「国民記憶院―ポーランド国民に対する犯罪追及委員会」(Instytut Pamięci Narodowej –Komisja Ścigania Zbrodni przeciwko Narodowi Polskiemu、以下IPN)は、ヨーロッパの旧社会主義国の多くに見られる、社会主義時代の公安・秘密警察組織の文書を保管する国家機関の一つであるが、他国の類似機関と異なる機能も有する。...
Elizabeth R. Spievak; Pamela Hayes-Bohanan. Just Enough of a Good Thing: Indications of Long-Term Efficacy in One-Shot Library Instruction. The Journal of Academic Librarianship. 2013, 39, p. 488-499....
米国のPew Research Centerが,2013年12月11日,米国民がどれほど公共図書館に価値を置いているかについて,数字で裏付ける報告“How Americans Value Public Libraries in Their Communities”を公表した。調査は2013年7月18日から9月30日にかけて,16歳以上の米国民6,224人を対象にして電話インタビューにより実施された。サマリーによれば,米国においては,資料へのアクセスを提供するという点においても,また,リテラシーを育み,生活の質を向上させるという点においても,公共図書館の役割が高く評価されていることが明らかになった。...
図書館における電子ジャーナル等の電子情報資源の利用統計の標準に,COUNTER実務指針(CA1512,CA1666参照)がある。しかし,COUNTER実務指針で定義されているのは,データベース単位や,最小でも雑誌タイトル単位までの利用統計であり,論文単位での利用状況の把握が課題であった。そこで,出版者と機関リポジトリの利用統計プロジェクト(Publisher and Institutional Repository Usage Statistics: PIRUS)が立ち上がり,COUNTER実務指針に即した形で,論文単位の利用統計の記録と提供についての実務指針を検討してきた。その成果として2009年1月の報告書,2012年11月の実務指針ドラフト版に続き,2013年10月,「論文単位の利用統計の記録と提供に関する実務指針第1版(The PIRUS Code of Practice for recording and reporting usage at the individual article level: Release1)」(以下,実務指針)が公開された。
子どもが幼稚園に入るまでに,1,000冊の本を一緒に読む。読書は冊数の問題ではないかもしれないが,一緒に本を読むその時間は,子どもにとっても,子どもを育てる人たちにとっても,貴重なものではないだろか。そんな時間の積み重ねを支援する“1,000 Books Before Kindergarten”と銘打ったプログラムが,最近,米国各地の公共図書館に広がりつつある。そもそもこのプログラムは,2011年に米国中西部のブレマン公共図書館(インディアナ州)で始まった。その後中西部を中心に各地で行われるようになり,正確な数は不明だが,2013年11月時点で,15州100館ほどにおいて実施されていることが確認されている。...