アーカイブ - 2006年 6月 - book

6月 21日

E505 - ヨーロッパの公共図書館の発展に向けた国家戦略

公共図書館が今後どのように発展していくべきかといった国レベルの戦略を話し合うセミナー“Developing Public Libraries: national strategies in Europe”が,2006年4月にロンドンのフランス協会(l'Institut Francais de Londres)で開催された。  ホスト国の英国では,2003年に文化省から発表された『将…

E504 - デジタル資料と著作権,知的財産権の課題

図書館資料のデジタル化によって,より簡単に資料へアクセスすることができるようになった。また,原資料に代えてデジタル版を提供できることから,資料の保存性も向上した。  しかし,知的財産法におけるデジタル化の位置づけはまだ明確でないところも多い。こうした問題意識のもと…

E503 - 研究資金の援助と無償公開に関する世論調査(米国)

米国では2006年5月2日,連邦政府の資金援助による研究成果についてオープンアクセス化を求める法律案“Federal Research Public Access Act(FRPAA:S.2695)”が上院に提出され,現在審議が進められている。この法案は,1億ドル(約115億円)以上の外部委託研究費をもつ連邦政府機関から助成を受けた研究…

E502 - 公開されていた記録文書を非公開とする措置の妥当性は?(米国)

米国国立公文書館(NARA)が管理・提供する記録文書に対しては,1995年以来,「国家の安全上機密指定されているものも,正当な承認を得ないまま機密指定を外され公開されている」とする連邦政府機関によって,公開されている記録文書の妥当性の調査と,問題のあるものを非公開とする措置…

E501 - スーダンでデジタルアーカイブが誕生

紛争が続くスーダンでは,1989年からユニセフなどの国連機関やNGOが協同で,「スーダンライフライン活動」(Operation Lifeline Sudan)が行われているが,その過程では電子的なものを含む多種多様の文書が作成された。これらの文書には公式的な資料ばかりでなく,NGOメンバーによる未刊行のレポー…

E500 - 司書職員が国立図書館長になれない理由(韓国)

 韓国では,図書館および読書振興法(E376参照)第24条第1項の規定により,国家または地方自治体が設立・運営する公共図書館長は,司書職員(注)を充てることになっている。ところが国立図書館長には,司書職員が充てられていない。   国会図書館の場合,国会図書館法第4条の規定に…

6月 20日

CA1599 - 研究文献レビュー:大学図書館員の継続教育 / 鈴木正紀

編集委員会より与えられたレビューのテーマは「図書館職員の研修・教育(大学図書館)」である。「研修」も「教育(を受けること)」も換言すれば,図書館員が職歴を積み重ねる中で自らの知識・スキルを向上させるために継続的に行う自己啓発活動を支援するものである。その意味でこの…

CA1598 - 動向レビュー:ウェブ・オントロジーの可能性と図書館 / 神崎正英

ウェブ上の情報を組織化して活用するというWWWが設計された当初からの夢(1)は,現在「セマンティック・ウェブ」(CA1534 参照)と呼ばれて要素技術の標準化が進められています。その核となるウェブのオントロジー(ontology)は,ばらばらに記述,蓄積された知識の連動を重視しており,電子図…

CA1597 - 動向レビュー:電子ジャーナルのアーカイビング−海外の代表的事例から購読契約に与える影響まで− / 後藤敏行

電子ジャーナルの興隆とともに,その保存の重要性を裏づけるデータが増えている。例えば,7,000人以上の研究者を対象とした米国の調査では,将来の利用に備えて電子ジャーナルを保存することが「非常に重要である」と回答した者が83%に上ったという(1)。 ところが,電子ジャーナルは保存…

CA1596 - メタサーチ技術と国立国会図書館デジタルアーカイブポータル / 吉田曉

インターネットの急速な普及に伴い,インターネット上を流通する情報も急激に増加している。そこで,このような情報を効率的に検索する方法が求められる。 インターネット上には,文字,画像,動画など色々な種類の情報があるが,このような情報について,探すべき対象を文字で整理,…

CA1595 - 米国の図書館における録音図書サービス〜デジタル技術を活用した録音図書〜 / 井関哲司

録音図書(audiobook,以下オーディオブック)というと,視覚障害者が文字の代わりに音で本を読む(聴く)ために利用しているが,それ以外にも広く利用されている。米国においては,特に通勤時の車の中や運動中に聞かれることが多いようだ。最近では,インターネットからデータをダウンロ…

CA1594 - ICDL(子どもの本の国際電子図書館)の活動と子どもの異文化交流 / 酒井貴美子

多言語,多文化,多世代の利用をめざして始まった「子どもの本の国際電子図書館」事業(ICDL;S003,E044,E225参照)は,英語のみによる検索及び閲覧機能を有した2002年の第1期,それにHTMLのソフトウエアを付加した2003年の第2期,メタデータを各言語に訳し,それぞれの言語で閲覧できるようになった2004年の第3期を経て,現在は,10の言語のインターフェイスを有し,そのデザインも各文化の持つ文化的規範を考慮し調整した最終段階に至っている。…

CA1593 - 資料をデジタル化するための著作権処理 / 中尾康朗

図書館がデジタルデータを扱うことが多くなったが,それでも日本においては,利用許諾を必要とする所蔵資料に対して個別に著作権処理を行った上で電子図書館を構築するケースはそれほど多い訳ではない。実際には,著作権の保護期間が満了した資料をデジタル化するケースや,電子ジャー…

CA1592 - アジア・オセアニア地域と図書館−IFLAアジア・オセアニアセクション委員会活動より− / 北村由美

2006年2月20日から2月24日まで,ベトナムのハノイにて行われた国際図書館連盟(IFLA)アジア・オセアニアセクションの委員会と関連活動に参加した。アジア・オセアニアセクションは,現在48あるIFLAのセクションの一つで,地域活動部会(第8部会)の下に位置付けられている(1)(2)。地域活動部会…

CA1591 - 図書館のガラス建築化とその思想 / 笹本直裕

書物の価値そのものがデジタル・メディアの台頭により再考されつつある今日,大型の図書館が日本を含め世界各地につくられ,その多くがガラスに覆われている。 「さまざまなメディアを収集・蓄積しそれらを整理・保存して利用者に提供する」,この実用的かつ明確な目的を有する図書館…

6月 7日

E499 - 米国でのインターネット・フィルタリングの現状 <文献紹介>

Brennan Center for Justice at New York University School of Law. Internet Filters: A Public Policy Report. 2nd ed. 2006, 80p. (オンライン), 入手先 <http://www.fepproject.org/policyreports/filters2.pdf>, (参照 2006-06-05). 2006年5月,ニューヨーク大学ロースクールのブレナンセンターが,「表現の自由政策プロジェクト」の一環として,…

E498 - 総務省による情報セキュリティ啓発活動の展開(日本)

インターネットを介したコンピュータのウィルス感染や情報流出事故が多発していることもあり, 情報セキュリティに対する関心が高まっている。政府レベルでは内閣官房や警察庁, 経済産業省など関係する各省庁で取り組みがなされているが, 総務省も2003年から, コンピュータやインターネット…

E497 - 米国公共図書館の「延滞料」事情−「延滞料」を取る図書館と取るのをやめた図書館

貸した本が期限を過ぎてもなかなか返してもらえない,というのは図書館にとって大きな悩みの種であろうが,北米の公共図書館では,借りた本を返却期限までに返さない場合に延滞料を科しているところがある。 中には,利用者からの延滞資料・延滞料の取り立てを専門の企業に依頼すると…

E496 - デジタル・サイエンス分野における研究図書館の国際協力の重要性

2006年5月,米国研究図書館協会(ARL)の第148回会員集会が,カナダ研究図書館協会と協同で開催された。この会議資料が,ARLのウェブサイトで公開されている。 今回の集会のテーマは「デジタル・サイエンスとその助成における国際的重要性」であり,3日間に渡って多くの発表が行われた。基…

E495 - ソーシャルソフトウェアに関する新たなる展開(日本・カナダ)

これまで民間を中心に利用されていたブログ, RSS, ソーシャルネットワークサービス(SNS), Wikiといったソーシャルソフトウェアを, 地域のコミュニティ形成の道具として行政部門でも積極的に活用しようとする動きが進められている。 総務省は,平成17年度に行った「ICTを活用した地域社会へ…

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