アーカイブ - 2022年 1月 21日

宮城県図書館、遠隔研修動画「Public Relations~図書館の「ご近所づきあい」~」を公開

宮城県図書館は、2022年1月13日付けのTwitterにおいて、遠隔研修動画「Public Relations~図書館の「ご近所づきあい」~」を新たに公開したことを発表しています。

宮城県図書館のウェブページ「遠隔研修」内の項目「情報発信に関する研修」に、同研修の情報が掲載されています。研修のねらいとして、PR活動の必要性理解、PR手法の学習を通じ、各館の活動に新たな分野を切り開くことに資することを挙げています。

@Miyagi_pref_Lib(Twitter, 2022/1/13)
https://twitter.com/Miyagi_pref_Lib/status/1481536500214816771

遠隔研修(宮城県図書館)
https://www.library.pref.miyagi.jp/forlibrary/miyagi/mwalimu.html

PLOS、米・コールド・スプリング・ハーバー研究所(CSHL)とのパートナーシップを拡大:PLOSの3誌に投稿する著者に対し、論文をプレプリントとしてmedRxivに自動投稿するオプションを提供

2022年1月6日、PLOSは米国の民間非営利研究所、コールド・スプリング・ハーバー研究所(CSHL)とのパートナーシップ拡大を発表しました。

CSHLは、生命医学分野のプレプリントサーバであるbioRxivや、医学分野のプレプリントサーバであるmedRxivの運営に携わっています。PLOSは2018年から、PLOSの学術誌への投稿論文を、プレプリントとしてbioRxivに自動投稿することに関しCSHLと協力を行っていました。

今回のパートナーシップ拡大により、 “PLOS Medicine”、“PLOS Neglected Tropical Diseases”、“PLOS ONE”の3誌に投稿する著者に対し、投稿論文をプレプリントとしてmedRxivに自動投稿するオプションを2022年1月から提供すると述べています。

国立台湾図書館、図書館の利用方法を学ぶための児童向けテーブルゲームを開発

2022年1月11日、国立台湾図書館は、同館初の取組として、図書館の利用方法を学ぶための児童向けテーブルゲーム「福爾摩沙歷險記」を開発したことを発表しました。なお、ゲームは有料販売となっています。

同館が所蔵する、江戸時代の日本人・文助が台湾に漂着した際の見聞録『享和三年癸亥漂流台湾チョプラン島之記』をベースとしており、プレイヤーは文助の帰国を支援するという筋立てとなっています。ゲームの中に、関連書籍の検索など、図書館の利用に関する知識・スキルを学ぶ機会が取り入れられている、とあります。同館のYouTubeチャンネルでは、プレイ方法を紹介した動画も公開されています。

《福爾摩沙歷險記》桌遊開賣囉!(国立台湾図書館, 2022/1/11)
https://www.ntl.edu.tw/ct.asp?xItem=76848&ctNode=325&mp=1

米国の2つの大学における図書館出版の実践と教訓(文献紹介)

2022年1月15日に公開された“Journal of Librarianship and Scholarly Communication”誌の10巻1号に、“Library Publishing Programs at Capacity: Addressing Issues of Sustainability and Scalability”が掲載されました。

著者は米・オハイオ州立大学のJohanna Meetz氏と米・サウスフロリダ大学のJason Boczar氏で、米・パシフィック大学とサウスフロリダ大学における図書館出版プログラムについて紹介しています。

職員数・配置による制限でプログラムを発展させることができなくなった際、どのような方向性やサービスの変更等があったかを論じています。教訓として、出版数の多さを重視する場合は編集や植字といった時間のかかる作業は避けること、サービスやワークフローを標準化すること、プログラムの事業計画書を作成し定期的に見直して目標が現実的かつ意欲的であるか確認すること、などを挙げています。

Springer Nature社、CLOCKSSとの提携を拡大:約30万タイトルの書籍を長期保存

2022年1月12日、Springer Nature社が、学術文献の長期に取り組む非営利団体CLOCKSSとの提携を拡大することを発表しました。提携により、1815年以降に出版された約30万冊の学術書の長期保存に取り組みます。

長期保存の対象には、英語、ドイツ語といった多様な言語で書かれた、SpringerやPalgrave MacmillanといったSpringer Nature社のインプリントの書籍が含まれます。また、1922年に刊行されたアルバート・アインシュタインの“The Meaning of Relativity”なども含まれていると紹介されています。

東京大学総合図書館、『連歌俳諧書目録』に掲載された洒竹文庫・竹冷文庫・知十文庫の資料をデジタル化し公開

2022年1月18日、東京大学総合図書館が、「連歌俳諧書集成(洒竹・竹冷・知十文庫)」を公開したと発表しました。

同館が1972年に編纂した『連歌俳諧書目録』に掲載された、洒竹文庫・竹冷文庫・知十文庫の資料のマイクロフィッシュから作成した画像が公開されています。発表時点では約3,300点の連歌俳諧書が利用でき、画像とメタデータのデータセットもGitHub上で提供されています。

発表の中では、マイクロフィッシュのデジタル化は、国文学研究資料館の「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」により行われたと述べています。

連歌俳諧書集成(洒竹・竹冷・知十文庫)の公開(東京大学総合図書館, 2022/1/20)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/general/news/20220117

英・デジタル保存連合(DPC)、デジタル保存のためのWikidataに関するレポートを公開

2022年1月18日、英国のデジタル保存連合(DPC)、デジタル保存のためのWikidataに関するレポート“Wikidata for Digital Preservationists”の公開を発表しました。

レポートでは、Wikidataを、コンピューティング分野のリソースに関するメタデータの新たな情報源と位置付け、Wikidataの概要やデータモデル、利用・貢献・キュレーション方法等についてまとめています。

なお、同レポートは、DPCの出版物“Technology Watch”シリーズのうち、デジタル保存に関する特定のテーマをめぐる課題と解決策をコンパクトに概観する“Guidance Notes”シリーズに分類されています。

Wikidata for Digital Preservationists: New DPC Technology Watch Guidance Note now available on general release(DPC, 2022/1/18)
https://www.dpconline.org/news/twgn-wikidata-gen

米国図書館協会(ALA)と北米研究図書館協会(ARL)、人種的公平における文化的習熟のためのフレームワークの草案を公開

2022年1月18日、米国図書館協会(ALA)は、ALAと北米研究図書館協会(ARL)が、人種的公平(racial equity)における文化的習熟(cultural proficiencies)のためのフレームワークの草案を公開し、図書館コミュニティからのフィードバックを募集していると発表しました。期限は3月2日までです。

同草案は、ARL、ALAのリテラシーとアウトリーチサービス事務局(Diversity, Literacy, and Outreach Services:ODLOS)、米国大学・研究図書館協会(ACRL)、公共図書館協会(PLA)の合同タスクフォースにより策定されました。人種差別の性質や現れについて、個人・組織・機関・システムレベルの知識・理解を深めることを目的としています。

フレームとして、図書館における白人至上主義・白人特権・人種差別の現れを知ること、説明責任・評価・実施、セクター横断的な文化的成熟、反人種差別的リーダーシップといった4点が挙げられています。その他、フレームワークの背景、参考資料、用語集もまとめられています。

フランス・パリ市立図書館、自閉スペクトラム症を抱える人のための“Heure calme”を試行

2022年1月11日から、フランス・パリ市立図書館の内の4館が、自閉スペクトラム症(ASD)を抱える人のために、毎週1回1時間「穏やかな時間(Heure calme)」を設ける試みを行っています。

自閉スペクトラム症を抱える大人・子どもが更に図書館に来館しやすくするためのものです。照明の光を弱める、BGMを流さない、電話の着信音量を落とす等の取り組みが行われます。

発表の中では、2022年4月に取組の評価を行い、5月以降に図書館の規則に組み込み、パリ市立図書館全館で段階的に導入する予定であると述べられています。

Des "heures calmes" dans les bibliothèques(Bibliothèques de la Ville de Paris)
https://bibliotheques.paris.fr/experimentation-heure-calme.aspx