アーカイブ - 2022年 1月 13日

東京都立図書館、チャットボットサービス「都立図書館利用案内Q&A」を開始

2022年1月12日、東京都立図書館が、チャットボットサービス「都立図書館利用案内Q&A」を開始しました。

同館の施設利用と資料活用に関する案内を行うものであり、質問したい内容のカテゴリの選択や質問の入力に応じて回答が表示されます。人工知能(AI)による自然言語分析技術を用いた質問内容の分析が行われており、多くの質問を受けて学習することで回答の精度が上がると述べられています。

チャットボットサービス「都立図書館利用案内Q&A」を開始します(東京都立図書館, 2022/1/12)
https://www.library.metro.tokyo.lg.jp/guide/information/6384_20220112.html

【イベント】臨時シンポジウム「日本における大学図書館のグランドデザイン」(3/5・オンライン)

2022年3月5日、日本図書館情報学会が、臨時シンポジウム「日本における大学図書館のグランドデザイン」をオンラインで開催します。

日本における大学図書館のグランドデザインに関する情報を共有し、競合・対立する考え方の整理を行い、参加者がそれぞれの立場で考える際の一助となる場とすることを目的としています。

参加費は無料であり、団体会員・非会員も申込可能ですが、申込が多い場合には抽選を行う可能性があるとしています。

登壇者は以下の通りです。

・パネリスト
小山憲司氏(中央大学)、竹内比呂也氏(千葉大学)、野末俊比古氏(青山学院大学)

・コーディネーター
岸田和明氏(慶應義塾大学)

・司会
三浦太郎氏(明治大学)

北九州市とNECソリューションイノベータ、マイナンバーカードで本人確認を行う図書館アプリの実証実験を開始:遠隔での利用者登録が可能

2022年1月12日、NECソリューションイノベータが、北九州市と協力し、マイナンバーカードで本人確認を行う図書館アプリの実証実験を開始すると発表しました。

発表によると、非対面かつ遠隔での利用者登録を可能とするアプリであり、マイナンバーカードをNFC対応スマートフォンにかざすことで本人確認が行えます。デジタル利用者カードとして使用できる他、貸出予約等も行えると述べられています。背景として、新型コロナウイルス感染症感染拡大を受けて、図書館でも非対面サービスを拡充する必要性が増加したこと等を挙げています。

実証実験は、2022年1月から3月にかけて、北九州学術研究都市内の図書室で行われます。

NECソリューションイノベータ、北九州市と共にマイナンバーカードで本人確認を行う図書館アプリの実証実験を開始(NECソリューションイノベータ, 2022/1/12)
https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/press/20220112/index.html

Invest In Open Infrastructure、オープンインフラストラクチャーに関する情報をまとめたウェブページを公開

2022年1月8日、持続性・拡張性を備えたオープンサイエンスのための科学・学術基盤の実現を目指して活動する国際的なイニシアチブInvest In Open Infrastructure(IOI)が、ウェブページ“Catalog of Open Infrastructure Services”を公開したと発表しました。

オープンインフラストラクチャーに関する情報をまとめたウェブページであり、1月13日現在、Crossref、DSpace、ORCID、SciELO、Zenodoをはじめとした、10のサービスについて、概要・運営組織・財政状況等がまとめられています。

発表の中では、研究等に利用できるオープンインフラストラクチャーサービスに関する、資金提供者・利用者・その他利害関係者による意思決定を支援することを目的に設計されたとあります。また、サービス提供者のウェブサイトや資金提供者のデータベースといった公開された情報源を基に作成したと述べられています。

全国学校図書館協議会(全国SLA)が学校図書館図書廃棄規準を改訂

2022年1月7日、全国学校図書館協議会(全国SLA)が、学校図書館図書廃棄基準を改訂したと発表しました。

学校図書館図書廃棄規準(初版)は1993 年に制定されてから30年近く経っており、今回の改訂版(2021年12月1日改訂)では、その見直しが行われています。改訂版の解説によれば、今回の改定は教育課程の展開に寄与するために学習指導要領との整合性を踏まえて常に最新情報が提供できる学校図書館を目指すこととしたとあります。

なお、近年GIGAスクール構想等により、学校図書館でも電子書籍の導入が進んでいますが、電子書籍は同基準の対象外とすることが明記されています。

お知らせ(全国SLA)
http://www.j-sla.or.jp/news/sn/
※2022年01月07日欄に「「学校図書館廃棄規準」を改訂しました」とあります。

国際図書館連盟(IFLA)、「グリーンライブラリー賞2022」への応募受付開始

2022年1月7日、国際図書館連盟(IFLA)の「環境の持続可能性と図書館」に関する分科会(Environment, Sustainability and Libraries:ENSULIB)が、「グリーンライブラリー賞2022」への応募受付を開始しました。

グリーンライブラリーに関するプロジェクト・イニシアティブ・アイデアを持つ、あらゆる図書館が応募可能で、エッセイやビデオなどのさまざまな方法で発表できるとあります。賞には、ベストグリーンライブラリーとベストグリーンライブラリープロジェクトの2つのカテゴリーがあり、応募作品の評価は、ENSULIBの目標・領域への適応可能性、国連のSDGsへの貢献、プレゼンテーション全体の質、IFLAの目標や価値観との関連性に基づいて行われます。

応募締切は2022年2月28日で、最終候補館は、2022年の第87回IFLA年次大会にて発表される予定です。

E2461 - 高校生たちのコロナ禍を記録する:学校図書館の取組

 

  和歌山県立きのくに青雲高等学校は和歌山市のほぼ中心部に位置する,定時制(昼間部・夜間部)と通信制からなる単位制の学校である。不登校経験者や家庭的事情など様々な背景を抱えている生徒が多く,筆者が勤務する学校図書館(以下「図書館」)は居場所的な役割を担っている。TwitterやInstagramで本や図書館という場の持つ魅力,学校司書への親しみやすさをアピールしながら,図書館をより身近に感じてもらえるよう努めている。

E2464 - 2021年世界図書館・情報会議:IFLA年次大会<報告>

 

  2021年8月17日から19日にかけて,2021年世界図書館・情報会議:国際図書館連盟(IFLA)年次大会(E2205ほか参照)が,“Let's Work Together for the Future”をテーマとして開催された。2020年は新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で中止となったため,2年ぶりである。

E2465 - 大学図書館とWikipediaの連携がもたらすものは?<文献紹介>

Bridges, L.M.; Pun, R.; Arteaga, R.A. ed. Wikipedia and Academic Libraries: A Global Project. Maize Books, 2021. ISBN 978-1-60785-672-6.

  近年,オンライン百科事典Wikipediaを教育に活用する試みが展開されており,2017年には国際図書館連盟(IFLA)により大学・研究図書館とWikipediaの連携に関する報告書が発行された(E1922参照)。さらに2021年9月,世界各国の大学図書館員等がWikipediaおよびその姉妹プロジェクトとのコラボレーションについて報告した単行書“Wikipedia and Academic Libraries: A Global Project”(以下「本書」)が,米・ミシガン大学のMichigan Publishingにより出版されたので紹介したい。本書はオープンアクセスで公開されているほか,2021年10月に印刷版も刊行されている。

E2463 - 博物館防災に関する国際会議ICOM-DRMC2021<報告>

   2021年11月4日から7日にかけて,国際博物館会議博物館防災国際委員会(Disaster Resilient Museums Committee:ICOM-DRMC)の年次大会が日本で開催された。ICOMには32の国際委員会があり,DRMCは2019年のICOM京都大会(CA1971参照)で新たに設立された一番新しい国際委員会である。筆者はDRMCのボードメンバーであり,ICOM日本委員会副委員長でもあるため,本稿では主催者の立場で同大会の概要について報告する。

E2462 – 米・医学分野データリポジトリの評価指標に関する調査

  米国国立衛生研究所(NIH)は2021年10月,NIHのワーキンググループ“Lifecycle and Metrics Working Group”(以下「WG」)およびサブグループの“Metrics for Repositories Working Group”(以下「MetRe」)による報告書“Metrics for Data Repositories and Knowledgebases: Working Group Report”(以下「本報告書」)を公開した。本稿では,その概要を紹介する。

『カレントアウェアネス-E』428号を発行

『カレントアウェアネス-E』428号を発行しました。

■E2461■ 高校生たちのコロナ禍を記録する:学校図書館の取組
和歌山県立きのくに青雲高等学校・南朋子

■E2462■ 米・生物医学分野データリポジトリの評価指標に関する調査
科学技術振興機構バイオサイエンスデータベースセンター・八塚茂

■E2463■ 博物館防災に関する国際会議ICOM-DRMC2021<報告>
京都国立博物館・栗原祐司

■E2464■ 2021年世界図書館・情報会議:IFLA年次大会<報告>
関西館図書館協力課・野村明日香

■E2465■ 大学図書館とWikipediaの連携がもたらすものは?<文献紹介>
北海道大学附属図書館・川村路代