アーカイブ - 2013年 4月 - book

4月 25日

E1427 - 米国教員の情報行動に関する定期調査報告

2013年4月4日,米国のITHAKA S+Rが,米国高等教育機関の教員の研究・教育・コミュニケーションに対する姿勢・実践に関する第5回定期調査の結果を公表した。ITHAKA S+Rは,学術団体の研究成果保存のためのデジタル技術使用を支援する米国の非営利団体ITHAKAの調査研究部門である。ITHAKA S+Rによる定期調査は2000年に開始されて以来,3年ごとに実施されており,今回の調査は2012年秋に行われ,無作為に選ばれた教員から5,261の回答を得たものである。今回の調査では,図書館,出版社,学術団体理事により構成された諮問会議のアドバイスを得て,近年注目を集めるトピックを含んだ質問項目への改定が行われた。また,従来の紙ベースでの調査からオンライン調査へと手法が変更された。本稿では今回の調査の中でも特に,図書館に関する結果について主な点を取り上げる。...

E1426 - 英国で非印刷出版物の納本を定める規則が制定

2013年4月5日,英国で「2003年法定納本図書館法」(Legal Deposit Libraries Act of 2003)に基づき,非印刷出版物(non-print publication)の納本に関する規則「2013年法定納本図書館(非印刷体)規則」が制定された。同規則は翌6日から施行され,これにより同国の法定納本図書館6館が,UKドメインのウェブサイトや電子書籍等の非印刷出版物を収集・保存・提供できるようになった。法定納本図書館とは,英国図書館(BL),スコットランド国立図書館,ウェールズ国立図書館,オックスフォード大学ボドリアン図書館,ケンブリッジ大学図書館,そしてアイルランドのトリニティ・カレッジ・ダブリン図書館を指す。...

E1425 - 農家の生活向上を支援する各国の公共図書館サービス5事例

農業が基幹産業である地域にとって,農家の生活や所得の向上は重要な課題である。農業発展への取組みのパートナーとして,公共図書館に着目する動きがある。国際NGOであるEIFL(Electronic Information for Libraries)の公共図書館イノベーションプログラム(PLIP)では,ICTを活用して農業支援プログラムに取り組む各国の図書館に着目し,複数の革新的なプログラムに対し資金提供をするなどして,支援している。2011年から2012年にかけて行われたEIFLから1万5,000米ドルの助成金が提供された5つの事例について,それらが農家の生活・所得向上に貢献したことが報告されている。その中には,ベーシックなICTの利活用の研修プログラムから,日本にはあまり見られない実践も含まれており,興味深い。...

E1424 - デジタル教科書の最前線:東京書籍にインタビュー

教科書出版を手掛ける東京書籍株式会社は,2013年3月25日に高等学校のiPad向けデジタル教科書をリリースした。今回,東京書籍ICT事業本部制作部の長谷部直人さんにお話を伺った。...

E1423 - 図書館の現場につなぐ:図書館就職のためのMULUのセミナー

みちのく図書館員連合(MULU)では,図書館への就職を希望する人たちのためのセミナーを2012年から開催している。MULUとは2009年7月7日に発足した,東北地方の図書館員を中心とした“顔が見える”コミュニティである。メンバー数は約150名であり,主にメーリングリストによる情報交換と月に一度の茶話会を開催している。最近では,図書館員の日常業務と東日本大震災の教訓を体操にした「図書館体操第一」でよく話題となる。...

E1422 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2013/4/24現在)

東日本大震災後の図書館等をめぐる状況について,本誌での既報に続き,2013年3月中旬から4月中旬にかけての主な情報をまとめた(E1403ほか参照)。...

4月 11日

E1420 - 東日本大震災アーカイブ公開記念シンポジウム<報告>

2013年3月26日,国立国会図書館(NDL)東京本館新館講堂において「東日本大震災アーカイブ公開記念シンポジウム『東日本大震災の記録をのこす意志,つたえる努力』」と題するシンポジウムが,総務省とNDLの主催によって開催され,約230名の参加があった。...

E1419 - 2013年CEAL年次大会・NCC公開会議・AAS年次大会<報告>

2013年3月18日から3月21日にかけて,米国サンディエゴにおいて東亜図書館協会(CEAL)年次大会と北米日本研究資料調整協議会(NCC)公開会議が開催され(E775E1181参照),続いて3月22日から3月24日まで,アジア学会(AAS)の年次大会が開催された。...

E1418 - 博士論文のインターネット公表:学位規則改正

学位の授与等について定めた学位規則(昭和28年文部省令第9号)の一部がこのほど改正され,2013年4月1日以降に授与された博士の学位に係る論文(博士論文)は,原則として従来の印刷公表に代えて,インターネットを利用して公表されることになった。この改正により,基本的には2013年4月1日以降の学位授与に係る国内の全ての博士論文へのオープンアクセスが実現することになる。今回の学位規則改正は,大学における教育研究の成果である博士論文の流通促進に大きく貢献するものと言えるだろう。...

E1417 - 音声遺産の保存と継承のために-全米録音資料保存計画の概要

2013年2月,米国議会図書館(LC)は全米に存在する録音資料の保存計画“The Library of Congress National Recording Preservation Plan(全米録音資料保存計画)”を発表した。...

E1416 - ケルン市歴史文書館の倒壊と復興が語ること

ケルン市歴史文書館は,アルプス以北で最大規模を誇る自治体文書館である。2009年3月3日,地下鉄工事によって地盤が崩れ,1971年に建てられた7階建ての文書館の建物とそれに隣接する住宅が倒壊するという大事故が発生し,所蔵史資料が破損,水没するという大きな被害を受けた。事故直後から多くの専門家や市民がボランティアとして史資料の救出に尽力した結果,最終的には全体の95%が回収されたが,そのうち35%がきわめて重度の,半数が重度から中程度の損傷を受けていたとされる。史資料の保全・修復のための資金は公的資金の他,費用を一般から募る「文書スポンサー」制度によっても調達されている。史資料へのアクセスは,2009年6月に臨時閲覧室が開設され,1815年以前の「古文書」類の保存マイクロフィルムのコピーが閲覧に供されたことで,ひとまず確保された。また文書館の再建先はケルン市南地区のEifelwallに決定し,現在2017年の開館が目指されている。...

4月 10日

E1421 - 「社会を創る図書館の力」:企画側の視点から<報告>

2013年3月21日,22日の2日間,国立国会図書館関西館で,「社会を創る図書館の力 - レファレンスサービスの今を知り,未来を語る」をテーマとした2つのイベントを開催した。ひとつは,2012年度に実施した調査研究「日本の図書館におけるレファレンスサービスの課題と展望」の最終報告会(3月21日)である。もうひとつは,レファレンス協同データベース事業(レファ協)の一環として毎年行っている第9回レファ協フォーラムである。前者については報告書がカレントアウェアネス・ポータルに,また,後者については当日の音声及び動画をUstreamに公開しているので,詳細な内容についてはこれらをご覧いただくとして,ここでは,2つのイベントを企画した側の視点で概要と伝えたかったことを紹介したい...

4月 1日

No.14 日本の図書館におけるレファレンスサービスの課題と展望 (Issues and Perspectives on Reference Services in libraries of Japan)

本研究は、図書館の情報サービスの核とされるレファレンスサービスについて、その実態を把握するとともに、国民のこのサービスに対する認識を明確にしようとするものです。その上で、これからの日本社会に図書館が貢献するための方策を導き出せるように、得られたデータや見解を分析し、課題と展望に関して指摘することを目指しています。

  【目次】

研究の趣旨と構想

調査結果の概要

English Summary

第1章 図書館におけるレファレンスサービスの実態はどうなっているのか?

  1.1 質問紙調査の内容

  1.2 質問紙調査の結果

第2章 情報・調査を必要とする者の認識はどうなっているのか?