アーカイブ - 2022年 5月 12日

国立国会図書館(NDL)、「令和3年度利用者サービスアンケート結果」を公開

2022年5月9日、国立国会図書館(NDL)は、2021(令和3)年度に実施した、NDLのサービス利用者に対するアンケート結果を公表しました。

新着情報(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/index.html
※2022年5月9日付けの新着情報に「令和3年度利用者アンケートの結果を掲載しました」とあります。

令和3年度利用者アンケート結果(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/enquete/enquete2021_01.html

参考:
国立国会図書館(NDL)、「令和2年度利用者サービスアンケート結果」を公開
Posted 2021年8月19日
https://current.ndl.go.jp/node/44628

福岡県の大牟田市・柳川市・みやま市と熊本県の長洲町が共同運営する「ありあけ圏域電子図書館」がスタート

2022年4月22日、福岡県の大牟田市が、柳川市(福岡県)・みやま市(福岡県)・長洲町(熊本県)と共同運営する「ありあけ圏域電子図書館」が5月1日午前10時からサービスを開始することを発表し ました。

発表の中では、自治体による電子図書館の共同運営は、福岡県内では初めての取組みであり、県境を跨いだ共同運営は、国内でも初めての取組みとしています。また、5月1日時点で、約8,500点の電子書籍を提供すると述べています。

定例市長会見 令和4年4月22日開催(大牟田市)
https://www.city.omuta.lg.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=16561&class_set_id=1&class_id=1130

河北町(山形県)、移動図書館車購入のため、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを実施中

2022年4月12日から7月10日まで、山形県の河北町が、移動図書館車購入を目的とし、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを実施しています。

3代目となる現在の移動図書館車は製造から30年以上が経ち、老朽化が激しく、交換する部品もなくなり、更新の必要があるとしています。

移動図書館車購入プロジェクトを開始しました!(河北町)
https://www.town.kahoku.yamagata.jp/15622.html

【ガバメントクラウドファンディング】移動図書館車購入プロジェクトを開始しました!(4月12日~7月10日)(河北町観光ナビ, 2022/04/13)
https://www.benibananosato.jp/news/3890/

東京学芸大学附属図書館、「東京学芸大学教育コンテンツアーカイブ」を公開

2022年5月9日、東京学芸大学附属図書館が、「東京学芸大学教育コンテンツアーカイブ」を公開しました。

同大学の教育・研究活動成果としてのデジタル資源を収集・公開するプラットフォームであり、「東京学芸大学附属図書館デジタルアーカイブ学びと遊びの歴史」の後継サイトであると述べられています。

公開する画像データはIIIFに対応しており、「附属図書館特別コレクション」に該当するものは、本文データをクリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY、メタデータをCC0の下提供するとあります。

お知らせ(東京学芸大学附属図書館)
https://lib.u-gakugei.ac.jp/news
※2022年5月9日付で「「東京学芸大学教育コンテンツアーカイブ」をリリースしました!」が掲載されています。

「東京学芸大学教育コンテンツアーカイブ」をリリースしました!(東京学芸大学附属図書館)
https://lib.u-gakugei.ac.jp/news/20220509

佐賀大学地域学歴史文化研究センター、「近世医学書データベース」を公開

2022年5月9日、佐賀大学地域学歴史文化研究センターが、「近世医学書データベース」を公開したことを同センターのTwitterアカウントで発表しました。

同センターが洋学・思想史研究部門の研究所に活用するために収集した、『解体新書』をはじめとした301件の近世・近代の医学書について、メタデータとIIIF対応画像が公開されています。また、同データベース上の全てのコンテンツは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY-NC-SAの下、利活用が可能とあります。

@chiikigakusaga(Twitter, 2022/5/9)
https://twitter.com/chiikigakusaga/status/1523519726051233794

近世医学書データベース
https://crch.dl.saga-u.ac.jp/med/

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、「2019-2021年度RDM事例形成プロジェクト最終報告書」と「2021年度教材作成プロジェクト中間報告書」を公開

2022年4月27日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が、「2019-2021年度RDM事例形成プロジェクト最終報告書」と「2021年度教材作成プロジェクト中間報告書」を公開しました。

同最終報告には、JPCOAR研究データ作業部会RDM事例形成プロジェクトチームのこれまでの活動について、目的、結果の要旨等がまとめられています。中間報告には、同作業部会の教材作成プロジェクトの活動の概要等がまとめられており、付録資料として「学認RDM搭載教材へのフィードバックおよび検討結果」と「RDM標準スキルと既存教材の対応表」が併せて公開されています。

その他、発表の中では、大学ICT推進協議会研究データマネジメント部会(AXIES-RDM部会)との連携事業や、「RDM日本コミュニティ」の紹介を行っています。

JPCOAR
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/
※「2022年度お知らせ一覧」に2022年4月27日付で「研究データ作業部会の2021年度活動成果とAXIES-RDM部会との連携事業について」が掲載されています。

オーストラリア図書館協会(ALIA)、持続可能性に関する図書館の取組についてのレポートを公開

2022年5月10日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、持続可能性に関する図書館の取組についてのレポート“Greening Libraries Report”を公開しました。

ALIAがオーストラリアのチャールズ・スタート大学のチームに委託した「図書館の緑化」(greening libraries)に関する研究プロジェクトの最初の成果物であり、文献調査と、公共・学術・国立図書館6館の事例研究をまとめています。また、図書館の方針の中に実践的ガイドラインを組み込むことをはじめとした、図書館運営・コミュニティエンゲージメント・連携に関する推奨事項が示されています。

発表の中では、今後、ツールキットやガイド等を公開する予定であると述べています。

フランス・破毀院、控訴院による判決をデータベース“Judilibre”において公開

2022年4月29日、フランスの破毀院(Cour de cassation)が、データベース“Judilibre”で控訴院(cour d’appel)による判決をオープンデータとして4月22日に提供を開始したと発表しました。

同データベースは、2021年10月1日から破毀院が提供しているものであり、現在はβ版です。これまでは同院の判決が公開されていました。

発表によると、今回のデータ提供開始は、司法裁判所および行政裁判所の判決の公開についての2021年6月29日のデクレ(décret)の第9条の実施に関する2021年4月28日の法務大臣によるアレテ(arrêté)に基づいています。人工知能(AI)を用いた仮名化(pseudonymisation)のためのエンジンや新たなアノテーション用インタフェースを開発したこと等が述べられています。

今回の対象は、36の控訴院による2022年4月15日以降の民事・社会・商業に関する全ての判決であり、2022年4月15日以前の判決も8万2,000件公開しているとあります。また、その他の司法裁判所の判決については、2023年6月から2025年12月の間にオープンデータで提供を行うとしています。

書籍のオープンアクセス出版発展を目指すプロジェクトCOPIM、オープンインフラストラクチャーのコミュニティガバナンスに関する報告書を公開

2022年5月4日、書籍のオープンアクセス出版発展を目指すプロジェクト“Community-led Open Publication Infrastructures for Monographs(COPIM)”が、オープンインフラストラクチャーのコミュニティガバナンスに関する報告書“Towards Better Practices for the Community Governance of Open Infrastructures”を公開したと発表しました。

同報告書は、プロジェクトで構築を進めているインフラストラクチャーやモデルのコミュニティによる監視の方針・手続きを設計するために、コミュニティガバナンスを調査する“Work package 4”の成果の一つです。

COPIMの取組のプロセスをまとめたものであり、コミュニティガバナンスやオープンインフラストラクチャーのガバナンスに関する既存の文献の調査も行ったと述べられています。発表によると、インフラストラクチャーの方針に関する、「コミュニティ主導」という概念、価値観や原則、維持管理と評価等について検討が行われています。

『カレントアウェアネス-E』434号を発行

『カレントアウェアネス-E』434号を発行しました。

■E2487■ 教育現場への古典籍無償貸出プロジェクト「和本バンク」
同志社大学古典教材開発研究センター・加藤弓枝

■E2488■ 大学図書館におけるAI顔認証による入退管理システムの導入
武庫川女子大学司書課程・川崎安子

■E2489■ オープンデータとしての学術論文<報告>
国立国語研究所・宮川創

■E2490■ 日本図書館研究会第63回研究大会シンポジウム<報告>
ノートルダム清心女子大学・近藤友子

■E2491■ 図書館のビジネス支援活動を推進するガイドブック(米国)
ビジネス支援図書館推進協議会・豊田恭子

E2489 - オープンデータとしての学術論文<報告>

  2022年2月15日,京都大学図書館機構の主催で,国際シンポジウム「オープンデータとしての学術論文」がオンラインで開催された。シンポジウム自体はZoom上で行われたが,事前に参加者に発表の録画と発表資料が配付されるなど,ユニークな形式であった。各発表は,最後のディスカッション以外はZoom上で録画が流された。筆者もシンポジウムに参加したので,その内容について報告する。

E2491 - 図書館のビジネス支援活動を推進するガイドブック(米国)

  2022年2月,米国図書館協会(ALA)は,図書館のビジネス支援に関するガイド“Libraries Build Business Playbook”(以下「プレイブック」)を公開した。図書館のビジネス支援活動を推進するALAのイニシアチブ“Libraries Build Business”により作成されたもので,図書館が地元のスモールビジネスや起業家向けサービスを推進していく際のガイドブックとなっている。

E2490 - 日本図書館研究会第63回研究大会シンポジウム<報告>

  2022年3月6日,日本図書館研究会第63回研究大会シンポジウム「コロナ禍における図書館パート2」が開催された。感染症の影響により昨年度の第62回研究大会(E2404 参照)と同じくオンライン形式での開催となった。

E2488 - 大学図書館におけるAI顔認証による入退管理システムの導入

  武庫川女子大学附属図書館(兵庫県)では2021年8月,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策を含むリスクマネジメントの強化と,生涯学習支援のさらなる充実を目的として,NTTドコモのAI顔認証入退管理システム「SAFR(セイファー)」を導入した。利用者は初回来館時にマスクを外した状態で顔を撮影してシステムに登録し,2回目以降はカメラの前に数秒間立ち,顔認証するだけで良い。ディープラーニングによって認証はマスクを着用したままでも可能だが,外した方がより早く正確に検知できる。SAFRの対象は現在のところ,本学の所在する西宮市内在住・在校の中学・高校生のほか,本学の卒業生や保護者,西宮市教育委員会の教職員,連携協定校の学生・教職員といった学外利用者となっている。本稿では,導入の背景と経緯,導入後の状況,今後の展望等について説明する。

E2487 - 教育現場への古典籍無償貸出プロジェクト「和本バンク」

  同志社大学古典教材開発研究センター(以下「センター」)では,2021年11月に,有志から明治時代以前の和本(日本の伝統的な装訂で作られた書物)を募り,寄贈された書物を授業での使用を検討している小学校・中学校・高等学校・高等専門学校の教員へ無償で貸し出す「和本バンク」のプロジェクトを試行的に開始した。本稿では,取り組みの背景・経緯,今後の展望等について紹介する。