アーカイブ - 2008年 3月 - book

3月 26日

E770 - NDL,和図書劣化に関する調査結果を公表

国立国会図書館(NDL)はこのほど,2005~2006年度に実施した和図書の劣化傾向に関する調査結果をまとめた『図書館調査研究リポート』No.8をウェブサイト「カレントアウェアネス・ポータル」で公表した。...

E769 - オープンリールテープデジタル化のための手引き

欧州連合(EU)の“Culture 2000”プログラムの支援のもと,視聴覚資料保存のための教育活動を行っている「TAPE(Training for Audiovisual Preservation in Europe:欧州における視聴覚資料保存のための研修)」が,オープンリールテープのデジタル化の手順を示した作業手引きを作成,ウェブサイトで刊行し た。この手引きはオープンリールテープに限らず,カセットテープのデジタル化においても多くの点で適用できるとのことである。...

E768 - LC,LCSHの事前結合/事後結合方式等に関するレポート公表

結合索引の作成方法には,事前に有意味な順序で索引語を並べる「事前結合索引法(pre-coordination indexing)」と,個別の検索要求発生後に演算子を用いて索引語を組み合わせる「事後結合索引法(post-coordination indexing)」の2種類がある。米国議会図書館(LC)の目録政策・支援局(Cataloging Policy and Support Office)は,米国議会図書館件名標目表 (LCSH)の事前結合/事後結合方式の是非などに関する検討を行い,このほどその成果として“Library of Congress Subject Headings Pre- vs. Post-Coordination and Related Issues”が公表された。この検討作業は,LC収集・書誌アクセス部長による2006年の指示に基づき実施されたものである。...

E767 - 図書館職員の職業満足度は?(米国)

米国のLibrary Journal誌は2007年2月,1994年以来13年ぶりに図書館で働く人々の職業満足度調査を実施し,その結果を公表した。また結果の分析を2007年10月,2008年2月,2008年3月の3回に渡り連載している。...

E766 - 中教審,生涯学習の振興に係る答申を提出

文部科学省が設置している中央教育審議会(中教審)は2008年2月19日,答申『新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策について~知の循環型社会の構 築を目指して~』を文部科学大臣に提出した。これは2005年6月に文部科学大臣から受けた諮問に基づき,国民の学習活動の促進や地域社会における子ども の育ちの環境改善等のための生涯学習の振興方策について,2006年12月に改正された教育基本法を踏まえて中教審生涯学習分科会が審議し,その提言をま とめたものである。...

E765 - オンライン時代,図書館と博物館はどのように使われているか?

米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が,博物館・公共図書館の利用に対するインターネットの影響に関する調査報告書「相互連結:図書館,博物 館,インターネットの利用に関するIMLS全国調査(InterConnections: The IMLS National Study on the Use of Libraries, Museums and the Internet)」を刊行した。この報告書は,オンライン時代の今,どのように人々が情報を探すかを明らかにし,図書館・博物館とインターネットとの相 互関係について分析している。この調査はIMLSが2006年にノースカロライナ大学チャペルヒル校と共同で成人を対象に行った5つの調査の結果を基にし ており,それぞれの調査に対し1,000~1,600名が回答している。...

3月 20日

CA1660 - 研究文献レビュー:看護図書館 / 今田敬子

1. はじめに 看護図書館は、看護大学、看護短期大学、大学の看護学部・学科等の図書館と看護学校図書室などの「保健師助産師看護師学校養成所指定規則」第4条7項(1)に設置根拠が規定されている、看護基礎教育機関図書室を指すことが多いが、本稿では、看護継続教育機関である看護協会の図書室、医療機関看護部図書室などを含むものとして扱う。…

CA1659 - 研究文献レビュー:今日の医学図書館 / 城山泰彦

1. はじめに 本稿の目的は、医学図書館に関する国内の研究文献をレビューして、現状や動向を掴むことにある。限られた誌面では詳細まで言及できないが、解説文献なども含め幅広く取り上げるように心がけた。対象文献は、NPO法人日本医学図書館協会(以下JMLA)の機関誌『医学図書館』をはじめとする図書館系の雑誌や医学系の雑誌に掲載された、比較的医学図書館に特有と思われる、2003年以降の国内文献とした。…

CA1658 - 動向レビュー:情報学の知識構造を描き出す試み:ジンズによる Knowledge Map研究の概要 / 村主朋英

1. 概要 2007年前半、ジンズ(Chaim Zins)により、"Knowledge Map of Information Science"という旗印を掲げる一連の研究論文が発表された(1)(2)(3)(4)。情報学それ自身を対象とし、その知的枠組みを同定・描出することを目的としたものである。 端的に見れば、その成果は、以下の2つの側面から見ることができる。…

CA1656 - 小特集 北欧のコミュニティと公共図書館:ノルウェー / マグヌスセン矢部直美

ノルウェーは今回紹介されている北欧3国の中では一番人口の少ない国である。統計局(Satatistisk sentralbyrå)(1)によると、人口は2007年1月1日現在で470万人弱。人口は少ないものの、国土は日本の面積に匹敵しており、公共図書館は全国土に住む人々にサービスを提供するという課題がある。広い地理をカバーするためブックモービル、ブックボートが長年存在してきたが、これらも近年予算削減に苦しみ、幾度も廃止政策が打ち出された。しかし、その度に全国的な署名活動等が展開され、現在のところ何とか維持されている。…

CA1655 - 小特集 北欧のコミュニティと公共図書館:デンマーク / 吉田右子

はじめに デンマークの公共図書館の最大の特徴は、生涯学習を公共図書館の理念として掲げ、コミュニティ住民の情報への公平なアクセスを確保するための活動を、一貫して行ってきたことである。その結果デンマークでは図書館間のネットワークが整備され、居住区がどこであっても平等な図書館サービスを受けることができる。2点目の特徴は、公共図書館が公的サービスとして確固たる位置づけを持ち、図書館サービスの公的財源と専門職制を揺ぎないものにしていること、さらに市民がそのことを支持している点である。…

小特集 北欧のコミュニティと公共図書館(CA1655-CA1657)

日本における北欧の図書館への関心は高く、これまでも北欧の数々の図書館が、訪問記の形で紹介されてきた(1)。本稿はスウェーデン、デンマーク、ノルウェーの各国の公共図書館について、その最新の状況を報告するとともに、図書館サービスの置かれた状況や課題を論じるものである。…

CA1654 - 情報倫理と図書館 / 後藤敏行

1. はじめに 本稿の目的は、情報倫理の概略を述べた上で、情報倫理が図書館とかかわる事例を提示することである。新人図書館員や図書館情報学の初学者を含めて、幅広い読者を想定している。 まず、情報倫理の概念と必要性について述べる。次に、現場の図書館で情報倫理が争点になった例として、フィルタリングソフトの導入を挙げる。…

CA1653 - ISO/TR28118 「国立図書館のためのパフォーマンス指標」制定の動き / 徳原直子

国際規格に、図書館のサービスや業務の有効性、効率性などの品質を評価するための手段となる指標を規定したISO11620「図書館パフォーマンス指標(Library performance indicators)」があるが(1)、ISO11620の改定に責任をもつ国際標準化機構/情報とドキュメンテーション技術委員会(ISO/TC46)の統計・評価分科委員会(SC8)において、「国立図書館のためのパフォーマンス指標(Performance indicators for National Libraries)」というテクニカルリポート(TR)を制定するための作業が行われている。…

CA1652 - チャットレファレンスサービスに必要な専門的能力 / 小田光宏

1.はじめに ICTを活用したレファレンスサービス、すなわち、デジタルレファレンスサービスは、米国において様々な様相を見せている。また、その様相に対する分析が進められ、研究面での蓄積も進んでいる。本稿では、デジタルレファレンスサービスの一つであるチャットレファレンスサービス(以下、CRS)に関する研究の広がりを報告する。…

CA1651 - アフォーダンス理論に基づく情報行動研究の可能性 / 坪井伸樹

ある日、旧友からどこの大学図書館でAという本を所蔵しているのか知りたいという電話がかかってきた。Webcatの存在を彼に教えるとともに、所蔵について調べてあげた―図書館員ならば業務とはいえないが友人の役に立った経験は1つや2つあるのではないだろうか。…

CA1650 - 書誌コントロールの将来に向けたLCの取り組み / 倉光典子

インターネットの急速な進展により、誰もが、どこからでも情報の発信と利用が可能な社会が到来し、急速に拡大している。電子情報資源はその媒体や形式を多様化し、その数は爆発的に増加している。検索エンジンが普及し、ユーザはネットワーク上の情報資源への依存度を高め、情報提供機関としての図書館の存在は危機的状況に直面しているという認識が広がっている。…

3月 19日

CA1657 - 小特集 北欧のコミュニティと公共図書館:スウェーデン / 小林ソーデルマン淳子

1. はじめに スウェーデンの公共図書館の源流は、1800年代の半ばに活発になった各種の国民運動に見られ、他の北欧諸国同様、民主主義の理念、特に生涯学習を支える機関として、その歴史は長い。 社会の変化に従い当然、公共図書館の使命も、利用者のニーズも変化する。今日の図書館は本の貸出はもとより、社会の文化・知識・情報そして文化センターとして多くの役割を担っている。…

ページ