アーカイブ - 2009年 5月 - book

5月 27日

E930 - 作家のボーン・デジタル資料を収集・管理・提供する際の課題 <文献紹介>

2009年5月,米国メリーランド大学のキルシェンバウム(Matthew Kirschenbaum)准教授を中心とする研究グループによる,現代の作家のボーン・デジタル資料を収集・管理・提供する際の課題について,実際にそのような取り組みを行っている3つの機関の実地調査と,研究者・作家・実務者等の関係者によるミーティングをもとに取りまとめた報告書が,助成元の全米人文科学基金(NEH)デジタル人文科学局から公表された。…

E929 - これからの電子図書館,著作権,著作の在り方とは?<報告>

2009年5月11日,国立国会図書館長・長尾真氏と,評論家/翻訳家でフリー翻訳プロジェクト「プロジェクト杉田玄白」の主催者・山形浩生氏によるトークセッション『もう,「本」や「図書館」はいらない!?』が,スルガ銀行の「d-labo」で開催された。これはシリーズ対談「図書館は視えなくなるか?―データベースからアーキテクチャへ」の第2回にあたり,進行はd-laboのデザイン等を手掛ける李明喜氏が行った。…

E928 - 米国議会図書館(LC)のIT戦略についての報告書

2009年3月,米国議会図書館(LC)のIT戦略についての報告書「ITの戦略的策定(Information Technology Strategic Plannning)」が公表された。これは,2000年に出された全米科学アカデミー等による報告書「LC21:LCのためのデジタル戦略」(CA1343参照)以降の進捗状況等をまとめたもので,LCの監察官(Inspector General)であるショルナゲル(Karl Schornagel)氏がコンサルティング会社に委託し実施したものである。報告書では,LCのIT基盤は大きな進歩を遂げたとの評価をしながらも,明らかになった課題として,次のような点を指摘している。…

E927 - 学生・教員に対する電子書籍利用調査の意外な結果とは?(英国)

教育や学習に必要な電子書籍を提供する持続的・効果的な市場を開拓するに当たっての事前の利用者調査として,英国情報システム合同委員会(JISC)は2007年から2年間に渡り,学生や教員の電子書籍の利用行動調査プロジェクト“JISC national e-books observatory project”に取り組んできた。…

E926 - 経済危機の影響により予算削減を迫られる大学図書館(米国)

経済危機の影響を受け,全米各地の図書館での予算削減が報じられているが,多くの有力大学の図書館においても,予算削減への対応が迫られている。…

E925 - OCLCによる“ウェブスケール”図書館業務管理システム構築戦略

2009年4月23日,OCLCはクラウドベースの図書館業務管理システムを構築する戦略を発表した。これは,システムの共同利用を目的としたものであり,ウェブベースという点ではSaaS(Software as a Service)に類似している が,すべての参加館が同一のハードウェア,アプリケーション,データを共有することで,情報探索の質の向上やメタデータ管理などにおける「ネットワーク効果」が得られることを特徴としている。また,統一されたプラットフォームを用意することで,ユーザ・エクスペリエンス(サービスの利用を通じて利用者が認知する有意義な経験)の質を向上させると共に蔵書管理のトータルコストを減らすことを目標としている。…

5月 13日

E924 - 調べ方のヒントをご紹介-NDL「リサーチ・ナビ」サービス開始

国立国会図書館(NDL)は,2009年5月11日,新しいウェブサイト「リサーチ・ナビ」を公開した。リサーチ・ナビは,調べものをしている人が,求める情報に効率よくたどりつけるよう,「どのような資料を見たらよいか」「どのように資料を探せばよいか」といった「調べ方のヒント」を提供する,というコンセプトで作ったウェブサイトである。…

E923 - NIIの次世代目録所在情報サービスの在り方は?<文献紹介>

国立情報学研究所(NII)が「学術コンテンツ運営・連携本部図書館連携作業部会」の下に設置している「次世代目録ワーキンググループ」はこのほど,2008年3月31日公表の中間報告(E772参照)を踏まえ,NIIと目録所在情  報サービスの参加機関が取り組むべき課題を『次世代目録所在情報サービスの在り方について(最終報告)』として取りまとめた。最終報告では「資料:電子情報資源への対応」「システム:データ構造とデータ連携」「運用:体制の抜本的見直しに向けて」という3つのテーマごとに問題点を整理し,検討結果や課題をまとめている。…

E922 - ドイツ国立図書館へのオンライン出版物の法定納本手続き

ドイツでは2008年11月に新たな納本令が公布され,ドイツ国立図書館(DNB)へのオンライン出版物の納本制度の詳細が規定された(E870参照)。これに基づき第一段階として,電子書籍,電子ジャーナル,電子学位論文等の納本が始まっている。その提出手続き等が,DNBのウェブサイトで解説されている。…

E921 - 図書館・書店等の団体が愛国者法の見直しをアピール(米国)

2001年に成立した米国愛国者法(USA PATRIOT Act)には,図書館・書店での利用記録等の収集を可能とする規定が含まれている(CA1547参照)が,この規定について2006年の法改正時に取られた4年間の延長措置(E462参照)が2009年末で期限切れとなるため,動向が注目されている。…

E920 - TRANSFER実務指針を採用する出版社が増加

英国逐次刊行物グループ(UKSG)は2009年3月24日,同グループが策定したTRANSFER実務指針(TRANSFER Code of Practice)に,Elsevier,Nature,Wileyといった大手を含む20出版社が,新たに署名したことを発表した。…

E919 - これからのオンライン目録に求められること―OCLCの調査から

近年,高度な検索機能や,資料の全文へのナビゲート機能を実装し,他の情報サービスとの連携を強化するなどした,次世代のOPAC(CA1685,CA1686,E566参照)が注目を集めている。…

 

E918 - Googleブック検索の和解案への意思表示期限が4か月延長

Googleブック検索をめぐっては,2008年10月にGoogle社と米国の著作者団体Authors Guild,米国出版社協会(AAP)との間で訴訟の和解案の合意がなされ(E857参照),和解案に参加しない著作権保持者等は,不参加の意思を表明しなければならないこと(opt-out)となっている。当初,その意思表明や異議申し立て,意見提出の期限は2009年5月5日とされていたが,約4か月延長され,9月4日までとなった。…