アーカイブ - 2022年 1月 6日

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図書館流通センター(TRC)、「図書館ピクトグラム」を公開:欧文印刷と共同開発

2021年12月28日、図書館流通センター(TRC)が、欧文印刷と共同開発した「図書館ピクトグラム」を公開したことを発表しました。

誰もが利用しやすい図書館とすることを目的としたもので、パブリックドメインのもと提供されており、TRCのウェブページからダウンロードできます。同ウェブページに、ピクトグラム制作のポイントや活用事例を紹介する動画「図書館ピクトグラムを活用しよう!」のショート版も掲載されています。

お知らせ(TRC)
https://www.trc.co.jp/information.html
※2021年12月28日付で「図書館流通センターと欧文印刷が共同開発した「図書館ピクトグラム」を公開しました」が掲載されています。

図書館ピクトグラムのご案内(TRC)
https://www.trc.co.jp/topics/pict.html

CLOCKSS、英・デジタル保存連合(DPC)に加盟

2022年1月4日、英・デジタル保存連合(DPC)は、電子ジャーナルのアーカイブプロジェクトCLOCKSSがDPCの正会員(full member)として加盟したと発表しました。

発表には、CLOCKSSの事務局長であるAlicia Wise氏のコメントも掲載されています。CLOCKSSのダークアーカイブはレジリエンスがあるものの長期的な取組が必要であり、学問や技術は絶えず変化するとしたうえで、コミュニティとして課題への対応を模索していきたい旨等を述べています。

CLOCKSS joins the Digital Preservation Coalition(DPC, 2022/1/4)
https://www.dpconline.org/news/new-members-of-the-dpc/clockss-joins-the-digital-preservation-coalition

arXiv、収録論文数が200万件を突破

プレプリントサーバーarXivは、2022年1月3日付のブログ記事で、収録論文数が200万件を突破したと発表しました。

記事には、2020年に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大により研究の速度が生死に関わる問題となり、arXivが提供する、研究成果共有のための高速かつ無料なデジタルサービスの価値が決定的となったとあります。

また、COVID-19に関する論文5,400件以上が収録されていること、8つの主要分野について毎日1,200件もの新規投稿があり、1,000件ほどの改訂・更新が行われていること等が述べられています。

Two million articles and counting!(arXiv)
https://blog.arxiv.org/2022/01/03/two-million-articles-and-counting/

新潟市文書館が1月8日に開館:旧太田小学校の校舎を活用

2021年12月23日、新潟市は、新潟市文書館が2022年1月8日に開館すると発表しました。同文書館は、2018年3月に閉校した旧太田小学校の校舎を活用し整備されたものです。

発表によると、同市では、2021年に公文書管理の基本事項に関する「新潟市公文書管理条例」を制定し、市政を検証するために後世に残すべき重要な文書の内、保存年限が終了した行政文書や寄贈を受けた文書等を「特定歴史公文書」と位置付けていました。

文書館では、「特定歴史公文書」の利用提供や所蔵資料の公開により、同市の歴史に関する調査・研究を支援するとあります。また、所蔵資料の目録の検索サービスである「新潟市文書館所蔵資料検索システム」や資料の利用申請書式を、1月8日に公開するとしています。

ORCIDについて観察された5つの誤用パターン(文献紹介)

2021年12月31日付けで、“Data Science Journal”誌第20巻に、イタリア国立研究議会情報科学技術研究所(ISTI-CNR)のバリオーニ(Miriam Baglioni)氏ら4人による共著論文“We Can Make a Better Use of ORCID: Five Observed Misapplications”が掲載されています。

論文では、OpenAIRE Research Graphのデータを分析することで、ORCIDのユーザーがレジストリを操作したり、他のデータソースからORCID参照を指定したりする際に起こる5つのORCIDの誤用について特定しています。また、それらの誤用へのORCIDの対応についても述べています。

挙げられている5つの誤用は以下の通りです。
・偽のORCIDレコードが存在する
・同一著者に複数のORCIDレコードが存在する
・一つのORCIDレコードへ複数著者の成果が帰属されている
・研究成果が存在しないORCID iDへ帰属している
・研究成果が誤ったORCID iDへ帰属している

図書館におけるハッカソンの歴史と発展(2014年-2020年)(文献紹介)

2021年12月20日付けで、米国図書館協会(ALA)内の部会“Core: Leadership, Infrastructure, Futures”が刊行するオープンアクセスの査読誌“Information Technology and Libraries”誌の第40巻第4号に、米・オハイオ州立大学図書館のMeris Mandernach Longmeier氏による論文“Hackathons and Libraries”が掲載されています。

2014年から2020年にかけての図書館におけるハッカソンの歴史と発展についてScopusやGoogle Scholarで検索した文献等を元に紹介しています。

人文科学、芸術、社会科学におけるオープンアクセスに対する研究者の認識・経験調査(文献紹介)

2021年12月17日付で、欧州研究図書館協会(LIBER)のオープンアクセス(OA)の査読誌“LIBER QUARTERLY”の第31巻第1号(2021)掲載の論文“Open access in the humanities, arts and social sciences: Complex perceptions of researchers and implications for research support”が公開されています。

同論文の著者は、オーストラリア・カーティン大学のNiamh Quigley氏です。同大学の人文科学、芸術、社会科学(HASS)の研究者のうち6人に対してOAについての認識や経験をインタビューし、その結果を分析しています。

調査結果として、HASS研究者の間でもOAに関する経験・慣行に大きな違いがあることや、一部の研究者はOAで論文を公開することに対して複数の障壁に直面していること、OAについての認識に混乱があること、等が述べられています。結論部では研究結果をもとにした研究機関向けの推奨事項として以下が挙げられています。