アーカイブ - 2010年 4月 - book

4月 28日

E1047 - 国立国会図書館,国内のデジタルアーカイブ等調査の結果を公表

国立国会図書館(NDL)は2010年4月23日,2009年度に実施した「文化・学術機関におけるデジタルアーカイブ等の運営に関する調査研究」の結果を同館のウェブサイト「カレントアウェアネス・ポータル」で公開した。...

E1046 - 国立国会図書館,インターネット情報の制度収集を開始

2010年4月1日,国立国会図書館法の一部を改正する法律(平成21年法律第73号)(以下「改正法」という。)が施行され(E954参照),公的機関のインターネット情報の制度収集がスタートした。これは,ウェブサイトを含むインターネット上の情報が飛躍的に増大し,調査や研究等の資料として重要性が日々高まる一方で,それらを収集し,永続的な利用を保証する仕組みがないことに対応したものである。...

E1045 - 学術書出版の実際<文献紹介>

本報告書は,英国の学会・専門協会出版協会(ALPSP)が初めて実施した,学術書出版の現状調査の結果をまとめたものである。調査は2009年夏に,主要な400の学術書出版社を対象として行われた。61%に当たる243の出版社から回答があり,不完全な回答を除く171の回答が分析された。分析された出版社の24%が営利出版社,76%が非営利出版社で,地域別の内訳は英国と米国が83%,欧州(英国以外)が9%,アジア太平洋地域が7%,その他が1%,規模別内訳は大規模(年間出版点数201タイトル以上)が10%,中規模(50~200タイトル)が30%,小規模(20~49タイトル)が19%,ごく小規模(19タイトル以下)が41%であった。...

E1044 - 国際標準テキストコード(ISTC)を利用するメリットとは

2010年3月26日,米国の書籍産業研究グループ(Book Industry Study Group)と英国の書籍産業コミュニケーション(Book Industry Communication)が共同で,ISO 21047:2009「国際標準テキストコード」(International Standard Text Code:ISTC)に関するディスカッションペーパー“The International Standard Text Code: A Work in Progress”
を発行した。ISTCは,国際標準化機構(ISO)が2009年3月に策定した,著作物に関する新しい識別子である。このディスカッションペーパーには,ISTCへの理解を深めるべく,その概要や利用するメリット等が記されている。...

E1043 - 「Europeanaパブリックドメイン憲章」が公表される

 デジタル化された欧州の文化遺産を提供する欧州デジタル図書館“Europeana”(CA1632E862参照)を運営しているEuropeana Foundationは,2010年4月に,「Europeanaパブリックドメイン憲章」(Europeana Public Domain Charter)を公表した。憲章は,パブリックドメイン(著作権による保護外)にある資料について,それらが文化・社会にもたらす効果
や意義を強調するとともに,それらのデジタル化に伴う問題点について,Europeanaにコンテンツを提供する機関に注意を喚起するためのものである。憲章とともに公開されている説明文書を基に,その目的や背景等を紹介する。...

E1042 - 米国議会図書館,Twitterの全公開ツイートを保存へ

米国議会図書館(LC)は2010年4月15日,ソーシャルメディアの1つであるTwitterから,公開設定の全てのツイート(Twitterに投稿された140字以内のメッセージ)のアーカイブの寄贈を受けることを公式発表した。全てのツイートとは,2006年のTwitterのサービス開始から,今後も増え続けていくツイート全部,を意味する。...

4月 14日

E1041 - ドイツスタディツアー報告 ― 連携と革新

2009年11月22日から11月29日まで,ゲーテ・インスティトゥート(ドイツ文化センター)の主催により,日本とドイツの大学・研究所の図書館員が情報交換を行う,スタディツアーが開催された。日本から,国立情報学研究所(NII),科学技術振興機構(JST),物質・材料研究機構(NIMS),放射線医学総合研究所(NIRS),宇宙航空研究開発機構(JAXA),北海道大学,東北大学,一橋大学,筑波大学,京都大学,九州大学の12名の職員が参加し,ドイツ国立図書館,ゲッティンゲン大学図書館,技術情報図書館,バイエルン州立図書館,マックスプランク電子図書館の5機関を訪問した。主に,オープンアクセス,リポジトリ,電子化,デジタルアーカイブ等について,日独合計約50本のプレゼンテーションが5日間で行われ,活発な意見交換がなされた。本稿では,紙幅の許す範囲でこのツアーについて報告する。...

E1040 - 英国政府,これからの公共図書館についての青写真を公表

2010年3月22日に,英国の文化・メディア・スポーツ省は,イングランドの今後の公共図書館サービスの青写真を示した政策文書「公共図書館の現代化レビュー」(The Modernisation Review of Public Libraries;以下「文書」とする)を公表した。これは,2009年12月に公開された諮問文書に対して寄せられた150以上の意見を踏まえてまとめられたものである。

E1039 - 情報技術の進展に図書館はどう適応していくのか(米国)

米国図書館協会(ALA)の情報技術政策局(OITP)が,2008~2009年に行った図書館の将来についての文献レビューに基づく,情報技術の進展と図書館への影響に関するレポート“Checking Out the Future”を公表している。...

E1038 - オープンアクセスによる人文・社会科学の単行書出版の現状は?

人文・社会科学(Humanities and Social Sciences:HSS)分野の単行書のオープンアクセス(OA)を推進する欧州のコンソーシアム“Open Access Publishing in European Networks(OAPEN)”は2010年3月,HSS分野でのOAモデルによる単行書出版の現状を概観する報告書を発表した。...

E1037 - 雑誌とそのウェブサイトに関する調査(米国)

米国コロンビア大学が刊行しているColumbia Journalism Review誌は,「印刷版の雑誌のオンラインでの実践」をテーマにした,米国で最初の包括的な調査を実施し,2010年3月にその結果報告書『雑誌とそのウェブサイト(Magazines and Their Web Sites)』を発表した。調査は,雑誌やデジタルメディア界の関係者からなる諮問委員会の監修の下,新旧メディアの専門家に対するインタビュー調査と一般向け雑誌3,000誌を対象にした質問紙調査という方法で実施された。質問紙調査には665誌が回答した。主な結果として,下記のようなことが明らかになった。...

E1036 - “DAISY Translator”日本語版の提供がスタート

2010年4月6日,DAISYコンソーシアム,財団法人日本障害者リハビリテーション協会及びMicrosoft社は,電子書籍のバリアフリー化へ向けた取り組みを協力して行うと発表し,その会見の様子が複数のメディアで報じられた。バリアを軽減するには文書が適切なフォーマットで電子化されることが必要であるとし,同日から,Microsoft社の文書作成ソフトWordを「DAISY」(CA1486参照)形式の文書を作成できるように機能拡張するためのアドインソフト“DAISY Translator”の日本語版の無償提供が開始された。...