アーカイブ - 2022年 1月 27日

【イベント】脚本アーカイブズシンポジウム2022「脚本の創造性とデジタルアーカイブの未来」(2/13・オンライン)

2022年2月13日、文化庁と一般社団法人日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムの主催により、脚本アーカイブズシンポジウム2022「脚本の創造性とデジタルアーカイブの未来」がオンラインで開催されます。

定員は300人で、事前の申し込みが必要です。

当日の主なプログラムは以下の通りです。

・基調講演「脚本を残すという事」
池端俊策氏(脚本家・日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム代表理事)

・座談会「脚本の中の幕末と明治維新」
大森美香氏(脚本家)
黒崎博氏(NHK演出家)
司会:岡室美奈子氏(早稲田大学演劇博物館館長)

・パネルディスカッション「脚本アーカイブズが目指す「デジタル脚本ミュージアム」」
福井健策氏(弁護士)
高野明彦氏(国立情報学研究所教授)
その他ミュージアム関係者
司会:吉見俊哉氏(東京大学大学院情報学環教授)

米・フィラデルフィア美術館ら、マルセル・デュシャンに関するデジタル化資料のポータルサイト“Duchamp Research Portal”を公開

2022年1月24日、米国のフィラデルフィア美術館が、美術家のマルセル・デュシャンに関するデジタル化資料のポータルサイト“Duchamp Research Portal”の公開を発表しました。

同ポータルサイトは、同館とフランスのポンピドゥー・センター、フランスの非営利組織Association Marcel Duchampによる、7年間のパートナーシップの成果であると述べられています。目的として、デュシャン関連の資料や作品を集約し、研究コミュニティ、学者、一般市民にとってアクセス・発見・利用可能なものとすることが挙げられています。

発表時点で、書簡、写真、展覧会のエフェメラ資料、新聞の切り抜きをはじめとした、マルセル・デュシャンの作品や生涯に関係する資料1万8,000点以上のデジタル化画像約5万件が閲覧可能とあります。

米・ミシガン大学出版局、オープンアクセス出版物に読者がアノテーションを付与する参加型プロジェクトを開始

2022年1月23日、米国のミシガン大学出版局は、同出版局が刊行するオープンアクセス(OA)出版物250タイトル以上に、読者がアノテーションを付与する参加型プロジェクト“UM Press Annotates”を開始すると発表しました。

読者が学術的な対話に参加できるようにする取組であり、ウェブアノテーションツールHypothesisで無料のアカウント登録を行えば参加できます。プロジェクトの参加者には、異なる視点の理解に努めること、敬意を持ったコミュニケーションを行うこと等を求めています。

また、同出版局はテーマを設けてOA出版物を共同で読み、アノテーションを付与するイベントを行うとしています。最初のテーマは“COVID 3.0”であり、発表の中では、コロナ禍の3年目を迎えるにあたり、Holly Jarman氏の論文“State Responses to the Covid-19 Pandemic: Governance, Surveillance, Coercion, and Social Policy.”にアノテーションをつけ、パンデミックの影響等について会話を行うことを呼び掛けています。

『カレントアウェアネス-E』429号を発行

『カレントアウェアネス-E』429号を発行しました。

■E2466■ 図書館・博物館のソーシャル・ウェルビーイングへの貢献
筑波大学大学院人間総合科学学術院・五十嵐智哉

■E2467■ BIPOC図書館員の労働を白人が盗用することへの抗議声明
利用者サービス部政治史料課・吉家あかね

■E2468■ 大学における研究データポリシーの策定について<報告>
文部科学省科学技術・学術政策研究所・林和弘

■E2469■ 第26回情報知識学フォーラム<報告>
大阪大学附属図書館・甲斐尚人

■E2470■ 第46回ISSNセンター長会議<報告>
収集書誌部逐次刊行物・特別資料課・幡谷祐子,柳澤健太郎

E2468 - 大学における研究データポリシーの策定について<報告>

 

カレントアウェアネス-E

No.429 2022.01.27

 

 E2468

大学における研究データポリシーの策定について<報告>

文部科学省科学技術・学術政策研究所・林和弘(はやしかずひろ)

 

  2021年11月2日,文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)により,科学技術・学術政策研究所講演会「大学における研究データポリシーの策定について」がオンライン開催された。

E2467 - BIPOC図書館員の労働を白人が盗用することへの抗議声明

  図書館の労働環境においても“equity(公平性),diversity(多様性),inclusion(包摂性)”(以下「EDI」)が謳われ,たとえば米国でも白人以外の図書館員を積極的に登用することにより,その実践が試みられている昨今だが,2021年9 月3日,有色人種の(主に女性)図書館員から成るオンライン上の組織であるWOC+LIBから「黒人・先住民・有色人種による労働を,白人が盗用することへの抗議声明(Statement Against White Appropriation of Black, Indigenous, and People of Color’s Labor)」が発表された。本稿ではその概要を紹介する。

E2470 - 第46回ISSNセンター長会議<報告>

   2021年11月17日から19日まで,第46回国際標準逐次刊行物番号(ISSN)センター長会議(以下「センター長会議」)が,ドイツ国立図書館(DNB)をホストとしてオンライン形式で開催された。会議には,ベケ(Gaëlle Béquet)ISSN国際センター長,シュッツ(Christian Schütz)ISSNドイツセンター長ほか各国センター長,ISSN国際センタースタッフをはじめ,最近1年間に新規にISSNネットワークに加盟した3か国のセンター(オーストリア,ペルーおよびウクライナ)からなど,75人以上が参加した。国立国会図書館(NDL)からは第44回以来2年ぶりの参加であり,筆者2人が11月17日のみ出席した。他の日程については,ISSNネットワークに提供された録画や資料により内容を把握した。

E2469 - 第26回情報知識学フォーラム<報告>

   2021年12月18日,京都大学桂図書館において,第26回情報知識学フォーラムがハイブリッド形式で開催され,「研究データの管理・オープン化・利活用にどのように対応すべきか」をテーマとした講演やパネルディスカッション等が行われた。筆者は現在,大学図書館でオープンサイエンス推進業務に携わっており,本フォーラムに参加したので,当記事にて内容を紹介する。冒頭,実行委員長から開催趣旨について説明があり,研究データの多様性や管理・利活用,研究データ管理支援人材の育成などについて,人文社会学系を中心とした分野の第一線で活躍する京都大学の研究者の経験と知識の共有を図るとともに,それらの課題について議論を深め,研究データの管理,公開,利活用への理解を深めるとのことだった。

E2466 - 図書館・博物館のソーシャル・ウェルビーイングへの貢献

  新自由主義的価値観が広まり,図書館や博物館のような文化施設も,それまでは暗黙に認められていた自らの社会的意義を示すことを求められるようになった。そのために,機関が社会に与えるインパクトを示すことに近年関心が集まっている。もちろん,インパクト評価は説明責任を果たすのみならず,サービスのさらなる発展にも貢献する。

米・ペンシルバニア州立大学図書館、全学的なオープン教育資源のリポジトリとして“ROAM”を公開

2022年1月21日、米国のペンシルバニア州立大学図書館が、オープン教育資源のリポジトリROAM(Repository of Open and Affordable Materials)を公開したと発表しました。同大学の教職員が作成した教材をオープンライセンスで公開するためのサービスと説明されています。

ROAMは、同大学地球鉱物科学部により以前から提供されていたサービスをベースにしており、今後収録コンテンツを全分野および全キャンパスのコンテンツに拡大する予定と説明されています。

ROAMに収録された資料はクリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスの下で非営利目的での利用が可能です。2022年1月27日現在、100人の教員による、91のコース、1,912のトピック、32のプログラムの教材が収録されています。

The Wikipedia Library、ウェブサイトを改善:検索ツールの統合やデザインの更新等

2022年1月19日、Wikimedia財団が、同財団のブログDiffで、The Wikipedia Libraryウェブサイトを改善したことを発表しました。

The Wikipedia Libraryは、編集実績などで一定の要件を満たしたWikipedia編集者が有料のデータベース等に自由にアクセスすることができるプラットフォームです。今回の改善により、信頼性の高い情報により簡単にアクセスできるようになった、と述べられています。

改善内容として、検索ツールの統合を行い様々なコレクションの横断検索ができるようになったこと、利用可能なコレクションの確認を容易にしたことといったデザインの更新、などが挙げられています。

【イベント】日本図書館研究会情報組織化研究グループ2022年2月月例研究会「TRC MARCにおける日本目録規則2018年版への対応」(2/19・オンライン)

2022年2月19日、日本図書館研究会情報組織化研究グループの2022年2月月例研究会「TRC MARCにおける日本目録規則2018年版への対応」がオンラインで開催されます。発表者は株式会社図書館流通センターデータ部の横山英子氏です。

TRC MARCに2022年1月から日本目録規則2018年版を適用するにあたり、これまで提供されてきたMARCとの継続性を考慮しつつ、どのような改定を行ったのか、それによりどのような検索が可能となるのかについて説明がなされます。

参加費用は無料ですが、事前の申込みが必要です。

2022年2月月例研究会TRC MARCにおける日本目録規則2018年版への対応(日本図書館研究会情報組織化研究グループ)
http://josoken.digick.jp/meeting/news.html#202202