アーカイブ - 2022年 6月 20日

国際図書館連盟(IFLA)、成人教育政策における図書館についてのレポートを公開

2022年6月13日、国際図書館連盟(IFLA)が、成人教育政策における図書館についてのレポートを公開したことを発表しました。

同レポートでは、成人教育に関する法律・政策・戦略について、ユネスコが公開するリスト“Collection of Lifelong Learning Policies and Strategies”(44か国)、ユネスコによる3回のアンケート調査(197の国と地域)、欧州委員会による教育制度に関するデータベース“Eurydice”等を用いて調査を行った結果がまとめられています。

レポートの要約では、主なポイントとして、図書館はリテラシーに関する戦略において重要な役割に位置づけられていること、成人の学習・教育制度への関与が可能であること、一方で戦略等にしばしば記載がないこと等、10点が挙げられています。

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)、50万冊の本を無料で配布:夏の子ども向けイベントの一環として

2022年6月9日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、50万冊の本を無料で子どもに配布することを発表しました。

夏の子ども向けイベント“Summer at the Library”の一環としてグレイ財団(Gray Foundation)の助成を受けて行われるもので、マンハッタン、ブロンクス、スタテンアイランドにあるすべての地域分館や屋外会場などで入手可能とあります。提供される本は専門の図書館員が選書したもので、一部の分館では、スペイン語、中国語、大活字の本も提供されます。

この取組の他にも、読書キャンペーン、作文コンテスト、公園やコインランドリーなどでストーリータイムや読書室を開催する図書館外における催しなど、無料プログラムの開催が予定されています。

世界リポジトリランキングの2022年6月版が公開

スペイン高等科学研究院(CSIC)が作成する世界リポジトリランキングの2022年6月版が公開されています。

公開されている6種類のランキングのうち、世界の機関リポジトリのランキング“TRANSPARENT RANKING: Institutional Repositories by Google Scholar (June 2022)”によると、京都大学のリポジトリが4位、大阪大学のリポジトリが35位、北海道大学のリポジトリが63位、慶應大学のリポジトリが150位、筑波大学のリポジトリが183位となっており、200位までに5の日本のリポジトリがランクインしています。

TRANSPARENT RANKING: Institutional Repositories by Google Scholar (June 2022) (Ranking Web of repositories)
https://repositories.webometrics.info/en/institutional

「カレントアウェアネス・ポータル」正式運用開始から16周年

2006年6月20日に正式運用を開始した当サイト「カレントアウェアネス・ポータル」は、おかげさまで16周年を迎えることができました。いつもご利用ありがとうございます。

今後もコンテンツの充実に努めてまいりますので、引き続き、ご愛顧とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

参考:
このサイトについて
https://current.ndl.go.jp/about
※当サイトのリーフレットや紹介文献等を掲載しています。

オープンアクセス出版社・PLOS、オープン査読について3年間を振り返る(記事紹介)

2022年6月14日、オープンアクセス出版社・PLOSが、オープン査読について3年間を振り返る記事を掲載しました。

PLOSは、査読について、基本は匿名としつつ、オプトインで、査読が公開される場合に自身の署名を掲載するかを査読者が選択し、論文が受理された後、著者が査読を公開するかどうかを選択するという方式をとっています。記事では、上記の方式におけるオープン査読の状況について2019年5月から2022年の5月にかけての3年間を振り返っています。

PLOSの出版物において、査読の公開が選択された割合は各年ともに40%でした。オプトアウト方式を採用しているEMBO Press社では、95%の査読が公開されている(95%の著者がオプトアウトしなかった)のに比べ低い割合ではあるが、PLOSは出版総数が多いことから、40%の公開であっても、オープン査読の論文の総数には大きく貢献していると述べています。

また、査読者が署名を選択した割合は全体の17%でした。公開割合も署名の割合も、分野やジャーナルによって違いがあることが説明されています。

コンピューティングとデータサービスへのユーザーエクスペリエンスを改善するための図書館の役割(記事紹介)

2022年6月13日、米・Ithaka S+Rは、コンピューティングとデータサービスへのユーザーエクスペリエンスを改善するための図書館の役割についての記事“The Library’s Role in Facilitating Users’ Experiences Navigating Computing and Data Services”を掲載しました。

記事の冒頭では、ビッグデータ手法の普及に対し、大学は研究支援サービスの提供を拡大してきたが、図書館、情報技術担当、研究コンピューティングセンター、学部等多くのユニットが分散化された方法でサービスを開発・提供しており、混乱が生じていると説明されています。

上記を踏まえ、記事では、図書館、情報技術担当、研究イノベーション担当で連携して研究者に対する単一の窓口を設置する研究促進サービス“Research Facilitation Service (RFS)”を試行中の米・ノースカロライナ州立大学のSusan Ivey氏へインタビューを行っています。RFSの発足経緯、課題、人員配置、資金調達、評価指標、今後について、また、RFSにおける図書館の役割について等の質問がなされています。

saveMLAK、「COVID-19の影響による専門図書館の動向調査(2022/06/19)」の結果を発表

2022年6月19日、saveMLAKは、「COVID-19の影響による専門図書館の動向調査(2022/06/19)」の結果を発表しました。

6回目にあたる同調査は、6月11日から6月17日にかけて、日本の専門図書館892館を対象に実施されました。

62館の図書館が休館、675館が開館、13館が廃止、15館が状況を確認できなかったと述べられています。なお、休館している62館のうち、19館は新型コロナウイルス感染症以外の理由で休館していました。発表の中では、休館する図書館の数は大幅に減少し、オンラインコンテンツを公開する機関は引き続き多く見られ、デジタルシフトを進める図書館の活動が増えていると指摘されています。

その他、前回調査からの動きや、新型コロナウイルス感染症対応として各館が行っている取組がまとめられています。

調査のデータは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC0で公開され、saveMLAKのウェブページからダウンロードできます。