アーカイブ - 2006年 9月 - book

9月 20日

CA1606 - Google Scholar,Windows Live Academic Searchと図書館の役割 / 片岡真

一方,学術文献の世界では,これまでWeb of Science(以下WoS)などライセンス契約を伴う文献データベース(ウェブ・クローリングではデータ収集できない)が中心で,図書館はこれを契約し,利用者に提供することが重要な役割であった。しかし検索エンジンのベンダー各社は,非営利の文献デ…

小特集 - Googleの新サービスが与える影響

1語2語のキーワードを打ち込んで,「検索」ボタンをクリックするだけで,インターネットの世界に広がる夥しい量の情報の中から自分が求める情報を手早く検索できる―これが検索エンジンの強みですが,数あまたある検索エンジンの中でもGoogleは特に目を見張る成長を見せており,基本サー…

CA1605 - オープンソースと統合図書館システム / 原田隆史

近年,社会の多くの分野でオープンソースソフトウェア(以下OSSと略す)の利用が急速に増大してきている。たとえばWebサーバ用ソフトウェアのApacheやDNS管理用ソフトウェアであるBindのように標準的なソフトウェアとなっているOSSも存在するようになってきた。OSSの利用は世界的な流れともなって…

CA1604 - 日米における著作権法の図書館関係制限規定の見直しの動き / 鳥澤孝之

伝統的な図書館サービスは,図書・雑誌の紙媒体,録音テープなどの固定物の資料を収集・保管し,整理した上で,建物内で利用者に提供するというものであるが,社会のデジタル化・ネットワーク化の進展につれて,図書館資料としての「著作物の生産・流通・消費のすべての過程がデジタル…

CA1603 - インフォメーション・コモンズからラーニング・コモンズへ:大学図書館におけるネット世代の学習支援 / 米澤誠

コモンズとは,「共有資源」,「公共の場」を意味する言葉であり,インフォメーション・コモンズ(1)は,デジタル時代の情報資源を利用するための共有資源・公共の場として誕生したものである。米国の大学図書館においてインフォメーション・コモンズが生まれたのは,1990年代であった。ウ…

CA1602 - 利用者のセグメンテーション:シンガポールにおける利用者志向の図書館戦略 / 呑海沙織

シンガポールでは1990年代から,国家情報基盤(National Information Infrastructure: NII)を整備し,インテリジェント国家を目指す“IT2000”計画を推進してきた(CA1136参照)。この政策の下,シンガポール国立図書館委員会(National Library Board:NLB)は,“Library2000”という青写真をもとに,公共図書館を…

CA1601 - 中国「全国文化情報資源共有プロジェクト」の現状 / 湯野基生

2002年4月に文化部と財政部により始動された中国「全国文化情報資源共有プロジェクト」(全国文化信息資源共享工程。以下「共有プロジェクト」と呼ぶ)が2006年,新たな段階を迎えている。 まず共有プロジェクトについて,ウェブサイト(1)をもとに簡単に確認しておく。 共有プロジェクト…

CA1600 - 政策としてのオープンアクセス:NIHパブリックアクセス方針の現状と課題 / 三根慎二

2005年5月2日,米国の国立衛生研究所(以下,NIHとする)によるNIH パブリックアクセス方針(正式名称は,Policy on Enhancing Public Access to Archived Publications Resulting from NIH-Funded Research)(1)が施行されてすでに一年が経過した。同方針の成立過程やその詳細は他稿に譲るが(2)(3),その概要を確認しておくと…

9月 6日

E540 - 【連載】アジア・オセアニアの図書館事情:(5)韓国

2006年の国際図書館連盟(IFLA)大会の開催国・韓国は近年,図書館の振興に非常に力を入れている。その中でも特に重点が置かれているのが公共図書館で,ノ・ムヒョン大統領が直々に拡充を指示したほどである(E468参照)。  2005年12月の時点で,韓国には公共図書館が514館,大学図書館が438…

E539 - 【連載】アジア・オセアニアの図書館事情:(4)インドネシア

インドネシアには2,155館の公共図書館,1,585館の大学図書館,12,168館の学校図書館,1,199館の専門図書館がある。特に公共図書館には,州立,県・市立,村立,モスク,教会,仏教,寺院など,多数の種類が存在する。かつて州立図書館は,国立図書館の分館であったが,法改正により2001年から州…

E538 - インターネット上の違法・有害情報への対応:最終報告書が公表される(日本)

インターネット上の違法・有害サイトへの対策として,総務省の研究会ではプロバイダや電子掲示板の管理者の自主的な対応とその効果的な支援のあり方について2005年8月から検討し,2006年1月に中間取りまとめを公開した(E452参照)。その後も中間報告では検討課題とされていたプロバイダに…

E537 - LCの大学生向けインターンシップ

米国議会図書館(LC)では毎年,数多くのインターンシップ事業を実施している。その中でもユニークなのが,夏休みに行われる大学生向けインターンシップ“Junior Fellows Summer Internships”である。  このプログラムは,LCが1991年から行ってきた“Junior Fellows Program”を発展させたものである。2005…

E536 - NIIの全国大学電子認証基盤(UPKI)事業

現在,国立情報学研究所(NII)が中心となって,大学が保有する教育研究用計算機,電子コンテンツ,ネットワークなどを,大学間で連携して安全・安心に有効活用するために,全国大学電子認証基盤(UPKI:University Public Key Infrastructure)の構築が進められている。このほど,主要国立大学や大…

E535 - もっと探しやすく−NYPL,閲覧室の本を並べ替え

米国のニューヨーク公共図書館(NYPL)の人文・社会科学図書館はこのたび,閲覧室に配置されている約25,000点の参考図書を,利用者がより探しやすいように米国議会図書館(LC)分類法にのっとって配置しなおすことを発表した。今回の再配置は,1998年11月の同閲覧室改装以降では最も大きな変…

E534 - 戦禍の中のレバノン図書館界を知るブログ

7月に行われたイスラエル軍による爆撃により,レバノンでは南部を中心に大きな被害を受けている。図書館も例外ではなく,レバノン国内に70館ある図書館のうち33館が全壊したか,閉鎖に追い込まれている。こうしたなか,レバノン人,フランス人の図書館員有志が,文化施設,特に図書館の…

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