アーカイブ - 2012年 10月 - book

10月 25日

E1356 - 建築家・陶器二三雄氏による関西館10周年記念講演会<報告>

E1356 - 建築家・陶器二三雄氏による関西館10周年記念講演会<報告>

2012年10月19日,国立国会図書館(NDL)関西館開館10周年記念行事の一環として,関西館の設計を行った陶器二三雄氏による講演会が開催された。関西館の設計は,1995年度から1996年度にかけて行われた建築設計競技(国際コンペ)において493作品の中から最優秀に選ばれた陶器氏の作品によるものある。講演会は,「私のめざす公共建築-国立国会図書館関西館,森鴎外記念館の経験を経て」と題し,関西館に具現化された設計思想や,公共建築の設計者選定に関する考え等が語られた。...

E1355 - 学習支援での公共・学校図書館の連携を探る講演会<報告>

E1355 - 学習支援での公共・学校図書館の連携を探る講演会<報告>

2012年10月1日,国立国会図書館(NDL)東京本館において,講演会「学習支援における公共図書館と学校図書館の連携を探る」が開催された。これは,2010~2011年度にかけて国際子ども図書館(ILCL)が実施した「学校図書館との連携による学習支援プロジェクト」の報告書「図書館による授業支援サービスの可能性:小中学校社会科での3つの実践研究」(『国際子ども図書館調査研究シリーズ』第2号)刊行に関連して開催されたものである。講演会では,プロジェクト成果報告および,慶應義塾大学教授の糸賀雅児氏とプロジェクト主査である帝京大学准教授の鎌田和宏氏による対談が行われ,学校図書館や公共図書館関係者のほか,出版関係者,研究者など54名が参加した。...

E1354 - 電子情報保存に関する国際会議(iPRES2012とIIPC)<報告>

E1354 - 電子情報保存に関する国際会議(iPRES2012とIIPC)<報告>

2012年10月1日から5日にわたり,第9回電子情報保存に関する国際学術会議(9th International Conference on Preservation of Digital Objects:iPRES2012;E990E1109参照)がカナダ・トロントで開催された。各国から電子情報の保存に関わる図書館や研究機関の実務者及び研究者約200名が集まり,国立国会図書館(NDL)からは筆者が参加した。iPRESは複数のワークショップ,セッションが同時並行で開催されるため,筆者が参加したものにつき記す。...

E1353 - 第11回文化遺産国際協力コンソーシアム研究会<報告>

E1353 - 第11回文化遺産国際協力コンソーシアム研究会<報告>

2012年9月7日,第11回文化遺産国際協力コンソーシアム研究会「ブルーシールドと文化財緊急活動―国内委員会の役割と必要性」が東京国立博物館平成館で開かれ,様々な立場で文化財に携わる専門家ら76名が集まった。

 文化遺産国際協力コンソーシアムは,海外の文化遺産保護に関する日本国内の政府機関・教育研究機関・NGOなどの連携・協力を推進する組織である。海外現地での文化遺産調査・修復のほか,調査研究,広報普及などを行っており,一般公開の研究会を年に1度開催して文化遺産保護活動への関心を喚起している。東日本大震災後は,国内の文化遺産の防災への関心も示している。...

E1352 - 米国歴史学協会によるゴールドOAに対する憂慮とその反響

E1352 - 米国歴史学協会によるゴールドOAに対する憂慮とその反響

2012年9月24日,米国歴史学協会(American Historical Association:AHA)は,学術雑誌のオープンアクセス(OA)化に関する声明を発表した。声明は,9月4日のAHA理事会において全会一致で承認されたもので,学術雑誌のOA化に関する最近の議論が人文・社会科学系とは大きく異なる,自然科学系の枠組みに基づいたものであることを憂慮したものとなっている。この声明の内容とそれに対する反響を紹介する。...

E1351 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2012/10/24現在)

E1351 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2012/10/24現在)

東日本大震災後の図書館等をめぐる状況について,『カレントアウェアネス-E』での既報に続き,2012年8月下旬から10月下旬にかけての主な情報をまとめた(E1155E1161E1166E1172E1177E1205E1222E1248E1263E1274E1302E1328参照)。...

10月 11日

E1350 - 英国RLUKが設計したEJビッグディールへの代替案<文献紹介>

E1350 - 英国RLUKが設計したEJビッグディールへの代替案<文献紹介>

電子ジャーナルのビッグディール契約(CA1586参照)には,購読していないタイトルの利用が可能になるというメリットがある一方で,契約開始時の購読規模を維持することが求められるという問題点もある。毎年値上がりが行われる高額なビッグディール契約をどのように維持していくか。あるいは利用可能なタイトル数の激減を引き受けてでも契約を中止するのか。これは国内外を問わず多くの大学・研究図書館において共通の課題となっている。...

E1349 - 多様な図書館サービスモデルの理解に向けて<文献紹介>

E1349 - 多様な図書館サービスモデルの理解に向けて<文献紹介>

図書館サービスは,それぞれの国,時代の状況に応じて変化してきた。近年では米国において,Web 2.0の登場とともにLibrary 2.0の議論が活発となり,これと他のモデルを比較した議論が活発に行われた(CA1624参照)。ただし,新しいモデルを模索する議論は活発に行われてきているものの,多様な図書館サービスモデルを相互に比較できるよう体系的にまとめた論考は少ないものと思われる。このような中,南アフリカのクウェンニャ,スティルウェル,アンダーウッドの三氏が,図書館サービスモデルについて学術的にまとめた文献は非常にまれであるとの課題意識のもと,散在している記述を多くの文献より渉猟し分析した論文をまとめ,公表した。...

E1348 - 第23回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会<報告>

E1348 - 第23回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会<報告>

2012年9月19日から22日まで,日本資料専門家欧州協会(European Association of Japanese Resource Specialists:EAJRS)第23回年次大会“Bridging the Gap - Past and Present Japanese Resources in the Digital Age”が,ドイツのベルリン国立図書館(Staatsbibliothek zu Berlin)で開催された。...

E1347 - 山室信一氏による関西館10周年記念講演会<報告>

E1347 - 山室信一氏による関西館10周年記念講演会<報告>

2012年10月6日,国立国会図書館(NDL)関西館開館10周年記念行事の一環として,京都大学人文科学研究所の山室信一教授による講演会「私の図書館巡歴と関西館-史料に導かれた連鎖視点への歩み」が開催された。会場となった関西館第一研修室には60人の一般参加者が集まり,ほぼ満席であった。関西館をしばしば利用する山室氏は,欧米の思想がどのようにして近代東アジア地域で“連鎖”していったのかを問題意識に据えた研究を続けてきた。講演は,国内外の図書館等での史料蒐集の足跡をたどりながら,これまでの研究テーマの変遷について,そして東アジア研究における関西館の意義について述べたものである。...

E1346 - 大不況という“嵐”を乗り切る公共図書館(米国)

E1346 - 大不況という“嵐”を乗り切る公共図書館(米国)

米国図書館協会(ALA)が,2006年から毎年実施している調査“Public Library Funding & Technology Access Study”(E699E839参照)の2011-2012年版報告書を2012年6月に公表した。この調査は,ビル&メリンダ・ゲイツ財団の資金援助を受けてメリーランド大学と共同で実施されているもので,米国の公共図書館における資金調達とテクノロジーへのアクセスに関する状況を把握することが目的となっている。...

E1345 - カタルーニャ州の公共図書館とWikipediaが記事入力で協力

E1345 - カタルーニャ州の公共図書館とWikipediaが記事入力で協力

2012年8月23日,スペインのカタルーニャ州の公共図書館がWikipediaに公式に協力することが公表された。これは,州内の公共図書館が利用者に対しWikipediaコンテンツ登録を推進するとともに,図書館員によるコンテンツ登録の協力を行うものである。この協力関係は,図書館や博物館等のいわゆるGLAMとWikimediaの活動との連携プロジェクト“GLAM-Wiki”への協力として行われるもので,同種の取り組みは図書館界において世界初の試みとされている。...