アーカイブ - 2014年 3月 31日 - book

CA1820 - 研究文献レビュー:日本人研究者の情報利用行動 / 倉田敬子

 本稿では、カレントアウェアネス編集事務局から依頼のあった「日本人研究者の情報行動に関して日本語で最近(過去5年程度に)書かれた研究論文」に関してレビューを行う。情報行動にどこまで含めるかについては、多様な立場が存在するが、よく使われている意味で、日本人研究者がどのように情報を探索し、さまざまな情報源を入手・利用しているかに焦点を当てることとした。この条件に当てはまる雑誌論文は、4論文しか見あたらない状況であった。(これら4論文に関しては、3で詳細を紹介する。)...

CA1819 - 北米における冊子体資料の共同管理の動向 / 村西明日香

大学図書館にとって、コレクションを管理することは重要な使命のひとつである。現在の教育・研究を支えるために新しい資料を受け入れ、さらにそれらを将来の利用のために保存するという責任を果たそうとするとき、図書館はスペースの問題に必ず直面する(1)。...

CA1818 - 研究データ共有時代における図書館の新たな役割:研究データマネジメントとデータキュレーション / 池内有為

研究データの採取コストが高い天文学、地球科学、ゲノミクス、素粒子物理学といった分野では、世界中の研究者がデータを共有して問題解決にあたり、目覚ましい成果を上げてきた(1)。近年、研究の信頼性の向上やオープンアクセスの方針といった様々な要因によって研究データ共有が拡大している。...

CA1817 - オープンキャンパスにおける図書館イベントの現状-受験生・学生協働・教職協働の観点から- / 澁田勝

「オープンキャンパスにおける図書館イベントの現状 受験生学生協働教職協働の観点からはじめに近年、受験生を対象に学校説明会、学内見学会、模擬授業などを行うオープンキャンパス(1) (2)(以下、OCという)が多くの大学で実施されており、大学図書館(以下、図書館という)においても様々なイベントが実施されている。...

CA1816 - 電子書籍を活用した図書館サービスに係る法的論点の整理 / 間柴泰治

紙書籍と電子書籍。いずれも「書籍」という語を含むが、図書館サービスを実施する上での取扱いは同じだろうか。例えば、図書館で電子書籍を購入したとして、紙書籍と同様に貸出やコピー(プリントアウト)はできるだろうか。そもそも電子書籍を「購入」するとはどういうことを意味するのであろうか。図書館で長期に保存することはできるのであろうか。本稿は、このような電子書籍を活用した図書館サービスに係る論点を法的観点から整理しようとするものである。...

CA1815 - 図書館共同キャンペーン「震災記録を図書館に」呼びかけ団体における東日本大震災関連資料収集の現状と課題-震災の経験を活かすために- / 永井伸

 東日本大震災による津波は、広い範囲に渡って甚大な被害をもたらし、被災地は依然として復興からほど遠い状況である。また、福島第一原子力発電所の事故は、今なお予断を許さない状況で、引き続き深刻な影響を広範囲にもたらしている。 このような大災害に際し、関連資料を収集、保存し、公開することは、図書館が果たすことのできる大きな役割である。これにより、災害時に何があったかを記憶し、後世に伝えることはもちろん、これだけの大災害の経験をもとに、世の中のあり方を再考し、これからの日々の暮らしを新たに創っていこうという人々のために、参考となる資料を提供できるからである。...

CA1814 - 知の貸し借りの場 : コワーキングから生まれる図書館たち / 河村奨

 本論では、「コワーキング」という比較的新しい働き方について概観し、そこで知の共有がどのように起きているか簡潔に解説する。また、コワーキングの延長として生まれた私設の図書館について紹介し、場の活用という視点から考えを述べる。...

CA1813 - 「本がある」交流広場、まちじゅう図書館 / 花井裕一郎

 創業231年を迎える味噌醸造の老舗「穀平味噌醸造場」。暖簾をくぐると味噌桶や商品が並ぶ店内の奥に100冊の本が並ぶ。...

小特集 マイクロ・ライブラリー(CA1812-CA1814)

 個人や小規模な団体により運営される“ マイクロ・ライブラリー” が、全国に広がっています。また2013 年8 月には、マイクロ・ライブラリーを運営する人たちによる「マイクロ・ライブラリーサミット」が開催されるなど、その相互のネットワークも構築されつつあります。今号では、このマイクロ・ライブラリーの動きを小特集で紹介します。...

CA1812 - 新時代におけるマイクロ・ライブラリー考察 / 礒井純充

 個人で気軽に始められるマイクロ・ライブラリーが、全国各地に広がっている。筆者も本で人と出会う「まちライブラリー」というマイクロ・ライブラリーを提唱し、その活動は、オフィス、カフェ、お寺、病院などの場所を利用して急速に広がっている。ただ、これらマイクロ・ライブラリーの実態は顕在化しておらず、全体像も把握されていない。そこでこのような小さな個人図書館活動をしている人たちが一堂に会する機会を持とうと第1回マイクロ・ライブラリーサミット(1)(以下サミット)を、2013年8月24日、まちライブラリー@大阪府立大学(2)にて開催した(E1468参照)。サミットの企画・提案者として、サミットの意図と目的を以下に記載させていただきたい。...