を,当時の人々がどのように描いたのか,どのように記したのかを辿るものである。...

E1629 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2014/11/20現在)

東日本大震災後の図書館等をめぐる状況について,本誌での既報(E1590ほか参照)に続き,2014年8月中旬から11月下旬にかけての主な情報をまとめた。...

11月 26日

11月 13日

E1628 - 第11回電子情報保存に関する国際会議(iPRES2014)<報告>

2014年10月6日から10日までの5日間,第11回電子情報保存に関する国際会議(11th International Conference on Digital Preservation:iPRES2014;E990,E1109,E1354参照)が,オーストラリアのメルボルンにあるビクトリア州立図書館を会場に開催された。2004年に始まったiPRESは,電子情報の保存に係る戦略から具体的な事例の紹介,国際的な取組みから小さな機関の活動まで,様々なトピックを扱っている。...

 

E1627 - 欧州文化遺産の電子化と公開,保存に関する勧告への対応状況

2014年9月,欧州委員会(EC)が,欧州各国の文化遺産のデジタル化状況,デジタル化した資料のオンライン上での公開状況,デジタル保存状況をまとめた報告書を公開した。加盟国に対して関係機関と協力して文化遺産のデジタル化を進め,Europeanaを通じて利用可能とすることを求めた「文化遺産のデジタル化,その利用及び保存に関する欧州委員会勧告」(2011/711/EU)及び,この勧告と関連する2012年5月10日の欧州理事会総括(Council Conclusions)の評価を目的とした報告書である。勧告が対象とする32か国の うち25か国から提出された,2011年から2013年末までの勧告等への対応状況 の報告をもとに作成された。各国からの報告そのものも公開されている。...

E1626 - 学術書のオープンアクセスの実現に必要なものは(英国)

人文・社会科学分野の学術書のオープンアクセス(OA)を推進する欧州のコンソーシアムOpen Access Publising in European Networks(OAPEN)の英国でのプロジェクトOAPEN-UKは,2014年夏,当該分野の研究者における,読み手および書き手としての学術書の位置づけについて意識調査を行った。...

E1625 - Linked Dataプロジェクトの実態は?:OCLCによる国際調査

OCLCの研究開発部門であるOCLC Researchは,2014年7月7日から8月15日に かけて,Linked Data技術を用いたプロジェクトやサービス(以下「Linked Dataプロジェクト」という。)の実態を探るために,国際的なウェブアンケート調査を行った。OCLCはLinked Data(CA1746参照)関連の研究に積極 的に取り組んでおり,今回の調査はその一環である。同年8,9月にブログ上 に調査結果の概要が,9月にホームページ上に回答の集計データが公開され た。本稿では,その概要から,現行のLinked Dataプロジェクトの実態を示 す特徴的な事項を中心に紹介する。...

E1624 - トークセッション「本+(hontasu)空間 vol.1」

奈良県立図書情報館では,去る2014年10月11日に,「本+(hontasu)」シリーズ企画の第一回目として,トークセッション「空間 vol.1」を開催した。このセッションは,当館の他のイベントに参加して,そこで繋がった人たちからできたコミュニティ「BOOK SAFARI」と当館とが,企画から当日の運営まで,互いに議論しながらつくりあげた初めてのイベントである。...

11月 12日

10月 30日

E1621 - ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議(DC-2014)

2014年10月8日から11日まで,米国テキサス州オースティンにおいて「2014年ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議(DC-2014)」(E988,E1121,E1232,E1344,E1488参照)が開催された。全体で14か国から約200名,日本からは研究者や学生等6名が参加した。...

E1620 - Europeanaの2015-2020年の戦略:文化で世界の変革を

欧州文化遺産プラットフォームEuropeanaの2015年から2020年を対象とした戦略“Europeana Strategy 2015-2020”が発表された。「文化で世界を変える」というサブタイトルが示すように,前5年の戦略計画(E1148,CA1785 参照)で示されたEuropeanaの目的を引き継ぎ,多くの関係者を巻き込みながら,文化資源の提供により,欧州の社会的経済的発展の実現を目指す戦略が示されている。...

E1619 - 公共図書館でお金の借り方教えます:金融リテラシー教育支援

「こんなリスクがあると事前にわかっていれば…」「たくさん情報がありすぎて,何を選べばよいのかわからない…」。米国消費者金融保護局(CFPB)には,資産管理に問題を抱えた国民からの嘆きの声が毎日のように寄せられるという。経済不況の折,多くの国民が家や貯蓄を失い,生活スキルとしての金融リテラシー教育の必要性が求められている中で,CFPBが選んだ解決策の一つが,公共図書館との連携であった。...

10月 29日

10月 9日

E1618 - 図書館におけるLinked Data:実現させよう!<報告>

 フランスのリヨンにおける世界図書館情報会議(WLIC):第80回国際図書館連盟(IFLA)年次大会に先立ち,2014年8月14日にパリのフランス国立図書館(BnF)において,IFLA情報技術分科会とセマンティックウェブ研究会(Semantic Web SIG)の共催でサテライト・ミーティング「図書館における  Linked Data」が開催された。国立図書館,公共図書館からの参加者のほか,大学等の研究機関やITベンダなどから合わせて188名を超える参加があり,国立国会図書館(NDL)からは関西館図書館協力課の大柴忠彦課長と筆者が参加した。...

E1617 - 大学図書館版『ホライズン・レポート』,初の刊行

教育技術に関する国際的な専門家コミュニティであるニューメディア・コ ンソーシアムが,大学図書館における今後5年間の技術動向を解説する『ホライズン・レポート2014図書館版』を公開した。ホライズン・レポートは, 各分野の今後5年間の技術動向を解説する年刊のレポートで,これまで高等教育版(2002年~。2009年版からは放送大学による日本語訳が公開),K-12版(幼稚園から高校教育まで。2009年~),博物館版(2010年~)が発行されてきたが,今回初めて図書館版が作成され,2014年8月に開催された世界図書館情報会議(WLIC):第80回国際図書館連盟(IFLA)年次大会において発表された。

E1616 - 公共図書館カードの所有率と図書館満足度(米国)

 米国では,毎年9月を図書館利用カード作成推進月間(Library Card  Sign-Up Month)とし,子どもたちや保護者に図書館カードを所有することの重要性を伝えるキャンペーンが,米国図書館協会(ALA)と図書館により行われている。2014年9月24日,この図書館利用推進月間にあわせて,米国の調査会社であるHarris Interactive社が,米国内の18歳以上を対象として行った公共図書館に関するオンライン調査の結果を公表した。調査は2014年7月16日から21日にかけて実施され,回答数は2,306であった。...

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