2022年8月17日、米・Schools, Health & Libraries Broadband Coalition(SHLB)が、学校や図書館を通した学生等へのインターネット接続サービス提供に関する経済分析結果をまとめた報告書“The "To and Through" Opportunity: An Economic Analysis of Options to Extend Affordable Broadband to Students and Households via Anchor Institutions”を公開したと発表しました。
2022年8月3日、論文撤回監視サイトRetraction Watchに、PLOS ONEが、査読が操作されていたという理由により100 以上の論文を撤回した事例を紹介する記事“Exclusive: PLOS ONE to retract more than 100 papers for manipulated peer review”が掲載されました。
2022年5月,国際図書館連盟(IFLA)は,“How well did copyright laws serve libraries during COVID-19?”(以下「報告書」)を公開した。報告書は,途上国において図書館を通じたデジタル情報へのアクセスを推進しているElectronic Information for Libraries(EIFL;CA1800参照)と共同で作成されたもので,第42回世界知的所有権機関(WIPO)著作権等常設委員会(SCCR)に先立って公表された。報告書は,2022年2月から3月にかけて行われた調査の結果に基づいており,パンデミック下の図書館において生じた著作権法をめぐる諸問題を通して,図書館サービスへの法的保護を求めている。本稿では報告書の主要なポイントを紹介する。
2022年3月,米国図書館協会(ALA)がプライバシーに関するガイド“Privacy Field Guides”(以下「本ガイド」)を発表した。ALAは2019年に「図書館の権利宣言」(Library Bill of Rights)にプライバシーと機密性保持の条項を追加するなど,近年,図書館における利用者のプライバシー保護を重視している。そして,図書館職員が実際に行うことができる具体的対応についてまとめられたのが本ガイドである。なお,完全版である“The Ultimate Privacy Field Guide: A Workbook of Best Practices”は2022年秋に刊行予定である。
2022年8月9日付で、オープンアクセス(OA)誌“PLoS ONE”の17巻8号に、カナダ・モントリオール大学のMarc-André Simard氏らによる共著論文“National differences in dissemination and use of open access literature”が掲載されました。
Web of Science(WoS)に収録されている、2015年から2019年までに出版された論文やレビューを対象に分析を行ったとあります。OAステータスの確認には、データベースUnpaywallが使用されました。