アーカイブ - 2013年 8月 - book

8月 29日

E1471 - 深夜の図書館は誰がどのように利用しているのか<文献紹介>

米国オハイオ州にあるケント州立大学の図書館では2011年から24時間開館が実施されている。このスケジュールに慣れるに伴い,同大学の図書館員は,深夜の図書館を誰がどのように利用し,どのようなサービスや資料が求められているか,安全性に不安はないか,24時間開館は学生の成績向上や目標達成につながっているか,といった疑問を感じるようになった。これらの疑問から,同大学では利用者データ,アンケート,学生の成績データ等の調査を行い,論文にまとめた。...

E1470 - リポジトリデータを未来へ:デジタル保存ネットワークの取組

2013年の年初に,米国議会図書館(LC)のデジタル保存に関するブログ“The Signal”に,前年のデジタル保存事業の進展の10大ニュースが掲載された。この中の1つとして,デジタル保存ネットワーク(Digital Preservation Network:DPN)の設立が挙げられた。DPNの目指すものは,高等教育機関が共同して,デジタル学術情報やデジタル化資料,研究データ等様々なデジタル情報を長期に確実に保存することである。2012年初めの設立時において全米の50以上の機関が参加している。...

E1469 - SPARC Japanセミナー2013「人社系オープンアクセスの現在」

2013年8月23日,国立情報学研究所において,第2回SPARC Japanセミナー2013「人社系オープンアクセスの現在」が開催され,100名弱の参加者があった。セミナーの構成は4件の講演とパネルディスカッションであった。今回これに参加する機会を得たので,その概要を紹介する。...

E1468 - 第1回マイクロ・ライブラリーサミット,大阪で開催

2013年8月24日,「まちライブラリ@大阪府立大学」において,第1回マイクロ・ライブラリーサミットが開催された。日本には個人の思いや力で立ち上げられた小さな図書館が多数ある。このサミットは,そんな小さな図書館に思いを寄せる人たちが集ったイベントである。まちライブラリ@大阪府立大学の総合プロデューサーでもある礒井純充さんら有志の実行委員会によるものであり,会場には209名もの人が集った。実に17もの活動紹介があったため,ここではその概要を端的に紹介するにとどめる。登壇者の思いや活動のエッセンスが詰まった個性豊かなプレゼンテーションの動画は,ウェブで見ることができる。気になる活動はぜひチェックしてほしい。...

E1467 - 「本の力」展 ― 大震災を「忘れない」ために

3度目の3・11を迎えた今,<大震災>出版対策本部の相賀昌宏常任委員会委員長(小学館社長)はあらためてこう訴える。「大勢の人たちによって支援されていると実感することが,挫けそうになる心を支える大きな力になるはずですが,最近ではそうした空気が希薄になっています。未だに多くの人が震災によって引き起こされた惨状の中にいて,そこから自分たちの生活を取戻そうと頑張っていることを忘れないようにする。私たちが出版という仕事を担っている以上,その『忘れない』ということのために,さまざまな形で寄与すべきだと思う。」...

8月 8日

E1465 - 大学図書館における電子書籍サービスに向けて<文献紹介>

2013年6月,国立大学図書館協会の学術情報委員会・学術情報流通検討小委員会が,2012年度調査報告として2本の報告書「大学図書館における電子書籍サービスに向けて‐現状と課題‐」及び「学術情報流通の現状と課題の整理のために‐検討の報告‐」を公表した。本稿では,これらの報告書のうち,前者の電子書籍に関する報告書について,概要を紹介する。これは,大学図書館においても電子書籍への取組みが直接的な課題となってきたとの認識に基づき,電子書籍の状況について調査し,さらに大学図書館としての課題と提案をまとめたものである。...

E1464 - オンライン資料収集制度(愛称:eデポ)の開始

2013年7月1日,改正国立国会図書館法の施行に伴い,国立国会図書館(NDL)は,「オンライン資料収集制度」(愛称:eデポ)を開始した。「オンライン資料」とは,インターネット等で出版(公開)される電子情報で,図書または逐次刊行物に相当するもの(電子書籍・電子雑誌等)である。...

E1463 - 若者の図書館利用習慣と図書館への期待

図書館の利用習慣や図書館に対する期待は,若者と他の世代とでは異なるのだろうか。2013年6月25日,米国のPew Research Centerが,その実態を数量的に明らかにする調査レポートを公表した。このレポートは“Younger American's Library Habits and Expectations”と題するもので,調査は2012年10月15日から11月10日にかけて16歳以上の米国人を対象に電話インタビューにより実施されたものである。分析にあたっては,年齢区分として16-29歳,30-49歳,50-64歳,65歳以上を設定し,16-29歳を若者と定義している。若者については,さらに細かい区分(16-17歳,18-24歳,25-29歳)も設定している。...

E1462 - ニューヨーク公共図書館の改修計画をめぐって

ニューヨーク公共図書館(NYPL)のスティーブン・A・シュワルツマン図書館(Stephen A. Schwarzman Building)改修計画をめぐって議論が巻き起こっている。同館は,NYPLの中央館にあたるもので,改修費は3億ドルと目される。2012年2月16日に英国のFoster+Partnersへデザイン制作の依頼が決定し,同年12月19日にそのデザインが発表された。だが順風満帆とはいかず,計画発表当初から賛否が飛び交う事態となっている。...

E1461 - 京都府立総合資料館トークセッション「新資料館に期待する」

京都府立総合資料館は京都市左京区に所在する京都府の施設である。1963年11月に開館し,今年は50周年にあたる。特徴的なのは,博物館(Museum)・図書館(Library)・文書館(Archives)の機能をあわせ持つことで,この規模でのMLA複合館は全国的にみても例が少ない。またアーカイブ資料の代表的な存在である,国宝「東寺百合文書」や重要文化財「京都府行政文書」,そのほか貴重な古典籍や京都に関する郷土資料を多数所蔵している。現在,2016年の開設を目指し,新館建設にとりかかっている。なお,この新館は京都府立大学附属図書館と同大学文学部棟との合築となる。...

E1460 - イタリアの図書館と比べて感じたこと:インタビュー後編

2013年5月23日から約3週間をかけて来日ツアーを行った,『知の広場―図書館と自由―』(萱野有美訳,みすず書房,2011年)の著者アントネッラ・アンニョリさんのインタビュー後編をお伝えする(E1453参照)。...

E1459 - DSpaceコミッター就任の鈴木敬二さんにインタビュー

元大学図書館員の鈴木敬二氏が,リポジトリ用ソフトDSpace(CA1527CA1639CA1690参照)のコミッターとしてそのメンバーに加わった。ご就任を記念して,そのキャリアパスを中心に鈴木氏にお話しを伺った。...