アーカイブ - 2007年 4月 - book

4月 25日

E642 - kopal: ドイツのデジタル情報長期保存協同プロジェクト進行中

デジタル情報の長期保存に関する技術的な調査・研究が,世界各国で進められている(E258 参照)。ドイツでも2003年から,ドイツ国立図書館,ゲッチンゲン州立大学図書館,IBM社が協力して,デジタル情報長期保存協同プロジェクト“kopal(Kooperativer Aufbau eines Langzeitarchivs digitaler Informationen)”が…

E641 - 2006年から2007年へ: 図書館システム市場の動向は?

米国のLibrary Journal誌の報じるところによると,図書館システム関連の市場は,2005年度には5億3,500万ドルであったが,2006年には5億7,000 万ドルとなり,総じて順調な成長傾向にある。電子コンテンツを取り扱うためのウェブ・インターフェースやツール,RFID(Radio Frequency IDentification)関連の収益が拡大し,一方で,収集,整理,閲覧・貸出等の図書館の基本的な業務を管理する統合図書館システム(ILS)に よる収益は,現在も売上の大きな部分を占めているのは間違いないが,減少傾向にある。...

E640 - FRARからFRADへ: 「典拠データの機能要件」意見公募中

国際図書館連盟(IFLA)は2007年4月11日,「典拠データの機能要件(Functional Requirements for Authority Data: FRAD):概念モデル」の草案を発表し,同時に7月15日までの約3か月間の意見募集を開始した。このFRADの目的は,典拠コントロールを支えるため,また典拠データの国際共有(図書館外部との共有も…

E639 - グラフィックノベル事始め

バットマン,スパイダーマン,シン・シティ。米国では「グラフィックノベル」(graphic novel)をベースにメディアミックスで人気を博す作品が,近年数多く現れている。グラフィックノベルとは,イラストと文章で綴られ,一定の連続性のある作品のことであり,「右開き」という特有のフォー…

E638 - CiNii収録の学術論文データ,Google Scholarから検索可能に

国立情報学研究所(NII)は2007年4月9日,学術論文データベースサービス“CiNii”で提供している日本の主要学術雑誌の約300万件の論文データを,Googleによるクロール(ロボットによるデータ収集)の対象としたことを発表した。 これにより,Googleが提供している学術論文専用検索エンジン“Googl…

E637 - IFLA,2007年国際マーケティング賞発表

国際図書館連盟(IFLA)は2007年4月11日,第5回の国際マーケティング賞を発表した。これは,IFLAの管理・マーケティング分科会が実施しているもので,毎年,「創造性に富み,成果指向的なマーケティングプロジェクトまたはキャンペーンを実施した組織」を募集し,表彰している。 今回は米国…

E636 - 図書館の日常の写真,続々と!

“ライブラリーマン”を名乗る男が,こんなことを言い出した。 「1年間,毎日1日1枚の写真をウェブにアップするのは,かなりシンドイことかもしれない。けれども,365日で365枚の写真をアップするのであれば,できるかもしれない。もしそれをあなたの図書館がやったら,それはとても魅力…

4月 11日

E635 - 読書振興のための読書実態調査(韓国)

韓国の読書振興政策を担っている国立中央図書館は2006年9月,「国民読書実態調査」を行った。これは21世紀の知識基盤社会の発展のための,望ましい読書振興政策の樹立に必要な基礎資料を収集することを目的としており,2004年以来2年ぶりに行われたものである。 この調査は,18歳以上の成…

E634 - LC,書誌コントロールの将来を議論するWG結成

インターネットや検索エンジンの普及,電子資料の増加は,図書館業務に大きな変革をもたらしている。とりわけ検索エンジンの普及は,図書館の伝統的な目録業務に対する大きな脅威となっていることもあり(CA1617参照),目録と他の情報検索手段との関係を批判的に比較検討していく必要性…

E633 - これからの学術・研究図書館の役割はどうあるべきか?

学術情報流通の変化に伴い,図書館の役割も,物理的資料の収集から,あらゆる情報の組織化,保存および提供へと広がっている。またウェブによる情報提供の進展は,これまでの学術・研究図書館が担っていた,情報の独占的な提供主体という地位を脅かしつづけている。 このような状況の…

E632 - ネコのマスコットキャラクターで図書館のキャンペーン活動

米国の公共図書館では,州立図書館が中心となって公共図書館の認知・利用を促進するキャンペーンを行っている。“スーパーライブラリアン”というキャラクターを産み出し盛況を博したニュージャージー州立図書館,“世界をワイオミングへ”と題するキャンペーンを展開するワイオミング…

E631 - 先取りレファレンス: 公共図書館と地元新聞社の協同の実践

レファレンスサービスは,狭義にいえば質問・回答サービスのことだが,広義に捉えれば,利用者のニーズを先読みして,情報ファイルを用意したり,調べ方に関する情報を提供したりすることも含まれるものであり,様々なサービスの形態が考えられる。Library Journal誌で,“先取りレファレンス”(preemptive reference)と名づけられた,興味深い実践事例が紹介されている。…

E630 - 都市をより強くする,公共図書館の役割

都市はどうすればより「強く」なるのか?その目標において,公共図書館はどのような位置づけにあり,どのような役割を果たすべきなのか?都市図書館協議会(ULC: Urban Libraries Council)が,2007年1月,研究レポート「都市を強化する: 公共図書館は地域経済発展に貢献する」(Making Cities Stronger: Pu…

E629 - 2006年に最も批判を受けた図書は?(米国)

米国図書館協会(ALA)が,2006年に批判を受けた図書トップ10(10 most challenged books)を発表した。これは,内容が不適切であるとして,親や教師から図書館や学校から取り除いてほしいと文書で申し出があったものを集計したものである。申し出を受けた公共図書館,学校,学校図書館からALAの知…