アーカイブ - 2022年 9月

9月 30日

東京都足立区、「足立区関連本の特設コーナー」を区内の書店や区立図書館等で展開

2022年9月15日、東京都の足立区が、10月1日から31日まで「足立区関連本の特設コーナー」を同区内に展開することを発表しました。

「著者が足立区出身」や「物語の舞台が足立区」など足立区にまつわる書籍を集めたコーナーが同区内全域で展開されます。

協力書店(全12店舗)では足立区関連本特設コーナーの設置と書籍の販売、区立図書館(全15館)では特設コーナーの設置と書籍の貸出、協力店舗(全2か所)では特設コーナーの展示が行われるとあります。

「足立区関連本の特設コーナー」を区内に展開!読書の秋は足立にまつわる本を読もう!(足立区,2022/9/15)
https://www.city.adachi.tokyo.jp/citypro/adachi-books.html

【イベント】2022年度信州発・これからの図書館フォーラム「共知・共創の広場へ─さらにもう一歩踏み出す」シリーズ第3回『一緒に考えてみませんか「地域に役立つ図書館って何だろう!?」』(11/19・長野、オンライン)

2022年11月19日、県立長野図書館の主催により、2022年度の信州発・これからの図書館フォーラム「共知・共創の広場へ―さらにもう一歩踏み出す」シリーズの第3回『一緒に考えてみませんか「地域に役立つ図書館って何だろう!?」』が県立長野図書館で開催されます。オンラインでの参加も可能です。

「地域に役立つ図書館」をなぜ図書館は模索するのか、図書館員は何を求め、何を目指すのか、といった疑問等に対して、図書館に深く関わりつつ外側の視点を持つ立場、地域の専門職を育成するプログラムを実践してきた図書館の立場から、事例を持ち寄り、参加者も一緒になって、多角的に考える場にしたいとしています。

登壇者と話題のタイトル(仮)は以下の通りです。

山崎博樹氏:元秋田県立図書館副館長(地域の課題解決型図書館の意味)
神代浩氏:元文部科学省社会教育課長(図書館海援隊から見る図書館への思い)
樋本有希氏:飯田市役所/元飯田市立図書館司書(市民の役に立ちたくて、毎日書架の前で考えたこと)
朝倉久美氏:長野県野沢南高等学校司書/元県立長野図書館司書(地域の専門職育成プログラム「林業士入門講座」を共に創ってきたこと)
進行:伊東直登氏:長野県図書館協会副会長/元塩尻市立図書館長

saveMLAK、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2022/09/25)」の結果を発表

2022年9月29日、saveMLAKが、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2022/09/25)」の結果を発表しました。

同調査は、8月21日にsaveMLAKが結果を公開した第31回調査に続く、第32回目の調査として、9月19日から9月25日にかけて実施されました。調査対象は、全国の公共図書館等1,739館(前回1738館)です。

発表によると、新型コロナウイルス感染症の影響で休館している図書館は0館でした。入館記録を取っていたのは178館でした(前回調査時点192館)。調査期間中に台風14号、台風15号が発生し、図書館でも浸水被害等がありました。ウェブページでは「各図書館の状況・取り組み」等についてもまとめられています。

同調査のデータは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC0で公開され、saveMLAKのウェブページからダウンロードできます。また、調査の根拠となった図書館や地方公共団体のウェブページの中で、可能なものはInternet ArchiveとArchive todayに保存され、調査時点のページを閲覧できます。

スペインの文化・スポーツ省、バルセロナに国家公共図書館(Biblioteca Pública del Estado)を建設することを発表

2022年9月5日、スペインの文化・スポーツ省が、バルセロナに国家公共図書館(Biblioteca Pública del Estado)を建設することを発表しました。

建設の開始予定は2023年、完成予定は2027年とされています。プロジェクトの費用は5,500万ユーロで、建物の延床面積は1万6,000平方メートル、収蔵能力は60万冊となる見込みです。

国家公共図書館は文化・スポーツ省に属しており、国の文化的発展と情報へのアクセスに資するため、バルセロナ等の4州都を除くすべての州都とその他の主要な都市に計53館が置かれネットワークを構成しています。各館の管理は主に各自治州に移管されており、バルセロナに建設予定の図書館はカタルーニャ州政府により運営されることになります。

発表によると、バルセロナに建設予定の図書館に係る費用は国家公共図書館としては過去最高額となり、延床面積は国家公共図書館の平均の3倍になることが見込まれており、アクセシビリティ、持続可能性、エネルギー効率等の基準に基づいて設計されるとあります。

2022年9月23日の台風15号の影響により臨時休館していた静岡市立南部図書館が再開

2022年9月29日、静岡市立図書館は、9月23日の台風15号による被害のため臨時休館していた南部図書館が9月30日から再開することを発表しました。

同館は地下書庫および地下駐車場への浸水被害のため9月24日から臨時休館していましたが、地下駐車場の清掃・除菌が完了したため再開するとあります。発表によると、エレベータは故障のため使用不可、「南部書庫」の所蔵資料は閲覧、貸出、予約、取り寄せの申し込みがあっても対応できないとしています。また予約資料の取置期間を10月7日まで延長するとしています。

なお、同市立清水中央図書館および清水興津図書館も9月24日から臨時休館していましたが、9月27日から再開しており、断水が解消されたことで両館とも9月29日からトイレの使用が可能になったとあります。

日本図書館協会(JLA)目録委員会、2022年度以降『日本目録規則2018年版』の更新事項はPDF版へ適宜反映していくと発表

2022年9月20日、日本図書館協会(JLA)目録委員会は、2022年度以降『日本目録規則2018年版』の更新事項はPDF版へ適宜反映していくと発表しました。

委員会は、『日本目録規則1987年版』においては、当初の刊行後5年前後のスパンで、特定章を大きく変更する「改訂」を行ってきました。しかし、更新を低コストで行えるPDF版も公開しているNCR2018においては、より迅速に更新事項を公表していったほうが円滑な運用に資すると説明しています。

『日本目録規則 2018 年版』の更新について[PDF: 105KB]
https://www.jla.or.jp/Portals/0/data/iinkai/mokuroku/ncr2018/update-plan202209.pdf

東京藝術大学未来創造継承センターのウェブサイトが公開:キックオフ・シンポジウムも開催

2022年9月9日、東京藝術大学未来創造継承センターがウェブサイトを公開しました。

ウェブサイトの説明によると、同センターは2022年度に新設されました。絵画や楽曲といった芸術作品とともに、想像の過程、作品の周辺、文脈も保存・継承し、更に新たな表現や概念の開拓へと持続的に循環させる事などを目的として挙げています。「循環するクリエイティブ・アーカイヴ」として学内の恒久的なアーカイブ基盤(ハブ)となって国内外の芸術系大学や研究機関等と共創ネットワークを構築し、過去の表現から新たな企画や作品制作、共同研究が持続的に生まれる仕組みを構築していくと説明しています。

また、基盤研究として、こと・わざ・実践知・暗黙知を対象としたアーカイブの構築、学内の芸術資源アーカイブを基盤とした新たな企画や作品制作、共同研究の公募、学内外での連携構築、メタバース等を用いた新たな表現の支援等を行うと説明されています。

センター設立に伴うキックオフ・シンポジウムを10月2日に開催すると案内しています。

9月 29日

静岡県立中央図書館 、「令和4年9月大雨災害情報リンク集」を公開

2022年9月27日、静岡県立中央図書館が、「令和4年9月大雨災害情報リンク集」を公開しました。

災害対応に役立つ情報をまとめたもので、「水害後に役立つサイト」「静岡県HP」「今後の災害に備える」の3部構成になっています。

令和4年9月大雨災害情報リンク集(静岡県立中央図書館, 2022/9/27)
https://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/49.html

参考:
静岡県立中央図書館、「豪雨災害情報リンク集」を公開
Posted 2021年7月8日
https://current.ndl.go.jp/node/44388

米国公共図書館協会(PLA)、図書館への脅迫に関するPLA会長の声明をウェブサイトに掲載

2022年9月28日、米国公共図書館協会(PLA)が、最近の図書館への脅迫に関する同協会の会長Maria McCauley氏の声明をウェブサイトで掲載しました。

声明では、過去2週間に脅迫を受けて一時閉鎖を余儀なくされた5都市の公共図書館の図書館員が地元当局と協力して事態に対処していることを挙げ、こうしたことによるストレスとサービスの中断は、図書館員と利用者に負担を強いるとしています。

また、米国図書館協会(ALA)の理事会(Executive Board)が、5つの州で短期間に発生した脅迫事件を調査するよう連邦捜査局(FBI)に要請したことに言及し、PLAのリーダーたちはその必要性に同意し、安全やコミュニティへのサービスに対する脅威やその他の問題に直面しているすべての同僚たちとともに立ち向かうとしています。

岩手県立図書館、「ぬいぐるみコンシェルジュによる世界に1つだけの100周年記念オリジナルパンフレット」企画を開催

2022年9月21日、岩手県立図書館が、「ぬいぐるみコンシェルジュによる世界に1つだけの100周年記念オリジナルパンフレット」企画を開催することを発表しました。

参加者が預けたぬいぐるみがパンフレットに登場して同館の歴史や歩みを紹介するものです。オリジナルパンフレットは、参加者がぬいぐるみを同館に預けてから2日かけて作成され、参加者にプレゼントされるとあります。

「ぬいぐるみコンシェルジュによる世界に1つだけの100周年記念オリジナルパンフレット」(岩手県立図書館,2022/9/21)
https://www.library.pref.iwate.jp/info/evecale/event/20221119_nuigurumi.html

米国図書館協会(ALA)、図書館への脅迫に関して懸念を表明する書簡を連邦捜査局(FBI)に送付

米国図書館協会(ALA)は2022年9月27日付で、図書館への脅迫に関して懸念を表明する書簡(letter of concern)を連邦捜査局(FBI)に送付しました。同協会の理事会(Executive Board)からFBI長官に宛てられたものです。

書簡では、過去2週間で、爆弾や銃撃といった脅迫によりハワイ州公共図書館等5つの公共図書館が一時閉鎖を余儀なくされ、また過去1年間では学校図書館や公共図書館の図書館員に対して行事計画の暴力的な阻止、口頭やソーシャルメディア上での脅迫などが増加していたと述べています。そして脅迫行為等が米国の図書館で深刻化し拡大していくことを鑑みて図書館員と利用者の安全を重大に懸念していると表明し、FBIに対して事件の関連について調査の開始を求めています。

『カレントアウェアネス-E』444号を発行

『カレントアウェアネス-E』444号を発行しました。

■E2539■ ブックフェスタしずおか:私設図書館と県立図書館の協働事例
静岡県立中央図書館・杉本啓輔

■E2540■ 石川県立図書館のリニューアルオープンについて
石川県県民文化スポーツ部文化振興課・嘉門佳顕

■E2541■ 日本発のプレプリントサーバ「Jxiv」運用開始について
科学技術振興機構・小川ゆい

■E2542■ IAPによるハゲタカジャーナル・学会についての調査報告書
名古屋大学附属図書館・大平司

■E2543■ 電子書籍のメタデータに関するNISOの推奨指針
収集書誌部国内資料課・村田祐菜

E2543 - 電子書籍のメタデータに関するNISOの推奨指針

  2022年2月,米国情報標準化機構(NISO)は,「電子書籍の販売・出版・発見・配信・保存のサプライチェーンにおけるメタデータに関する推奨指針」(“E-Book Bibliographic Metadata Requirements in the Sale, Publication, Discovery, Delivery, and Preservation Supply Chain”,以下「指針」)を公開した。指針は,多様な電子書籍メタデータの関係者間の,最も基本的なメタデータ要素に関する共通理解の形成とコミュニケーションの促進を目的とする。各関係者のニーズや,米国の書籍産業研究グループ(BISG)等による既存の指針を考慮した実践的な内容となっている。本稿ではその概要を紹介する。

E2539 - ブックフェスタしずおか:私設図書館と県立図書館の協働事例

  2022年10月,私設図書館を展開する一般社団法人トリナス(以下「トリナス」)は,静岡県立中央図書館(以下「当館」)と協力し,「ブックフェスタしずおか」を開催する。このイベントは,10月の1か月間を,「本がひととまちを繋ぐ31日間」と設定し,本の未来について語りあう多様な場を,県内各地で同時多発的に提供するものである。

E2542 - IAPによるハゲタカジャーナル・学会についての調査報告書

  2022年3月,140以上の科学アカデミー等が加盟している世界的な国際学術団体InterAcademy Partnership(IAP)が,いわゆるハゲタカジャーナル・学会(predatory journals and conferences)に関する調査報告書“Combatting Predatory Academic Journals and Conferences”(以下「報告書」)を公開した。

E2540 - 石川県立図書館のリニューアルオープンについて

  新しい石川県立図書館(以下「当館」)は,金沢市小立野の地に移転し,2022年7月に開館した。基本構想策定以来,6年間にわたり石川県県民文化スポーツ部文化振興課で整備に従事してきた身として,大事にしてきたことを振り返りつつ,当館の紹介としたい。

E2541 - 日本発のプレプリントサーバ「Jxiv」運用開始について

●はじめに

  学術情報流通において,近年COVID-19を1つのきっかけとして研究成果の早急な共有が研究コミュニティに求められ,論文をジャーナル(査読付き学術誌)へ投稿する前,あるいは投稿と同時にプレプリント(査読前論文)を公開することが急増している。物理学,化学,生物,医学,社会科学などの分野別のプレプリントサーバを介し,世界の研究コミュニティにプレプリントが積極的に受け入れられるなか,日本からのプレプリントの公開はまだ少ない。他方,第6期科学技術・イノベーション基本計画においては,オープンサイエンスとデータ駆動型研究等の推進の一環として,プレプリントを含む文献など,研究成果に係る情報を広く利用できる環境整備の推進が求められていた。

長崎市・株式会社ポプラ社・株式会社日本総合研究所、長崎市立小学校における読書活動支援に関する連携協定を締結

2022年9月26日、株式会社ポプラ社は、同社と株式会社日本総合研究所、長崎市が、「長崎市・株式会社ポプラ社・株式会社日本総合研究所との読書活動支援のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に関する協定書」を締結したことを発表しました。

長崎市立小学校における電子書籍を活用した読書活動支援を行うことを目的とした協定です。2022年度は、同市内の市立小学校4校への電子書籍サービスや調べ学習応援サービスの試行的導入を行うとしています。また、試行導入について、教職員・児童・保護者へのアンケート調査を行い、児童の読書量や読書意欲への影響、授業における電子書籍等の活用方法の検証が行われる予定と述べています。

長崎市立小学校における読書活動支援に関する連携協定締結について~DX推進による小規模校の読書環境の充実~(PR Times, 2022/9/26)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000515.000031579.html

フィリピン国立図書館(NLP)、“Library TikTok Contest”を開催:動画の応募を受付中

2022年9月27日、フィリピン国立図書館(NLP)が、“Library TikTok Contest”を開催すると発表しました。同国における11月の第32回図書館・情報サービス月間(Library and Information Services Month)の一環です。

発表によると、一般市民による図書館資料の利用を促進すること、若年層の興味を引くことを目的に実施されます。NLPやフィリピン国内の図書館を訪れて作成した、図書館での一日を紹介する1分以上3分以内のVlog(日常動画)を募集し、NLPのTikTokアカウントに投稿するとあります。多くの「いいね」を得た動画には、賞品を贈るとしています。

動画は、「図書館における地域の遺産コレクションの紹介」「図書館サービスのプロモーション」「現代における読書の重要性や利点」「不確実な時代における図書館の重要性」の内、いずれかに焦点を当てる必要があります。

動画の募集は10月31日まで行われています。

フランス国立図書館(BnF)、全面再開館したリシュリュー館の“la salle Ovale”を紹介するウェブサイトを公開

2022年9月15日、フランス国立図書館(BnF)が、リシュリュー館の閲覧室“la salle Ovale”を紹介する専用ウェブサイトを公開したと発表しました。

リシュリュー館は10年以上にわたる改修作業を経て9月17日に全面再開館し、BnFによると、9月17日と18日に合計1万人が訪れました。

公開されたウェブサイトは、“la salle Ovale”のコレクションや歴史、テーマごとに図書館員が選んだ資料の紹介を行うページ等で構成されています。また、“la salle Ovale”で利用できる資料の種類を紹介する、フランスのイラストレーターCécile Becq氏らがデザインに関わったインタラクティブなウェブページ“La boussole de la sale Ovale”も提供されています。

@laBnF(Twitter, 2022/9/15)
https://twitter.com/laBnF/status/1570410377753817089

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