アーカイブ - 2014年 7月 10日 - book

E1583 - 持続可能なデジタル人文学のために:大学における支援の現状

「デジタル人文学」(Digital Humanities;以下DHと略)という言葉が誕生して10年,いまやそれは全米人文学基金をはじめとする様々な研究助成団体から巨額の資金が投じられる研究領域にまで成長した。DHの成果物には,パブリック・ヒューマニティーズ(Public Humanities)としての可能性,すなわちアカデミズムの枠を超えて人文学知を市民に提供するアウトリーチリソースとしての役割が期待されている。しかしひとたび助成期間が終われば,多くのプロジェクトにおいて生み出されたそれらデジタル形式の成果物を維持し続けることには困難がつきまとう。これまでも度々指摘されてきたこの問題をテーマに,2014年6月18日,Ithaka S+Rが調査レポート“Sustaining the Digital Humanities”と,大学上層部向けにプロジェクトの持続可能性評価のためのツールキットを発表した。...

E1582 - 英国政府,孤児著作物利用促進のための制度設計の方針を公表

英国政府は,2006年に公表した『ガワーズ報告書』の中で,孤児著作物の利用の促進の必要性を明らかにして以来,そのための制度設計のあり方について検討してきた。2011年5月に公表した『ハーグリーヴス報告書』において,孤児著作物問題の解決のための提言があったのを受け,英国政府は同年8月にこの提言への取組みの原案を公表して意見を募集し,471の意見を集めている。さらに,これと並行して,欧州委員会(EC)において,2012年に孤児著作物指令(CA1771参照)が採択され,2014年10月29日までに英国内での適用が求められている。...

E1581 - 文化情報資源と創造産業の融合:Europeanaアプリコンテスト

2014年4月29日,Europeana Creativeの一環として実施されているアプリケーションコンテスト“Europeana Creative Challenges”について,受賞アプリケーションが表彰された。...

E1580 - ニューヨークとシカゴで公共図書館がインターネットを“貸出”

デジタルデバイドの解消に向けて,米国の二つの大都市で,インターネットの“貸出”が始まる。外部資金を活用して,必要な機器を貸し出し,利用者がどこでも無料でインターネットにアクセスできるようにしようというものである。...

E1579 -日本におけるOAジャーナル投稿とAPC支払いをめぐる調査

国立情報学研究所のSPARC Japanは,日本の学術機関およびそこに所属する研究者を対象とし,論文処理費用(Article Processing Charges,以下APC)に焦点を当てたアンケート調査及びインタビュー調査を実施した。その調査報告書として2014年5月,報告書「オープンアクセスジャーナルによる論文公表に関する調査」を公表した。この調査は,大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE),国立大学図書館協会学術情報委員会,及び,SCREAL(学術図書館研究委員会)の協力を得て実施したものである。...

E1578 - 神戸市立図書館が「神戸賀川サッカー文庫」を開設

神戸市では,賀川浩氏(神戸市出身,元サンケイスポーツ編集局長)から,所蔵するサッカー関連図書及び雑誌など(約5,000点)を受託して,2014年4月20日に中央図書館内の資料室を利用して「神戸賀川サッカー文庫」を開設した。...