アーカイブ - 2022年 6月 23日

米国情報標準化機構(NISO)、映像・オーディオコンテンツのメタデータに関する推奨指針の草案を公開:パブリックコメントを実施中

2022年6月21日、米国情報標準化機構(NISO)が、映像・オーディオコンテンツのメタデータに関する推奨指針“Video and Audio Metadata Recommended Practice”の草案の公開を発表しました。

発表によると、同指針は、ウェブアクセシビリティ基準への準拠に関する支援等、映像・オーディオコンテンツの流通・発見可能性・索引付けを改善することを目的としています。8月5日まで、パブリックコメントが実施されています。

出版倫理委員会(COPE)と国際STM出版社協会、「論文工場」に関する調査報告書を公開

2022年6月21日、出版倫理委員会(COPE)が、国際STM出版社協会との協力により、「論文工場」(paper mill)に関する調査報告書を公開したことを発表しました。

「論文工場」は、製造した論文を研究者に代わって有料で投稿したり、オーサーシップを販売したりすることを指すとあります。報告書には、「論文工場」の概要、著者が「論文工場」を利用する動機、歴史、問題の規模、懸念点と推奨される行動等がまとめられています。

主なポイントとして、研究者には出版に関するプレッシャーがあり、「論文工場」の利用に抵抗が少ない国もあること、偽の論文は投稿・出版プロセスの両方で特定されていること、「論文工場」特定のためのツールとプロセスの利用が増えていること等が述べられています。推奨される行動としては、編集者の教育、疑わしい論文を特定するためのツール・システムへの投資、研究者の出版へのインセンティブの見直し、「論文工場」の論文の特徴を考慮した論文の撤回プロセスとすること等を挙げています。

ルクセンブルク・文化省、公共図書館に関する法律の改正について意見募集を実施中

2022年6月22日、ルクセンブルクの文化省が、2010年6月に制定された公共図書館に関する法律“Loi du 24 juin 2010 relative aux bibliothèques publiques.”ついて、改正に向けた意見募集を行うことを発表しました。

発表によると、今回の改正は、民主党・社会労働党・緑の党による連立政権樹立のための合意文書“Accord de coalition 2018-2023”を踏まえ、2018年から2028年までの文化振興計画“Kulturentwécklungsplang 2018-2028”で挙げられていました。

図書館の運営や利用における実際の経験や制約・課題、改善のためのアイデアや方法を把握することを目的として、9月30日まで意見の募集が行われています。

燕市立図書館(新潟県)、40周年記念イベントを開催中:貸出冊数4倍キャンペーンとして1人40冊まで4週間貸出

2022年6月15日から30日まで、新潟県の燕市立図書館が40周年記念イベントを開催しています。

燕図書館と吉田図書館が現在の場所に移転・開館して2022年度で40周年を迎えるもので、燕市の特産品である金属洋食器のスプーン、フォーク、ナイフをモチーフとした図書館キャラクターが描かれた40周年記念特別図書貸出カードが発行(500枚限定)される他、トークイベント等が予定されています。

また、貸出冊数4倍キャンペーンとして、図書・雑誌が1人40冊まで4週間借りることができ、一度に40冊借りた人には図書館オリジナルグッズがプレゼントされるとあります。

イベント情報(燕市立図書館)
http://www.lib-city-tsubame.niigata.jp/event/event.html#20220615
※2022年6月2日のお知らせとして「燕市立図書館40周年記念イベントにつきまして」とあります。
※2022年6月16日のお知らせとして「誕生!としょかんキャラクター」とあります。

『カレントアウェアネス-E』437号を発行

『カレントアウェアネス-E』437号を発行しました。

■E2504■ 学生が自作する利用者用パソコン:高専における学生協働の例
仙台高等専門学校広瀬キャンパス図書館・中島大

■E2505■ 国内4大学とWiley社との電子ジャーナル転換契約の締結
東北大学附属図書館・小陳左和子

■E2506■ 学術情報システムのメタデータ収集・作成方針案の作成
佛教大学図書館/国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター・飯野勝則

■E2507■ 図書館の今後を作る20のトレンド:IFLA Trend Report 2021
関西館図書館協力課・三崎彩

■E2508■ 米国議会図書館の新たなデジタルコレクション戦略<報告>
関西館図書館協力課・野村明日香

■E2509■ 2021年度第2回関西館ライブラリーカフェ<報告>
関西館文献提供課・工藤哲朗

E2509 - 2021年度第2回関西館ライブラリーカフェ<報告>

●「関西館ライブラリーカフェ」とは

  国立国会図書館(NDL)関西館では,2020年度から「関西館ライブラリーカフェ」を開催している。コンセプトは「次に開く一冊に出会う」で,専門家による話題提供に,専門家と参加者を交えた懇談,関西館で利用できる関連資料の展示・紹介を加えた催しである。これは科学技術分野で行われている「サイエンスカフェ」にならったもので,「その場で聞いて『なるほど』と思って終わり」ではなく,懇談と資料紹介を通じて,参加者に更なる情報探索・知的思考へと進んでもらうことを主な目的としている。

E2508 - 米国議会図書館の新たなデジタルコレクション戦略

  2021年12月,米国議会図書館(LC)は,ボーンデジタルコンテンツの収集等に関する2022年度から2026年度までの戦略“Digital Collections Strategy”(以下「本戦略」)の公開を発表した。2017年度から2021年度までの計画“Digital Collecting Plan”(以下「前計画」)の後継として策定された戦略である。本稿では,本戦略の概要を紹介する。

E2504 - 学生が自作する利用者用パソコン:高専における学生協働の例

  仙台高等専門学校広瀬キャンパス(以下「仙台高専広瀬」)では学生図書委員会(以下「図書委員会」)が図書館サービスの一端を担っている。2021年度は自作パソコンに興味を持つ図書委員有志が図書館利用者用パソコンを自作した。本稿では,仙台高専広瀬の図書委員会の活動について紹介しつつ,学生協働の取組の一つとして今回のパソコン自作について報告する。

E2507 - 図書館の今後を作る20のトレンド:IFLA Trend Report 2021

 

  国際図書館連盟(IFLA)は,2022年1月に“Trend Report”の2021年更新版を公開した。“Trend Report”は,図書館内外の様々な分野の専門家の知見により社会の新しいトレンドを調査し,長期的視野を持って図書館界の議論の叩き台としようとするもので,2013年に初版(E1474参照)が,その後定期的に更新版が公開されてきた(E2246参照)。

E2505 - 国内4大学とWiley社との電子ジャーナル転換契約の締結

  東北大学,東京工業大学,総合研究大学院大学,東京理科大学の4大学(以下「4大学」)とWiley社は,2022年4月から2024年12月までの2年9か月にわたる電子ジャーナル転換契約パイロットプロジェクトを開始した。これは,大手商業出版社との間における契約としては国内初となる。本稿では,契約に至る背景と経緯,契約の概要と今後の予定について報告する。

E2506 - 学術情報システムのメタデータ収集・作成方針案の作成

  「これからの学術情報システムのメタデータ収集・作成方針について(案)」(以下「方針案」)は,これからの学術情報システム構築検討委員会(以下「これから委員会」)のもとに設置されたシステムワークフロー検討作業部会(以下「ワークフロー部会」)によって,策定が進められている文書である。筆者はこれから委員会の委員,およびワークフロー部会の主査としてその策定に関与しており,本稿では,その背景と概要について説明したい。

総務省、偽・誤情報に関する啓発教育教材「インターネットとの向き合い方~ニセ・誤情報に騙されないために~」等を公表

2022年6月17日、総務省が、偽・誤情報に関する啓発教育教材「インターネットとの向き合い方~ニセ・誤情報に騙されないために~」等を公表したことを発表しました。

発表によると、同省では、メディア情報リテラシー向上の総合的な推進に資する目的で、メディア情報リテラシー向上施策の現状と課題等に関する調査や検討を実施するとともに、偽・誤情報に関する啓発教育教材等を開発しました。その調査の結果を取りまとめた報告書及び開発した偽・誤情報に関する啓発教育教材とその講師用ガイドラインを公表したとしています。

偽・誤情報に関する啓発教育教材「インターネットとの向き合い方~ニセ・誤情報に騙されないために~」等の公表(総務省, 2022/6/17)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu02_02000340.html

島根県立図書館、島根県内の戦争・銃後体験記録データベース構築講座を開催:新規参加者を募集中

2022年6月17日付で、島根県立図書館が、「連続講座(仮称)島根県内の戦争・銃後体験記録データベース構築講座」の開催について、お知らせを掲載しました。

発表によると、学生と一般約15人で会を進めており、新規参加者を募集しています。次回は7月3日に開催予定で、その後は毎月第1日曜日に開催するとし、数年後に「島根の戦争体験記録データベース」の完成を目指しているとしています。

連続講座(仮称)島根県内の戦争・銃後体験記録データベース構築講座 次回は7月3日(日)開催。新規参加者募集中!(島根県立図書館, 2022/6/17)
https://www.library.pref.shimane.lg.jp/information/2022/06/post-7.html