アーカイブ - 2013年 9月 12日 - book

E1477 - もう一つのGoogleデジタル化 “Google Cultural Institute”

2013年8月19日,Google社は,広島平和記念資料館および長崎原爆資料館と協力し,両館が所蔵する原爆に関する歴史的資料を「Google歴史アーカイブ」で公開した。この歴史アーカイブに日本の歴史的資料が登場するのはこれが初めてという。図書館界でGoogle社のデジタル化と言えば,専らGoogleブックスによる資料デジタル化が取りざたされるが(CA1702,E857,E991, E1162参照),Google社は図書館だけにとどまらず博物館や美術館等との共同デジタル化も積極的に行っている。ここでは,そのプロジェクトを担っているGoogle Cultural Instituteを紹介する。...

E1476 - ゲティ美術館のオープンコンテンツプログラム

2013年8月12日,米国のJ・ポール・ゲティ財団は,所蔵する美術品に関する画像のうち,同財団が権利を保有する,もしくはパブリックドメインとなっているデジタル資料をオンラインで無償提供する「オープンコンテンツプログラム(Open Content Program)」を開始すると発表した。このプログラムにより,同財団の運営するJ・ポール・ゲティ美術館が所蔵する作品のうち,約4,600点の作品について,その高精細画像を制限なく利用することが可能となった。...

E1475 - 大きな広がりを見せる学際的研究ネットワーク:VIVO

2013年8月14日から16日までの3日間,VIVOカンファレンス2013が米国ミズーリ州セントルイスで開催された。今年の基調講演は,日本でもオープンガバメントの提唱者として名高いノヴェック(Beth S.Noveck)博士,PLoSのアドボカシーディレクターであるネイロン(Cameron Neylon)博士らが務め,学術研究の環境やそのプラットフォームがオープンであることの意義を確認し3日間の幕が開けた。カンファレンスには,共同研究,研究情報ネットワークに関わる研究者,図書館関係者,研究情報管理者,研究助成団体職員などの多岐にわたる関係者が参加し,講演やワークショップ,パネルディスカッションそしてポスターセッションにおいて,次世代の共同研究とネットワークについて活発な議論を繰り広げた。...

E1474 - 将来の情報環境の動向を見据えて IFLAトレンドレポート

2013年8月18日,国際図書館連盟(IFLA)は,シンガポールで開催中であった世界図書館情報会議(WLIC)・IFLA2013年大会において,「IFLAトレンドレポート(Trend Report)」を公表した。これは,将来の情報環境の動向を予測した資料集であり,その上で図書館は今後いかにあるべきかを世界の図書館界に対して問うたものである。...

E1472 - 「はだしのゲン」閲覧制限に関する図書館関係団体等の動き

漫画「はだしのゲン」について,松江市教育委員会が2012年12月に松江市内の市立小中学校に対して閉架措置及び貸出閲覧制限を求めていたことが,2013年8月に報じられた。この件は,その後新聞,テレビ等のマスメディアも大きく取り上げ,表現の自由,知る権利の保障,表現が子どもの教育に与える影響,歴史認識,図書館の在るべき姿や役割などをめぐって,各所で様々な議論を喚起するに至った。また作品自体を改めて読み直す動きも起こり,増刷が行われていることも報じられている。松江市教育委員会は,8月26日に臨時会議を開き,教育委員会事務局の手続きの不備を理由に閉架措置要請の撤回を決定した。それを受け中国新聞社が行ったアンケートでは,市内の9割の学校図書館で既に開架したか,あるいは近く開架すると回答したと報じられている。この一連の動きの中で,図書館関係団体が,要望や申し入れ等を行う動きがあった。...