アーカイブ - 2022年 8月 12日

京都大学高等教育研究開発推進センターが2022年9月末に廃止:京都大学オープンコースウェア(OCW)の公開中コンテンツは運用を検討中

2022年8月4日付で、2022年9月末に京都大学高等教育研究開発推進センターが廃止されることに伴い、京都大学オープンコースウェア(OCW)も9月中旬以降にサイトを閉鎖することが発表されました。

京都大学OCWは、2005年から、京都大学で行われている授業や公開講義などの動画、講義資料、授業シラバスをデジタルコンテンツとして蓄積し、公開してきました。

その後、8月10日改訂版のお知らせで、現在京都大学OCWで公開されているコンテンツに限り、しばらくの間運用する方策を学内関係者と協議していることが発表されました。

京都大学オープンコースウェア(OCW)の閉鎖について(8/10改訂)(京都大学オープンコースウェア )
https://ocw.kyoto-u.ac.jp/news/6/

長野県内市町村と長野県による協働電子図書館「デジとしょ信州」、夏のDigi田甲子園の長野県代表に選出

2022年8月5日付で、県立長野図書館が、夏のDigi田甲子園の長野県代表に「デジとしょ信州」が選ばれたことを発表しました。

夏のDigi田甲子園は、デジタル技術の活用により地域課題を解決し、住民の暮らしの利便性と豊かさの向上や地域の産業振興につながっている、地方公共団体の取組を表彰するものです。長野県によると、代表の選出方法は、県内全77市町村のデジタル田園都市国家構想担当者の投票により決定したとしています。

「デジとしょ信州」は、2022年度から2026年度の5年間、長野県内の全77市町村と長野県が協働して電子図書館を構築し、サービスを提供する事業です。

デジとしょ信州(市町村と県による協働電子図書館)(県立長野図書館)
https://www.knowledge.pref.nagano.lg.jp/collection/elibrary/shinshu-kyodo-library.html
※2022年8月5日付で、「夏のDigi田甲子園の長野県代表に「デジとしょ信州」が選ばれました!」とあります。

工学分野の研究者と大学院生の文献検索スキルに関する研究(記事紹介)

2022年7月に刊行された米国の大学・研究図書館協会(ACRL)刊行のオープンアクセスの査読誌“College & Research Libraries” (C&RL)の第83巻第4号に、“Identifying Scholarly Search Skills Based on Resource and Document Selection Behavior among Researchers and Master’s Students in Engineering”が掲載されています。著者は信州大学の萩原泰子氏、九州大学の石田栄美氏、渡邊由紀子氏、冨浦洋一氏ら4人です。

九州大学及び信州大学に所属する工学分野の研究者44人と大学院生40人から得たアンケート結果から、学術文献の検索においてどのようなリソース(Google Scholar、学術データベース等)が利用されているか、どのような検索結果の要素(タイトルやアブストラクト、発行年等)が利用されているか等を分析しています。

また、調査の結果として、研究者は場面ごとに検索ツールや検索結果の要素を使い分けていた一方、学生にはその能力が欠けていることが分かったことなどが説明されています。

御殿場市(静岡県)、「御殿場市立図書館等整備基本計画(案)」に対する意見募集を実施中

2022年8月31日まで、御殿場市(静岡県)が、「御殿場市立図書館等整備基本計画(案)」に対する意見募集を実施しています。

同市では、2021年1月に策定した「御殿場市立図書館等整備基本構想」に基づき、郷土資料館と複合化した新図書館の整備事業を進めています。同構想より具体的な計画である「御殿場市立図書館等整備基本計画(案)」を策定し、その素案について広く市民の意見を聴取するとしています。

「御殿場市立図書館等整備基本計画」(案)に対する意見を募集します(御殿場市, 2022/8/1)
https://www.city.gotemba.lg.jp/gyousei/g-p-info/g-p-info-pc/19076.html

国立情報学研究所(NII)、「学術情報基盤オープンフォーラム2022」の講演動画と資料を公開

2022年7月26日、国立情報学研究所(NII)が、5月30日から6月2日にかけて開催された「学術情報基盤オープンフォーラム2022」の講演動画と資料を公開したことを発表しました。

学術情報基盤オープンフォーラム 2022の講演動画・資料を掲載(国立情報学研究所, 2022/7/26)
https://www.nii.ac.jp/news/2022/0726.html

参考:
【イベント】国立情報学研究所「学術情報基盤オープンフォーラム2022」(5/30-6/2・オンライン)
Posted 2022年5月27日
https://current.ndl.go.jp/node/46205

東京学芸大学附属図書館、電子書籍利用促進のための夏休み企画「学芸本ガチャ!~読書の世界を広げよう!~」を開催

2022年8月3日、東京学芸大学附属図書館が、2022年の夏休み企画「学芸本ガチャ!~読書の世界を広げよう!~」開催のお知らせを掲載しました。

電子書籍の利用促進を目的とした夏休み限定企画と説明されています。同館のウェブページ上に「入門系」「英語多読」「旅行ガイド」の3種類のガチャが用意されており、気になるガチャを選んでクリックすると、アニメーションが流れた後に、当たった電子書籍の書誌詳細画面が開きます。

蔵書検索詳細画面の「電子資料を表示」をクリックすると電子書籍を閲覧できることや、学内者であれば帰省先や自宅からでも閲覧は可能なことが案内されています。

お知らせ(東京学芸大学附属図書館)
https://lib.u-gakugei.ac.jp/news
※2022年8月3日付で、「2022夏休み企画「学芸本ガチャ!」を開催します!」とあります。

公益財団法人新聞通信調査会、「聯合・同盟配信写真」7,054枚をデジタル化し公開

2022年8月9日、公益財団法人新聞通信調査会が、「聯合・同盟配信写真」7,054枚をデジタル化し、同会のデジタルアーカイブで公開したことを発表しました。

1932年7月から1940年の12月までの、新聞聯合と、その後継の同盟通信社が新聞社向けに配信した写真です。発表の中では、同盟通信社は終戦時に社内の写真・フィルム・乾板を全て焼却処分していましたが、同調査会職員が2019年に国立国会図書館(NDL)で別の資料を探していた際に、写真がまとめられたアルバム101冊が所蔵されていることを偶然発見したとあります。

また、アルバムの原本約1万3,000ページが「国立国会図書館デジタルコレクション」で公開される予定であると述べられています。

国際図書館連盟(IFLA)貴重書・特別コレクション分科会、特別コレクションに関するオンラインアンケートを開始

2022年8月9日、国際図書館連盟(IFLA)貴重書・特別コレクション分科会が、特別コレクションに関するオンラインアンケートを開始することを発表しました。

発表によると、文化遺産機関がアドヴォカシーのために特別コレクションの価値を測定する際のガイドとなり得る報告書の作成・公開を目的としたアンケートです。特別コレクションの価値を測定するための世界各国の基準や規範、取組、法律、投資利益率(ROI)に関する研究等を調査するとしています。

2022年10月30日まで、回答が募集されています。

IFLA Rare Book and Special Collections Section launches global survey(IFLA, 2022/8/9)
https://www.ifla.org/news/ifla-rare-book-and-special-collections-section-launches-global-survey/

カナダの出版団体BookNet Canada、カナダの図書館利用に関する2021年版の調査報告書を公開

2022年8月9日、カナダの出版団体BookNet Canadaが、調査報告書“On Loan: Library Use in Canada 2021”を公開したと発表しました。

カナダの図書館利用者のブラウジング、貸出、読書週間に関する調査結果をまとめたものであり、BookNet Canadaが刊行する“Canadian Book Consumer Study 2021”と“Canadian Leisure & Reading Study 2021”のデータを基にしているとあります。

主な結果として、2021年はカナダの全人口の内19%が図書館で本を借りたこと、図書館で本を借りる人は1か月で平均5.5冊借りており、紙の本が最も多いことが挙げられています。その他、図書館で本を借りた人のほとんどが年間1回から4回図書館を訪れていること、図書館で本を借りる人は読書をする人全体と比べ、多様な本を読む傾向があること等が述べられています。

米国国立医学図書館(NLM)、サル痘関連の文献や研究論文へのアクセス向上の取組を実施

2022年8月9日、米国国立医学図書館(NLM)が、サル痘関連の文献や研究論文へのアクセスを拡大する取組を実施していることを発表しました。

発表によると、世界保健機関(WHO)による「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)の宣言や、米国大統領府科学技術政策局(OSTP)のサル痘に関する研究とデータの即時公開を求める声明を受けた取組です。

“PubMed Central”(PMC)に投稿している出版者との関係を活用し、サル痘への対応に役立つ幅広い論文を自由にアクセス可能とする予定であるとしています。また、DNA情報データのリポジトリ“GenBank”に提出されたサル痘ウイルスの遺伝子配列の審査や臨床試験登録サイト“ClinicalTrials.gov”への投稿を優先的に進めていることが述べられています。その他、保健・医療情報データベース“MedlinePlus”でサル痘に関する情報をまとめた英語版・スペイン語版のページを公開しているとあります。