アーカイブ - 2022年 9月 5日

REALM Project、公衆衛生危機におけるマネジメントに関するアーカイブズ・図書館・博物館向けのガイドを公開

2022年9月1日、博物館・図書館・公文書館の職員や利用者への新型コロナウイルスへの影響を軽減するための資料の取扱方法について、科学的根拠に基づいた情報を作成・普及させることを目的とするREALM Projectが、“Public Health Crisis Management Playbook”の公開を発表しました。

公衆衛生上の危機におけるマネジメントに関する、アーカイブズ・図書館・博物館向けのガイドです。発表によると、衛生危機に関して計画・対処・回復を図る文化遺産関係機関を支援するプロセス、リソース、ツールを紹介しています。

ガイドには、危機下におけるリーダーシップ、施設と運用、意思決定とリスクマネジメント、他機関とのネットワークの他、参考となる情報源等がまとめられています。

【イベント】日本図書館研究会2022年度図書館学セミナー(11/19・オンライン)

2022年11月19日、日本図書館研究会が、2022年度図書館学セミナーをオンラインで開催します。

テーマは「図書館における電子媒体資料の活用について-現状と今後の展望-」です。図書館における電子媒体資料の存在感は急激に高まっており、今後もその重要度は増していくと考えられるとし、今回のセミナーでは各方面の最新の取り組み等の報告と、報告を踏まえた課題や今後の展望等に関する討議を行うとあります。

参加費は会員が1,500円、非会員が2,500円、学生が500円で、事前の申し込みが必要です。

当日の主なプログラムは以下の通りです。

オーテピア高知図書館等、「デジタルデザインコンテスト」を開催

2022年9月から12月にかけて、オーテピア高知図書館とYAMAKIN株式会社の主催により、「デジタルデザインコンテスト」が開催されます。

デジタルトランスフォーメーション(DX)のツールとなるデジタル技術が同県内においてさらに発展し、より身近なものになるための端緒とすべく開催するものとあります。

作品テーマは「新しいセカイ」で、デジタルアート部門、CGアニメーション部門の2部門で作品が募集されます。応募期間は9月1日から12月23日で、高知県内在住か在勤・在学の、高校生から25歳が対象です。

賞のうち「オーテピア賞」は、作品作りに県内の図書館をどのように利用したかが審査のカギとなるとしています。審査結果は2023年2月にウェブサイト上で発表されます。

「ブックフェスタ・ジャパン2022」が9月2日から10月30日にかけて開催:期間中には「マイクロ・ライブラリーサミット2022」も

2022年9月2日から10月30日にかけて、一般社団法人まちライブラリーが事務局を務める「ブックフェスタ・ジャパン2022」が開催されます。

日本各地の私設図書館・公共図書館・書店・本に関する活動をしている個人と連携し、本を通じて人をつなぐイベントであり、期間中には様々なリアルイベント・オンラインイベント等が開催されます。

10月16日開催の「マイクロ・ライブラリーサミット2022」では、「学生が関わるマイクロ・ライブラリー」「子どもの居場所を担うマイクロ・ライブラリー」「地域に根ざすマイクロ・ライブラリー」「明治生まれのまちライブラリーと未来のまちライブラリー構想」のテーマについての発表がなされるほか、「マイクロ・ライブラリーサミット10年を振り返る」と題した車座座談会等が行われます。事前の申し込みが必要であり、会場参加(定員80人・先着順)とオンライン参加(定員制限なし)の2通りの参加方法があります。

川崎市市民ミュージアム、「被災から今、ふたたび ―川崎市市民ミュージアム 修復収蔵品展―」を開催

2022年9月20日から10月8日まで、川崎市市民ミュージアムが、企画展「被災から今、ふたたび ―川崎市市民ミュージアム 修復収蔵品展―」を、ミューザ川崎シンフォニーホールで開催します。

令和元年度東日本台風で被災した収蔵品のうち、修復を終えたものの一部が、その処置の過程とともに公開されます。

また、関連企画として、「水損した紙資料の応急処置ワークショップ」が、10月1日に開催されると案内されています。

「被災から今、ふたたび ―川崎市市民ミュージアム 修復収蔵品展―」を開催します(川崎市市民ミュージアム, 2022/8/18)
https://www.kawasaki-museum.jp/news/26869/

米・Ithaka、ウェブアノテーションツールHypothesisへの投資を発表:JSTORと接続させるパイロットも実施

2022年8月18日、米国の非営利団体ITHAKAが、ウェブアノテーションツールHypothesisを運営しているAnnoに対して250万ドルの投資を行うことを発表しました。

相互運用可能な教育・学習ツールであり学生の学習成果にポジティブな影響を与えるHypothisを支援することで、知識と教育へのアクセスを拡大するというITHAKAの使命を促進できると説明しています。

また、ITHAKAはAnnoと共同で、一部の大学において、教員や学生が学習管理システム内からHypothisを用いてJSTOR内のテキストベースのリソースに対して注釈をつけられるようにするパイロットを実施すると述べています。

ITHAKA invests in open-annotation leader Hypothesis(ITHAKA, 2022/8/18)
https://www.ithaka.org/news/ithaka-invests-in-open-annotation-leader-hypothesis/

データコミュニティによるオープンサイエンスの推進(記事紹介)

2022年8月9日、米・Ithaka S+Rが、データコミュニティによるオープンサイエンスの推進に関する記事“Leveraging Data Communities to Advance Open Science: Findings from an Incubation Workshop Series”を公開していました。

記事によると、Ithaka S+Rはこれまでの研究で、オープンサイエンスの目標を達成するための文化条件を作り出す上でデータコミュニティが重要な役割を果たすと強調してきました。そうした考えのもとで、全米科学財団の資金提供により2022年1月から3月に、学際的なデータ共有促進のための組織的フレームワークを検討するためのワークショップを実施し、記事ではその詳細と結果を説明しています。

ワークショップには、14のデータコミュニティから40人と、情報専門家14人の計54人が参加しました。調査結果として、異なる分野間でデータ共有の課題について話し合うことが学際的なデータ共有について考える機会となること等を述べています。また、データコミュニティのオーガナイザー、情報専門家、大学、資金提供者等様々な立場の人に向けた推奨事項をまとめています。