アーカイブ - 2022年 9月 14日

201周年を迎えたペルー国立図書館(BNP)の歴史(記事紹介)

スペイン語のオンライン新聞Infobae紙が、2022年8月28日付で、同日で201周年を迎えたペルー国立図書館(BNP)の歴史を振り返る記事を掲載しました。

BNPは、ペルーが独立を宣言した1か月後の1821年8月に国内の最初の文化施設として創立されました。記事ではBNP創立以降の歴史を紹介するとともに、現在の同館の館長ファビオラ・ベルガラ・ロドリゲス(Fabiola Vergara Rodríguez)氏へのインタビューを行っています。インタビューでは、ペルー国内には公立図書館が497館しかなく、BNPが図書館システムの管理機関として自治体の図書館設立に関して働きかけてきたことが述べられています。その結果、県で14の図書館ネットワークが構築され、約50の公立図書館の設立に至ったとし、今後の目標としては国内全域にアプローチしていきたいと語っています。

また、記事はBNPにおける女性の存在にも焦点を当て、同館の201年の歴史において4人の女性館長が存在することや、これまであまり重要視されてこなかった女性作家のコレクションの認知度を上げるための現在の取組等について紹介しています。

【イベント】2022年第1回J-STAGEセミナー「オープンサイエンスの進展による研究データの共有・利活用の取り組み:研究データ公開の現状と可能性-figshare、バイオインフォマティクス、人文学での取り組み-」(10/4・オンライン)

2022年10月4日、2022年第1回J-STAGEセミナー「オープンサイエンスの進展による研究データの共有・利活用の取り組み:研究データ公開の現状と可能性-figshare、バイオインフォマティクス、人文学での取り組み-」が、オンラインで開催されます。

2022年度のJ-STAGEセミナーは年間テーマを「オープンサイエンスの進展による研究データの共有・利活用の取り組み」とし、FAIR原則、データプラットフォームの運営やデータポリシーの策定等の取り組みを紹介するとあります。

第1回セミナーでは、研究成果共有に使用されるリポジトリfigshare、バイオインフォマティクス分野や人文学での事例の紹介が行われます。

参加費は無料で、事前の申し込みが必要です。

当日の主な内容は以下の通りです。

・The State of Open Data and the Opportunities for Society Publishers
Mark Hahnel氏(figshare社CEO)

・バイオインフォマティクス分野における研究データを取り巻く現状
岩崎渉氏(東京大学)

フィリピン国立図書館(NLP)、新型コロナウイルス感染症と関連疾患に関する資料一覧を公開

2022年9月12日、フィリピン国立図書館(NLP)、新型コロナウイルス感染症と関連疾患に関する目録“NLP Special Bibliography on COVID-19 and Related Diseases”を公開したと発表しました。

研究者が新型コロナウイルス感染症に関連する資料に容易にアクセスできるよう支援することを目的としており、書籍や逐次刊行物、電子資料といったフォーマットごとにまとめられています。同館のウェブサイトから無料で閲覧可能です。

@NLP1887(Twitter, 2022/9/12)
https://twitter.com/NLP1887/status/1569307286514069504

米国議会図書館(LC)、Congress.gov内の法律情報を取得できるAPIのベータ版の提供を開始

2022年9月6日、米国議会図書館(LC)が、“Congress.gov API”ベータ版の提供を開始したことを発表しました。

発表によると、Congress.gov内の法律情報を取得できるAPIであり、法案、改正案、議会の記録、委員会の報告書、条約、下院通信等のデータについて、XMLやJSON形式で入手することができます。これまでは、個人によるスクレイピングや、米国政府印刷局(GPO)が提供する一括ダウンロードサービスを利用してのデータ取得が行われていましたが、APIの提供開始により、正確で構造化された議会データへのアクセスが可能になるとしています。

今後、公聴会や上院通信等、APIでデータを提供するコレクションを拡大する予定であると述べられています。

Introducing the Congress.gov API(LC, 2022/9/6)
https://blogs.loc.gov/law/2022/09/introducing-the-congress-gov-api/

大阪府立中之島図書館、「大阪教育ゆめ基金」の制度を活用し所蔵資料活用促進事業の寄附金を募集

大阪府中之島図書館が、2022年9月から2023年10月まで、大阪府の「大阪教育ゆめ基金」を通じた、寄附金の受付をしています。

大阪府は、府立学校や府立図書館等の教育機関それぞれに対して、寄附者の意向を反映できるよう、応援したい機関の取組を指定して寄附できる制度をとっています。大阪中之島図書館では、この制度のもと、所蔵資料活用促進事業の寄附金を受付しています。

同事業の目的について、同館に所蔵されている近世資料のうち教科書等に掲載されている書物や貸出複写要望の多い資料等について複製品を作成し、学校教育活動や府域図書館での展示等に貸出活用すること、複製品やデジタル資料の展示環境を整えて、来館者が大阪の歴史や文化へ触れる一助とすること、と説明しています。

「大阪教育ゆめ基金」の寄附金を受付しています(大阪府立中之島図書館, 2022/9/1)
http://www.library.pref.osaka.jp/site/nakato/yumekikin2022.html

DOAJがOPERASに加盟

2022年8月19日、DOAJ(Directory of Open Access Journals)は、欧州における人文・社会科学分野のオープンな学術コミュニケーション発展のための研究基盤OPERASに加盟すると発表しました。

発表では、DOAJのOPERASへの加盟はすべてのオープンアクセス(OA)誌を支援するというDOAJの使命に沿うものであると説明されています。また、加盟により、人文科学におけるオープンアクセスとジャーナル出版についての議論や取組に影響を与えることができるとしています。

DOAJ becomes a member of OPERAS(DOAJ, 2022/8/19)
https://blog.doaj.org/2022/08/19/doaj-becomes-a-member-of-operas/

シンガポールにおけるオープンアクセスの状況(記事紹介)

2022年8月23日付の国際図書館連盟(IFLA)のブログで、シンガポールにおけるオープンアクセス(OA)の状況について紹介されています。

シンガポールにおける、OAリポジトリ、OA出版物数、オープンデータとオープンサイエンス、データリポジトリ、研究資金提供者、出版社との契約等に関する状況をまとめています。

Open access in Singapore(IFLA, 2022/8/23)
https://blogs.ifla.org/arl/2022/08/23/open-access-in-singapore/

参考:
E2459 - Asia OA Meeting 2021<報告>
カレントアウェアネス-E No.427 2021.12.23
https://current.ndl.go.jp/e2459