アーカイブ - 2012年 9月 - book

9月 27日

CA1778 - 研究文献レビュー:電子書籍 / 北 克一

本稿は「電子書籍元年」とされた2010年以降に出版された電子書籍を話題とした和図書をレビュー対象とする。対象期間はわずか2年半である。本来は研究文献レビューであるが、実際には電子書籍を対象とした研究文献(論文)が少ないため、あえて単行書を中心としたレビューとした。...

CA1777 - 動向レビュー:利用者要求にもとづくコレクション構築:大学図書館における電子書籍を対象としたPDAを中心に / 小山憲司

PDA(Patron-Driven Acquisitions)とは、利用者からの要求をきっかけとして資料を収集し、コレクションを構築するしくみのことで、DDA(Demand-Driven Acquisitions)やPOD(Purchase On Demand)などともよばれる。College & Research Libraries Newsの2012年6月号に掲載された、「2012年、大学図書館の動向トップ10」の一つに電子書籍のPDAが取り上げられたり(E1306参照)(1)、米国教育諮問会議(Education Advisory Board)の報告書『大学図書館の再定義』(2011年)において、デジタル・コレクションを活用する方策の一つとして、電子書籍のPDAが扱われたりするなど(E1255参照)(2)、米国の大学図書館界、そして高等教育界において、広く注目されるトピックとなっている(E1310参照)。...

CA1776 - 数字でみるイラン児童書の昨今の出版状況 / 酒井貴美子

筆者の働いている国際子ども図書館は「世界のすぐれた児童書を集める」を、収集方針のひとつにしている。現在のところ外国書担当は3人である。この3人で世界を分割しているので、チンギスハーンもアレキサンダー大王もびっくりの広大な版図がそれぞれの担当となる。中東地域は私の担当地域のひとつである。しかし、選書して、はるばる旅をして国際子ども図書館にたどり着いてくれた資料はみな可愛い。この可愛い資料たちをどうしたらもっと知ってもらえるだろうとは私ども外国書担当がいつも考えていることである。...

CA1775 - 大学図書館のサービスとしての文献管理ツール / 林 豊

文献管理ツール(1) (2)とは、論文や図書を中心とした様々な文献のメタデータとフルテキストを手軽に管理・整理することができるソフトウェアやサービスのことである。英語ではReference Management ToolあるいはCitation Management Tool等と呼ばれている。文献管理ツールには、無料のものや個人で購入するもの、大学等の機関で導入するものがある。...

CA1774 - 関西館の10年:構想段階と現況とを対比して / 南 亮一, 木目沢 司, 鈴木昭博, 渡邊幸秀

国立国会図書館(NDL)関西館は、2002年10月7日に開館して丸10年となり、この間の総括を通じて、今後の発展を期すべき時期を迎え、NDL全体として、その検討に取り組んでいる最中である。...

E1344 - ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議<報告>

E1344 - ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議<報告>

「2012年ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議(DC-2012)」(E988E1121E1232参照)が,2012年9月3日から7日にマレーシアのサラワク州クチンで開催された。...

E1343 - 記念展示会「関西の図書館100年,関西館の10年」を企画して

E1343 - 記念展示会「関西の図書館100年,関西館の10年」を企画して

国立国会図書館関西館では,2012年10月1日から31日の期間,「関西の図書館100年,関西館の10年」と題する展示会を開催する。本展示会は関西館が開館10周年を迎えるにあたっての記念行事の一環で,筆者は企画の段階から関わった。...

E1342 - 北米大学・研究図書館でのボーンデジタル資料の管理の実態

E1342 - 北米大学・研究図書館でのボーンデジタル資料の管理の実態

北米研究図書館協会(ARL)が,報告書シリーズ“SPEC Kit”の329号として,“Managing Born-Digital Special Collections and Archival Materials”(2012年8月付)を刊行した。この報告書は,2012年2月から3月にかけて,ARLが加盟126館に対してボーンデジタル資料に携わる職員体制,収集・処理ワークフロー等に関する調査を実施し,それに回答した64館の結果をまとめたものである。調査結果からは,59館(回答館の92%)がすでにボーンデジタル資料の収集を実施,残る5館も収集を検討している等,北米の大学・研究図書館が熱心に取組んでいる様子が明らかになった。以下,報告書の要約文書を元にその内容を紹介する。...

E1341 - オープンアクセスの未来に大学図書館の役割として残るものは

E1341 - オープンアクセスの未来に大学図書館の役割として残るものは

2002年にブダペストオープンアクセス運動(BOAI)によってオープンアクセス(OA)を提唱するブダペスト宣言が発表されてからはや10年になる。その間国内外で様々な取組みがなされ,数多くの資料がOAとして利用できるようになってきている。一方でそれは図書館が蓄積してきた膨大なコレクションの価値が相対的に低下していくという可能性をはらんでいる。では,OAの発展した未来における大学図書館の役割はどのようなものであろうか?...

E1340 - 金融排除問題に対する公共図書館の役割は?

E1340 - 金融排除問題に対する公共図書館の役割は?

銀行口座を開設できない,融資を受けられないなど,金融サービスにアクセスできない人々がいるという“金融排除(financial exclusion)”の問題は,社会的排除の一形態として世界各国において認識されつつある。この問題は2012年6月にメキシコのロスカボスで開催されたG20サミットにおいても取り上げられ,人々の金融サービスへのアクセスを可能とし社会的包摂を実現する“金融包摂(financial inclusion)”は,すべての国が取り組むべき課題であるとの指摘がなされている。政府は,社会から取り残された人々に対し,その経済的状況の改善につながる金融サービスの情報を,どのようにすれば持続可能かつ費用対効果の高い方法で提供することができるのか。この課題に対し,公共図書館の取組み,あるいはその役割に期待する議論が起きている。...

E1339 - 文書遺産保護ワークショップ及び2011年タイ洪水被災現地報告

E1339 - 文書遺産保護ワークショップ及び2011年タイ洪水被災現地報告

2012年8月29日~30日,タイ国バンコク及びパトゥムターニー県において「パトゥムターニー県における地域の文書遺産保護のための洪水災害対策ワークショップ(Workshop on Flooding Disaster Preparedness and Response for the Protection of Documentary Heritage of Local Communities in Pathum Thani Province, Thailand)」が開かれた。主催は東南アジア教育相連合組織考古学・芸術地域センター(SPAFA)で,国立国会図書館(NDL)から筆者が講演を行い,収集書誌部資料保存課の村上直子が実技研修を行った。以下,ワークショップの概要と2011年秋に3か月以上続いたタイ洪水による資料被災状況を報告する。...

9月 13日

E1338 - 大学図書館でのディスカバリツールの計画と実装<文献紹介>

E1338 - 大学図書館でのディスカバリツールの計画と実装<文献紹介>

ウェブスケールディスカバリ(CA1772参照)の現状と課題を多面的に取り扱った研究書であると共に導入を検討する際に参考となるハンドブックが刊行された。本書は,図書館利用者が複数のウェブリソースを同時に検索し,利用可能な検索結果を入手するソフトウェアであるディスカバリ・ツールの評価や選択,実装を扱っている。...

E1337 - 第21回京都図書館大会<報告>

E1337 - 第21回京都図書館大会<報告>

2012年8月22日,「図書館のPR力を高める 図書館の魅せ方」をテーマに,第21回京都図書館大会が開催された。同大会は,館種を超えた図書館関係者の連携を図り,共に研鑽を積むことを目的として1992年以降毎年開催されているものである。今回は国立国会図書館(NDL)との共催で,この10月で開館10周年を迎えるNDL関西館を会場として行われた。...

E1336 - 米国5大学によるデジタル教科書評価プロジェクトの結果は?

E1336 - 米国5大学によるデジタル教科書評価プロジェクトの結果は?

2012年8月27日,米国の5大学が2012年春学期に実施したデジタル教科書のパイロットプロジェクトに関する報告書“Internet2 eTextbook Spring 2012 Pilot Final Project Report”が公開された。...

E1335 - 公共図書館をオンラインサービスのアクセス拠点に(英国)

E1335 - 公共図書館をオンラインサービスのアクセス拠点に(英国)

インターネット上で行政サービスが提供される傾向が強まる中,英国図書館長協会(Society of Chief Librarians:SCL)では,公共図書館が市民による様々なオンラインサービスの利用を支援する重要な役割を果たすべきとの考えから,プロジェクト「情報提供」(Public Libraries Information OfferもしくはNational Information Offerなどと呼称)を実施してきた。2012年6月,同プロジェクトに対する評価レポート“National InformationOffer”が公表された。...

E1334 - 大学図書館におけるデジタル人文学の進展を阻むもの(米国)

E1334 - 大学図書館におけるデジタル人文学の進展を阻むもの(米国)

米国のカリフォルニア大学ロサンゼルス校でデジタル人文学の教育と研究に携わるポスナー(Miriam Posner)氏のブログ記事が,この夏,一つの波紋を呼んだ。それは,2012年8月10日に投稿された「図書館におけるデジタル人文学の実践の障害は何か?」というもので,特に大学図書館におけるデジタル人文学研究の進展に「障害」となっている事項を列挙したものである。...

E1333 - 北欧・デンマークにおける日本研究と北欧アジア研究所図書館

E1333 - 北欧・デンマークにおける日本研究と北欧アジア研究所図書館

2012年8月22日から24日まで,国際日本文化研究センター(以下,日文研)の海外シンポジウム「Rethinking “Japanese Studies” - from Practices in the Nordic Region(「日本研究」再考-北欧の実践から)」が,デンマークのコペンハーゲン大学で開催された。...

E1332 - 情報発信活動インタビュー(5)リブヨ・ブログ

E1332 - 情報発信活動インタビュー(5)リブヨ・ブログ

インターネット上で図書館業界の情報収集・発信活動を積極的に行っている方々に対する連続インタビュー企画(E1308E1314E1320E1327参照),第5回目となる今回は,関西の図書館イベント情報に特化した活動を行っている「リブヨ・ブログ」のリブヨさんにお話を伺った。...

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