また、同出版局はテーマを設けてOA出版物を共同で読み、アノテーションを付与するイベントを行うとしています。最初のテーマは“COVID 3.0”であり、発表の中では、コロナ禍の3年目を迎えるにあたり、Holly Jarman氏の論文“State Responses to the Covid-19 Pandemic: Governance, Surveillance, Coercion, and Social Policy.”にアノテーションをつけ、パンデミックの影響等について会話を行うことを呼び掛けています。
図書館の労働環境においても“equity(公平性),diversity(多様性),inclusion(包摂性)”(以下「EDI」)が謳われ,たとえば米国でも白人以外の図書館員を積極的に登用することにより,その実践が試みられている昨今だが,2021年9 月3日,有色人種の(主に女性)図書館員から成るオンライン上の組織であるWOC+LIBから「黒人・先住民・有色人種による労働を,白人が盗用することへの抗議声明(Statement Against White Appropriation of Black, Indigenous, and People of Color’s Labor)」が発表された。本稿ではその概要を紹介する。
2022年1月21日、米国のペンシルバニア州立大学図書館が、オープン教育資源のリポジトリROAM(Repository of Open and Affordable Materials)を公開したと発表しました。同大学の教職員が作成した教材をオープンライセンスで公開するためのサービスと説明されています。