アーカイブ - 2009年 - book

6月 24日

小特集 カレントアウェアネス創刊300号・30周年に寄せて

本誌の創刊300号・30周年にあたり、これまで客員調査員、編集企画員などの肩書きのもと、『カレントアウェアネス』の企画・編集にご助力いただきました図書館情報学関係の研究者の方々のうち3名から、これまでの『カレントアウェアネス』を振り返る記事をご寄稿いただきました。…

『カレントアウェアネス』の編集に係わって / 田村俊作

『カレントアウェアネス』が300号、創刊30周年を迎えたとのこと、編集に多少とも係わった一人として、いささかの感慨がある。…

『カレントアウェアネス』30年の歩み / 関西館図書館協力課

『カレントアウェアネス』は1979年8月、「図書館に関する最新情報の速報による提供」のための月刊の情報誌として創刊されました。創刊当初は、国立 国会図書館(NDL)職員向けの(図書館情報学用語としての)カレントアウェアネスサービスを担うメディアとして位置づけられており、『カレントアウェア ネス』の名称も、そこから取られました。…

「図書館・図書館情報学の情報誌」としての期待 / 長尾真

『カレントアウェアネス』が創刊300 号を迎えました。また、来る8 月には創刊30 周年を迎えます。本誌は現在関西館図書館協力課が編集・刊行を担当しておりますが、担当職員の努力を多といたしますとともに、外部の編集企画員としてお願 いしてまいりました図書館情報学関係の研究者の方々のご協力に心からお礼申し上げます。…

6月 10日

E934 - 国立デジタル図書館開館(韓国)

2009年5月25日,韓国ソウル特別市瑞草区に1億1,600万件のデジタルコンテンツを提供する国立デジタル図書館(CA1641参照)が開館した。“dibrary”(ディブラリー)と名付けられた同館は,物理的な利用者空間である「情報広場」(インフォメーション・コモンズ)と,ウェブ上の「ディブラリーポータル」からなる「ハイブリッド型」図書館である...

E935 - 図書館員に対する効果的なメンタリングとは<文献紹介>

メンタリングとは,職場において,上司・部下の関係とは別に,知識や経験を持つ人(メンター)が若手職員等に対し指導を行う制度で,1980年代から盛んになったものとされる。この文献では,図書館(研究図書館)における メンタリングについて,著者自身が大学図書館職員としてメンタリングを受けた経験も交えつつ,現状と課題等をまとめている。・・・

E933 - ミシガン大,Googleとの資料デジタル化に関する協力体制を拡大

ミシガン大学とGoogle社は,図書館の所蔵資料のデジタル化を目的とした協力体制(E403,E543参照)を拡大するために契約を2009年5月19日付けで修正することで合意した。契約修正は,Googleブック検索をめぐるGoogle社と米国の著作者団体・出版社との和解案がまとまったこと(E857,E918参照)を受けたものである。ミシガン大学は「今回の契約修正は,所蔵する印刷物資料への広範なパブリックアクセスというミシガン大学のビジョンの実現を保証する,重要なステップとなる」としている...

E936 - 印の研究所図書館で起こった暴動が示唆すること<文献紹介>

このほどLibri誌の2008年最優秀学生論文賞に,ウィスコンシン大学ミルウォーキー校の情報学部の学生による“Irreparable Damage: Violence, Ownership, and Voice in an Indian Archive”(取り返しのつかない損失:インドの文書館における暴力,所有権,声)が選ばれた。これは,2004年1月4日にインドのプネ市にある Bhandarkar東洋研究所(Bhandarkar Oriental Research Institute:BORI)で起こった設備や文書類の破壊行動を題材にして,文書館における政治,所有権,暴力の関連と,将来起こりうる破壊行為の回避の可能性について論じたものである。・・・

E932 - Web 2.0環境下で,学習者の期待に応える高等教育とは?(英国)

2009年3月,英国の高等教育関係者14名からなる「変わりゆく学習者の経験を調査する委員会」が,Web 2.0環境下における学習者の経験や期待に応える高等教育を実現する戦略・政策に資するべく行った調査の結果を,『Web 2.0世界における高等教育(Higher Education in a Web 2.0 World)』として刊行した...

E931 - ALA,情報リテラシー向上のため「野球の殿堂」とタイアップ

米国図書館協会(ALA)は,図書館の役割を紹介・啓蒙するアドヴォカシー・キャンペーン“@ your library”(CA1646参照)の一環として,全米野球殿堂博物館(National Baseball Hall of Fame and Museum)との共同プログラム“Step up to the Plate @ your library”(step up to the plate:打席に入る,マウンドに上る,といった意味)に取り組んでいる。図書館と野球という2つの米国の伝統(classic)がタイアップして,情 報リテラシーの向上と,必須の情報源としての図書館の広報に努めよう,というのが趣旨である...

5月 27日

E930 - 作家のボーン・デジタル資料を収集・管理・提供する際の課題 <文献紹介>

2009年5月,米国メリーランド大学のキルシェンバウム(Matthew Kirschenbaum)准教授を中心とする研究グループによる,現代の作家のボーン・デジタル資料を収集・管理・提供する際の課題について,実際にそのような取り組みを行っている3つの機関の実地調査と,研究者・作家・実務者等の関係者によるミーティングをもとに取りまとめた報告書が,助成元の全米人文科学基金(NEH)デジタル人文科学局から公表された。…

E929 - これからの電子図書館,著作権,著作の在り方とは?<報告>

2009年5月11日,国立国会図書館長・長尾真氏と,評論家/翻訳家でフリー翻訳プロジェクト「プロジェクト杉田玄白」の主催者・山形浩生氏によるトークセッション『もう,「本」や「図書館」はいらない!?』が,スルガ銀行の「d-labo」で開催された。これはシリーズ対談「図書館は視えなくなるか?―データベースからアーキテクチャへ」の第2回にあたり,進行はd-laboのデザイン等を手掛ける李明喜氏が行った。…

E928 - 米国議会図書館(LC)のIT戦略についての報告書

2009年3月,米国議会図書館(LC)のIT戦略についての報告書「ITの戦略的策定(Information Technology Strategic Plannning)」が公表された。これは,2000年に出された全米科学アカデミー等による報告書「LC21:LCのためのデジタル戦略」(CA1343参照)以降の進捗状況等をまとめたもので,LCの監察官(Inspector General)であるショルナゲル(Karl Schornagel)氏がコンサルティング会社に委託し実施したものである。報告書では,LCのIT基盤は大きな進歩を遂げたとの評価をしながらも,明らかになった課題として,次のような点を指摘している。…

E927 - 学生・教員に対する電子書籍利用調査の意外な結果とは?(英国)

教育や学習に必要な電子書籍を提供する持続的・効果的な市場を開拓するに当たっての事前の利用者調査として,英国情報システム合同委員会(JISC)は2007年から2年間に渡り,学生や教員の電子書籍の利用行動調査プロジェクト“JISC national e-books observatory project”に取り組んできた。…

E926 - 経済危機の影響により予算削減を迫られる大学図書館(米国)

経済危機の影響を受け,全米各地の図書館での予算削減が報じられているが,多くの有力大学の図書館においても,予算削減への対応が迫られている。…

E925 - OCLCによる“ウェブスケール”図書館業務管理システム構築戦略

2009年4月23日,OCLCはクラウドベースの図書館業務管理システムを構築する戦略を発表した。これは,システムの共同利用を目的としたものであり,ウェブベースという点ではSaaS(Software as a Service)に類似している が,すべての参加館が同一のハードウェア,アプリケーション,データを共有することで,情報探索の質の向上やメタデータ管理などにおける「ネットワーク効果」が得られることを特徴としている。また,統一されたプラットフォームを用意することで,ユーザ・エクスペリエンス(サービスの利用を通じて利用者が認知する有意義な経験)の質を向上させると共に蔵書管理のトータルコストを減らすことを目標としている。…

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