アーカイブ - 2022年 9月 1日

国立国会図書館、YouTubeで公開中の遠隔研修教材として「科学技術情報の調べ方」を新規追加

2022年8月30日、国立国会図書館(NDL)は、YouTubeで公開中の遠隔研修教材として、新たに「科学技術情報の調べ方」を追加しました。

NDLは各種図書館の職員を対象に、YouTubeの「国立国会図書館公式チャンネル」で図書館および図書館情報学に関する研修を動画で提供しています。「科学技術情報の調べ方」は、2021年度に実施したレファレンスサービス研修における講義を録画・編集したものであり、科学技術分野のレファレンスに関する基礎的な知識や技術を解説しています。

新着情報(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/index.html
※2022年8月30日付で、「遠隔研修教材「科学技術情報の調べ方」を公開しました」とあります。

米・ニューヨーク市歴史建造物保存委員会、指定歴史建造物等のデジタル写真アーカイブを公開

2022年8月18日、米国のニューヨーク市歴史建造物保存員会(New York City Landmarks Preservation Commission:LPC)が、同市の指定歴史建造物・地区のデジタル写真アーカイブである“LPC Designation Photo Collection”を公開したことを発表しました。

このデジタル写真アーカイブにより、5つの行政区全域の指定歴史建造物・地区の高解像度画像を検索・閲覧できます。

建造物等の指定に際し記録する指定報告書には説明文とともに写真が添付されてきたことから、LPCは55年以上にわたり、LPCは指定プロセスの一環として歴史建造物・地区を写真で記録してきたとあります。これらの写真は希望者のみに公開されてきましたが、今回、誰もがアクセスしやすいデジタルフォーマットで公開されたものです。

国立情報学研究所(NII)、フリマアプリ「メルカリ」の出品データを大学等へ提供開始

2022年8月31日、国立情報学研究所(NII)が、株式会社メルカリの研究開発組織“mercari R4D”と連携し、フリマアプリ「メルカリ」の出品データを、大学等の公的研究機関向けに「メルカリデータセット」として無償提供すると発表しました。

産学連携の促進、新たな研究コミュニティの創出、人材育成への貢献を期待しているとあります。データセットに含まれているのは、2020年1月から12月までに「メルカリ」で出品された商品に関する情報であり、公開された情報に限ると述べられています。情報学研究データリポジトリ(IDR)を通じて提供され、データセットの内容は随時更新するとしています。

フリマアプリ「メルカリ」の出品データを大学等へ無償で提供開始〜二次流通市場における消費者の行動・心理分析の研究などを通じて循環型社会実現への貢献を目指す〜(NII, 2022/8/30)
https://www.nii.ac.jp/news/release/2022/0831.html

【イベント】第4回シリアスボードゲームジャム(9/24-25・熊本)

2022年9月24日と25日に、SBGJ2022準備委員会の主催、くまもと森都心プラザ図書館(熊本県)らの共催により、第4回シリアスボードゲームジャムが、同プラザ内の“KUMAMOTO STARTUP CENTER XOSS POINT”において開催されます。図書館との共催は今回が初めてと述べられています。

「シリアスボードゲームジャム」は、社会問題や環境問題をテーマにしたゲーム「シリアスゲーム」を、チームを組んで短期間に新しく作成するイベントです。今回のテーマは、「食卓からは見えない景色」とあります。

参加費は無料で、事前の申し込みが必要です。

第4回シリアスボードゲームジャム
https://sbgj2022.jimdosite.com/

参考:
【イベント】シリアスボードゲームジャム2021 図書館と一緒にシリアスボードゲームジャム!(9/11-12・オンライン)
Posted 2021年6月24日
https://current.ndl.go.jp/node/44284

米国の非営利団体Library Futures Foundation、図書館と報道機関との連携により地域のニュースへのアクセス向上を目指すパイロットプロジェクトの報告書を公開

2022年8月23日、米国の非営利団体Library Futures Foundationが、図書館と報道機関との連携により地域のニュースへの電子アクセス向上を目指すパイロットプロジェクトの報告書を公開したと発表しました。

同プロジェクトは、米国のオールバニー公共図書館や、ニューヨーク州にある報道機関のTimes Unionらとの連携により、コミュニティがジャーナリストに直接関与して十分に報道されていないニュースをカバーする手法“public-powered journalism”を用いて実施されました。

発表によると、2022年2月から5月にかけて、同館とTimes Unionはオールバニーのパール・ストリートの過去・現在・未来に関する疑問を市民から募集し、寄せられた疑問への答えを作成・公開しました。報告書では、パイロット対象に関する検討内容や、プロジェクトの設計・実施等についてまとめられています。

『カレントアウェアネス-E』442号を発行

『カレントアウェアネス-E』442号を発行しました。

■E2530■ 成人教育戦略に図書館を組み込むためには:IFLAレポート
都留文科大学共通教育センター・日向良和

■E2531■ Data Citation : A guide to best practiceについての所感
国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター・河合将志

■E2532■ 持続可能性に関する図書館の取組:ALIAによる報告書
利用者サービス部図書館資料整備課・工藤豊

■E2533■ NDL Ngram Viewerの公開:全文テキストデータ可視化サービス
電子情報部電子情報企画課次世代システム開発研究室・青池亨

E2531 - Data Citation : A guide to best practiceについての所感

  2022年5月,欧州委員会出版局(Publications Office of the European Union)は,データ引用のベストプラクティスのための推奨事項や表記方法などをまとめたガイド“Data Citation : A guide to best practice”を公開した。ガイドは“Foreword”,“PART ONE - Citing data is important”,“PART TWO - How to cite data”, “PART THREE - Other information”,“Annex”から主に構成されている。以下ではそれぞれの要点を摘記するとともに,データ引用のベストプラクティスを普及していくうえでの課題について論じる。

E2533 - NDL Ngram Viewerの公開:全文テキストデータ可視化サービス

  国立国会図書館(NDL)は,次世代の図書館システムの開発に役立てるための調査研究を行っており,最近では特に,デジタル化資料の新たな利活用を想定した実験サービスを構築・提供している。

トリニダード・トバゴ国立公文書館、独立60周年を記念し、オーラルヒストリープロジェクトを開始

2022年8月25日、トリニダード・トバゴ国立公文書館が、同国の独立60周年を記念してオーラルヒストリープロジェクトを開始したことを発表しました。

発表によると、1962年の独立の前後である1960年代のトリニダード・トバゴがどのような進化を遂げたのか、その時代に生きた人からの話を活用するとしています。

プロジェクトの成果は、同館のFacebookとInstagramで公開され、後日独立に関する情報源をまとめた同館のウェブサイト“Information Resources on Independence”で公開されるとしています。

南アフリカ内務省、若者の失業対策の一環として保有文書のデジタル化を推進することを発表

2022年8月11日、南アフリカ内務省は、若者の失業対策の一環として、同省が保有する紙文書のデジタル化事業を行うことを発表しました。

発表によると、同省が紙媒体で保有する出生、結婚、死亡、修正に関する3億5,000万件以上の記録をデジタル化します 。その作業のために、情報技術、文書・情報・記録管理の資格を持ち、大学等の高等教育機関を卒業した失業中の若者1万人を募集するとしています。この事業は2022年11月から2025年10月までの3年間の予定です。

現在、出生証明書や結婚証明書の申請等にあたり紙の記録の確認に時間がかかっていますが、この事業により、申請のために何度も訪れる必要がなくなるとしています。

この事業は、2022年2月に、ラマポーザ大統領が一般教書演説の中で、大統領雇用促進プログラム(PES)を通じて「内務省が1万人の失業中の若者を雇用して紙の記録文書のデジタル化を行い、彼らのスキルを高めるとともに、市民サービスの近代化に貢献する」と発言したことに基づくものです。

神奈川県川崎市、「市民館・図書館の管理・運営の考え方」を策定

2022年8月26日、神奈川県川崎市が「市民館・図書館の管理・運営の考え方」を策定したことを発表しました。

発表によると、2021年3月に「今後の市民館・図書館のあり方」を策定し、概ね10年後の未来を見据えた理念を掲げ、施設運営等の方向性を示したうえで、2022年6月に「市民館・図書館の管理・運営の考え方(案)」を取りまとめて意見募集し、その結果等を踏まえて、「市民館・図書館の管理・運営の考え方」を策定したとしています。

「市民館・図書館の管理・運営の考え方」を策定しました(川崎市, 2022/8/26)
https://www.city.kawasaki.jp/templates/press/880/0000143091.html