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2月 22日, 2021

フランス、図書館の資料購入に対する支援を実施:新型コロナウイルス感染症感染拡大による影響からの回復計画“Plan de relance”の一環

2021年2月16日、フランス国立書籍センター(CNL)が、地方自治体図書館の資料購入に関する支援について、同センターのウェブサイトで発表しました。

新型コロナウイルス感染症感染拡大による影響からの回復計画“Plan de relance”の一環として実施されます。地域の文化産業の要である書店の支援を目的としており、2021年と2022年に、各年合計500万ユーロずつの支援が行われます。

実施についてはCNLが受託しており、4月中に申請受付を開始する予定と述べられています。

【イベント】AHEAD JAPAN一般公開シンポジウム2021「読書バリアフリー法によって大学図書館と障害学生支援室のコラボレーションはどう変わるか ~機関リポジトリを活用したアクセシブルなデジタルデータ共有~」(3/5・オンライン)

2021年3月5日、一般社団法人全国高等教育障害学生支援協議会(AHEAD JAPAN)が、ウェブ会議サービスZoom Webinarにより、一般公開シンポジウム「読書バリアフリー法によって大学図書館と障害学生支援室のコラボレーションはどう変わるか ~機関リポジトリを活用したアクセシブルなデジタルデータ共有~」をオンライン開催で実施します。

同シンポジウムでは、読書バリアフリー法の概要とねらい、大学等で製作された視覚障害者等用データの所在等を共有する仕組みの構築に向けた取組、高等教育機関における障害学生支援部局と大学図書館等の連携への期待等の紹介や、障害学生支援室と大学図書館が連携してアクセシブルな書籍を提供している先進事例の紹介、大学図書館と障害学生支援室のコラボレーションの在り方に関する議論などが行われます。

参加には事前の申込が必要です。主なプログラムは次のとおりです。

●開会挨拶
 白澤麻弓氏(筑波技術大学)

●趣旨説明
 中野泰志氏(慶應義塾大学)

●話題提供1「読書バリアフリー法の概要・ねらい(仮題)」
 小林美保氏(文部科学省男女共同参画共生社会学習・安全課)

フィンランド国立図書館、コレクション構築に関する新方針と2021年から2024年までのデジタル化計画を発表

2021年2月11日、フィンランド国立図書館は、コレクション構築に関する新方針と2021年から2024年までのデジタル化計画の公開を発表しました。

公開されたコレクション構築に関する新方針は、同館のコレクションと学術研究、科学の透明性との間の密接な相互関係を強調する内容で作成されました。フィンランドの文化遺産の永久保存と公共利用、特に人文学・社会科学分野の研究のニーズに応じた多言語の研究用資料の構築などが示されています。また、オープンサイエンス・オープンリサーチの推進のため、ライセンス購読制の電子リソースを削減し、オープンアクセス(OA)出版に基づいて研究成果を公開する資金調達モデルに対する支援の方針を明らかにしています。その他、著作権法や関連する合意に基づいて、独自にデジタル化した資料の利用公開を促進すること、研究者が必要とするフォーマットによるコレクション提供の方法を検討することなどについて言及しています。

ドイツ国立科学技術図書館(TIB)、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の助成によりオープンアクセス(OA)への移行を推進するための3種類のプロジェクトを実施

2021年2月8日、ドイツ国立科学技術図書館(TIB)は、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の2年間の助成に基づいて、研究成果物のオープンアクセス(OA)への移行を推進するための3種類のプロジェクトを実施することを発表しました。

ザクセン州立・ドレスデン工科大学図書館 (SLUB)と共同で取り組む“B!SON (Bibliometric and Semantic Open Access Recommender Network)”は、OAジャーナルの推薦システムの開発に関するプロジェクトです。DOAJとオープン書誌データ・引用データを提供する学術インフラサービスOpenCitationsをプロジェクトパートナーとして、機械学習を利用したユーザーの入力情報の類似度判定などにより、著者に自身の研究成果の出版に最適な高品質のOAジャーナルを推薦することを目的に挙げています。

医学分野のシステマティックレビュー・メタアナリシスにおける文献検索手順記録方法の指針“PRISMA-S”(文献紹介)

2021年1月26日付で、生命医学分野のオープンアクセス(OA)出版社BioMed Central(BMC)が刊行する“Systematic Review”誌に、論文“PRISMA-S: an extension to the PRISMA Statement for Reporting Literature Searches in Systematic Reviews”が掲載されています。

網走市立図書館(北海道)、風景写真や同館所蔵の学校関係資料で市内の学校を振り返る「私たちの学び舎―なつかしの風景」展を開催

北海道の網走市立図書館が、2021年2月27日から3月14日まで、ふるさと学習展「私たちの学び舎―なつかしの風景」を開催すると発表しました。

市内各学校の風景写真や小中学校の設置および廃止の沿革の紹介のほか、絵葉書・卒業証書といった同館所蔵の学校関係資料や関連図書が展示されます。

ふるさと学習展は、「ふるさと学習支援事業」として、網走や北海道などで取り組まれている活動や事業を子どもにもわかりやすい内容で紹介する同館の企画展示です。

ふるさと学習展「私たちの学び舎―なつかしの風景」(網走市立図書館)
https://www.city.abashiri.hokkaido.jp/270kyoiku/030tosyokan/tenji-event.html

歴史資料ネットワーク、福島県沖を震源とする地震の被害が広範囲に及んでいることが確認されたため緊急事務局体制へ移行

2021年2月19日、歴史資料ネットワークは、緊急事務局体制へ移行すると発表しました。

2月13日に発生した福島県沖を震源とする地震の被害が広範囲に及んでいることが確認されたことにより、2月18日に開催した運営委員会において決定されたものです。

緊急事務局体制へ移行します(2021年2月13日/福島県沖を震源とする地震)(歴史資料ネットワーク,2021/2/19)
http://siryo-net.jp/info/20210219_info/

参考:
福島県沖で発生した地震で被害を受けた地域の「資料ネット」、歴史資料の被災状況の調査や資料保全に関する相談の受付等を開始
Posted 2021年2月15日
https://current.ndl.go.jp/node/43272

2月 19日

女川町生涯学習センター図書室(宮城県)、東日本大震災の記録や防災・減災の本、絵本・児童書で伝える防災の本等を展示する「記憶と記録の本」展を開催中

2021年2月15日、宮城県の女川町生涯学習センター図書室が、同室公式Twitterで、「記憶と記録の本」展の開始を発表しました。

東日本大震災から10年経過し、「町の傷跡」は目立たなったものの、かつての女川の面影は薄れつつあることから、これからの危機管理、防災や減災、わたしたちの明日、を考えることを目的に、東日本大震災の記録の本、防災・減災の本、絵本・児童書で伝える防災の本等を展示するものです。

@o_tsunagaru_lib(Twitter,2021/2/15)
https://twitter.com/o_tsunagaru_lib/status/1361265506322276353

仙台市男女共同参画推進センターエル・ソーラ仙台図書資料スペース、展示「東日本大震災から10年」を開催中

仙台市男女共同参画推進センターエル・ソーラ仙台図書資料スペースが、2021年1月27日から2月21日まで、展示「東日本大震災から10年」を開催しています。

【図書資料スペース】2月のピックアップ図書(せんだい男女共同参画財団)
https://www.sendai-l.jp/information/6558.html
https://www.sendai-l.jp/wp/wp-content/uploads/2021/01/pdf-sola-2pickup2-210127.pdf
※2つ目のリンクが展示リストです[PDF:1ページ]

Springer Nature社、論文のバージョンに対する研究者の意識・選好に関する調査報告書を公開

2021年2月18日、Springer Nature社が、論文のバージョンに対する研究者の意識・選好に関する調査報告書“Exploring researcher preference for the Version of Record”を公開したことを発表しました。

研究者向けのSNSであるResearchGateにおけるSpringer Nature社の利用状況の調査と、ResearchGateの利用者約1,400人を対象としたオンラインアンケート調査が行われ、報告書では、以下をはじめとした結果がまとめられています。

・多数の研究者が、通読や引用等において、プレプリントや著者最終稿(accepted manuscripts)よりも出版社版(version of record)の方が好ましいと回答した。

・出版社版の方が読みやすく、信頼性があると考えられている。

・約90%の研究者は、出版社版にアクセスができない場合、プレプリントや著者最終稿ではなく、出版社版にアクセスするため、著者への問い合わせ等の直接的な行動を取ると回答した。

【イベント】2020年度地域歴史資料継承領域オンラインシンポ「地域横断型の歴史文化継承~大学・自治体・地域住民等による連携事例~」(3/20・オンライン)

2021年3月20日、オンライン開催により、2020年度地域歴史資料継承領域オンラインシンポ「地域横断型の歴史文化継承~大学・自治体・地域住民等による連携事例~」が行われます。

同シンポジウムは、神戸大学の奥村弘教授を研究代表者とする科学研究費助成事業(特別推進研究)「地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成」のA班「地域歴史資料継承領域」が主催します。文化財保護法の改正、都道府県による文化財保存活用大綱の策定、市町村が作成する文化財保存活用地域計画の作成等を背景に、各地の大綱や地域計画の有りようや、多様な連携関係のもとで展開される地域歴史資料の保全と活用の実践例や体制づくりの具体例の情報共有の機会として開催されます。

参加には事前の申し込みが必要です。主なプログラムは次のとおりです。

・開会挨拶
 奥村弘氏(神戸大学大学院人文学研究科教授)

・趣旨説明
 松下正和氏(神戸大学地域連携推進室特命准教授)

・資料紹介 「史(資)料ネットの活動からみた全国の文化財保存活用大綱策定状況について」
 浜田拓志氏(歴史資料保全ネット・わかやま会員/奈良文化財研究所埋蔵文化財センター客員研究員)

オーストラリア図書館協会(ALIA)、Facebookがオーストラリア国内のユーザーに対するニュース共有・閲覧制限措置として公衆衛生関連ニュース等を削除したことに反発

2021年2月18日、オーストラリア図書館協会(ALIA)は、前日17日付でFacebookがオーストラリア国内のユーザーに対するニュース共有・閲覧制限措置として、ニュース記事の削除を行ったことを受けて声明を発表しました。

ALIAは、Facebookからの削除対象に、ALIAを含むオーストラリア国内の美術館・図書館・文書館・博物館等の主要団体が発行したニュース記事や、公衆衛生・安全衛生等を所管する政府機関発行のニュース記事が含まれていることを指摘しています。そして、営利企業であるFacebookは取り扱いするコンテンツの選択が可能であるとはいえ、外部機関が制作したコンテンツに依拠して事業を展開し、ユーザーもFacebookから重要な情報へアクセスできることを期待している以上、そのような情報へのリンクを維持する社会的責任が存在するなどの理由により、削除コンテンツの再掲載を求めています。

ALIAはこの声明への追記として、2月19日の朝時点で大半の情報の再掲載を確認したものの、今後も状況を注視する旨を説明しています。

大成高等学校(東京都)、中高生向け総合学習支援ツール「ジャパンナレッジSchool」を国内で初めて導入

2021年2月17日、株式会社紀伊國屋書店は、同社が販売代理店として提供する株式会社ネットアドバンスの中高生向け総合学習支援ツール「ジャパンナレッジSchool」について、東京都三鷹市の大成高等学校が最初の導入校になったことを発表しました。

ジャパンナレッジSchoolは、生徒の課題解決や主体的・対話的な学びをバックアップするための総合学習支援ツールとして、出版各社から提供された中高生の学習に役立つ辞事典・参考書・叢書・新書・統計資料などのインターネットを通じた一括検索・閲覧を提供するサービスです。サービス開始は2021年4月を予定しています。

東京大学、「東京大学における人文社会科学の振興とその展望─東京大学人文社会科学振興ワーキング・グループ最終報告書」を公表

2021年2月17日付で、東京大学が「東京大学における人文社会科学の振興とその展望─東京大学人文社会科学振興ワーキング・グループ最終報告書」を公表しました。

東京大学では2015年に制定された「東京大学ビジョン2020」に基づいて、「人文社会科学分野のさらなる活性化」の課題に取り組む「人文社会科学振興ワーキング・グループ」が2016年度に設置され活動を継続しています。同報告書は「東京大学ビジョン2020」の最終年度を迎えるにあたって、ワーキング・グループの所掌として企画立案し実現に取り組んだ事業の総括、ワーキング・グループ所掌外で取り組まれ人文社会科学振興に資する各種事業の紹介、ワーキング・グループの5年間におよぶ議論のなかから重要と考えられる論点を「総論」として抽出した概括等を報告する内容です。

オープンアクセス(OA)学術単行書のダイレクトリDOABがDspace ver.6上に構築した新プラットフォームへリニューアル

2021年2月17日、オープンアクセス(OA)学術単行書のダイレクトリDirectory of Open Access Books(DOAB)は、新しいプラットフォームへの移行が完了したことを発表しました。

DOABの新プラットフォームは、オープンソースのリポジトリシステムDSpace ver.6を基盤として構築されています。DOABに収録された3万4,000点以上の学術単行書は、新プラットフォームへの移行後も引き続き自由に利用することができます。

The Directory of Open Access Books (DOAB) relaunches on the open source DSpace platform(DOAB,2021/2/17)
https://www.doabooks.org/en/doab/article/doab-relaunches-on-the-open-source-d-space-platform

カナダ政府、カナダ国立図書館・文書館(LAC)とオタワ公共図書館(OPL)の共同施設に対して持続可能性の更なる向上のため追加投資の実施を発表

2021年2月8日、カナダ政府は、2021年中に首都オタワのダウンタウン地区に着工を予定しているカナダ国立図書館・文書館(LAC)とオタワ公共図書館(OPL)の共同施設について、最新の進捗状況を発表しました。

建築物の環境性能の国際基準であるLEED Gold認証に達していた同施設に対して、カナダ政府は持続可能性をさらに高めるための投資を行うことを発表しました。政府からの追加投資により、同施設は、建物の外壁と断熱材の更新・三重窓の設置・屋上及び建物正面部分への太陽光パネルの設置・環境に配慮した循環型素材の追加・建物内壁面の緑化などを実現できる、としています。

カナダ政府は今回の追加投資の実施について、大規模なインフラ整備プロジェクトが現在と将来の世代にクリーンで安全かつ持続可能な環境の提供を保証するという政府の取組に沿った決定である、と説明しています。同施設は、2024年後半以降に完成する予定です。

米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)、公共図書館における物理的コレクション・電子的コレクションの利用やコストに係る動向の調査概要を公表

2021年2月17日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、研究概要“The Use and Cost of Public Library Materials:Trends Before the COVID-19 Pandemic”を公開しています。

公共図書館における、物理的なコレクションおよび電子的なコレクション(電子書籍・オンラインデータベース等)に係るコストや貸出数に関するコロナ禍以前の動向を調査したもので、地域間や人口規模での比較も行われています。

得られた知見として、2014年度から2018年度にかけて、

・電子的なコレクションを提供する館が80%から90%に増加
・1人あたりの支出額の中央値において、物理的なコレクションは6%減少したのに対し、電子的なコレクションでは31%増加
・貸出におけるコストの中央値では、物理的な資料は11%増加した一方、電子的な資料は26%減少

といった点があげられています。また、2018年度において、地方や奉仕対象人口が少ない図書館は、地方以外や奉仕対象人口が多い図書館に比べて、電子的な貸出による支出が少ないと指摘しています。

【イベント】令和2年度児童サービス研究交流会「ウィズコロナ時代の児童サービス」(3/5-4/30・オンライン)

2021年3月5日から4月30日まで、国立国会図書館国際子ども図書館が、令和2年度児童サービス研究交流会「ウィズコロナ時代の児童サービス」をオンライン配信形式で開催します。

対象は、公共図書館・学校図書館等で児童サービスに携わる図書館員等で、開催期間中はいつでも動画の視聴が可能です。

参加費は無料であり、申し込みが必要です。

プログラムは以下の通りです。

・講演1「児童サービスの今とこれから―コロナ禍での学びと未来」
汐﨑順子氏(慶應義塾大学非常勤講師)

・講演2「ウィズコロナの経験を活かす―これからの学校図書館について考えるために」
庭井史絵氏(青山学院大学准教授)

・事例報告1「「としょ丸チャンネル」ができるまで」
岡田雅彦氏(さいたま市立中央図書館 資料サービス課 課長補佐兼係長)

・事例報告2「逆境をチャンスに―公立小学校図書館でも出来ること」
横山寿美代氏(杉並区立小学校司書)

・事例報告3「国際子ども図書館の取組」
国際子ども図書館児童サービス課

カナダ研究図書館協会(CARL)、加盟館の2019・2020年度分を含む3年度分の電子ジャーナルおよびデータベースのライセンス契約料に関するデータを公表

2021年2月16日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、大学図書館の加盟館がカナダ研究知識ネットワーク(Canadian Research Knowledge Network:CRKN)を通じてライセンス契約した、電子ジャーナルとデータベースの利用料のデータセットおよび集計表を公表しました。

今回公表されたのは、2019・2020年度分、2015・2016年度分、2014・2015年度分です。

CARL Members Release 2019-2020 Journal Subscription Cost Data and Earlier Data(CARL, 2021/2/16)
https://www.carl-abrc.ca/news/2019-2020-journal-subscription-cost-data-and-earlier-data

神戸市立中央図書館、大丸須磨店内に開館する神戸市立名谷図書館のプレオープンイベントを開催:移動図書館の展示や同館で実際に使用するイスを親子で作成するワークショップ等

神戸市立中央図書館が、2021年3月14日、神戸市営地下鉄名谷駅前広場において、市立名谷図書館のプレオープンイベントを開催すると発表しました。同館は12番目の市立図書館で、同市の「リノベーション・神戸」第2弾の「名谷活性化プラン」の一環として大丸須磨店4階に建設され、3月24日に開館します。

イベントでは、自動車図書館「みどり号」の展示や読書環境の提供、同館で実際に使用するイスを親子で作成するワークショップ、女子サッカークラブINAC神戸の選手によるビデオメッセージの放映、「リノベーション神戸・名谷活性化プラン」を紹介するパネル展示が行われます。

また、同館前では3月6日から3月21日まで、図書館カード事前登録も行われます。

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