アーカイブ - 2010年 6月 10日 - book

E1059 - 2010年のISO/TC46国際会議が開催される <報告>

2010年5月10日から14日まで,韓国の済州島において,国際標準化機構(ISO)の情報とドキュメンテーション専門委員会(Technical Committee 46:TC46)の国際会議が開催された(E942参照)。日本からの参加者は,国立国会図書館から筆者を含め2名,他1名であった。...

E1058 - 図書館間相互貸借の環境への影響に関するレポート

OCLCの研究部門であるOCLC Researchは2010年5月17日,図書館間相互貸借(ILL)業務が環境に与える影響に関するレポート“Greening Interlibrary Loan Practices”を公表した。このレポートは,2010年1月に完了した委託調査の結果をまとめたものである。調査では,ILL業務における環境への影響を減らすためのベストプラクティスを見出す目的で,OCLCのネットワークに参加する12館に対し,聞き取り調査が行われた。さらに,10館からは配送方法やガイドライン,梱包材の成分などのデータが収集された。...

E1057 - アクセシブルな電子書籍プラットフォームに向けて

2010年4月,英国情報システム合同委員会(JISC)の一部門であるJISC TechDisとJISC Collections,及び英国の出版社団体Publishers Licensing Societyは連名で,“Towards Accessible e-Book Platforms”(『利用しやすい電子書籍プラットフォームに向けて』)という実践ガイド集を刊行した。文字の拡大,テキストの音声読み上げといった操作が可能な電子書籍は,印刷された文字を読むのが難しい障害(ディスレクシア,視覚障害,肢体不自由等)を持つ人々に,新しい可能性をもたらす。こうした特徴を持つ電子書籍を,誰にとっても使いやすい形で提供できるプラットフォームとはどのようなものなのだろうか。このような問題意識の下,上述の3機関が資金提供を行い,出版社が実際に提供している電子書籍プラットフォームを障害のある人に試してもらうという実験が行われた。この実践ガイド集は,実験で得られた障害のある人の意見を参考にして,今後の開発に役立つポイントをコンパクトにまとめたものである。...

E1056 - 現在のデジタル情報が未来に利用可能かタイムカプセルで検証

デジタル情報の保存においては,ハードウェアやソフトウェアの技術の進展が急速なため,古いデータへのアクセスが困難になるということが大きな課題である(CA1696参照)。欧州の国立図書館,文書館,研究機関等の16の機関により実施されているデジタル資料保存プロジェクト“PLANETS”では,デジタル情報の長期保存の問題についての意識を高めるため,様々な媒体に記録したデジタルデータを金属製のタイムカプセルに入れて物理的に保存し,将来のアクセス可能性を検証するという試みを行っている。...

E1055 - スタンフォード大学,本のほとんど無い図書館を計画

2010年5月,本のほとんど無い(bookless)図書館を新たに設置するというスタンフォード大学の計画が複数のメディアで報じられた。同大学の工学図書館(Engineering Library)と物理学図書館(Physics Library)を閉館し,資料をほとんど排架せず電子リソースの提供をサービスの中心とする工学図書館を新たに開館するというものである。新しい工学図書館は2010年7月に移動等の準備作業を行い,8月に開館する予定とされている。...

E1054 - ニューヨーク公共図書館,歴史上最も厳しい予算削減の危機

ニューヨーク公共図書館(NYPL)が,その歴史上最も過酷な予算削減の危機にある。2010年5月6日,ニューヨーク市長は,NYPLの次年度予算を3,680万ドル(約33億円)削減することを含む予算案を明らかにした。NYPLの年報によると,2009年の図書館の運営費用の約5割がニューヨーク市からの資金提供によって賄われていた。なお次年度の予算は,6月中に確定する予定である。...